2018年4月11(水)曇り 湯袋峠の登山道から西光院辺り 裏筑波山

 

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沢沿いに密集するニリンソウ

 

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筑波山の裏側JR水戸線岩瀬駅から筑波山まで巡る、筑波連縦走路が知られている、JR岩瀬駅から御嶽山へ、北関東自動車道が地中を通過、雨引山、燕山、加波山、一本杉峠を経て、足尾山、きのこ山、上曽峠を経て、湯袋峠近くに下って、ここから筑波山に登り着く、終点は筑波山口で、バスに乗ってJR土浦駅。

 

西光院は峰寺山に近く峰寺山西光院と呼ばれている。筑波連山縦走路の上曽峠から道が続いている、上曽峠へは真壁を通る県道41号から県道7号で向かう、上曽峠を過ぎ、東筑波ユートピア/西光院の案内が出るから注意して進む、フルーツラインからのコースは文中で説明します。

 

 湯袋峠側の筑波山に登る登山道は真壁の田交差点で県道41号と別れ県道150号に入り、湯袋峠方面へ、上曽峠から下って来る道(今日は通行止め)と合流するが、この合流点より手前に、筑波山(筑波高原キャンプ場)に向かう道がある、小さな木の橋があって直ぐにわかります(数台の駐車スペース有り)。

 

湯袋峠から筑波高原キャンプ場 古道で魅了タップリ!

 

 

 

 つくば市から県道41号に入り、田交差点で左折、県道150号に入る、民家を終わると、右に水が岩から流れ出す箇所を見て、明るい平らな場所に出る、やや、右に曲がる所に、大きな石を挟み、2台分の駐車場がある。

 

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左:ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科       右:コクサギ(小臭木)ミカン科

 

 降りると足元に、ニリンソウが咲き、奥に沢、縁にコクサギが花を多く付けている。足元に小さな祠が置かれている。

 道路に出て、湯袋峠方向へ、小さな橋が有って筑波高原キャンプ場に向かう登山道がある。ここを真っすぐ車を走らせると上曽峠から下る林道が合流する、この林道は通行止めになっている。

 この登山道は、筑波高原キャンプ場を経て、筑波山(女体山)山頂に登る道で、筑波連山縦走路の最後の登りになっている、縦走路を歩いて来ると、JR岩瀬駅を朝出ると、山頂に着く頃は夕焼けの時間になってくる、筑波山口初土浦駅行きのバスに乗り遅れないように!

 

 小さな橋を渡ると、沢がT字路に別れ、枝沢を遡る。

 

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左:カキドウシ(籬通し)シソ科        右:足元に咲き誇るニリンソウ

 

 沢を渡ると足元にカキドウシが無数に咲き、この枝沢を遡る、ニリンソウが主役になってくる。

 

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左:ヤブツバキ                 右:ユリワサビ(百合山葵)アブラナ科

 

 沢を対岸にヤブツバキが多い、こちらには一本、ニリンソウは続くが、ユリワサビやトウゴクサバノオがびっしり咲き誇る。特に小さなトウゴクサバノオには、この時期会えてうれしい気分です。それにしても、ニリンソウ・ユリワサビ・トウゴクサバノオの多さに驚く、ちょっと早い時期に来ると、白い花びらのミヤマカタバミが咲いている所です。

 

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左:トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)キンポウゲ科                     右:ヤマブキ

 

 本数は多くはないが、ヤマブキが長い枝に花びらを付け、強い風に吹かれ、素敵な姿を見せてくれる。

 

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左:ネコノメソウ(猫の眼草) ユキノシタ科              右:ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)ケシ科  

 

 変わった姿を見せてくれる、ネコノメソウも見る。ジロボウエンゴサクは、花柄の基部の小さな苞葉は葉先が三角形状の卵型で、縁は全縁です。

 

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左:タチツボスミレ                        右:ユリワサビ

 

 時々、スミレが姿を現す、この辺り日陰でスミレは住みにくいようです。タチツボスミレの様ですが、大きな葉をもつスミレもあります。

 

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左:ヤブコウジ(藪柑子)ヤブコウジ科    右:山菜?

 

 やや、傾斜がキツイ所で、ヤブコウジが多く、でも、赤い実を付けているのはこの一本でした。 

 

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左:トウゴクサバノオ                 右:登山道は古道で美しい

 

 沢は近いので、沢は荒れ、大きな岩や石が荒れ放題ですが、登山道には、木の橋が置かれ美しい古道を見せてくれる。また、横切る沢は大きな石で危険なく渡れるが、一ヶ所だっけ、飛び渡る所がある。

 

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左:ミミガタテンナンショウ(耳形天南星) サトイモ科の花     右:関東ふれあいの道

 

 この道は関東ふれあいの道で、現在では通過しない地名が書かれている、真壁駅16.7`、酒寄10.2`?真壁駅も酒寄駅も桜川市真壁町に在って、筑波鉄道筑波線の駅(廃駅)だった所です。真壁駅からスタートし、酒寄駅へ向かう道なのでしょう!筑波山山頂に行かず、山麓の道を歩くルートです。

 

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左:登山道に近い沢                  右:ミヤマシキミ(深山樒)ミカン科 

 

 湯袋峠方面から入り、筑波高原キャンプ場の手前1.5`辺りに、ニリンソウの大きな畑がサワガニ説明版休憩所のベンチの前に広がっている、今日はここで引き返す。

 

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ニリンソウとスミレが休憩ベンチの周りを埋める

 

 休憩所は、一本の沢が合流し、広くなっており、日もよく当たり、スミレも元気よく咲いて、お弁当を開くにはベストでノンビリしていると、一人の男性が降りて来る、彼は走って楽しんでいる様子。

 

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可憐なニリンソウ畑

 

 筑波山にニリンソウの群生地は幾つかあるが、ここから筑波高原キャンプ場を経て、直ぐに、登山道を離れると、道は悪い細道があって、女体山まで、ニリンソウの群生地が多い、表筑波ではあまり見られないが、男体山を回る自然研究路の群生地も見たいところです。

 

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休憩ベンチ ここで昼飯!

 

 お弁当と言っても、鮭に玉子焼きの自家製、マラソンの彼以外一人も通らない。表筑波はカタクリ祭りで賑やかだろうが、ここは静かでかつ美しい。

 

 これから向かう山頂の筑波山は:こちら

 

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沢を飾る小花たち

 

 同じ登山道を沢に沿ってくだる、沢の水すれすれに咲く春の花、表筑波では見られない。

 

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ネコノメソウ (猫の目草) ユキノシタ科  

 

 ごく一般のネコノメソウであるが面白い。湯袋峠近くの沢に、綺麗なハナネコノメが多く咲くが、今は極貴重である、ただし、花期はもっと早いですね!

 

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左:キケマン(黄華鬘)ケシ科              右:アオキ(青木)ミズキ科

 

 キケマン、ミヤマキケマンかヤマキケマンだろうか?キケマンは平地や海岸沿いに生育とのことです、アオキは雌雄異株で、写真は雌株、雄株は見事に長い花を咲かせている。

 

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埋まりそうな古道と古い沢

 

 湯袋峠付近くになると、登山道は石畳、沢は崩れ、今は流れに任している、ども、美しい光景で、筑波連山縦走路を歩く人に人気は高い。

 

 車に戻って、湯袋峠へ向かうと、上曽峠への林道は通行禁止になっており、上曽峠は無理、先に進むとピーク(湯袋峠)を過ぎ、右:筑波山神社、直進:やさと温泉ゆりの里(石岡方面)。

 ここは直進、やさと温泉ゆりの里を過ぎ、ガソリンスタンドの前で山道経て西光院への道があるが、案内に従ってフルーツラインまで走り、上曽に向かうと案内が出て、県道7号で上曽峠に向かう、東筑波ユートピア/西光院の道標に従う。

 

以下、西光院です峰寺山 西光院(みねでらさん・さいこういん)」:帰りは、東筑波ユートピア/西光院から山道を真っすぐ南へ、車一台が通れる道で、登りは危険です。同じ道を引き返し、つくば市へ出るなら、上曽峠から真壁に出た方が良いかもしれません。西光院は山奥で、峰寺です。

 

 

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左:十一面観音菩薩立像(立木観音)(平安時代)ヒノキ材寄木造 像高597cm 県指定文化財

右:西光院は「関東の清水寺」と呼ばれている

 

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左:本尊はこの岩そのもので、その自然石を馬頭観音になぞらえているそうだ。

右:山奥から、山々の展望

 

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本堂:急斜面の岩に多くの柱を立てる、「懸造」(かけづくり)または「舞台造り」と呼ばれる様式で建てられている。京都の清水寺本堂に似ることから、「関東の清水寺」とも呼ばれている。茨城県の有形文化財に指定されている。本尊は自然石の馬頭観音。

 

立木観音菩薩像:像高5mを超える一木造の巨像。直立して立つ体部にはほとんど抑揚がなく、立木をそのまま刻んだように見える。足下には台座の代わりに自然木の根を用いている。もとは山麓の吉生村の立木山長谷寺に安置されていた。「立木観音」の名で茨城県指定文化財に指定されているが、正しくは「十一面観音像」と称すべきものである。

 

1950(昭和25)年には「茨城百景」の一つに選ばれました。

 

*本堂に上がってみたが、確かに素晴らしい展望だが、修理は不十分で、危険です。

 本堂を支える、木柱も清水寺の風格は無いようです、以前は近くまで見に入れたが今は入場禁止となっている。

 

 

 

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