風返峠からつつじヶ丘・つくばねオートキャンプ場分岐間の植物観察 |
アケボノソウ (曙草) リンドウ科 |
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筑波山のつつじヶ丘駐車場へ向かう途中に風返峠があって、筑波山神社方向から向かい左折しループの道を登ればつつじヶ丘駐車場のなる、左折すれば表筑波スカイラインだが、真っすぐ茨城県フラワーパク方向を下ると、つつじヶ丘・つくばねオートキャンプ場分岐を経て、つつじヶ丘駐車場まで入り込む林道がある、ここに2台程の車が停められる小さな空き地がある、この林道は林業用で一般車は侵入禁止になっている。 林道は芝が刈られ、植物も良く刈られ背は低いが筑波山では比較的植物の種類も多く短い時間だが植物観察は面白い。
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風返峠からクネクネと車で下ると、左側に小さな空き地、つつじヶ丘駐車場の直ぐ下まで続く林業用の林道が有る、ここに車を停め入り込む、一般車は侵入禁止でゲートが有る。2017/9/13にも歩いている:ここです
左:シロヨメナ(白嫁菜)キク科 右:ジャコウソウ(麝香草) シソ科 ゲートの脇を入る、歩行者は自由です。野菊のシロヨメナが迎えてくれる、以前から比べると本数が落ちた、ジャッコウソウは現れる。 下向きなので撮影には苦労する。
林道脇に多いのがシソ科のキバナアキギリ、とても元気そうで咲き誇る、シソ科で黄色の花は珍しいそうです。 葉がフキに似ているタマブキ、葉の付け根にムカゴ(球芽)を付けることからタマブキと呼ぶ。
トウバナ、イヌトウバナ、ヒメジソ、イヌコウジュと皆よく似ている。トウバナ、イヌトウバナはシソ科トウバナ属であり、ヒメジソ、イヌコウジュはシソ科イヌコウジュ属である。
左の写真はヒメジソ!シソ科イヌコウジュ属で無いかも知れないが、次回は雄しべを観察してみたいものです。 マツカゼソウはミカン科だそうです。
キツネノボタン、黄色い花で、輝いている。 ゲンノショウコが沢山、自宅近くの田んぼにはアメリカフウロ(フウロソウ科)が多く、ここは珍しい。
ガンクビソウもキンミズヒキも、草刈りで刈られ、背が低いものが多い。立派で、写真一枚に入らないものも多い。
秋なら、アキノ花ですね!
フユイチゴは11月〜1月頃赤く熟す。花期は9〜10月ですね! サラシナショウマもキンポウゲ科、この林道にも咲くが今日は見つかりません、裏筑波の筑波高原キャンプ場周辺の方が多いたも、でもイヌショウマは姿は違いますがとても綺麗です。
日が当たる場所には野菊が無数に散らばって綺麗な場所を作ります。 林道の中央はタイヤに踏まれず草が残って、アケボノソウは二株ほど!加波山や筑波山の裏側で時々姿を現します、花冠裂片に2個の黄色い腺体があり面白い。
メナモミは遠くから見るとアメリカセンダングサが咲いているように見えるが、近づくと何となく雰囲気が異なり違う。オナモミはいわゆる「引っ付き虫」の代表ですね。 ミズヒキはタデ科、この林道にもタデ科が多くみられます。
チヂミザサもよくズボンなどにも粘り着いてくる、いわゆるひっつき虫のひとつである。 トネアザミは関東地方に自生するアザミとして利根がついたようです。
ノコンギクは本州〜九州の山野のいたるところにふつうに見られ、とても美しい。 ダイコンソウの花は黄色の花弁が5個だが、雄しべと雌しべが多数ある集合花。群落せず離れて咲いていますね。 オオナルコユリは筑波山でよくみられ、大きくて感動します、毎年同じ位置にあり楽しみです。
つつじヶ丘・つくばねオートキャンプ場分岐です、つつじヶ丘方向に林道は続き、つつじヶ丘駐車場の手前に着き、階段を登れば大きな駐車場です。つくばねオートキャンプ場に向かうと、本格的な登山道になって、なかなか面白い道です、やがて林道に出て、つくばねオートキャンプ場や筑波高原キャンプ場に向かう事ができます。筑波山山頂に登って、筑波高原キャンプ場へ下り、ここへ戻ってくるコースも静かで、筑波山の裏側を楽しめます。
ツリフネソウは裏筑波の林道に多く咲きます、この分岐のツリフネソウは終わりの様ですが湯袋峠辺りは今が見頃です。 ヤナギタデでしょうか? 良く似て穂先が垂れ下がる。ヤナギタデは香辛料に使われるが、このボントクタデは、葉に辛みがなく役に立たないことからボントクタデ。
エゴノキ、花が付けば直ぐわかる・・・・
左:エンコウカエデ(猿猴楓)カエデ科 右:ヤマウルシ(山漆)ウルシ科 エンコウカエデは葉が細く裂ける様子が猿の手のようで、呼ばれたようです、ヤマウルシと同じく紅葉の時期が楽しみです。 |
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