古社が建つ山頂は伝説の山

竪破山(別名:太刀割山 標高:658b) 黒前神社、太刀割石、雨乞池

日程:20002月 2(水)晴れ

高鈴山 2010年4月18

土岳・横根山 2019年3月27

 常磐自動車道日立北ICから登山口まで約20`で、登山口から山頂往復約1時間ちょっとですから、高鈴山を登ってから挑戦してみました。竪破山は大石や奇岩なら相模湖の石老山に負けてはいない、それにしてもこのような大きな岩、よく転げ落ちないものだ。

 

 ガイドブックに寄ると、別名が太刀割山で由来は八幡太郎義家が奥州遠征の途中、山頂にある黒前神社(くろさきじんじゃ)に戦勝祈願した時、霊夢により授かった太刀で大石を割ったと伝えられ、後に水戸光圀公が太刀割石と名付けたという。これが「たつわれ」と読まれ竪破山と呼ばれるようになったと言う。

 山頂に黒坂命(くろさかのみこと)を祭る黒前神社があり、七奇石三瀑と呼ばれる名勝があって、地元で人気の山になっている。

 

 七奇石三瀑:太刀割石、兜石、船石、畳石、烏帽子石、神楽石、胎内石、龍瀑、剣瀑、奈々久良瀑を言うそうです。

 

●コース

 

高鈴山登山口(本山トンネル 県道36号)⇒国道349号線⇒ガソリンスタンドのある交差点(大菅鉱泉の近く)で十王町へ⇒県道60号の新田⇒黒坂⇒竪破山登山口の駐車場13:50−(徒歩)→鳥居→不動石→烏帽子石→畳石(山道から数b下)→水場→雨乞池→太刀割石分岐で鳥居の階段を上る→再び太刀割石分岐で右折→大きな岩の後ろに着く・舟岩・神楽殿−(約160段の石段)→黒前(くろさき)神社→14:20竪破山山頂(展望台が有る)−(長い階段を降り引き返す)→太刀割石分岐→太刀割石→軍配→神楽岩→駐車場と滝分岐→14:55駐車場=(十王町方面へ)⇒十王町手前で大きく右折⇒本山トンネル手前(だいぶ手前)⇒日立市で国道6号線⇒国道245号線入口=(国道245号線)⇒灯台で休憩⇒再び国道6号線⇒水戸⇒石岡⇒自宅

 

高鈴山の登山口本山トンネルを後にし、国道349号線に出て、右折し、里美村からガソリンスタンドある交差点で十王町方面(県道60号)へ、やがて竪破山左の交通標識が出て来る、左折すると、車道には竪破山への標識(小さい標識)が示されている、標識を数個確認した頃、大きな標識が立ち、田んぼの狭い林道に入る、一台がやっとの幅、しかし、道は危険な所はない。

田んぼから離れ雑木林にさしかかる時、一台の車とすれ違う、無謀にも相手の車は突っ込んで来たが、奥さんが下りてきて案内をしてくれ、難なくすれ違いができた。

杉林にさしかかると駐車場がある、「先にも駐車場有り」と示されているのでさらに先に進む、小学生を連れた家族が徒歩で下ってきた。さきほどより道幅はいくぶん広くはなったが一台がやっとの状況は変らない。

まもなく広い駐車場に着く、数台の車が停まっている、まだ先に車道が延びているが、登山口はここだ。

 

歩き出すとすぐ、鳥居の前に出る、大きな石、小さな石の山道だ、すぐ不動岩(水がしたたり落ちている)、烏帽子岩は大きい、所々に椅子が設けられ休憩には有り難い、烏帽子岩のすぐ上に水場がある、この時季に流れているなら年中涸れることはないだろう。

畳岩は八幡太郎義家が遠征中に腰を下ろしたという、斜め過ぎる気がする。

 

雨乞池は浅いが奇麗な水が流れている太刀割石への分岐だが、鳥居と仁王門に向かう、神仏混交だ。

 

神楽殿から約160段の石段を登る、黒前神社の右側を通過、すぐ後ろに大きな岩があり木の根の力で割れている、岩の上からの展望は良い。

 

この岩から780bで竪破山山頂に着く。螺旋階段の展望台が有り、登ることにする、ここに来る前に登った高鈴山の鉄塔が見え、筑波山は残念ながら確認できず、八溝山の先には日光連山、反対側には太平洋が大きく広がる。

 

160段の階段を引き返す、太刀割石分岐を太刀割石に向かう、右側が開け十王町からの登山道と合流する、左折すると太刀割石の前に出る、確かに太刀で割った様に割れている。隣には大きな岩が有り面白い。

 

直ぐに駐車場に下らず、軍配岩方面を行く、杉林の中を歩いてゆく、軍配岩の標識があり足元に軍配が転がっている、思わず笑ってしまう。

 

次は神楽岩。さらに杉林の中を下る、急に下り坂になり、大きく右に下り滝を目指す、下り切ると木を伐採した広場に出る、滝と駐車場の分岐、ひとりの若者がいたので聞くと滝は細く流れているだけ、と言うのでまっすぐ駐車場を目指す(約1km先)。

 

まもなく駐車場(登山口の駐車場ではない)に出る、車道をどんどん下り、途中水場を経て、駐車場に戻る。

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