イワウチワを探して 高鈴山から神峰山・羽黒山経由で日立駅へ縦走

高鈴山(標高:623b)御岩山(標高:492b)→神峰山(標高:599b)羽黒山(標高:491b)鞍掛山(標高:248b)                        

 

日程:2010418日 (日)晴れ     日立市民自慢の桜並木

イワウチワと日立さくらまつりが見ごろ!


イワウチワで高鈴山は花の百名山に選ばれた

 

コース

JR常磐線牛久駅6:46=(常磐線)⇒JR日立駅8:40=(日立電鉄交通サービス 日立駅発日鉱記念館経由東河内行き)⇒9:10不動滝バス停9:10―(0:15)→大角矢(おおかどや)ノ滝9:25―(0:05)→キャンプ場9:30―(0:10)→高鈴山登山口9:40―(0:20)→助川城跡分岐10:00―(0:20)→10:20高鈴山山頂(標高623b)10:25―(0:00)→向陽台・助川城跡分岐10:25―(0:15)→玉簾ノ滝(たまだれのたき)分岐10:40―(0:20)→11:00御岩山(標高492b)11:10―(0:15)→向陽台0.3`地点11:25―(0:05)→林道出合・神峰山取付き点11:30―(0:05)→本山・日鉱記念館分岐11:35―(0:23)→神峰山0.3`・かみね公園分岐11:58―(0:02)→神峰山0.3`・かみね公園分岐12:00―(0:05)→12:05神峰山山頂(標高598b)12:10―(0:02)→四等三角点のピーク12:12―(0:03)→神峰山・巻道分岐12:15―(0:20)→羽黒山手前のピーク12:35―(0:15)→沢平分岐12:50―(0:20)→羽黒(はぐろ)山(標高491b)13:10―(0:15)→小木津山自然公園分岐13:25―(0:05)→送電線の下13:30―(0:13)→蛇塚(じゃずか)13:43―(0:00)→大煙突展望台入口13:43―(0:02)→大煙突展望台13:45―(0:00)→大煙突展望台入口13:45―(0:30)→松林のピーク(この辺り柵が続く)14:15―(0:05)→鞍掛山・かみね公園分岐(道路)14:20―(0:05)→階段の道と合流(オオシマザクラ多くなる)14:25―(0:15)→鞍掛山山頂(標高248b)14:40―(0:15)→かみね公園入口14:55―(0:15)→みかね公園展望台15:10―(0:15)→みかね公園バス停15:25―(0:15)→15:40日立市自慢の桜並木16:00―(0:00)→16:00JR日立駅16:43=(常磐線)⇒17:22JR水戸駅17:35=(常磐線)⇒18:39JR常磐線牛久駅

JR発行の「ときわ路パス」(1日乗り放題大人2,000 201059日までの土・日・祝日)をポケットに入れ出発、JR日立駅発東河内行き8:40のバスに乗るには、JR上野発5:10か、JR我孫子発6:26でそれぞれJR牛久駅には6:01,6:46着く、JR牛久駅6:46発に乗る、JR日立駅に8:30着です。JR日立駅は大工事中、ホームから改札口までかなり歩きます、この10分間ではトイレによる時間は無いので注意、都心の人なら上野発スーパーひたち3号に乗って来ると8:34着であり駆け足になる。

改札口から一番近いバス乗場で、発車6分前にバスに乗る、ご夫婦とカメラを持った男性が会話中、高鈴山の話題だ、さっそくこれからの予定を伝え、コースの様子を確認する、ご夫婦とは登山中の途中何度かお会いする、男性はイワウチワの撮影との事、最後部席に座ったご婦人達は御岩神社の御祭りへ、不動滝バス停(駅から430円 神峰山にも登れる)で運転手さんが道案内をしてくれる、一度誤って教えたと言ってバスを止め再確認、バス停からバス進行方向に数十b行くと高鈴山ハイキングコースの道標がある、迷うことは有りません。

キャンプ場まで広い道路を登る、ヤブツバキに囲まれた美しい滑滝、続いて大角矢(おおかどや)ノ滝が現れる、数段の滝で美滝です。

 


大角矢ノ滝

林道は大角矢ノ滝の上部に回る、沢に沿って登ると、まもなく「もとやま自然の村」で、日立鉱山の社宅があり日立市がキャンプ場と整備した所だそうです、キャンプを楽しむ人が準備に取り掛かっていた、水も豊富で広く良いキャンプ場で、高鈴山山頂の鉄塔が見える。

ただただ真っ直ぐキャンプ場を登れば大木のイチョウがあり、ここを左折、高鈴山ハイキングコース入口(高鈴山登山口)です。手元のガイドブックには「舗装された立派な道でびっくりするが」とあるが、車ゲイトを入ると昨日の季節外れ雪で新雪の道になる、倒れた木々が道を塞ぎ、舗装道とは思えない、最近歩いた跡も無い、しかし、大角矢ノ滝を見ただけでこのコースは捨てがたい、やがて傾斜が緩み、左が大きく開け明るくなると、高鈴山をトラバースするようになる、二度ほど大きく右に曲がるが高鈴山への取付き点に着かない、湿地帯のような所に水が流れ、その先で車ゲイトを抜け林道に飛出る、広い所で1台停まっている。

十字路で左:助川城跡・右:高鈴山の分岐、山頂の鉄塔まで続く林道です、林道はアセビの林に囲まれる。

 


見事なアセビ

林道歩きに飽きた頃、右に太平洋が見える、高鈴山手前の山の左側に出て、道は平坦になって、立派な鉄塔が見えてくる。やがて右上に東屋が建っている、道標は向陽台方向を指している、下山時に通るとは知らず立寄って見る、高鈴山山頂の鉄塔が高く立派で驚く。

 


東屋から高鈴山山頂の鉄塔

再び林道に戻って登れば、鉄塔の真下に着き、高鈴山山頂は右です。これから進む羽黒山方面が見え、その更に左奥が奥久慈男体山、阿武隈の山々が波打っている。山頂でのんびりしているご夫婦に聞くと、太平洋は右方向である、大きく真っ青に輝いている。

 


道を親切に教えてくれたご夫婦 高鈴山山頂

詳しい案内版が有るが、これから御岩山へ向かうのだがその地図では行き先が解らない!つまり道標が指している向陽台が地図に記されていないからで、ご夫婦にお聞きすると、今登って来た道を戻って東屋で向陽台へ進めばよいとのこと。なるほど!

向陽台20`地点、アセビの尾根道になる、迂回路を通過するとアセビのトンネルが楽しめる。

 


アセビのトンネル

二個目の迂回路でバスで乗り合せたご夫婦に再会「またお会いしますよ!」と、お奥さん、その時は、これから山頂を往復する彼らに追いつかれるはずは無いと思ったが!

まだU字型、V字型になりつつあるが、急坂を下る、下った所が玉簾ノ滝分岐、背の高い笹に囲まれ、驚きのアセビのトンネルになる、薄暗くなる、この辺りが御岩山です、「おいわさん」と声に出すと怖いような暗さです。


おいわさん」のアセビのトンネル

登山道は御岩山をバイパスしている、道標が御岩神社を示している、新雪を踏んで細い枝道を下ると小さな神社が祭られている。

 


登山道から離れ 静かに祭られている

登山道に戻って、尾根道を進むと御岩山、御岩山から数b戻って、ピンクのリボン、ここから一枚岩を下るとイワウチワの群生地です。

 

 
イワウチワの群生地

巨岩の岩場で、ここまで下って見る人は少ないようです。

登山道に戻って、尾根から下ると御岩神社分岐です、イワウチワの岩場で有った登山者のご夫婦は御岩神社から登って来たと言う、巻道は無視し、次のピークへ、5歳くらいの子供ずれのご夫婦、振り返ると高鈴山が見える、下って次のピークは巻いてゆく、急に広い道になって右に曲がる、向陽台0.3`地点、アオイ、ヤブツバキの咲く藪に囲まれ、まもなく林道に出る、左折すると神峰山入口が見えてくる、真っ直ぐ行くと向陽台、細い登山道だが良く踏まれている、旧トンネルの上を通過、尾根道に出ると右から二本の登山道が合流する、続いて本山・日鉱記念館分岐、さらに登山道が横切る十字路、若い女性達がのんびりハイキング、平坦でとても気持の良い、奥日立きらめきの里分岐神峰山0.9`の道標、大木はヤシャブシと言うそうで新芽を噴出している、この辺り数多く立っている。

 

 
左:大木のヤシャブシ                     右:神峰山から羽黒山方向を!まだまだ先は長い

大木のヤマザクラも奇麗に咲き、ルンルン気分の春一番の登山道が続く、短い急登、再びアセビが増え、ここからヒサカキ(ツバキ科?)と呼ばれる木々の薄暗い登山道が続く、ようやく一個目のみかね公園分岐、神峰山0.3`地点です。直ぐ先に壊れかけた「かみね公園」の道標がある、神峰山山頂、ご夫婦とご婦人二人組みの人達に出遭う、ご夫婦は地元の人、かみね公園から神峰山を往復とのこと、2棟の神社、大きな煙突が見える、3分の2が崩れ落ちてしまったとの事。

山頂から引返し、壊れた、かみね公園の標識に従って急登、四等三角点がここには置かれている、ここから細い急坂を下ると、最初に見た分岐から巻道が合流する、この分岐から傾斜が緩み、ヒサカキ等の樹林に囲まれた道が続く、小さいピークを越える、次のピークは巻き、続いて道が二分し巨木を巻いている、素晴らしい大木です。

 

 
左:巨木                        右:ちょっと変わった光景 高鈴山は遠くに見える

下ると沢平分岐30名程の団体に出遭う、かみね公園6.2`・神峰山1.8`地点です、ここから巻道が有るがピークを越える、オオシマサクラの大木、登った分を下る、高鈴山で別れたご夫婦に再会、ヤマツツジの多い坂を登り返すと羽黒山山頂に飛出る。広々とした山頂で錆びた展望台は木に立てかけられ役に立たない、サクラが多いけどまだつぼみ、滑り易い赤土の道が続き、この辺り雨が降ったら大変だ、まもなく小木津山自然公園分岐、この先二分し左が新道という分岐が数回続く、突如開け送電線の下に出る、ススキが茂り、高鈴山が良く見える。

三差路、サクラ、アカマツなど枯れている、周囲の強い木々に押しつぶされている、突如ササガ現われる、しばらく行くと蛇塚がある、この辺り大蛇が出て村人を苦しめ、退治し大蛇を埋め供養碑を建てたという所。この辺り、ヒサカキの薄暗い大蛇が住んでいそうな所です、直ぐ先に大煙突展望台入口、約10bの急坂を登ってみる

 

 
左:大煙突 三分の一の所で折れたらしい                  右:トンネルが続く

しばらくしてカモの鳴き声? 右に沼、直ぐ先で流れ出す沢を横切る、ヒサカキの樹林トンネルは見事。

下り坂、太平洋が見え、登りは無いのかな?柵が続き、又登る、松林のピーク、前方に鞍掛山、長い丸太の階段を下って、みかね公園と鞍掛山分岐の道路、横切って鞍掛山へ、登山道は二つ、階段は避け左の道を登る、稜線に立つと大木のオオシマサクラ林、見事で鞍掛山が一番奇麗な時かもしれない。

 

 
オオシマサクラ&可愛いスミレ

鞍掛山山頂、今日歩いた峰々が見へ、高鈴山は遠くだ、太平洋を見て、かみね公園へ、足元に可愛いスミレ。

左眼下に日立ゴルフ場が見え、林にヤマツツジが咲きだしている、標高248bと低山だが、山容は大きく見事でした、鞍掛山ハイキングコースでは一人の男性に出遭っただけ!

 


今年初めて見た、ヤマツツジ

道路に出て左へ、賑わうかみね公園、ここで、またご夫婦に!お花見をして帰るとか、展望台からサクラを鑑賞。

日立市民自慢の桜並木


かみね公園を一望

展望台で出遭った日立市民のおじさんに、駅まで同行する、かみね公園バス停からは、東海から1人でお花見に来られた78歳のおばあちゃんも合流、同じ速度で歩く彼女には脱帽、駅前通りを回って、市民自慢の桜並木を案内してもらい、今日は日立市を馬蹄形に歩き大満足でした。


日立市民自慢の桜並木

朝のバスの運転手さんから、日立市民の暖かい人達に出遭い、楽しい一日でした、おばあちゃんとは東海駅でお別れ。

 

HP:わたしの天気予報