日光太郎山(標高2367b)登れば素晴らしい展望、 |
日程 2002年8月31日 快晴
日程 2016年6月3日 (金)快晴
台風15号九州西部を通過、台風一過を期待、また太郎山登山道はササが美しい時期です。 そこで太郎山から日光連山を眺めてみたいと思い、登ることにした。 コース 山王峠6:30−(1:30)−>7:20山王帽子山−(1:00)−>9:00小太郎山−(0:30)−>9:25太郎山10:00−(0:20)−>10:20小太郎山10:40−(1:00)−>11:50山王帽子山−(1:00)−>12:25山王峠 |
つくば市から奥日光に入るには、国道408号で宇都宮まだ、国道4号をへて国道119号を使う方法と、国道408号で真岡まで、左折し国道352号で鹿沼市をへて今市市で国道119号に入る方法がある。国道119号は日光市で国道120号になる。最近は「常盤高速友部Jctから北関東自動車道に移り、栃木都賀Jctで東北自動車道に入り、宇都宮から日光宇都宮道路で日光市に入り国道120号」の方法があるが、登山の場合は利用しない。 鹿沼市から今市市への国道352号は素晴らしい杉並木の間を走り、杉の太さにビックリ、日光宇都宮道路で日光市に入るとここをパスしてしまう、今市市手前で車窓から女峰山が美しい姿を見せてくれる、ラジオのニュースで台風15号は九州の西を通過し朝鮮半島へ、関東は台風一過で快晴になる。 日光市に入ると女峰山に変わって男体山が大きく見えてくる、日光市からいろは坂を越え、中禅寺湖湖畔、龍頭ノ滝入口を右に見て緩やかに赤沼茶屋に向かう、三本松を過ぎ、光徳牧場入口を右折し光徳牧場に向かう、バスなら光徳牧場入口から歩くと、道路を脇に光徳沼経由の遊歩道があって光徳牧場の脇を通過するとき馬が楽しげに遊んでいる風景、バスは光徳沼・光徳温泉(日光アストリアホテル)まで入ります。 車なら国道120号(光徳牧場入口)から光徳牧場には数分、光徳牧場に車を止めトイレに立ち寄って、奥鬼怒林道(山王林道)を走る、綺麗な樹林が続く、光徳牧場から直ぐの太郎山登山口は侵入禁止なって登山道は荒れているようだ。
車は、まもなく、山王峠、駐車場(10台ほど)が有るがここには車が一台も止まっていない、先に進むと道端に3台ほど車が止まって、太郎山登山口に向かっている。 ご夫婦と同時にスタート、笹がつゆで濡れている、急いでズボンだけ雨具を着ける。初めは背が低い笹も、背が高くなって登山道は笹で覆われ上半身まで襲ってくる、登り初めてすぐ急登でミズナラの樹林の中を登って行くことになる、高度を上げ、振り向くと樹林間から真っ青な空に白根山が頭を見せてくる、さらに登ると眼下に中禅寺湖が輝き、男体山も見えてくる。冒頭の写真です。 お母さんと息子さん、お母さんは先日太郎山を登って素晴らしい展望!今日は息子さんを伴って登って来たという、やや緩やかな笹原になって、ちょっと急な坂を登ると左が大きく開け、山王帽子山(標高:20771b)に着く、金精山から根名草山の稜線の後ろに燧ヶ岳が見える。 さらに会津駒ケ岳が長い稜線を見せ、平らな山頂の田代山も確認、遠望ではあるが会津磐梯山がはっきり、さらに右には那須連山が見え、台風一過の恩恵を受ける。 山王帽子山の標識は展望から少し先にある、ピークを過ぎた所で男体山が全容を現す、足元には三本松・戦場ヶ原、そして中禅寺湖が広大に見え素晴らしい。 緩やかに笹の多い中を10分程下ると、草原状、しばらく進む、美しい笹原です、枯れ木が目立つ、今度は急な坂を10分程下る、鞍部に着くとそよ風が吹きとても気持ちの良いところだ、ここから眺める中禅寺湖と戦場ヶ原の風景はまた素晴らしい、ここも笹が美しいところです。 ここから笹に覆われた道から変わって本格的な登山道に変わる、急な傾斜を木々を頼りに登る、また、枯れ木の目立つ笹原を緩やかに登るが、今度は手ごわい急登になって木の根の階段になる、さらに登ると、木に捕まって登るようになる、ツツジやシャクナゲも多くなって、光徳分岐(標高2,030b)に着く、光徳へのルートは禁止(ハガタテ薙が危険)。シャクナゲが多く、花期の頃ぜひ再登山したいものです、花期は6月初旬から中旬。 ここからは稜線で平らなコメツガの樹林帯を進むが、まもなく急登になって木の根の階段を登って、振り向くと、日光白根山がさらに雄大になって金精山・温泉(ゆせん)ヶ岳・根名草山に続く稜線の向こうに燧ヶ岳・平ヶ岳の姿が大きくなって、山王帽子山より高度を上げる、富士山を探すと富士山が雲の上に姿を見せている、綺麗だ(カメラの性能が悪く富士山は映らない!)。 今度はダケカンバが多くなって、キツイ登りが終わると稜線に出て、平坦な道になる、短い距離だが尾根歩き、お花が多く思わず腰を降ろしたくなるところだ、山また山が連なり見ごたえのある展望である。 尾根の先端が小太郎山(標高2,328b)山頂である、小太郎山山頂は女峰山から始まって小真名子山(標高2,323b)、大真名子山(標高2,373b)、男体山(標高2,484b)と揃って見事である。 日光白根山は標高2,577b、尾瀬の燧ヶ岳は標高2,353b、平ヶ岳は標高2,140b、会津駒ケ岳は標高2,133bで、どの山も同じくらいの標高で小太郎山の展望は素晴らしい、目を戦場ヶ原へ移すと秋の色になってきている、小さく見えるのが高山(標高1668b)、その向こうに社山(標高1827b)や半月山(標高1753b)が連なっている、白根山の並びには皇海山も優雅に姿を見せる、庚申山や袈裟丸山は見えているのかも知れない。 さて太郎山は?と探す、一番近くに見える山で小太郎山とは尾根続きで左斜面は岩肌が見え鋭い、なかなかの姿で流石太郎山。 小太郎山から太郎山(標高2,367b)へは細い岩稜になって、左右が切れ落ちちょっと怖い、慎重に進む、30bほどだ、岩の上は見晴らし展望が続く、台風の影響か風が強く、風通しが良くとても涼しい、女峰山と男体山が美しい所が、ちょっと危険な岩、岩につかまって通過すれば特に問題はない、景色を見る時は足を止め、歩くときは足元に集中すればよい。 ただ岩を無理に登って通過するのではなく、探すと一度左下に降り岩を巻いて通過する通路などがあるから見落とさないように、大きな難所を二つ通過すると狭い尾根ですが、後はのんびり歩けます。 狭い岩場を過ぎ、右斜面を少し下って鞍部になると左が谷で崩れているところを通過する、この谷の上部に花畑がある、太郎山へ登る岩場の前に出る、ウメバチソウが咲く岩場を登る、鎖が欲しいところだ、岩場を登りきると安定した山道になって、右下にお花畑(笹が多くなって花は期待できないらしい)が見える。 お花畑から登ってくる急坂道と合流し、直ぐ大きな岩があって太郎山(標高2,367b)山頂です、山頂には数人の登山者が下山を開始し、山頂には私のみ一人になる、しばらく独占した山頂で展望を楽しむ、まもなく、ご夫婦、単独男性2人、親子、とどんどん登ってきて賑やかになる、日光連山は賑やかであり、太郎山山頂も賑やかの方が良く似合う。 太郎山山頂は小太郎山より少し広く、小太郎山からの稜線が手にとるように見え、小太郎山には何人かの登山者が見える、北側は残念ながら樹林に覆われ展望が悪いのは残念、しかし北側以外の展望は抜群である、男体山と大真名子山・小真名子山、頭の鋭い女峰山は時の流れをわすれる美しさだ、そして遠望の富士山、鋭い白根山は印象的、燧ヶ岳の左奥に平ヶ岳、右に会津駒ケ岳、田代山と山々が続く、ただ谷川岳、上州武尊山、浅間山方面はどうやら白根山の後ろになっているようだ、その白根山から左に目をやると皇海山が見える。 男体山・中禅寺湖・富士山の組み合わせは素晴らしい。展望を楽しみながらお弁当を開く。 展望を楽しみ、いよいよ下山開始だ、お花畑をへて志津乗越へ下ってゆく人と別れ、小太郎山へ、後続の登山者登ってくる、富士山が雲に隠れそう、改めて展望を楽しむと太郎山よりは小太郎山の方が展望は良い。 初めは尾根道で平だがすぐ急な坂になって木々を頼りに慎重に下る光徳分岐に着くと北側の山々には雲が覆い始めている、シャクナゲのトンネルを抜けまた急坂、大木の根が階段状になって笹が広がってくると、鞍部は近い、とても気持ちの良い場所が続く、鞍部、木々の間から見える男体山急な裾野から続く戦場ヶ原と中禅寺湖が美しい。地図には鞍部の地名が無いのは不思議だ、ここからツライ急登が始まる、涸れた木が道をふさぐ、一度笹原に出てほっとするがまた急になって山頂まで後10分の小さな標識が出てくると、山頂は近い、振返ると小太郎山とその右肩に男体山が大きい。 山王帽子山、朝の展望と同じく雄大、ゆっくり休憩を取って下ろう。二組のご夫婦に会う、山王帽子山までとのこと、太郎山に行かなくても充分展望が楽しめる。だだ、光徳牧場駐車場から旧山王峠を登って来たという、ご夫婦は木の階段を登っており、帰りもまた山王林道を歩くそうです、私は往復車! 山王峠、朝より車が多く止まっている、車でこの林道を下る、光徳牧場は賑やか、駐車場は満杯、アイスクリーム・牛乳を買う列が長い、、、、。 戦場ヶ原は秋だ、中禅寺湖も夏最後の観光客で賑わって、ボートも沢山浮かぶ、紅葉シーズン最盛期はもっともっと混むぞ!そして「いろは坂」は大渋滞になる、それだけ!奥日光の紅葉は美しい。 |
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