新緑真っ盛りの高原山 シロヤシオ(白八汐)の群落を訪ねて 別名:五葉ツツジ
大入道(標高:1402b)・剣ヶ峰(標高:1590b)・ミツモチ(標高1248b)

期待以上のシロヤシオ、大入道山頂周辺、大間々〜ミツモチは見頃
小間々台→大入道→八海山神社→剣ヶ峰→最高地点1590b→八海山神社→ミツモチ→大間々台→小間々台 

日程:2016520日(土)晴れ

日程:2014年6月2
日程:2014年11月12


やしおコース 大間々とミツモチ間
青空コースとやしおコースは面白い

つくば市城山2:30=(国道294408号)⇒宝積寺⇒東北自動車道矢板⇒国道4461号交差点4:43=(国道461号)⇒R30・国道461号交差点(本町の先)4:47=(R30)⇒R30R56交差点4:51=(R56八方ヶ原観光道路)⇒学校平手前の分岐5:12=(林道)⇒5:16小間々駐車場5:23―(0:08)→桜沢出合5:31―(0:14)→桜沢枝沢出合5:45―(0:49)→大入道6:34―(0:13)→展望台6:47―(0:17)→縄文躑躅7:04―(0:34)→赤土7:38―(0:27)→剣ヶ峰8:05―(0:01)→釈迦ヶ岳・大間々台・大入道分岐8:06―(0:14)→ピーク8:20―(0:06)→矢板市最高点(標高1590b)8:26―(0:13)→八海山神社「林間コース・見晴らしコース分岐」8:39―(0:16)→展望広場8:55―(0:08)→ミツモチ「大間々台1.2`・八海山(小祠)0.8`」9:03―(0:09)→青空コース出合「ミツモチ山1.8`・大間々1.1`」9:12―(0:19)→沼地9:31―(0:14)→ミツモチ山展望台9:45―(0:25)→青空コースへの連絡路70b「大間々1.9`・ミツモチ山0.7`」10:10―(0:07)→大丸「大間々1.6`」10:17―(0:42)→やしおコース「ミツモチ山2.6`」・青空コース「ミツモチ山2.9`」分岐(剣ヶ峰・大間々分岐)10:59―(0:02)→大間々・大間々自然歩道入口11:01―(0:38)→小間々の女王(トウゴクミツバツツジ)11:39―(0:01)→11:40小間々駐車場11:45学校平・山の駅たかはら⇒来た道を引返し、自宅へ

徒歩:24,794

最近数日晴れ、今日から4,5日は晴れるという、シロヤシオを見るには良き天気である。さくら市で国道4号に移ると、日の出時刻、日光連山、高原山、那須連峰がこれに輝く、矢板IC入口を見送り、高原山が主役になって、国道461号へ入る、R30,56(八方ヶ原観光道路)の山道に入れば良い、途中2回県民の森への道を見送る、ヤマツツジは多くなって、美しい新緑街道を登れば学校平手前の分岐、小間々・大間々方面位入る、直ぐに小間々駐車場に着く。

 
左:ズミ(小梨、酢実)バラ科 別名 コリンゴ(小林檎)          右:トウゴクミツバツツジ (東国三葉躑躅)ツツジ科

一台も無いガラガラ駐車場、2014/6/2では大入道から下った駐車場、入口に大間々自然歩道の標識、奥に大入道の標識が置かれ、駐車場はヤマツツジで囲まれる、小間々の女王(トウゴクミツバツツジ)の矢印もある、この道を入る。

 
左:ヤマツツジ(山躑躅)ツツジ科                 右:ゴヨウツツジ(五葉躑躅)ツツジ科 別名 シロヤシオ(白八染)

ヤマツツジに包まれた、大間々自然歩道を過ぎると、ダケカンバの多い樹林帯、ヤマツツジが自然の姿で現われる、本数は少ないが、花をたっぷり付けたシロヤシオとトウゴクミツバツツジが私を迎えてくれる、大入道の道標も時々出るが、方向は右:学校平、左:大間々でやや右への直線登山道が向かう道、直ぐにカラマツの多い林になって、足元は木々の根、咆哮霹靂ノ滝やスッカン橋に流れ落ちる桜沢2014/11/12)へと下る。

桜沢を渡渉、幅の有る沢、大きな石がゴロゴロするが、ほとんど水量は無く、対岸に移る。

 
左:シロヤシオと樹林帯                      右:桜沢の枝沢

美し樹林帯を進むと、樹林の間にシロヤシオが見事、綺麗に咲いているので、大入道辺はまだ咲かないのではと思い、ちょっと不安になる、だんだん下り道で、小さな階段を下る、荒れた所だが、沢をシロヤシオとヤマツツジが飾る、慎重に下って沢に降りる。

 
左:桜沢の枝沢向こうに!            右:沢沿いに登る

先ほどの桜沢に下流で合流の枝沢、ここも渡渉、小さな橋を上って、しばらく沢にそって登る。

 
左:沢沿いに登る          右:沢を離れる

この沢、トリカブトが茂り、6/2に通過した時は多かったヤマアカガエルが今日も元気に鳴いている、歩き難い沢が直ぐに終わって、背の高いクマザサ(隈笹 イネ科)に囲まれた好ましい登山道変わる、ハウチワカエデが多く、新緑・紅葉が綺麗な所です。

 
ヤマツツジ、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオ

ジグザウの道を登って行くとまだ開かない蕾のヤマツツジが多く、見事で、来月の初めには見頃でしょう、本数は少ないがトウゴクミツバツツジとシロヤシオは満開で1人だけの登山者を迎えてくれる。

 
大入道山頂

シロヤシが多くなって、標高1402bの大入道山頂、ここは矢板市と那須塩原市の境である。山頂らしい大きな展望は無い、登山道の右側に窪みの様な広場があるが、1人で休んで行くような場所ではない。

何より、1歩先のシロヤシオの群落が目に入る、先を進もう!

 
左:大入道山頂から下る             右:前黒山(標高1678b)

山頂から下るが、狭い尾根道だが、前黒山(標高1678b)側がシロヤシオとトウゴクミツバツツジで美しく飾られ、ここから剣ヶ峰の鞍部まで続く、登山道がツツジの尾根、ツツジの稜線である。

 
左:展望台            右:小高いピーク

下ってちょっと登ると、展望台で、ここで腰を下ろし休憩、前黒山が正面に高原山へと稜線が続く、遠望だが那須連峰が見え、茶臼岳の山頂が良く見える。

 
左:最高花数                 右:縄文躑躅

展望からツツジの街道を、、、シロヤシオが顔に触れる所もあるし、根を踏み、多少の上下を繰り返す、花を多く付け重そうなシロヤシオが立っている、今日一番の花の多さです、続いてクマササの草原風な箇所を平坦に進むと、いきなり大きな広場、縄文躑躅である、この手作りの案内板が実に好ましい。

 
左:谷底まで           右:やや登りになる

縄文躑躅からしばらく、クマササの草原を歩く、とても美しいシロヤシオの道が続く、谷を見下ろす鞍部から登りが始まる。

 
左:赤土 ここは火山                     右:ムシカリ(虫狩)スイカズラ科 別名 オオカメノキ

今度は登山道が赤くなる、高原山が火山である事が判る、孫らがこの辺りを通過した時、この赤土に興味を持ち遊んだ事を思い出す、子供を連れてくると、大人とは違った発想が生まれ参考になる。

鞍部からツツジは少ないし、この辺のツツジの開花は6月に入ってからだろう、ムシカリは今が見頃で、葉は枝に対生し、形は円形で葉の先端は尖り縁は全縁になる。他の似た種と比べると葉脈がシワ状に目立ち、また、形が亀の甲羅に似ている。花期は46月で、白色の小さな両性花のまわりに大きな5枚の花弁を持つ装飾花が縁どる。また花序の基部に柄が発達せず、葉腋から直接でるのも特徴である。夏に赤い実をつけ、秋には黒色に熟す。同じ頃咲くヤブデマリの花弁は不規則に五深裂し、12個の裂片が極端に小さいのが特徴。ツツジとは雰囲気が違ってこれまた美しい!

 
左:前黒山(標高1678b)が見えてくる             右:剣ヶ峰山頂(標高1540b)

剣ヶ峰への登り、キツイ!ツツジが蕾、クマザサの登山道から、前黒山が同じ高さ位に見え、那須連峰も雄大に見えてくる、針葉樹林に囲まれた剣ヶ峰山頂の展望は期待できない。

1分も掛からず、釈迦ヶ岳の分岐、釈迦ヶ岳への登山道もヤシオツツジが綺麗らしいので進んで見たが、大間々とミツモチ間とここから釈迦ヶ岳の往復が同じなので以前に登っており今回はツツジの観賞にと、開花は先のようで今日は引返す。

 
左:この辺りヤシオツツジはまだまだ!          右:釈迦ヶ岳(標高1795b)

釈迦ヶ岳の分岐から次のピークへは登り坂、釈迦ヶ岳へ向かう男女ふたりが降りてくる、ここまで登ってくれば釈迦ヶ岳は後約1時間30分で、下りは1時間。

この坂のヤシオツツジの開花は6月に入ってから、登りきると立派なピークで展望は足跡地点を移動、釈迦ヶ岳が立派である。

 
左:のんびりの道                右:那須連峰 茶臼岳が良く見える

樹林の道を行くと、那須連峰の良く見える展望、茶臼岳が大きく見えている。

 
左:矢板市最高点(標高1590b)                 右:筑波山

剣ヶ峰を標高:1590bとしたが、ここの矢板市最高点です。手持ちの地図では、通過してきた剣ヶ峰の標高は1540bである、高原山は矢板市と那須塩原市との関係で矢板市最高点の標高、剣ヶ峰の標高が示されているようです。

筑波山から日光連山、那須連峰が良く見えるが、高原山がこの二つの間ですが、ここから見る筑波山は美しい双耳峰です!

 
左:八海山神社          右:見晴らしコース

次の展望は八海山神社です、数組の人が休憩、ここから見晴らしコースと林間コースが分岐、前回孫らとも見晴らしコースを歩いており、1999/5/18に初めて登った時も林間コースは歩いていないので解りません!

見晴らしコースを歩いて行くと展望の良い岩の広場、ここに今日歩いたコース地図が置かれ、八海山神社の展望より、日光方面や筑波山方面が良く見える。

 
ミツモチへの短縮コース

大間々台1.2`・八海山神社(小祠)0.8`の道標、この裏にミツモチの道標が有って大間々手前での短縮コースになっている、細い道をクネクネ下ると、途中にシロヤシオが咲き、クマザサの草原に着き、大間々からの青空コースに飛び出る、分岐点の大間々寄りに「ミツモチ山1.8`・大間々1.1`」の道標が立っている。

 
左:ミツモチまでの道         右:残花のアカヤシオツツジ

大間々から続く林道、シロヤシオ、ヤマツツジが咲き、単調な歩きで飽きるが、大小のツツジが生え面白い。

アカヤシオツツジが咲き残り、ここから、釈迦ヶ岳が大きく見える、剣ヶ峰で出会った男女ふたりは釈迦ヶ岳の峰にそろそろ着きそうかな?

 
左:沼が見える             右:ヤマツツジが見事

ツツジが多くなって、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオ、ヤマツツジが共演、ここで全ての写真を掲載したいが、そう言う訳には行きません(^^♪、現地に行かれ見てください!

 
ミツモチ展望台

ミツモチ展望台に登る所に大きなベンチが置かれるが人の気配はない、ここで青空コースは終え、石段を登る、ツツジの群落を経て、最後に展望台に登る、筑波山方面が美しく、晴れていれば富士山も見えるはず!

地元の人の話ですと、ここから県民の森へ少し下ると、アカヤシオツツジ等が多く見るそうです、県民の森から上がる人もいるらしい。また、鳥羽ノ湯から少し上の尚仁沢林道から尚仁沢湧水(名水百選)と子守神社辺りを家内と歩いたことがある、前山(標高1435b)を経て釈迦ヶ岳に登れるそうです。

 
左:シロヤシオの大木                  右:青空コースへの連絡路70b

ミツモチ展望台から青空コースへの連絡路70bとシロヤシオに囲まれた、やしおコースを歩き出す、青空コースと違って車は入れない登山道である、「青空コースへの連絡路70b」の道標、青空コースには「やしおコースへの連絡路70b」が有った、ここに通じるとは知らなかった!

    
左:こんな橋を幾つも横切る          中央:シロヤシオ             右:大丸

やしおコースを進むと、枯れた沢に橋が架かる、大きな広場が大丸

 
やしおコースは美しい!

  
この辺り登りになる!

大間々が数組の人に出会います、大間々から大きく下るので「ちょっと心配な人が多いようです」が、やしおコースは初めからミツモチまでシロヤシオが美しく続き、道は素敵で、大きな上下は有りません。

やしおコース「ミツモチ山2.6`」・青空コース「ミツモチ山2.9`」分岐(剣ヶ峰・大間々分岐)の道標で青空コースはミツモチ行きですが、直ぐ先で青空コースは見晴らしコースと別れ、見晴らしコースに入ると八海山神社や剣ヶ峰、釈迦ヶ岳へ、そのまま青空コースを行けばミツモチに着く!

この分岐から大間々は見え、ここの大間々駐車場はほぼ満杯!

  
大間々自然歩道に入る

大間々自然歩道に入る、レンゲツツジが多いけど見頃は一周間ほど先のようです、その後コアジサイ、シモツケと続く、大間々から小間々では約30分、うっかり歩くと大間々・小間々間の道路に出てしまう、出たら、再び入れば小間々へ、小間々から大入道への道に出る。

 
左:小間々の女王(トウゴクミツバツツジ)              右:小間々駐車場

小間々の女王(トウゴクミツバツツジ)の矢印を見て「小間々の女王」を見る、大入道やミツモチでもトウゴクミツバツツジが有り、ここのトウゴクミツバツツジは‘小間々の女王’であって、‘高見原の女王’では無いようです、だが、一見の価値は有る。

小間々の女王(トウゴクミツバツツジ)の矢印に戻れば、小間々駐車場は近い。

2014/11/12には学校平から、スッカン沢の滝群を見に入ったので、山の駅たかはらに立ち寄る、ここの駐車場も良く混んでいる!

HP:わたしの天気予報