塩原渓谷の秘境「スッカン沢」は自然あふれる渓谷美
「雷霆ノ滝(らいていのたき)」、「咆哮霹靂ノ滝(ほうこう・へきれきのたき)」、スッカン橋「カツラの巨木」
「雄飛ノ滝(ゆうひのたき)」、「仁三郎ノ滝(舞姫滝)」、「素廉ノ滝(それんのたき)」巡ります
周遊コース:山の駅「たかはら」・桜沢(鹿股川支流)・スッカン沢・県道雄飛橋・山の駅「たかはら」
高原山の学校平(山の駅「たかはら」)から塩原温泉の道を下って! 

日程:20141112日 (水)晴れ


スッカン沢 雄飛ノ滝辺り

2014/6/2日(月)快晴:高原山のツツジ

コース

つくば市城山3:25=(国道408号)⇒宇都宮5:20=(国道4号)⇒矢板(中交差点)=(国道461号)⇒矢板(本町交差点)=(R30)⇒矢板(泉三差路)6:30=(R56)⇒6:55山の駅「たかはら」7:08―(0:16)→山神「八方ヶ原1.0`・ライテイの滝1.3`/ホウコウヘキレキの滝2.3`」7:24―(0:17)→八方ヶ原1.7`・ライテイの滝0.6`道標7:41―(0:25)→雷霆ノ滝7:56―(0:10)→吊り橋8:06―(0:03)→八方ヶ原2.9`・ホウコウヘキレキの滝0.4`道標8:09―(0:13)→雄飛の滝0.6`・塩釜温泉バス停4.9`・八方ヶ原3.0`道標8:12―(0:04)→8:16咆哮霹靂ノ滝8:25―(引返す 0:06)→雄飛の滝0.6`・塩釜温泉バス停4.9`・八方ヶ原3.0`道標8:31―(雄飛ノ滝線歩道)→スッカンはし・巨木カツラ8:42―(0:10)→仁三郎ノ滝(にざぶろうのたき 舞姫滝)8:52―(0:01)→県道1.0`・雄飛の滝0.5`道標8:53―(0:02)→素連ノ滝(それんおたき)8:55―(0:14)→川岸石畳ノ道入口9:09―(0:07)→駐車場・雄飛の滝歩道分岐(県道出合)9:16―(1:02)→「東芝百五十万本の森づくり」10:18―(0:17)→10:25山の駅「たかはら」10:35=(R56R30・国道4614号・R25)⇒12:30那須烏山市宮原落石は「関東の嵐山」12:55=(国道294号)⇒益子=(R41・国道408号)⇒つくば市へ

 
左:道の山「たかはら」         右:「前山八方ヶ原線歩道」案内図

矢板から県道56の紅葉を楽しみ、周囲が落ち葉なって、小間々台・大間々台分岐を見送りと直ぐに、道の山「たかはら」がある、一台の車が駐車場の奥に停まっている、人の気配は無い、八方湖への遊歩道入口が道の山の左側に、その横に公衆トイレが置かれる、高原山の人気スポットだけあって、とても綺麗に保たれている。

八方湖は無事にここへ戻ってから行って見たい、湖の周囲は紅葉が綺麗という、前山八方ヶ原線遊歩道の案内を見て、良く整備された広い登山道入る、入口は滑りやすい「滑り」を注意する看板もある、ここは今日のコースで一番危ない(油断して歩くから)箇所だ。東屋が建ち、ベンチも置かれている。

直ぐに、両側が美しい笹に囲まれ、落ち葉が積り、足に優しい土の登山道なって歩きやすい、入口に無かった道標(雷霆ノ滝)が現れ、ホットする。

 
左:、八方ヶ原0.2`・ライテイノ滝2.1`道標                    右:山神

森林の効用、動植物の種直分布、オオルリ(渡り鳥)、セミ類の発生時期と高度分布を読みながら進み、同時に枯れた沢に架かる橋を渡って行くと、ライテイの滝(雷霆ノ滝)1.3`・ホウコウヘキレキの滝(咆哮霹靂ノ滝)2.3`の同様が現れ、ベンチが置かれ、ここが山神である。ここまで下りのみ。

 
左:一度登る         右:桜沢 美しい渓谷 

下って行くが、一度だけ小さな登りがあり、長い木道は設けられている、ここを登りきると、丸太の階段が続き、こんなに下っては帰りが心配になる、ライテイの滝0.6`・八方ヶ原1.7`の道標が現れ、やっと傾斜が緩む、枯れ葉になった紅葉だが、モミジが黒い林に踊って綺麗です!

眼下に美しい渓谷、桜沢が見えてくる。

 
左:眼下に美しい渓谷      右:大きな滝が!

笹薮に奥に大きな滝、笹をかきわけ入って見る、正に雷霆ノ滝で、思わず見とれてしまう、登山道に戻って、ちょっと下ると咆哮霹靂ノ滝への道標、残った紅葉は出迎えてくれる、次回は紅葉真っ盛りに訪れたい!


雷霆ノ滝

雷霆ノ滝の直ぐ側に立つ、八方ヶ原から約2`、こんなに下って大丈夫かと思っていたが、雷霆ノ滝の観瀑で思いは吹っ飛び、これから巡る渓谷・多くの滝に期待が高まる!

 
左:吊り橋           右:充分楽しめるモミジ

雷霆ノ滝を楽しみ、残った紅葉を満悦し、目の前に美しい吊り橋、橋の下は左から合流するスッカン沢、一人で渡っても良く揺れ、落ち葉は床を隠し、もし穴が空いていたらと心配しながら渡る、沢から離れ、美しいモミジが周囲を飾る。

 
左:新緑・紅葉真っ盛りに歩きたい          右:小さなピーク

まもなく、小さなピークを越える。

 
左:美しい林が続く    右:雄飛ノ滝分岐

美しい道が、急に下り、雄飛の滝0.6`・塩釜温泉バス停4.9`・八方ヶ原3.0`道標の間に下る、ここから塩釜温泉バス停へ向かって咆哮霹靂ノ滝を観瀑後ここに戻ってくることになる。

 
咆哮霹靂ノ滝 左:霹靂滝 右:咆哮滝(付属の滝かと!立派な名瀑でした)
地図では咆哮霹靂ノ滝となっている、
左にある水量の多い迫力ある滝が霹靂滝、右側にある写真(ちょと見える)の滝が咆哮滝です。
咆哮滝は水量が少ない滝でした、帰宅後この2滝が別物で塩原10名瀑だそうです!

咆哮霹靂ノ滝の前に出る。塩原10名瀑のひとつで、「咆哮」とは虎などが吠えることを、「霹靂」とは雷の激しい音を表している荒々しい滝のさまを形容しています。雷霆ノ滝も塩原10名瀑のひとつで、「雷霆」とは激しい雷のことを表した言葉です。滝の両側を切り立った岩にはさまれて、全長130mを3段になって落ちる豪快なその姿は、まさに天に昇る竜を思わせます。塩原10名瀑:竜化ノ滝、布滝、回顧ノ滝、咆哮ノ滝、霹靂ノ滝、雷霆ノ滝、素練ノ滝、雄飛ノ滝、洗心ノ滝、七滝、この名瀑の素練ノ滝、雄飛ノ滝はこの後、観瀑して行きます。

 
左:通行止めの看板 右:咆哮霹靂ノ吊橋 頑丈な吊り橋 鹿股川が塩原温泉へ
 
塩原温泉側から咆哮霹靂ノ吊橋

この吊橋から塩原温泉郷の塩釜温泉まで約1時間半「4.6`」だが、ここから塩ノ湯まで通行止めになっている、この通行止めの案内が道の山「たかはら」の入口では無かった?

咆哮霹靂ノ吊橋で休憩後、再び、雄飛の滝0.6`・塩釜温泉バス停4.9`・八方ヶ原3.0`道標まで戻ります、ここも通行止めになっている。

 
左:立派な石段     右:美しい紅葉

道標によると雄飛ノ滝0.6`なので行ける所まで入ってみる、雄飛ノ滝線歩道に入ってみる、まずは、美林の中を緩やかに下る、道は良く踏まれ、紅葉真っ盛り時には多勢入ったようだ、深い落ち葉が柔らかい。

いきなり、美しい石段を登る、石にコケが生え、このまま通行止めになってしまうのか?登山道の右はモミジ類の紅葉で、うっとり!

長い木の柵が右の谷に落ちないようガード、この内側を進む、落ち葉が足元を隠す、新緑・紅葉シーズンに歩きたい所です。

 
左:急降下         右:3.11時の崖崩れ

トラバースの道が切れ落ち、階段の急降下、スッカン沢に降りて目の前の光景に驚く、東北地方太平洋沖地震は2011年(平成23年)311日(金)144618.1秒、日本の太平洋三陸沖を震源として発生した地震。東日本大震災を引き起こし、東北から関東にかけての東日本一帯に甚大な被害をもたらした。ここも大きな崩れが発生、今にも崩れそうな岩壁。薙刀岩辺りが崩れたのでしょうか?

 
スッカン橋 左:立派な橋 スッカンはし                右:渡りきって、カツラ(桂)カツラ科

橋に「スッカンはし」とある、橋の手前に巨木のカツラ、渡り切るって悪路の急登、県道雄飛橋からの56人のハイカーに出逢う、彼らはスッカン橋で引き返すという、正しい選択です。

火山が造った美しい景色」の説明版によると:岩肌から流れ落ちる無数の滝、素連ノ滝が代表。高原山が噴火し、溶岩が流れ、侵食により、この美しい渓谷を造りだした。渓谷の岩肌は「薙刀岩」、「柱状節理」と呼ばれている。スッカン沢の名前の由来は『「青白見え、高原山のカルデラ跡を水源とし、鉱物や炭酸等の火山の成分が多く含まれる水が流れているためです、そのため、かつては、この沢の水が辛くて飲めないことから「酢辛(すから)い沢」等と呼ばれ、この呼び方がなまって今の「スッカン沢」になったと言われる』との事です。なるほど清流の色は青白い、温泉の水のようです。

 
美しいスッカン沢渓谷@

雄飛ノ滝の見晴台仁三郎ノ滝の標識、素廉ノ滝の標識と続きます、雨が降り出してしまい、、、霞んで!、、特定することが出来ません、、、ごめん!悲しい!

 
美しいスッカン沢渓谷A

 
美しいスッカン沢渓谷B

スッカン沢渓谷は、県道56から入って観瀑するのが手軽ですが、やはり、道の山「たかはら」から周遊したいものです。

 
左:巨岩の前を通過       右:川岸石畳ノ道入口

スッカン沢に近づき、川岸石畳ノ道に誘導される、とても美しい川岸、最後は80段ほどの階段を登る

 
左:県道56号出合    右:美味しい水

県道56号出合は雄飛橋、八方ヶ原方向はこの橋を渡る、渡った端に駐車場がある、この辺り県道は登りのくねくね道、「つくば」ナンバーの車が大きなペットボトルに水を貯め込んでいる、「美味しいよ!」と言うので一口、美味い!彼らはつくば市の横のつくばみらい市から来られている、「私はつくば市から。。。」と一言。

雨が本降り、道路に水が流れる、、、手元の地図と同じく複雑なカーブだが、このカーブを登り切れば平坦、紅葉シーズンならノンボリと散策ができる、県道出合からちょうど1時間で山ノ駅「たかはら」に着く、雨は止みそうで止まない!八方湖は無事に戻って来たらと予定したが雨、、、、()だが八方池は次の目標になった!

県道56号(R56)を下り、「県民の森方向」の標識を3度見送り、矢板で国道4号に出て直ぐに那須烏山へ

以下、那須烏山市宮原「落石は「関東の嵐山

 
那須烏山市宮原「落石は「関東の嵐山」@

 
那須烏山市宮原「落石は「関東の嵐山」A

まさに、関東の嵐山(嵐山、ただこの雨模様では!ここもリベンジですね!

そうです、リベンジがあって、再訪でき、また新たな発見が!

HP:わたしの天気予報