高原山 日塩もみじスカイラインの鶏頂山荘から鶏頂山、釈迦ガ岳を訪れる

鶏頂山(標高1765メートル)・釈迦ガ岳(標高1795メートル)

 

日程:20011021日(日) 晴れ

1999518剣ガ峰
2001
63剣ガ峰手前

木, 屋外, 空, 草 が含まれている画像

非常に高い精度で生成された説明

コース


つくば市城山⇒530鶏頂山荘610―(030)→630枯木沼―(010)→650スキー場合流―(010)→700リフト最上部―(005)→710大沼分岐―(020)→725弁天沼―(030)→鶏頂山・釈迦ガ岳分岐―(010)→810鶏頂山835―(005)→845鶏頂山・釈迦ガ岳分岐―(010)→弁天沼・釈迦ガ岳分岐―(015)→905御岳―(005)→最低鞍部―(020)→950釈迦ガ岳1100―(020)→御岳―(005)→弁天沼・釈迦ガ岳分岐―(020)→1205弁天沼―(015)→大沼入口―(003)→大沼―(003)→大沼入口―(010)→リフト最上部―(020)→1310鶏頂山荘⇒帰宅

日塩もみじラインの紅葉

今日は鶏頂山・釈迦ガ岳の山頂はすでに紅葉は終わり、登山入口から大沼間や料金所周辺は紅葉真っ盛り、紅葉狩りの観光客は鶏頂山荘までは入り込まない、従ってスキー場ののどかで美しい紅葉狩りを見ていない。

確かに観光客の多い「もみじラインの紅葉」は美しいが、ここのスキー場周辺も素晴らしい紅葉でした。

今度、紅葉狩りに来たときは寄ってみて下さい。料金所の係りの人の話塩原の紅葉はこれから、もっと美しくなるよ」確かに、料金所から塩原温泉周辺は緑が多い、数日後が見頃になると言う。

料金所から塩原方向に奥塩原温泉、新塩原温泉から塩原自然研究路がスタート、新湯爆裂噴火跡もあり、原生林に囲まれた道を登ると、新湯富士、そこから下ると神秘的な大沼園地の沼に出る、天然記念物のモリアオガエルが生育しているという、さらに下ると畑下温泉に着く、徒歩6時間

 

高原山の剣ヶ峰(標高1,539b)は大間々から登っている。今回は日塩もみじスカイラインの鶏頂山荘からエーデルワイス・メイプルヒルのスキー場を経由し鶏頂山・釈迦ガ岳を登ることにした。

日光・那須連峰に挟まれた高原山、那須火山帯に属す火山帯、鶏頂山と釈迦ガ岳の間の尾根道の左側は野沢に流れ込む、ガレ場になって険しさをあらわにしている。

宇都宮から国道119号(日光街道)で今市へ、今市から鬼怒川の標識を見て右折、国道121352号(会津西街道)で鬼怒川(国道121号には鬼怒川道路:トンネルを通過すると有料、ここを避けて走ると無料)を過ぎてすぐ、工事現場(200110月)がある、日塩もみじラインの有料道路が鬼怒川に直結する工事らしい、塩原・田島の分岐を塩原に向かう日塩もみじラインの入口です、料金所(620円)は7:00からで、時間前は無料になっている。

ぐんぐん登って行く、やや緩やかになって茶店、さらに先に行くと左に富士見駐車場がある、さらに先に行くとエーデルワイス・メイプルヒルスキーの標識、大きな石の鳥居をくぐりススキの多い中を登って行くと、鶏頂山荘の前に出る、まったく人影も無く、トイレも利用できない、少し仮眠。

6:00準備し、山荘の左側の標識に従ってスキー場の左側の「車の跡」をススキの穂が美しい丘を緩く登って行く、「車の跡」の両脇は雑草に覆われているが、カエデとカラマツの紅葉が美しく、のんびり登って行ける。

スキーコースから登ってくる登山道に合流、鶏頂山の標識を頼りに林に入って行くと枯木沼入口に着く、木道が引かれている枯木沼湿原、すっかり秋、緑を失った湿原だがとても気持ちの良い風景が目の前に広がる、季節なら奇麗な湿原だろう。

今日は湿原を横目に見て交差点を右折し、木道から離れ少し登るとスキーコースに再び合流、下山時は枯木沼を経由しないでこのスキーコースを下る。(枯木沢をパスしてしまう人も多いが立ち寄った方が良い、秋でも)。

スキーコースの両サイドはカラマツやカエデの色で飾られ美しい、ゲレンデを登り切るとリフトの最上部に着く、標高1480メートル。休憩には良いところだ、ゲレンデを背に少し下るといっぱい赤い実の付けたナナカマドが数本有る、大沼入口

カラマツ林からスギ林に代わる、登山道は涸れた沢状になって、石の多い道、脇の林の中を歩くとカラマツの落ち葉がジュウタン状で気持ちよい。私と家内以外をまったく見えず静かだ、道が平らになると弁天沼で鳥居と鐘が置かれている、弁天沼は小さく暗い雰囲気。

弁天沼は鶏頂山と釈迦ガ岳の分岐で右が道を選択、白樺林が美しい。

すぐに急な坂になり、木の根を頼りに登り始めるとまもなく「お助け水」、山道から5,6歩入ると水場で喉を潤すことにする。

さらにキツイ登りになる、木の根や石につかまりながら登る、背後に日光の山々が見えてくる。

鶏頂山と釈迦ガ岳分岐に着くと、そこが稜線で御岳と釈迦ガ岳が霧の中に見え隠れする。

ツツジの木が多い中を登る、狭い尾根、キツイ、やっと目の前が明るくなり立派な神社の前に出る、鶏頂山山頂。

神社の右側の後ろに回ると野沢の源流が眼下に広がる、その向こうに釈迦ガ岳、釈迦ガ岳から尾根続きの中岳・西平岳が見える、西平岳の赤い土が印象的、神社の前からは日光の女峰山が雄大、その左奥に男体山、右奥に太郎山、その向こうに日光白根山が連なる、一番遠望の高い山が尾瀬の主峰燧ヶ岳だ。田島周辺の山が連なる。

山頂から往路を引き返し、鶏頂山と釈迦ガ岳分岐に下り釈迦ガ岳へ向かう、右側の野沢源流はガレ場になっている、弁天沼への下山路を左に見送り、御岳への急登、ヤシオツツジの木が多い斜面、石祠のある御岳、山頂はどこか不明。

しばらくなだらかな尾根歩き、明神岳(標高:1620b)への標識を通過、ここから鞍部に下り、釈迦ガ岳への急坂を登る、今回一番のキツイところ、ここもツツジが多い、大間々からの登山道が左から上がってくる、狭い尾根道を登って行くと広く明るい釈迦ガ岳山頂に着く、先行した5,6人の男性が「あの山は○○、、」会談中。

白い煙の那須連山、日留賀岳(標高メ1849b)、明神岳の後方に男鹿山塊、鶏頂山で眺めた日光連山は特に素晴らしい、そのなかでも女峰山は特に雄大だ、さっそく山頂では山談話が始まる。

燧ケ岳、会津駒ケ岳もはっきり見える。大間々台から剣ガ峰を経由してくる登山者も多い、以前剣ガ峰から釈迦ガ岳のルートはヤブが深く無理でしたが今は奇麗に刈り取られ快適だといいます。

 

鶏頂山・釈迦ガ岳から塩原温泉

 釈迦ガ岳から鶏頂山方向に3分ほど下ると大間々台方向に下る標識が立っている、釈迦ガ岳山頂で大間々台から登ってきたと言う人にお会いした、「大間々台から剣ガ峰を経由し、ここまで来ようと思ったことが有りましたが、山道が笹で覆われ歩き難く中止しました」と訪ねると「やー、笹は刈られ、そんな事ありませんでしたよ」、きっと最近ヤブ刈をしてくれたらしい。

標識に従って大間々台を目指すとすごい坂を下るらしい、木ノ根・岩が頼りで間もなく傾斜はゆるやかになるとの事、鞍部、一番笹が多いが1543bの峰を越えると尾根道になり、1540bの峰を越え、さらに次の峰が剣ガ峰(標高1539b)、鶏頂山・釈迦ガ岳が美しい、そこから下ると大間々台と小間々台の分岐、大間々台のルートはツツジ(シロヤシオが多い)が多く咲いて見晴らしが良い、大間々台と小間々台には大きな駐車場がある、どちらのコースも小間々台で合流する、さらに下ると学校平(標高1049b)。

 学校平は塩原温泉と矢板方向への道路が分岐している、八方ガ原はここから少し登ったところでレンゲツツジの群落があり観光客も多く訪れる。学校平から八方ガ原方向に少し行くと桜沢沿いに下る山道があり、雷霆ノ滝(らいてい)に着く数段の滝で川幅いっぱいに流れ落ちる。スッカン沢の吊橋を渡り雄飛ノ滝(ゆうひ)を見る。さらに咆哮霹靂ノ滝(ほうこうへきれき)という覚え難い名の滝があります、これも二段の滝で奇麗です。今度は鹿股川から離れ急坂を登り、下り坂になってほっとする、車道に出てからはのんびり歩け、塩ノ湯、甘湯を経て塩釜バス停に。西那須野から塩原温泉郷間はバスの本数が以外と多い。

 

老夫婦:百名山を成功し、今は各地の名山を登っているという、東京都目黒にお住まいとか。単独の男性:今市に住む、日光連山が好きで、特に女峰山からの眺めは日光では最高とのこと。

帰路は鶏頂山と釈迦ガ岳の鞍部、左側が崩れ危険なところで右に大きく下る、山道は荒れ気味、すぐ涸れ沢になって石がゴロゴロ歩き難い。弁天沼手前は湿原状で広々として気持ちの良いところがあり、色づいたモミジが数本赤く輝いている、朝見た弁天沼の水の色が茶色をおびている、気温が上がったからかな?

すぐ、杉とカラマツ林に入り、カラマツの葉が落ちジュウタンのように気持ちがいい、大沼入口、ナナカマドはすっかり葉を落とし赤い実だけがついている、あまり歩かれない道が大沼に向かい伸びている、数分で沼の辺に着く、思っていたより大きく奇麗な水で、水面に鶏頂山が移り、色づいたカラマツが美しい。辺の石に腰を下ろしのんびり、ほとんどの登山者はここに入ってこない、ゆっくりしたい所だ。

山道に戻ると団体さんが下ってくる、大沼に寄る気配は無いようです。大沼に立ち寄って欲しい!

なだらかに紅葉狩りを楽しみながら登り切るとスキーリフトの頭に出る、カラマツに囲まれた広いスキー場の上を巻く道を下る、枯木沼への分岐を右に見てどんどん下って行くと、広いゲレンデに出る、ススキが多く広々とし秋の深まりを感じる。ゲレンデを横切ってなおも進むと道は真っ直ぐ下るコースと右に下るコースに分かれる、右にコースを取る、やがて朝登っていった丘が見え、ゲートに到着、山頂であった人々もみなさん次々と下ってくる。

 

鶏頂山荘を後に日塩もみじラインにでる、登ってきたときは暗く紅葉のようすが見えなかったが、なんと紅葉狩り真っ盛り、モミジやブナが多くとても快適で、特に塩原温泉に抜ける料金所周辺の紅葉は立派だ

料金所のおじさんに「奇麗ですね!」と訪ねると紅葉狩りの本番はこれからと言う。

確かに塩原温泉の紅葉まだまだ、でも多くの紅葉狩りの車が上がってくる、国道400号が西那須で国道4号に交差するところが混んだが、国道294号に入るころにはガラガラ。


雪景色の高原山

尚仁(じょうにん)沢渓谷が美しいとのこと、家内と散歩に出かけてみました、雪化粧の男体山が国道408号宇都宮から見え出し国道4号に入ると女峰山も加わり見事な姿を見せ、しばらく矢板方面にむかうと主役は高原連峰になる、鶏頂山、釈迦ガ岳、西平岳、明神岳、剣ガ峰と峰々の群をなし、雄大です。尚仁沢尚仁沢湧水:湧水の群落)を遡る登山道が鳥羽新田から釈迦ガ岳に向かっている、車なら矢板で国道4461(日光街道)号の交差点を左折し、今市に向う、塩谷の喜多で右折し鳥羽新田に昇って行く、注意して走ると尚仁沢への案内板が立っている、トイレのある広い駐車場、尚仁沢湧水の大きな案内図板が建てられている、道路をはさんで、車止ゲート、登山口がある、舗装道を行くとすぐ小さな橋、左側にあずまやのある休憩所、ここで舗装は終わり登山道に入る、ダムの右を迂回し、回りきると登山道の案内があり最初の急登だが、すぐピークに立つ、雑木林に広葉樹林が多く新緑・紅葉時期は奇麗だろう、左端奥に20段ほどの鉄階段が設けられ、鉄の橋があって、反対に渡ると、広い河原に出る、小石が広がって許されるならバーベキューなどして河原遊びには良い所だ。名水百選ともあて積雪のうえに無数の足跡が残っている、沢の水量は多く奇麗な渓谷です、私達は今日はこの辺で引き返すことにし、新緑の頃再訪し水中の岩から湧き出る水を確認することなく「水の生まれる谷」を後にしました。次回は尚仁沢湧水を見てここから釈迦ガ岳に登ってみたいものである。

わたしの登山話