霞ヶ浦環境科学センターイベントin2016 霞ヶ浦自然観察会 第7回 |
日程:2016年9月24日 (土)曇 バスに乗ると雨
愛宕山 大駐車場 あたご天狗の森駐車場
天狗伝説と桜の名所で知られる愛宕山、筑波山の展望、
夜になると石岡市周辺の夜景と、頭上には星空が広がる。
展望駐車場からさら車で山頂に上がれるが、展望はここがベストポイント。
自然観察会のベースもここになる。
平成28年度
第7回霞ヶ浦自然観察会:
日 時 平成28年9月24日(土)
集合場所 茨城県霞ヶ浦環境科学センター
送迎バス 途中,土浦駅東口からも御乗車できます。
(行き:土浦駅東口午前9時20分発
帰り:午後3時30分頃着)
場 所 :笠間市岩間 愛宕山周辺
内 容 :巴川源流域の植物を学ぶ「キジョラン、ツルギキョウ」
JR土浦駅東口から常盤自動車に入り、石岡小美玉スマートICで降り、国道355号を走り、泉で左折し、あたご天狗の森駐車場へと向かう、この駐車場が目的地。尚、この駐車場の入口に建つ愛宕神社の大きな鳥居の横の車道を登ると愛宕神社の駐車場に行けます。また、ここの駐車場から「JR常磐線岩間駅⇒「愛宕山→→難台山→吾国山」⇒JR水戸線福原駅」の縦走ハイキングコースがある。 バスから降り、雨が降りそうなので、餅つき道祖神のある大鳥居からバスで登った道を引返す、そして前回2014/1/8後半に回った巴川源流へと向かう。
ヒメジソはイヌコウジュ(犬香需)にもよく似ている、先生の説明をよく聞いていないと間違える、シソ科である事には違いない! ゲンノショウコだが、自宅の散歩道にはアメリカフウロが多く見られます。
タブノキは春の若葉が赤みを帯び美しい、葉は互生で枝先に集まる、厚い革質で表面は光沢があり、縁は全縁。 アズマザサは筑波山などの山頂まで生え植生をあらしている。
ヌカキビですが見えますか? カヤツリグサが1本、コゴメガヤツリなど多くの集類がある。
イヌタデは、ヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないという意味でイヌタデ」と名付けられた。 アオミズは陰湿地に生え、全体が緑色、葉は対生し、柄があり、基部はくさび形、粗い鋸歯があり、3脈がある。葉腋に細かな雄花と雌花を混生する。花は緑色で、雌花は赤みを帯びることが多い。花期は7〜10月。植物に詳しい方がこの種について悩んでいたかな?
イタヤカエデは紅葉の主役。 ヤブランは我が家でも咲いている。
ツルギキョウは今回の観察の主役、見つかって良かった、ツルニンジン(蔓人参)もキキョウ科で蔓性多年草、とても良く似ている。 ガンクビソウの群落、今日回った木陰に多い。
フユイチゴ、実が真っ赤になって食べられるのは冬! ミヤマナルコユリは「花(今日は実)が葉に沿って伸びると言う。。。」と説明してくれる人。おそらく、ナルコユリ、アマドコロ、ホウチャクソウも良く似ていますが、ナルコユリ、アマドコロとも花は下に一列でつくので区別できますとか補助的な説明が無いと良くわからない?直に手で指示してくれるので「葉に沿って」は良く分かりましたが、沿っていないものはと説明すると時間がない!
ツタウルシが危ない、触らないことです。だが、紅葉の主役で綺麗です。
ナガバジャノヒゲ、本当に髭のように長い、美しい種が楽しみ。 ウラジロガシの葉が鋭尖頭で、葉縁に鋸歯を持つ。葉の裏面に粉白色を呈す
イワガネソウはワガネゼンマイと良く似る。イワガネソウの葉の形は先に行くに従い徐々に細くなっていくが、イワガネゼンマイは先端で急に細くなる。先生もここを指摘する、詳しい生徒はこれ理解しイワガネソウと名言する。 メヤブマオの雌花は茎の中間にあり、多くの穂が垂れ下がる。背丈が大形で、花穂の多いものはヤブマオで、葉のギザギザが多いものはオニヤブマオ、イラクサにも良く似ている。との事だが現場に行くと他は生えておらず、一本では解らないが先生は一言である。
ミズヒキ、シンミズヒキが側に並んで生え、先生の説明も楽く!私達も楽である。シンミズヒキはミズヒキの近縁種。花の間隔が狭いので密集して見え、ミズヒキの葉より光って見え並べると区別が付きやすい。
巴川源流、木の橋が架かり、皆で覗き込む、北浦に流れ込む、愛宕山の緑の自然が霞ヶ浦を潤す。 マタタビの虫こぶが橋の上に沢山転がっている。
シュウブンソウは山地の木陰などに生える。2〜4個の枝を横にのばす。葉腋からでた短い柄の先に淡黄緑色の小さな頭花をつける。秋分の日頃に咲くので名前が付くが、セツブンソウの様に可愛くはなく地味な花。ヤブタバコ(藪煙草)に良く似ているが花はヤブタバコはガンクビソウにそっくりです。 アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)を見ていると、熟練の人がご説明「複数の花は茎の一点から出ている」、家に帰って調べてみるとイヌホオズキは茎から個々に花が出ている、なるほど!『アメリカイヌホオズキとイヌホオズキの区別は大変困難で、「アメリカイヌホオズキの葉はうすく幅が狭い」や「花色が違う」などの区別方法が流布しているようですが、どの違いも個体変異の範囲であるために確実ではありません。もっとも確実なのは、アメリカイヌホオズキでは花茎が一か所で枝分かれして花や果実をつけるのに対して、イヌホオズキでは花茎の分枝が僅かにずれて並んでつくことです。』。ご説明の裏付けは自分で!
サネカズラは常緑つる性木本。ビナンカズラ(美男葛)ともいうが、これは昔、つるから粘液をとって整髪料に使ったためである。実はキイチゴを大きくしたような真っ赤な丸い集合果をつくる。筑波山でも知られている場所に毎年赤い実を付けている。花は葉の陰に咲くが、より目につくようになる。果実は個々に落ちて、あとにはやはり真っ赤なふくらんだ花床が残り、冬までよく目立つ。とても人気がある。 キョウチクトウはキョウチクトウ科に含められた。アサギマダラの食草としてよく知られている。葉は対生し、先がとがる。葉の質は厚く、表面には光沢がある。花期は8〜9月。葉の付け根に、白花の花序をつけ、袋果は紡錘形。冬に果実が割れ、白い種髪がついた種子を飛ばす。和名はこの白い毛が鬼女の白髪を連想させることに由来する。確かに丸い虫が食べた跡が残っているが花・実・実の割れた白髪は見ていない!
ヤマウルシ葉は奇数羽状複葉で、小葉は4〜8対。葉は輪生状についており下の葉ほど小さくなる。写真はそう言っている。葉の両面に毛が密生する。成木の葉は円く全縁だが、幼木の葉には鋸歯がある。葉柄や葉軸にも毛が生え赤色を帯びる(葉裏の毛は葉脈上にのみあるのが特徴)。秋には紅葉して目に焼き付く。 ウリカエデはカエデ科で葉は対生し、浅く3裂か、ほとんど裂けない。カエデの仲間では、最も葉が小さい。縁には鈍鋸歯がある。低山に普通に生える。樹皮は帯緑灰褐色。写真のように、ウリハダカエデにも似るが、ウリハダカエデは上部が浅く3裂し、縁には細かい重鋸歯がある。ウリカエデは黄色く色づくが幹のよく似たウリハダカエデは紅葉するから紅葉シーズンは注意したい。
レモンエゴマの葉を摘んで匂いを嗅ぐと葉からレモンのような強い香りがする。交雑もあり、臭いの弱いものもある。この葉をずっと手に持って「良い匂い。。」と楽しんでいる女性。レモンの香りがして全体の姿がエゴマに似ているところから名がついた。 イチビはインド原産の帰化植物。平安時代には繊維の原料として栽培が始まったが、現在は野生化し、雑草としてやっかいもの。
マツヨイグサの仲間は月見草とか宵待草とも呼ばれている。花が開くのは夕方から早朝で、昼間は閉じている。マツヨイグサの仲間では最も多く見られマメマツヨイグサは、花の時期も遅く、9月。展望の良いあたご天狗の森駐車場からお月さんも良く見えそう! ノササゲの花は初秋から秋に咲き葉腋に数個つけ、淡緑色で、その先が淡黄色の花弁になっていて先が小さく開いているのが特徴です。大きな特徴は、マメ果の色が濃紫色に熟すことです。マメ果は晩秋に裂開して黒紫色の球形の種子を出します。
オニドコロの葉は互生、丸い。ムカゴはつかない。雌雄異株。雄花序は直立、雌花序は垂れ下がる。果実は楕円形で3翼がある。花は淡黄緑色。葉柄基部に突起はない。 ヤマノイモの葉は対生、葉腋にムカゴがつく。雌雄異株。雄花序は直立、白い花、雌花序は垂れ下がる。果実は丸い扁平な翼が3個。
ハンショウヅルは落葉性のツル性の木本とする場合と草本とする場合があります。初夏に暗紅紫色の鐘形の花を長い花柄に吊り下げます。花に金属のような光沢があり美しいので観察会などでは人気があります。葉は葉柄が長く、三出複葉で、葉縁に粗い鋸歯があります。茎は暗紫色を帯びています。園芸用に植栽されているクレマティスの仲間です。ただ、花の形態は似ているとは言えません。 ヤマジノホトトギスはユリ科:ここ
もーお昼の時間が過ぎている、 と言うのにミヤマウズラを見つけてしまった、林床に生える小型で常緑の多年草。葉の表には白い斑が入っており特徴的で、一度見れば忘れない、珍しい花ですが霞ヶ浦環境科学センターの自然観察会では時々見つけ、よく見ている。 お昼休みは少しづれ、雨が心配だが、あたご天狗の森駐車場の石垣に腰を下ろし、、、。 午後部スタート、大鳥居から間違えて車道を、直ぐに引き返し、参道(大鳥居をくぐる)の階段を上がる、 キバナアキギリが鳥居から愛宕神社まで咲き誇る、一度目にすると忘れない姿です。 先生が「愛宕山山頂の愛宕神社境内では、泥質ホルンフェルスが見られる。」の記事を参考に泥質ホルンフェルスを探して見たが、発見できず、山頂の駐車場から急な道を下って愛宕山 石尊の有る細い登山道を下って、あたご天狗の森駐車場への道まで降り、車道を上がって、あたご天狗の森駐車場まで戻ります。 「筑波山地域ジオパーク」 つくば市,石岡市,笠間市,桜川市,土浦市,かすみがうら市の6市からなる筑波山地域ジオパーク推進協議会は,2016年4月に日本ジオパーク申請書を日本ジオパーク委員会へ提出し,書類審査を経て,プレゼンテーション審査(5月21日)と現地審査(8月23日〜24日)を受けました。そして9月9日,ついに筑波山地域が「筑波山地域ジオパーク」として日本ジオパークに認定されることになりました。 難台山から吾国山にかけてのハイキングコース沿いでは、加波山花崗岩や筑波変成岩(砂質・泥質ホルンフェルス)などからなる「屏風岩」や「団子石」などの奇岩や巨石、を見ることができる。愛宕山山頂の愛宕神社境内では、泥質ホルンフェルスが見られる。吾国山南麓の「鳴滝」には、砂質・泥質ホルンフェルスの急崖があり、不動尊が祀られている。瓦谷地区には、奈良〜平安時代に常陸国の国分寺や国分尼寺で使われた瓦を製造した二十数基の瓦塚窯瓦跡があり、茨城県の文化財に指定されている。その近くにある「桜井瓦工業」では、茨城県内で唯一、地元産粘土を使ったいぶし瓦の製造を行っている。 愛宕山からあたご天狗の森駐車場
マルバノホロシは実を付けたばかり、真っ赤に熟します。
ヒメキンミズヒキの横にキンミズヒキが生えている。
オカメザサは日本原産であるが、野生種の発見は難しい。各地で栽培されている。背の低いタケ類である。見かけが小さいのでササの名を持つが、新芽にある鞘がすぐに剥がれるのはタケの特徴である。
イタビカズラはつる性のイチジク属。イチジクと同じように茎や葉に傷をつけると白い汁が出る。蔓性で、よく分岐し、枝から気根を出して岩や樹木などに絡みつく。葉は互生し、革質にて厚く、長楕円状披針形、基部は円形で、先がとがり、全縁。葉裏はやや白く、無毛、葉脈が浮き出る。葉柄には短毛がある。雌雄異株。 ヤマジノホトトギス
ヤマジノホトトギスは筑波山の女体山から裏筑波に下る登山道で見られます。 ダイコンソウの葉はダイコンの葉に似ている、ダイコンはアブラナ科。
ナキリスゲは家の裏の土手に何時の間には生え、土が崩れない有難いカヤツリグサ科、秋に咲くスゲだが、この穂にはよく綿虫がついて真っ白くなって、綿虫はもう去った後だったが、白い綿が穂を被い、その中で実が熟して写真のようになったものだそうです。常緑の多年草、そく増え、大きな株にたっている。葉の縁がざらつき、菜も切れるという意味らしい。家のナキリスゲはここ。 オオハナワラビは前回ここを訪れた時も見つけている。 前回の記事『オオハナワラビ(大花蕨) ハナヤスリ科、歩き出して直ぐ見つけたフユノハナワラビとそっくり、参道の石段に生え、この石段を登る人が少ない。大ハナワラビは広く平に葉を伸ばしフユノハナワラビと区別するそうです?調べて見るとフユノハナワラビは葉が丸みを帯び、オオハナワラビはやや薄暗い林の中で小羽片が尖って、茎の毛がたくさん有るらしい。同じ仲間でアカハナワラビがあって、こちらは12月頃赤く紅葉するそうです。』 |
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