霞ヶ浦環境科学センターイベントin2014 茨城県水郷県民の森 霞ヶ浦自然観察会 第5回 |
日程:2014年6月15日 (日)
オカトラノオ(岡虎の尾) サクラソウ科
名前は花が虎の尾に似ているため。ヌマトラノオと区別するため、オカトラノオと呼ばれる。
日当たりのいい山地などで、白い花が一斉に同じ方向に向いて咲く、加波山にも群生
トラノオの名前の付くものには、イブキトラノオ、ハナトラノオ、ハルトラノオなどで種類が多い。
野外講座―2013/8/7 霞ヶ浦環境科学センター第05回 湖岸の自然(3) 夏の里山の植物
霞ヶ浦環境科学センターイベント:霞ヶ浦自然観察会 第5回
2014年6月15日 (日)
内容:初夏の里山の植物と生き物の観察
場所:潮来市島須 茨城県水郷県民の森
徒歩:10,206歩(自宅から徒歩+電車も含む)
「春の魚とフナの産卵観察」平成24年度第1回 霞ヶ浦自然観察会に参加は2012/4/28
「春の用水路で産卵期の魚の観察」平成26年度第2回
霞ヶ浦自然観察会に参加は2014/4/26
「霞ヶ浦で繁殖する鳥たちの観察」平成26年度第3回
霞ヶ浦自然観察会に参加は2014/5/10
「妙岐ノ鼻 ヨシ原と多様な湿性植物」平成26年度第4回
霞ヶ浦自然観察会に参加は2014/5/24
迎えのバスがJR常盤線土浦駅東口9時発、霞ヶ浦環境科学センターから9時半発、国道354号で霞ヶ浦大橋を渡る、湖面に鯉の養殖場を眺め、筑波山が美しい、霞ヶ浦ふれあいランドを見送り、泉北からR50を南下、延々と広がるさつまいも畑をひたすら走り、今日の観察目的地:水郷県民の森の駐車場に入る、現地集合の参加者が加わる。FIFAワールドカップブラジル大会「日本対コートジボワール」の戦いの日なのか当日キャンセルの人も複数出たようです。 午前中は吊り橋を渡り、野外活動広場から森を抜けて戻るコース、午後は大膳池の湖面に突き出る木製デッキから観察園路奥のトンネルを抜け、R189に出てビジターセンターに戻るコースを選択。
コウヤボウキは和歌山県高野山で、弘法大師の教えで果樹や竹などの植栽を禁じられていたため、コウヤボウキで作った箒が用いられていたことによる名。春には地面から湧き出るように、柔らかな葉を開く。一年枝の葉は互生するが、二年枝には巾の狭い葉が束生する。秋9〜10月に本年枝の先端に白い頭花を一つつける、この頭花は小さい筒状花が13個前後集まって、下部は総苞片が重なり円柱形なる。この花がキク科の特徴を見せてくれる。 アズマザサと似た名のアズマネザサ(東根笹)、他にオカメザサ(阿亀笹)、クマザサ(熊笹)、チシマザサ(千島笹)等を見かけます。 水郷県民の森は平成17(2006)年6月5日に行われた第56回全国植樹祭(全国植樹祭は国土緑化運動の中核的な行事として、1950年に山梨県で第1回が開催されて以来、毎年春に開催されている)のメイン会場に使われ、まだ新しく、道端にヌルデなどのウルシ科が多く生えていいました。
シロバナマンテマは白くはない「赤くないからシロバナマンテマと言うそうです?」、マンテマは確かにシロバナマンテマに比べ赤いが、美しさは両者とも負けてはいない。ノミノツヅリ、オランダミミナグサ、ハマナデシコ、カワラナデシコ、センジュガンビ、フジクロセンノウ、ウシハコベ、ノミノフスマ、イワツメクサ等、園芸品種も多いがハコベ、ミミナグサなど身近なものも多い。 ノガリヤスはアカマツ・クロマツ林になどに生育する、水郷県民の森にはクロマツが多く、アカマツもある。森林の中に生育するイネ科植物は多くはないので、二次林の中に生育するイネ科植物としては、高い頻度で出現するので、ノガリヤスを念頭に置いて探すとよいそうです。イネ科ってよく見ると美しいものです。
ヤマウルシに似たヤマハゼは関東以西の本州・四国・九州に生育する落葉の小高木で南方系、ヤマウルシは北方系。ヤマウルシは樹液に触れるとかぶれる、春の新芽が出る頃はかぶれ易い、子供の頃虫取りに夢中になって手に樹液をつけたまま、息子に触って下半身がかぶれ恥ずかしい思いをしたことがある。似ているヤマハゼと比べると、小葉の形は丸くて数が多く、小葉の側脈の数が少ない点で区別できる。 参加者も中に詳しい人が多く、ヌルデとヤマウルシの違いが解ってきた、葉軸に翼があるのがヌルデ、葉軸の基部の方の小葉が小さいのがウルシ科の特徴。切り開いた林道の林縁に多く生え、明るい場所を好む樹(陽樹)で、先駆植物である、後発のコナラの様な大きい樹木が育ってきて、陽が当たらなくなると枯れてしまうのだそうです。水郷県民の森はまだ先駆植物の勢力は強いようです。先駆植物は:アカメガシワ、アキグミ、オオバアサガラ、カラスザンショウ、キリ、クサギ、シラカバ、ダケカンバ、タラノキ、ヌルデ、ネムノキ、ノリウツギ、ヒメヤシャブシ、ヤマネコヤナギ等で今日の目にする植物がリストアップされている。
ゴンズイは樹皮の模様が魚のゴンズイに似ている、あるいは役に立たないところが似ている、と言って呼ばれている。ゴンズイ、アカメガシワ、ヌルデ等は道端に多く生えるが毎年刈られ、背の低いものが多い、背の高い樹林はコナラが主です、クロマツも幼い木が多くみられます。 ノアザミとそっくりなノハラアザミと呼ばれるアザミが秋の野原を彩り、外見ではノアザミと区別は付かない。咲く時期が違う事と、総包がノアザミの様にねばねばしない事で触って見ると区別は可能である。先生から「ねばねばしているよね!」と紹介、参加者に握られモテモテのノアザミである。
大勢同時に渡ると横ブレ「気持ちが悪くなる、、、」と言う人多し、地震振動には慣れているが、谷底が深く不安なようです、樹木を上から観察ができる。
吊り橋を渡り、左は野外活動広場に近いが右折、ムラサキシキブかヤブムラサキ?名前にヤブの付くヤブウツギ、ヤブコウゾ、ヤブツバキ、ヤブデマリなどがある、このヤブムラサキは両面に密毛があり、手触りはフカフカで藪のイメージはなく気持ちがいい、特に裏面に毛が多く生えている。 先駆植物が隣に、ネムノキです、マメ科でエンジュ、ジャケツイバラ、サイカチ、ニセアカシヤ、フジ、マルバハギ、キハギ、ヤマハギ、クズ等でエンドウと同じ豆ができる。偶数2回羽状複葉の7〜10対、小葉は1羽状に15〜30対の無柄、全縁、花は頭状花序的に枝先に集まって夏に咲く、今は蕾、淡紅色のおしべが長く美しい、高い位置に咲いて鼻を近づけられないが、香りは桃のように甘いそうです。 写真映像は無いが、実を付けたクワ科が多いのに驚く、ヤマグワ、コウゾでヌルデの様に刈り込みされず伸び放題、渡り鳥などが運んできて変わった葉のクワ科が多いようです。琵琶湖などの他の湖に比べ霞ヶ浦は田畑や市街地の割合が高く、周辺では筑波山とここ水郷県民の森はその貴重な森林地だそうです。
オカトラノオは日当たりの良い草原に生育する多年生草で庭先にも生えている、この仲間には水湿地に生育するヌマトラノオと区別としてオカをつけたもの。初夏に白い花を咲かせる。全体としての姿も美しいが、一つ一つの花も姿が整っていて綺麗、今日の観察会で人気、野外講座―2013/8/7 霞ヶ浦環境科学センター第05回 湖岸の自然(3) 夏の里山の植物で見たヌマトラノオは有りませんでした。 オオバノトンボソウは背が60aほどになる多年草で、先生の説明のように触ると、茎には稜がある、写真も林床や半日陰になる林縁で撮影、こんな場所に生えるそうです、写真のように、小さな緑黄色の花をややまばらに穂状につけます、薄暗くピントが合わせ憎い「腕が悪い、、、」のよ!ルーペで見ると花はラン科独特の形態。葉は、茎を抱くようにつき、下方の3枚ほどが大きく、葉先は三角形状です、上方の茎葉は徐々に小さくなり披針型です。霞ヶ浦環境科学センターの観察会で一度何処かで見た記憶がある、貴重な植物です。
林の縁はよく刈られ、背の低い植物や成長の早い蔓ものが多い所です、森林はコナラが中心。
ネコハギはハギと呼ぶが、ヤマハギなどでは草本のように見えるのに古い株から芽を出すので「生え芽(き)」から転訛したという説がありますが、一般的ではありませんとのこと、「ネコ」は、全体に軟毛が多いので「猫」に見立てたもののようです。「秋の七草」のひとつ「萩」には含まれない、多年草で、茎は針金状で長く伸びて地を這い、時に1bにもなり、全体に多くの軟毛があって結構目立ちます。初秋〜秋に葉腋に2〜4花をポツンポツンとつけます。花は小さく、色は白色で中央下部に紅紫色の斑点が2個。葉はマメ科に普通の三出複葉(小葉3枚からなる葉)。ヤハズソウ(矢筈草 マメ科)が似ていますがネコハギでは、葉などに軟毛が多いのが特徴で、茎は地上を這うので容易に区別できます。
エビヅルは葉の裏が淡褐色または白色のクモ毛に覆われ、秋まで残る。先生は「裏が白いもがエビヅル、ノブドウは白くない」と説明、なるほど。葉と対生して円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を密につける。雌雄異株。果実は液果。直径約6mmの球形で黒く熟す。種子は暗赤褐色。花期は6〜8月。エビヅルやヤマブドウの果実は食用になるがノブドウの果実は食用にならない。
ノブドウは道端の藪や草原に繁茂している。花は夏に開き、蜜を分泌するようでアリが多数訪れる。花の形はヤブガラシとよく似ている。果実は淡い紫色を経て空色に熟す、果実はコバルトブルーが秋の野山を彩る、茶花として人気だが、切花にするとすぐに色あせてしまう、他の植物同様野にあってこその美しさを見せつける。果実は悪味で、とても食べられない。ヤブガラシ同様生垣などによく侵入してくる困ったツル植物である。
ケチヂミザサは全体に毛が多いチヂミザサで、チヂミザサの名前は、葉が笹に似ていて縁が縮れていることによります。茎は一年草にしては丈夫で踏まれても生きる、地面を這い枝分かれして節から発根して群落を形成、葉は波打っており、短毛を密生し、上半分に長毛を散生する、葉を触ると長毛の部分でざらつく。花は7月頃から咲き始め、花序は茎の先端に直立し、花序の中軸には開出毛が多い。この毛に朝露が付くと美しい。短い枝があり、その枝ごとに1〜数個の小穂が付くが、枝は短い、小穂には長い芒(ノゲ)があり、秋になるとこの芒に粘液が分泌され、衣服や動物の体に付着して種子が散布される。厄介な「引っ付き虫」であるから植物観察時は注意!チヂミザサ(縮み笹)はそっくりですがこちらは毛が見えない。 吊り橋を渡って、広い野外活動広場の縁に着く、トイレと水道があり、活動体験施設や大生古墳群のある体験の森方面は今回はパス。 アイノゲシ、ノゲシとオニノゲシの雑種で、両方の特徴をもつとされる。花期は3〜10月と長い。手で触ると痛いのがオニノゲシだが痛くない、基部は丸く張りだして茎を抱く。鋸歯の先は鋭い刺になりオニノゲシに良く似ている。 昼食はビジターセンターに戻ってから、吊り橋に引き返しますが帰りは林の中を行く。
ネジバナは右・左巻き、花がみな一方向に向けば茎が傾くので、花の方で工夫してわざとねじるように花をつけるようになった、という面白い説がある。生え場所は真夏日で暑い草むら、撮影に厄介な小花、風が吹くと揺れる、、、。
クララの和名は、根を噛むとクラクラするほど苦いことから、眩草(くららぐさ)と呼ばれ、これが転じてクララと呼ばれるようになったといわれる、牛久自然観察の森にも生えている。ヤマハギもマメ科で同じ仲間ですね。
ナワシロイチゴは初夏に咲き、枝先で花茎を分けて数個の花をつけます。果実は夏に熟し、紅赤色の球形で、つぶつぶになっています。葉は羽状複葉、小葉は3枚のものが多く三出複葉に見える。5枚の小葉からなる葉もある。小葉はほぼ円形で頭小葉、小葉の縁には粗い鋸歯。葉裏が白っぽいのも特徴と先生が言うので裏返してパッチリ撮影。果実はほぼ球形でツブツブになっているのが特徴のひとつです。 筑波山や霞ヶ浦、自宅の散歩道には他にクサイチゴ、モミジイチゴとニガイチゴの自生。モミジイチゴでは、茎を斜上させて、花色は白色ですが枝から下垂させることで他と区別、葉はモミジのように5中裂しているのが特徴で。ニガイチゴでは、花が枝に上向きにつき、花色は白色でやや小さく、何よりも通常は花弁が細いことで他と区別。カジイチゴでは、花は白色で上向きに咲きクサイチゴにやや似ていますが、葉が他とは大きく異なります。葉は掌状で大きく3〜7中裂しています。
テングチョウ!天狗ように顔の先が尖っている茶色っぽいチョウ。羽根の表面にはオレンジ色の紋がある。鼻のように見えるのは、下唇ひげという部分。成虫のまま越冬し、早春から飛びはじめる。幼虫の食草はエノキなどだそうです、今日のテーマは「初夏の里山の植物と生き物の観察」とあり、小学生の男子が参加、彼が確認後舞う姿を皆で観察「羽根の表面にはオレンジ色の紋がある」を確認したかな?
ナルコユリと似ているアマドコロの大きな違いは茎が四角形でナルコユリは茎が丸い。そいて大形の仲間はオオナルコユリがある。良く似たものにはホウチャクソウやワニグチソウがある。 ノササゲはツル性の多年草です。半日陰になる林縁によく生育している、葉は三出複葉で小葉は長さ10aほどとやや大きく、三角形状で葉先と角は丸いのが大きな特徴です。葉質は薄くて色がやや淡緑色で全縁も特徴。大きさや形態は同じ場所に良く生えているミツバアケビの葉に似ていますが、ミツバアケビでは葉の縁に波状の鋸歯がある。花は初秋〜秋に咲き葉腋に数個つけ、細い筒状で基部の筒状の部分が花筒の半分ほどもあって淡緑色でその先が淡黄色の花弁になっていて先が小さく開いているのが特徴です。さらに大きな特徴は、マメ果の色が濃紫色に熟すことです。晩秋に裂開して黒紫色の径5_ほどの球形の種子を出し、この姿がとても可愛い。
サジガンクビソウは花の頃でも根生葉が残っている、ガンクビソウ、ヤブタバコ、コヤブタバコ等は花の頃にはない。研究路に多く、オオバコは路傍雑草の代表格として知られているが、サジガンクビソウも複数の参加者に次々と踏まれてしまう。 オトギリソウは上部で枝をわけ、葉は対生し、広披針形、黒点が多い、葉の基部は円形〜心形でやや茎を抱く。花は黄色で日花、茎の先に集まる。花弁は5個で、萼片とともに黒点と黒線が入る。熟すと先端部が3裂に開口し種子が出る。花期は7〜9月。
ツタウルシは同じウルシ科の仲間で一番かぶれやすく、特に春先がかぶれやすい。葉が3枚、葉脈が凹んでいてシワに見え、光沢がある(ない時期もある)。ツルアジサイやイワガラミは葉が対生で単葉、ツルアジサイの装飾花は3〜4個の萼片をつけるが、イワガラミは装飾花の萼片が1個しかなく白い葉の様に見えます。 クマヤナギ、凄い名前だ、幹が黒くて丈夫なためにクマ、葉がヤナギを思わせるので、クマヤナギと呼ばれるようです。古くなると幹は黒っぽくなり、縦に裂け目ができるらしいが、ここは刈られ大きくなることができない?縁は全縁で、葉脈が平行ですっきりしている印象、裏面は写真をご覧下さい。
吊り橋を渡ればビジタセンター、ここで昼食。 午後は大膳池へ進む。
ヤブタビラコは全体に毛が多く、葉縁がやや角張る。コオニタビラコは無毛で、葉縁がやや丸く、茎や葉に赤味を帯びることも多い。 チチコグサは細長いロゼット状の根生葉の中心から花茎をほぼ直立させ、初夏から初秋にかけて茎頂に多くの管状花からなる褐色の花を、球形につけます。花茎の途中に数枚の細長い葉をパラパラとつけ、花の基部に3〜4枚ほどの細長い苞葉を放射状につける、チチコグサモドキ、タチチチコグサ、ウラジロチチコグサやウスベニチチコグサなど、外来種が多い。
大膳池の湖面に突き出る木製デッキから、吊り橋と違って揺れはしない。デッキから戻って、さらに奥に入ると、観察路はトンネルを抜け、右はガマが生え、しばらく田んぼ道のような所を歩きます。
コメツブツメクサと同じような名前のコメツブウマゴヤシ(米粒馬肥し)、クスダマツメクサ(薬玉詰草)とあります、何れもマメ科。 アレチギシギシは、ほかのギシギシ類に比べてほっそりしているから、なんとなく分かり、それが当たって間違わない!
カノツメソウは和名の由来は、根の形が鹿の爪にていることからきている。別名をダケゼリ(岳芹)という。先生はダケゼリと説明!
イヌザクラとウワミズザクラは似た花を付ける、ウワミズザクラは花序をつける枝には、3〜5枚の葉がつくがイヌザクラの花序には葉は無いので区別するが、なんとなく両者は違う! マツカゼソウの葉は3回3出羽状複葉で、質は薄く、油点があり、臭気がある。枝先に集散花序をだす。写真のものは背が高く大きい!花期は8〜10月。
アマチャズルの葉は鳥足状複葉で、小葉で、3または7小葉のこともある、写真は5小葉でした。小葉の表面に毛、雌雄異株、葉腋に小さな黄緑色の花を総状につける。果実は球形で、黒緑色に熟す。花期は8〜9月。葉には葉面に細毛が散生していて、アマチャヅルにとても良く似た野草にヤブガラシがあるが葉面の細毛で区別できます、畑にヤブガラシが生え困りますが、アマチャヅルを探しに行くと見つからない! ミドリヒメワラビはとても美しいシダ、ヒメワラビと同所的に生育していて、ヒメワラビと違いミドリヒメワラビは小羽片に柄がある。
トウバナの茎は根元から束生し、葉は対生し、葉柄がある。枝先に淡紅紫色の唇形花を数段に輪生する。花期は5〜8月。シソの実を取る時期を思い出す写真ですネ。 コモチマンネングサの葉の付け根に双葉状の芽(ムカゴ)をつけ、これが地面に落ちて繁殖することから付いた名前。畑の雑草になっているが、気にならない場所なので楽しんでいる。 上の写真ではカモメヅルか判らないかも、良く見ると長い柄の先に星型の小さな花が見えるかと思います! ナニワズはジンチョウゲやシロバナジンチョウゲと同じ仲間なので、花の付き方や雰囲気は良く似ていますが、花期は3月と寒い時期で色は黄色です、葉は夏に落葉するのだが、環境によって葉はこの写真の様に落葉しない場合もあるそうです。雌雄異株。
田んぼの畦道から、深い林に囲まれた観察路、希にしか見られない植物が続く、カモメヅルは筑波山周辺では見たことがない、霞ヶ浦沿岸の観察会で教えてもらった記憶がある。ナニワズは丹沢も三ノ塔尾根を下る山道で群落を見たような気がする、筑波山の迎場コースで見付けたが、再び同じ場所を通過した時には見付からない?
カシワバハグマの葉が柏の葉に似ているにで、この和名。茎の中程に、7枚前後の葉を輪生状につけます。葉先は三角形状です。葉縁に先の尖った鋸歯が粗く並び、初秋から秋に、数本に枝分かれることが多い花茎を立て、花茎の先に白から淡紫色の頭花をつけます。花被片は糸状で絵筆の先のようになる。コウヤボウキもキク科コウヤボウキ属で、カシワバハグマの花とそっくり!
ヨツバムグラ茎は4稜があり、無毛m。卵形〜楕円形の葉を4枚ときに5枚輪生するが2枚は托葉。ふちと裏面には毛がある。花は1〜2mmで茎先や葉腋の短い花序に数個つく。花冠は淡黄緑色で4裂。果実にカギ形の突起がある。花期は5〜6月。ヤエムグラ(八重葎)の葉は6〜8個が輪生しているように見え、端は刺状にとがり、縁と裏面の主脈には逆向きの刺がある。本来の葉は2個で、ほかは托葉の変化したもの。茎の先や葉腋から花序をだし、黄緑色の花をつける。果実は2分果からなり、分果には種子が1個入る。表面にはカギ状の毛があり、衣類に着いたら大変。花期は5〜6月。 ヒメシャラはツバキ科ナツツバキ属、ナツツバキに似ている、花や葉のサイズはナツツバキの方が大きい。
シャグマハギ、どことなくシロツメクサに似ています、ヨーロッパの地中海を囲む地方原産の帰化植物です。全体に灰色の毛の多い1年草、葉は3出複葉で小葉は狭長楕円形〜狭倒卵形、上部の葉は低い鋸歯縁で先端は狭い針状です。花は倒卵形〜円頭形の穂状花序に多数付きます。「赤熊萩」の赤熊とは赤く染めたヤクの尾の毛のことだそうです。生育地:道端や空き地、写真は道路の淵、花期は7〜9月。
イヌコモチナデシコは帰化植物、道路沿いなどに生える。茎は下部で分岐し、茎には腺毛が密生。葉は細く線形で対生し、基部が合着して鞘状になる。花序は茎の先端につき、卵状にふくらむ。花弁の先端は2裂する。種子は片側が凹み、表面に突起がある。花期は5〜6月。イヌコモチナデシコの花以外はナデシコに良く似ている。 シナダレスズメガヤは砂防用に植えられ野生化している、葉鞘は無毛で、その口部にだけ長い毛がはえる、先はやや垂れ、紫色を帯びた小穂を多数つける。花期は7〜10月。 シャグマハギもイヌコモチナデシコ同様帰化植物、道路沿に生え、きっと水郷県民の森を整備中に運び込まれたのだろう! 今回の観察会、水郷県民の森全コース歩いておらず、近いうちに再訪したいものです。 |