佐白山 笠間城跡の山頂、笠間稲荷神社・笠間日動美術館など、笠間つつじ公園から佐白山を歩いてみた
佐白山(標高:205b)富士山「笠間つつじ公園」(標高:144b)
笠間盆地ジオツアーに参加、二つのグープに別れ、ハイキングコースと稲荷神社境内を拝見 みちおしえ☚貴重な虫「ハンミョウ」

 

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佐白山山頂  
天守曲輪に鎮座する佐志能神社

 

 

 

 

富士山・佐白山ハイキングコースが笠間稲荷神周辺からスタート、今回は笠間日動美術館側の公営笠間駐車場(無料) 観光案内所前からスタートし、富士山「笠間つつじ公園」→大黒石→佐白山「笠間城跡」→石倉→公営笠間駐車場 観光案内所前→笠間稲荷神社 解散

大黒岩から佐白山・石倉は傾斜の続くハイキングコース。多くの花崗岩の大きな石が魅力で、風化浸食の岩塊に驚く!

みちおしえ☚貴重な虫「ハンミョウ」

御本殿の彫刻☚見事な彫刻

 

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花崗岩に取りつく、ツルアリドオシ(蔓蟻通)アカネ科

2018年9月8(土)晴れ 富士山・佐白山ハイキングコースが笠間稲荷神社 富士山「笠間つつじ公園」・佐白山・笠間稲荷神社

コース

つくば市4:45=(国道408号・県道41号)⇒岩瀬5:43=(国道51号)⇒大きな朱の鳥居=(岩間自動美術館道標を追う)⇒笠間稲荷神社前7:007:10公営笠間駐車場(無料) 観光案内所→受付開始8:10→撮影8:45―(木の階段)→正福寺9:03―(急な坂道 木の階段)→9:20富士山「笠間つつじ公園」展望台(公園 公衆トイレ9:40―(林道)→大黒石9:50―(登山道 ハイキングコース)→城址公園/佐白山ハイキングコース・公営笠間駐車場(無料) 観光案内所分岐―(佐白山ハキングコース)→地層分岐10:20―(佐白山ハキングコース)→10:45佐白山山頂 佐志能神社10:56―(佐白山ハキングコース)→石倉入口11:00―(登山道)→11:05石倉11:15―(登山道)→石倉入口11:20―(佐白山ハキングコース)→笠間城跡旧駐車場広場11:25―(佐白山ハキングコース)→11:40時鐘桜11:40―(佐白山ハキングコース)→公営笠間駐車場(無料) 観光案内所11:50―(階段)→笠間自動美術館―(坂道)→大石邸跡11:56―(公園通り)→かさま歴史交流館井筒屋12:05―(門前通り)12:0612:10笠間稲荷神社・笠間稲荷美術館13:05―(門前通り・公園通り・坂道)→13:15公営笠間駐車場(無料) 観光案内所13:16⇒自宅へ

徒歩:10,206

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 つくば市から笠間へ行くには、朝日トンネルを通り、フラワーパークを経由するフルーツライン、筑波山を右に見て県道41号を北上し、岩瀬から国道51号を走る方法がある。

 フルーツラインは気持ちよく走れるが、道祖神峠を通過する。一方県道41号は筑波山・加波山の眺めが良く、大きな峠も無い。

 時間的には10分ほど、長く走るが国道41号を利用する。つくば市から桜川市へ、筑波山が美しく、続いて加波山と続き、岩瀬まで筑波連山縦走路の峰が続く。岩瀬から国道51号へ、吾国山・難題山・愛宕山から下って来る福原駅を過ぎ、フルートランを右に見て、大きな朱の鳥居を見て、こころ右折、後は笠間自動美術館を追って、門前通りで笠間稲荷神社を見て、常陽銀行の交差点を右折、かさま歴史交流館井筒屋と駐車場が続き、右折し坂道を走ると、笠間日動美術館、その先が公営稲荷駐車場で入ると公衆トイレのある観光案内所、旅行パンフレット、売店などが有って、この大駐車場が無料。

 今7:10で集合時間は受付開始8:20、車内で仮眠、隣に車が停まり、場所を確認、彼はこの近くの方である。8時前に受付が始まり、参加者は30人ほど、2班に分かれる。スタッフも各班に8名ほど。

 

 記念撮影後、班別の行動。

 

佐白山から下山後に解った事ですが、公営稲荷駐車場は笠間つつじ公園「富士山」と佐白山を結ぶハイキングコースのスタート地点、笠間自動美術館等のスタート地点として都合のよい集合場所である。

 

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正福寺(佐白山観世音寺

 

 B班はまず長く急な木の階段を登り、正福寺へ、スタッフ「鐘が無いことに・・・・」と言う。境内を抜け、三差路から約8500本のつつじが植えられるつつじ公園の登り道が始まる。

 

 つつじ公園にはこれから上がる方に駐車場があり、この坂を一般の人は歩かず車で上がってしまう様です。

 

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左:歌碑                     右:観光道路から笠間の広大な展望を楽しむ

 

 ここは歌碑が多く、展望は開けてきて美しさを感じる所です、まもなく、坂本九歌碑から登ってくる観光道路にでる、つつじの大木が続き、花期には満開で、笠間つつじまつりは4月中旬〜5月中旬、このゴールデンウイーク期間中大勢の人が訪れる。常磐線岩間駅から近い愛宕山の桜まつりが4月上旬〜5月上旬だから、北山公園の桜まつりと合わせ訪れたい所です。

 

 *愛宕山は岩間駅近く(標高:306b)とつつじ公園の北に(標高:168b)もある。富士山はここつつじ公園(標高:144b)、福原駅近く(標高:183b)、友部ICの近く(標高:128b)にも有る。

 

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左:つつじ公園         右:展望台

 

 観光道路を登り切ればつつじ公園の山頂広場、公衆トイレ、大きな展望台に登り、スタッフからの説明を受ける。

 

 360度 笹間盆地を見下ろす、涸沼川が市を流れ涸沼へ、昔は海で貝が見付かるそうです。笠間の山を上げると仏頂山、佐白山、吾国山、難題山、愛宕山(標高:306b)が知られ、富士山が3つもある・・・・。

 

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左:つつじ公園の地層 黒雲母花崗岩               右:大黒岩 巨岩が道端に!

 

 つつじ公園の展望台から下ると、地層が明確。

 

更に下るとスタッフの人が容器内の虫を見せてくれる、ハンミョウ(ナミハンミョウ)で触角や脚を含め、全身が赤、青、緑などに輝き、きわめて美しい。平地〜低山地の林道上など、土が露出した地表で見られる。特に川や池などの水辺環境に近い開けた場所で見つかることが多い。聞くと肉食で他の昆虫を捕らえて食べるそうです。調べると410月に出現し、幼虫および成虫で越冬する。地表にとまっていると発見しにくいが、人が近づくとすぐに飛び立ち、数b先の地面に再びとまる。これをくりかえすので、俗に「みちおしえ(道教え)」「みちしるべ(道標)」などと呼ばれる。B班一同で探すが、一匹だけ飛び跳ねるがシャッターチャンスは無い。とても綺麗な虫で、大きさ 1820_、時期 410月。

 

観光道を下ると三差路で、左に向かう道路を行くと、巨岩の大黒岩が現れる。花崗岩です。大きな割れ目もあって、風化が進むのかも知れない。この岩の上に登る人もおり、跡がある、B班にはよじ登る人はいない。

 

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赤城山とか浅間山からの火山灰からの地層

 

 この先に歌うたい石経由で駐車場を経て、佐白山に行けるそうですが通行禁止で通過した三差路に戻って坂本九歌碑方向に下がり、直ぐに右のハイキングコースに入る、一人が通行できる幅、道は良く踏まれ、昔はサンショウオが住んでいたと言う小沢を下って行く、植物観察に良い道です。

 

まもなく城址公園/佐白山ハイキングコース・公営笠間駐車場(無料) 観光案内所分岐で、笠間城跡・佐白山方面へ。この道は林道のように広い。

右に細い道が現れ、ここで地層のお話、赤城山・浅間山等の地層や真砂の説明、真砂は花崗岩が砂状に変化したもの。

 

この林道を真っすぐ進むと通行禁止で行けなかった佐白山への駐車場。B班は右の細い道に入る。

 

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左:櫓跡               右:笠間城跡

 

 丸太の階段が続き、ここの急坂、この上に笠間城、櫓跡に着く、「いばらき森林の道100選佐伯山」を見て、笠間城の地図を見て、笠間城跡の花崗岩の階段を登る。

 最後は急な花崗岩の急な斜面を登る。岩場登りは慣れているが、ここの花崗岩製の石段は、幅と言うかピッチがズレて、しかも急で登り難い、捕まる所が無く4ツ足で上がる。

 

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佐志能神社

 

 佐志能(さしのう)神社が佐白山山頂、標高:205b。スタッフの説明を聞く、佐志能神社:佐白山は、古くから正福寺や百坊があって、信仰の山として栄えていた。

 

笠間城:佐白山は「お城山」ともよばれ、市民に親しまれている。天然の他形を巧みに利用して「三曲輪」「二の曲輪」「帯曲輪」「殿守曲輪」を設け、曲輪には白壁の塀をまわし、出入口を城門でかため、要所には「宍ヶ埼櫓」「八幡台櫓」「殿守櫓」を配置し、守るに易く攻めるに難い要害堅固な山城であった。

 

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佐志能神社と花崗岩

 

 花崗岩で作られた佐志能神社、茨城100名山に相応しい。つつじ公園と佐白山の置かれた位置、二つとも花崗岩の山、筑波山地域ジオパークの見所も少しは理解できたような気がするが・・・・。

 

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佐志能神社の階段

 

 佐志能神社の周囲を見て、急な階段を下る。ここの石垣・階段は花崗岩で積み上げられている、だいぶ傾いているが、そう簡単に倒れてしまう建物ではない!

 

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石倉

 

 やっと佐志能神社から解放され息の付かない内に、「この先細道で危険だから・・・・」と言いながら細道に入り込む、石倉への登山道で、ここをまた引き返すと言う。

 参加者は慣れた者、危ない所も無く細い道を5分程下る、巨岩を積み上げた所に着く。ここが石倉です。土蔵,校倉,蒸籠(せいろう)倉,板倉,石倉,高倉など種々ある。木材を組み積んだ校倉,蒸籠倉は八ヶ岳山麓山浦地方にあったし,かつて中部山岳地方に広く分布していた。まさにここは石の倉である。

 

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笠間城跡

:ツルアリドオシ(蔓蟻通)アカネ科

 

 石倉を見て、再び笠間城跡へ。歌うたい石は友部駅から北山公園方向から入って見たいものです。

 

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スタッフの歌碑紹介

 

 笠間城跡には佐白山の駐車場から車が運行され、跡地に売店もあったそうです、ここ空き地は広く、立派な歌碑が置かれている。

 

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左:時鐘桜            右:かさま歴史交流館井筒屋

 

同じ道を引き返し笠間城跡旧駐車場広場から時鐘桜。スタッフから時のお話等をお聞きし、公営笠間駐車場(無料) 観光案内所へ引き返す。

 

階段を下り笠間自動美術館の前から大石邸跡、かさま歴史交流館井筒屋と見ながら、門前通りに入り、笠間稲荷神社・笠間稲荷美術館の境内に入ります。

 

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笠間稲荷神社の大きな鳥居

 

 笠間稲荷神社の大きな鳥居から、広い参道に入る。

 

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手水舎 いのしし

 

手水舎で手を清め、手水舎の回りの自分を探す「いのしし」!

 

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左:くるみ         右:東門

 

東門:文化13年に再建された入母屋造りの建物です。左右には奉納の毛綱があります。

 

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左:桜門     右:拝殿

 

 桜門:「萬世泰平門」と言い、重層入母屋造で昭和36年に竣工の建物です。扁額は当時の神宮祭主、北白川房子様の御染筆によるものです。

 

 拝殿:昭和3510月の竣工で、神社建築の美と現代建築の粋を集めた豪壮かつ華麗な建物です。

 

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左:接ぎ木の松             右:拝殿と御本殿の境

 

 拝殿と御本殿の境を見上げる!

 

 御本殿の彫刻

 

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御本殿の自慢の彫刻

 

 御本殿の前面に拝殿を接続する平面形式をもち、外観は変化に富む。地元の大工や彫工による建築ではあるが、作りがよく、各部に設けられた彫刻も優秀である。特に御本殿の両側面と背面の壁面にはめこまれた蘭亭曲水の宴の彫刻はすぐれている。建物、彫刻には、彩色が施してなく素木造で、江戸時代末期の特徴をよくあらわしている。

 スタッフの方もここの彫刻には特に力を込めて説明されている、上の写真はとても感動するものです・・・・。

 

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左:美術館へ                 右:嘉辰殿

雨粒が落ちても瓦が痛まない工夫

 

 この美術館で秋の笠間を華やかに彩る「笠間稲荷の菊まつり」。日本で最も古い菊の祭典で、笠間稲荷神社をメイン会場に、艶やかな菊の花約1万鉢が境内をはじめ市内をうめつくします。また、会期中には、「神事 流鏑馬」や「舞楽祭」などさまざまな催しが盛りだくさん。

 

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キンモクセイ(金木犀)モクセイ科

 

 美術館前に満開のキンモクセイ、秋を呼ぶ花。

 

 急に雨、境内の2株の藤樹は樹齢400年に及ぶもので、内1本の八重藤は花が葡萄の実のように集合して咲く珍しい種類。ここを囲んでいる廊下を抜けると桜門でB班はここで解散。

 

 この後、雨は止み、門前通りに出て、地元の方は笠間の名物・笠間いなり寿司、蕎麦やクルミの変わりダネを食べて帰るそうですが、公営笠間駐車場(無料) 観光案内所へ戻って、持参のお弁当をいただく。

 

HP:わたしの天気予報