御座山 (おぐらさん)   標高2,112b  ぶどう峠から白岩を経て                         

200154日 (金) 晴れ

コース

ぶどう峠520=>長者の森入口を左に見て=>530白岩―>555加和志沢の林道終点駐車場―>610稜線―>630長者の森分岐―>645峠―>715見晴台―>802前衛ピーク―>鞍部・うだの沢のトーミ―>842避難小屋―>845御座山山頂952―>避難小屋―>南相木村側の見晴台往復―>1053避難小屋―>1217加和志沢の林道終点駐車場  午後は荒船山に寄ってみた!

 

秩父からひたすら国道299号で小鹿野をへて両神山・二子山登山口の坂本を過ぎ、2:30志賀坂峠、長いトンネルの手前に「十石峠は4/28から通行止め」の標識、ぶどう峠は記述無し、志賀坂トンネルにはいる、峠を超えるトンネルはいやに暗い、抜けると大きな山岳地図が建つ駐車場がある、諏訪山の登山口(上野村の諏訪山とは違う)でどうやら、両神山登山口八丁坂への林道入口はトンネルの手前の様だ、一台の車が中里に向かって通過してゆく、やたらと「恐竜の、、」とかという看板が多く目に付く所。

中里国道462号を吸収し国道299号は上野村に向かう、まもなく2:48道の駅「上野」で休憩4:48、道の駅は休憩には有難い、慣れない国道299号であり夜明けまでここで一眠り。

しばらく走ると、乙父(おっち)父母トンネル乙父トンネルを抜ける、意外と民家が多い村である、楢原トンネルを抜けると楢原で諏訪山登山口(志賀坂トンネルの諏訪山別、ここは上野村)、楢原も民家が多い、まもなく「長野県・ぶどう峠」の標識が出てくる、直進は十石峠経由で佐久と塩之沢峠経由の下仁田への道につながる、左に曲がり上野小海線へ向かう、ぶどう峠が待っている

荒れた道かと思いきや立派な道路が続く、どんどん高度をあげる、2日前の積雪、左に秩父の山々、両神山のごつごつ山が遠望でき、道の駅「上野」で夜明けを待って正解でした、直ぐにぶどう峠、トンネルは無く明るい峠だ、長野・群馬県境、駐車場は積雪で入れないが展望は素晴らしい、手持ちの地図に「展望よし」。

ぶどう峠から道路脇はしばらくサクラの並木(植林)で満開は数日後だろうがとても見頃で綺麗、多くの釣り人の車が止まり、釣り人も大勢見える、絶好の釣り場らしい

長者の森入口を左に見過ごし、白岩へ、白岩(四方原山経由茂来山の登山口がある)では小さな橋を渡る、渡ると御座山の案内板(シャクナゲの群落を自慢している)。

ゆるい坂で、林道を進む、雑木林を抜けると、畑が広がり、傾斜は急になってくる、ぶどう峠くらいの標高になると雪が積もっている、一台先に登ってくれており、チェイン無しでもどうにか走れる、難なく駐車場で林道終点、といっても駐車場は雪の中、林道脇に駐車する、さらに一台が到着。白岩から林道終点まで徒歩約1時間半です車で入れて一安心。

御座山への代表コースは北の白岩からと、南の栗生から、地図を見ると坂上・山口からのコースもある、短時間に登るなら栗生から約2時間半である、不動ノ滝が見所とのこと。

積雪に昨日の登山者の足跡はあるが、今日は一番先、杉林の中を緩やかに登ってゆく、傾斜が少し急になると、まもなく尾根道に飛び出す、狭い尾根をしばらく行くとピークの右側を巻くように進むと、再び尾根に合流し長者の森分岐に着く、長者の森から上がって来る登山道ある。

送電線の鉄塔が左に見え、左斜面をなだらかに行くと、急に道が狭くなり、雪で歩きにくい、急坂になってくる、ジグザグに登りつめると狭い峠で、山道は山の右斜面にルートを変える、少し下るが、すぐに急坂になる、樹林帯を登ると、いままで無かったシャクナゲがぽつぽつ現れる。

雪の中に道が埋まり、歩きにくい、登るにつれ、両側シャクナゲ林、シャクナゲの木に邪魔されながら登ると岩場の見晴台、今までなかった展望が大きく開ける、それにしてもシャクナゲは凄い、見頃は6月上旬頃だろうか?

ここから先は雪の中に足跡は無い、新雪を踏み先に進む、シャクナゲの中を進む、展望は無い、一度平坦な杉林の中に出る、坂になると、今度は道が不明で何度も立ち止まる、杉林を登り終わるとシャクナゲの多い尾根道、時々頭の上から雪が落ちてくる、岩場で休憩していると、二人の登山者が追いかけるようにしてやってきた、年配の二人はコースを熟知しているようで、先に行ってもらうことにする。

コースをよく知っている人に先行してもらうと、積雪で道が不明でも安心、とても楽になる、登山道は再び前衛の岩場に出る、目の前が急斜面(下る)、霧が前方を隠している、ここで引き返そうかと思いながら、石の上に腰掛けてしばらく休み込む、地図を広げていると、突然、霧が取れ、御座山山頂が雄大に霧の中に現れる、高く立派、登山意欲をそそる峰である。

まるで別の山に行くみたいに、一度大きく下り鞍部(うだの沢のトーミ)へ、それでも2,3分で鞍部、鞍部は意外と広く、そして直ぐに御座山への急坂、雪が足をすくう、滑る、再びシャクナゲに囲まれると、避難小屋の前に出る、小屋の前に展望台がある、小屋から5,6歩進むと御座山の稜線になる、岩場の稜線の一番奥に御座山山頂の標識(標高:2112b)が立っている、見えるはずの八ヶ岳や浅間山の姿はこの天気、この雲で期待できない。

御座山山頂は大きな岩場の展望台、左は危険、今日のような霧の深い日は特に注意しなければならない、展望をさえぎるものは霧と雲だけで、晴れていれば360°間違いなしで、日光連山・谷川岳・赤城山・浅間山・北アルプス・八ヶ岳・南アルプス・瑞牆山・金峰山が見えて、天狗岳&男山も見えているだろう。足元に残雪でも今日は5月でも寒くは無い、おにぎりを開き昼食、山頂には先行の二人ずれと他の三人、56分後三人が加わる、さらに昨日は横尾山に登ったと言う団体さん(約20人)が登って来て賑やかな山頂になる。
 
それでも、しだいに霧が晴れ明るくなって、横尾山、その前に男山(標高1,851b)、天狗山(標高1,853b)が見えてきた、八ヶ岳はまだはっきりしない。ここからの展望は素晴らしい、賑やかな山頂も団体さんが下ってしまうと急にもとの静けさに変わる、団体さんだけが、この山の静けさを知らない!

小屋から南相木(みなみあいき)村方向に下り、小さな石祠があるピークまで行くと、御座山の岩壁が凄い迫力で印象的、そして小川山(標高2,418b)、金峰山(標高2,599b)、瑞牆山(標高2,230b)、信州峠と横尾山(標高1,818b)、飯盛山(標高1,658b)、国師ヶ岳(標高2,592b)、甲武信岳(標高2,475b)の方向の展望も素晴らしい美景でせまる。

この展望で仙人になった気分、大きく見えるのが小川山でその後ろに金峰山が雪をかぶり雄大だ、瑞牆山は小川山の後ろからゴツゴツの頭だけを見せている、金峰山から朝日岳と続き国師ヶ岳へと続く。この先は鎖の連続になり、登ってきた道と大きく変わり道を間違えたことに気づく、でもここまで来ないと見れない展望を得て後悔不要、特に御座山山頂直下の岩壁の凄さには驚く

間違えたコースは南相木村の栗生からの登山道で、栗生から御座山山頂まで約2時間半、団体さんらが選んだ(旅行会社が選んだ)最短コースです。

小さな石祠のピークから御座山に向け引き返すには一旦下り、さらに一つのピークを越え、下って鞍部、ここで山口へのコースが分岐している、山口までは約2時間半

分岐の鞍部からの御座山山頂までの登りはひといきである、避難小屋まで戻り、八ヶ岳方向を眺めると、なんと八ヶ岳連邦が雄大に見えるではないか!!道を間違えて時間を稼いでしまったが無駄では無かった!!(自己満足、実は少し疲れた!)。

今度は南ではなく、北相木(きたあいき)村の方向に正しく引き返す、避難小屋の直ぐ前を下ると南相木(栗生)、小屋の前を横切り下るのが北相木(白岩)へ、ここは道を間違え易いので南・北を確認し下ろう。

雪道は登山時に比べ多くの人が歩いた後でよく踏まれ歩きやすくなっている、一部は解け滑り易くなっている、足元に気をつけて下山、鞍部・トーミを経て再び登る、これから山頂を目指す団体さんに出逢う。

シャクナゲの多い見晴台に戻ると、浅間山がクッキリト姿を現してきた。この先は登ってくる人には会いませんでした、駐車場に戻るとびっくり、朝は雪の覆われていたのにすっかり解けて、ぐちゃぐちゃ!

車も増え約10台が止まっている、御座山山頂で共にした登山者たちが顔をそろえている、勿論皆さん満足!!

もー歩く必要はない、新緑はこれからの林道を白岩まで下る。少し小海方向に下ると、2.3`で滝が見えるというので立ち寄ってみた、滝周辺は遊歩道が付けられ、ニリンソウ、ハルリンドウがいっぱい咲いてなかなか良い、滝も大小あり一見の価値。

まだまだ時間がある、ここまで来たから荒船山に寄りたい、車道に戻り小海へ、目の前に八ヶ岳が雄大、川上村からの道と合流し、小海で国道141号、野沢で国道141号が国道142号と254号で交差し、麦草峠へは左・十石峠は右、下仁田は右、内山峠も右で国道254号に入り荒船山へ向かう。

御座山、デジカメの無い時期に登っており、山頂から見えた八ヶ岳、、、近い内に行きたいものです。

 

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