秋山郷から苗場山を往復 三合目の紅葉はまだ、鎖場の紅葉は真っ盛り 遠望の浅間山が素晴らしい |
日程 2010年10月8-10日(金-日)晴れ
日程 2009年8月15日(土)晴れ
苗場山山頂から谷川連峰
谷川連峰は、雲が右から左から(太平洋から日本海から)と雲がこのように覆うことが多いですね!
コース
前夜
つくば市22:15=(国道294・408・50)⇒桐生ic=(北関東・関越自動車道)⇒湯沢ic1:30=(国道17・353・117)⇒津南2:00=(405)⇒小赤沢橋3:20=(林道)⇒3:40三合目登山口
当日
三合目登山口5:35―(0:10)→ヒノキの老木・大木5:45―(0:15)→小さなガレ場6:00―(0:05)→水場入口6:05―(0:10)→小沢6:15―(0:10)→前方に苗場山6:25―(0:05)→五合目(標高1580b)6:30―(0:30)→水場7:00―(0:10)→六合目(標高1750b)7:10―(0:35)→7:40長い鎖場7:45―(0:05)→八合目(標高1940b)7:50―(0:10)→坪場(九合目)8:00―(0:25)→樹林帯(標高2060b)8:25―(0:25)→8:50苗場山山頂(標高2145b)9:30―(0:25)→苗場神社9:55―(0:25)→坪場10:20―(0:10)→長い鎖場10:30―(0:45)→五合目11:15―(0:25)→水場入口11:40―(0:20)→12:00三合目登山口
帰宅路
三合目登山口12:05=(林道)⇒赤沢橋=(国道405)⇒結東(小松原湿原登山口入口)バス停=(国道405)⇒津南=(国道117・353)⇒清津峡=(魚沼スカイライン)⇒塩沢石打ic=(関越自動車道)⇒沼田ic=(国道120)⇒片品=(国道401)⇒大清水10日4:00=(国道401)⇒片品=(国道120)⇒金精峠6;00=(国道120)⇒湯ノ湖6:20=(国道120)⇒いろは坂6:50=(国道120)⇒宇都宮=(国道408,294)⇒つくば市
前回和田小屋「2009/8の苗場山」から登った、今回は家を出るときは「結東バス停=(バス)⇒小赤沢バス停→三合目登山口→苗場山→小松原湿原(避難小屋泊)→見倉→結東バス停」の予定で小松原湿原を歩く予定。
小松原避難小屋辺りに泊まるつもりで寝袋+マット+翌日の食糧を詰め出発、ところが結東バス停(駐車場は吊橋の横に観光用2台分、登山車用の場所には無い)には安心して車を停められない。
津南寄りの清水川原から大赤沢に抜ける道路があり、下山口の見倉を走ってみた、立派で長い見倉トンネルの前で駐車する事が出来る、ここに停め結東バス停まで歩くか、または小赤沢バス停から三合目まで歩く?
下山予定の10日の天気は朝から下り坂!
六日町の友人から「小松原避難小屋一泊、とっても素晴らし!」と教えてもらっている、確かにこの大きな規模の湿原に一泊すると「前夜と夜明けの自然」が用意してくれる大きなプレゼントは想像しただけで魅力充分であが、現地で変更せざるを得ない、小松原湿原経由は今回諦め、リベンジと決める(笑)。
登山開始:1998年6月27日、同じコースを歩いている、「車走行時間が往復10時間、往復の歩きは6時間の工程でした」と古いページに記している。この時も湯沢から小赤沢橋まで同じ道を走ったが前回の様子はほとんど覚えていない、12年も前である。特に今回気になった結東辺りの渓谷美は改めて美しく感動、大赤沢からは左を注意して走ることに、右にドライブインの様な建物、その入口に小赤沢バス停を見付ける。
登山者が気楽に駐車できるような場所は無い、左折し小赤沢橋を渡ると、直ぐ左に苗場山登山口の案内がある、余談だが「清水から巻機山に登る場合の雰囲気とよく似ている、清水には駐車場が有ったが、、」。
ここの苗場山登山口の案内から車1台分の細い道を急登、民家の間を抜けると、幅の広い道に出る、ここは左折、後は道なりに登る、大膳ノ滝で右に曲がる、歩く時はここが一合目、その先に二合目の標識を探すが結局見つからない、車は三叉路に突き当たる、ここは標識に従って左折し大きく下る、完全舗装になっている、平坦が長く、心配なほど続く、1998年には上手く停めてくれ30台程度だったが、ここが満車になるの?と言いたいような大駐車場に変身しているのに驚く。
登山口に3台、手前のトイレ近くに1台、中央の左端に停める、見上げると満天星空、とても眠く、急いで仮眠する。
5時20分頃、車が1台入って来る。用意は簡単、5時半スタート、登山ポスト、すぐジメジメな登山道に入り込む、大木のブナ一本驚きの一本である、前回は三合目、四合目の標識が有った記憶、尾根道になって巨木古木のヒノキの根元に着く、しばらく木の根を次々と踏んでゆく、まだ夜明け、うす暗く周囲の紅葉は良く判定できないが、想像以上に紅葉は見頃になっている感じです、左にガレ場、左の斜面が色付いている。
続いて「水場」、確かここは標高:1470bの四合目、数b道からそれると沢がある、ここにはコップ等は無く沢が流れ、下山時夏場に汗を流すには良い所です。
水場の辺りの美林のブナ
ぬかる道が続く、丸太の切り口が上を向けて埋められ、これがとても歩き良く有りがたい。
丸太の切り口を上に向け埋められている
ブナが針葉樹林(コメツガなど)に変わる、しだいに傾斜が大きくなり、前方には、まだまだ遠くて高い位置に苗場山が姿を現す、再び、ジメジメ、丸太の埋められた箇所が多くなり、五合目に到着標高:1580b、良く見ないと六合目と間違うほど古い道標、そして大きな石のゴロゴロ道になる、おまけにこの石までジメジメしている。
登山道がネマガリダケに囲まれるが、この竹はとても幅が大きく邪魔にはならない、まだまだ見上げる苗場山だが、こちらもだいぶ高度は上がっている、道端に大きなナナアカマド、葉の先が茶色化し、あの美しい紅葉には今年はなりそうもない、今年の夏の暑さが、温かい秋に延長している影響かな?
10年以上前に来たこの道、覚えの無い風景が続く、和田小屋側は朝日を受けるが、秋山郷側は西日、ようやく周囲の山に日が当り始め、紅葉が輝きだす、「紅葉狩り登山」になってくる、嬉しい気分。
隣の山には日が当る
目の前に水場、六合目、パイプが置かれ、コップもあり飲むには有りがたいが、ワンカップは油の匂い、自前のコップを使う方が良い、水場を過ぎると秋山郷の展望が大きくなってくる。
そして、以前は登山口から山頂まで鎖場が無かったのに、その一番目の鎖場、振り向くとダケカンバに飾られる斜面が見事。
そして、長い・長いトラバースが続き、薄暗い道なって、崩れた涸沢を横切って行く、ややトラバース気味から急坂になって、深い雪に折れ曲がったダケカンバに腰を降ろし朝食7:20。
長いすそ野に日が指してくる
厳しい登り、展望は良い、朝日に輝いた隣のピークを見下ろすようになって、7:30 上で人の声が聞こえる、先行した人はいないのに?まさか夜明け前に足場の悪い道を登った?
直ぐ判明、昨夜小屋に泊まった団体さんだ、「あ! 滑って落ちた!、、」と叫び越え、ネマガリダケのヤブに落ちてもがいている、見上げてびっくり、一本の鎖に太い腕が何本もついている、「き、ほ、ん」の無い行動、最後まで誰一人、道を開けてはくれませんでした、いまさら驚かない、最近の山ギャルの方がマナワーは上と言いたいところだ。
鎖に頼らず四足で登る
長い鎖場、この鎖も前回全く記憶が無い、登り切ると標高:1940bの八合目、乾いた岩にやっと腰を落とせる、手製の贅沢なサケ弁当、大きな卵焼きも入っている。
男性がスイスイ登ってきて、「今日は良い天気!、、」と消えてゆく、続いて下山のご夫婦、数bの間隔、一本の鎖に同時に捕まらない、一人が落ちても相手には殺意が無い、それが鎖の使い方、二組の団体が昨夜小屋に泊まったという、にぎやかだったらしい。
森林限界を通過、誰もがおー!歓声を上げる曲がり角、足元の真っ赤に染まったツツジも綺麗です。笹に囲まれ、山腹の急登は過ぎ、展望は広角、秋山郷の山々、遠く日本海まで見えそうだ、凹の最後の上りで、九合目の坪場に飛び出る、大きな湿原が広がる。
青空が広い坪場に飛び出る
二組目の団体さん、とてもにぎやか、右の小さいピークは紅葉真っ盛り、その左奥に鳥甲山の鋭鋒が覗く。
佐武流山&白砂山
池塘も美しい、正面右に佐武流山(さぶるやま)と白砂山が重なり、その右が岩菅山、さらに奥が横手山と白根山、白根山の左奥に噴煙を上げる浅間山と雄大な眺めは素晴らしい。正面左は稲包山と続くが、谷川岳は苗場山山頂まで行かないと見えない。
中央奥の噴煙は浅間山!
美しい、木道を緩やかに登る。右から和山温泉からの登山道が合流。
天空の楽園
登り切ると、再び針葉樹林帯に入る、大きな岩を登ったり、横切ったり、後ろから男性(マキさんと以後呼んでイイよね!)が追いつく、広島から車の旅(道の駅泊を続けている)、昨日は飯縄山、一昨日は高妻山とか、逆かな?その前日は妙高山、火打山を日帰りで登って来た健脚。
苗場山の風景
樹林を抜けると、苗場神社経由の赤倉山からの登山道が合流、苗場山頂ヒュッテの横を通過し、樹林の中に苗場山山頂(標高2145b)がある、ここでの展望は無い。
マキさんと樹林を抜け、伊米(いめ)神社をお参りし、広い湿原の見晴らし台から、平標山から朝日岳に続く谷川連峰、その奥の雲上に至仏山、燧ヶ岳が見える、目を少し左に移すと巻機山、越後三山が見え果てしない眺望が時の流れを忘れさせる。
眺望を楽しんで、さー下山、谷川連峰に雲が広がってきた、明日はどうやら雨らしい
秋山郷の鳥甲山の雄姿はヒュッテの裏側の展望台から、妙高山と火打山も見え満足・満足!
谷川岳に向かって真っすぐ木道を行くと、和田小屋&小松原湿原へと続く、私たちは一旦和田小屋方面に下って直ぐ右折し、苗場山独特の風景を楽しみ、苗場神社分岐まで下って、神社を訪れる、分岐から数十bの林に中に祭られている、新しい建物でした、この神社の前を通り、赤湯へのコースが下っている、一度は歩いて見たいコースです、赤湯温泉から登って、小松原湿原を下ると二つのコースを歩くことになる、検討に値する、元橋バス停(平標山登山口)から苗場山山頂まで10時間、一日目赤湯に泊まれば良いだろう。
再び登山道に入り、樹林帯へ、抜けると坪場を見下ろす、美しい眺めだ!
池塘は輝く、夫婦のカモが!近づく冬に備えている
上から眺める、坪場、池塘の配置が素晴らしい。
坪場へ下る
雲上お楽園を後に、急降下、鎖場、涸沢の悪路、、、六合目を過ぎ、水場を通過すると楽になる。
美しいブナ
四合目の水場(標高1470b)、ここまで下ると、ブナが美しい、大木のヒノキも見事、まもなく三合目駐車場。
マキさんは80歳の大先輩、100名山を極めるそうである、この辺りで、平ヶ岳、巻機山が残っているらしい、電車とバスでアプローチとのこと、駐車場で彼と別れ、歩いて小赤沢橋まで下ると言う、どうせ湯沢に出るから横に乗ってくれれば話相手になり私も安全運転ができると言っても遠慮され、そんな大先輩を小松原湿原経由の登山口バス停まで送る、ここなら吊橋もあるのでバスの時間まで遊べるところです。
まだお昼、さてこの後は?とりあえず、清津峡に寄って、八木沢へ抜ける登山道を切符売り場の小柄な女性に聞く、彼女も縦走したらしい、近い内に歩いて見たい登山道がまた一つ加わった!道は人が歩くと生まれ、誰も入らなくなると何れ消えてゆく、紅葉の見頃は10月下旬から11月中旬だそうです。
*清津峡から八木沢は2010/10/23に遊歩
以下は、帰りのトライブ:
魚沼スカイライン 越後三山+巻機山+**と素晴らしい
清津峡からこの道に入れます、素晴らしい高原のドライブコース、信号が無い、魚沼展望台には広い駐車場もある、貴方の家が見えますか?
小赤沢から国道405号を北上し津南町で国道117号に入り、山崎交差点で国道353号に入り、清津峡トンネルを抜け、清津峡入口を過ぎ、一二峡トンネル手前の倉下入口から魚沼スカイラインに入ります。大沢から国道17号へと下り塩沢石打icで関越自動車道で沼田icへ、ここで国道120号へ:
金精峠のトンネルを抜ける
10日6時小雨が降っていましたが、男体山が姿を見せてくれました!
金精峠から、男体山、雨でも見事。10月10日でもまだ紅葉には早いようです。
いろは坂 紅葉はまだまだ先 7時中禅寺湖から雨が止み、ひょっとしたら晴れ間が?とんでもない、
この後、秋の長雨が続きました、東京・つくば市の孫達の運動会は11日に延期、、、
南魚沼市六日町の友人のメール:夕方大雨だそうです!
いろは坂から、10月10日でもまだ紅葉は先、でも、見頃は近い!
HP:わたしの天気予報