町営駐車場、和田小屋から神楽ヶ峰を経て苗場山【国道17号芝原トンネルの苗場山祓川コースの入口】 |
日程 2009年8月15日(土)晴れ
日程 2010年10月8日(金)晴れ
山上の楽園
コース
6:45町営駐車場6:55―(0:20)→和田小屋7:15―(0:55)→8:10下ノ芝8:20―(0:15)→七合目半8:35―(0:25)→中ノ芝9:00―(0:15)→上ノ芝9:15―(0:10)→小松原湿原分岐9:25―(0:10)→神楽ヶ峰9:35―(0:20)→雷清水(富士見坂)9:55―(0:05)→鞍部の御花畑10:00―(0:20)→九合目10:20―(0:10)→雲尾坂10:30―(0:15)→10:45苗場山11:55―(0:45)→鞍部の御花畑12:40―(0:05)→雷清水12:45―(0:15)→神楽ヶ峰13:00―(0:15)→小松原湿原分岐13:15―(0:10)→上ノ芝13:20―(0:05)→中ノ芝13:25―(0:50)→一ノ芝14:15―(スキー場ゲレンデを下る 0:55)→和田小屋15:10―(0:20)→15:30町営駐車場
神楽ヶ峰から苗場山 神楽ヶ峰から約200b下る、途中に清水 そして見えている厳しい尾根道を急登する
お花畑もありこのコースのハイライトです
自宅つくば市3:15 国道294号で下館、国道50号に入り、東北道佐野IC先の国道122号との交差点で北関東自動車道太田桐生ICへ向かって左折、200bほどで太田桐生ICです、高崎Jctで関越自動車道に入り、真っ直ぐ湯沢ICへ、国道17号に出て、三国峠方向へ向かう、直ぐに大源太キャニオンへの道を左に見送り、大きくカーブを幾つか過ぎ登って行くと芝原トンネル、このトンネルを抜けて少し下ると苗場山祓川コースの入口がある、ここを右折し後は「苗場山」の文字を追いかける、ゲートに着くが無人、ここは突き進む、やがて駐車場に着く、数10台の広さ、既に10台ほど停まっている、水洗トイレがあり、コカコーラの自動販売機(印象的だった)も立っている、ここが第二リフト町営駐車場であろう。
「この先は和田小屋を利用者のみ、、、」と言う看板があり、私達は、町営駐車場に車を置き、歩き出す、道は舗装で車1台分の幅、ご夫婦(七合目半で追い抜かれるが)が休憩中を、挨拶し、先に行く。かぐらゴンドラリフトに沿って前方にスキー場のゲレンデを見ながら約15分、和田小屋の前に着く、小屋に着くとリフト乗場がある、小屋以外にも駐車のエリアがあり、停めても良さそうである。標高:1380b辺りで、苗場山5合目「和田小屋」の夏期は車の乗り入れが出来ます。料理には定評で。トイレも温水洗浄トイレです。50名ほど宿泊できる。
和田小屋
クマ出没を訴える可愛い熊看板にご挨拶、ゲレンデを横切る登山道に入る、50bほどゲレンデの下部を通過すれば沢状の登山道に入る、急登の連続、粘土質のむきだしのところもある、雨が降れば辛い所です、石の階段状を登り、ブナに変わってツガに変わると、スキー場の専用道に出合う、横切って登り続けると下ノ芝。
下ノ芝は湿原でキンコウカ、イワショウブが咲き奇麗です、休憩の場所も有って腰を降ろす、男性二人と先ほどのご夫婦がやってくる、右に見える高石尾根が美しい、私達はここで軽食。
下ノ芝の小さな湿原に沿って木道を行くと、薄暗い樹林の急登、ゴロゴロ石の道で、登り切ると左に小さな湿原が見え、ササに覆われた大きな斜面に出て、展望がいきなり開ける、ここが七合目半。さらにササの斜面を登ると、左が開け、谷川連峰の主峰が見えてくる、思わず歓声!
手前から平標山(標高1983b)、仙ノ倉山(標高2028b)万太郎山(標高1954b)、谷川岳(標高1677b)、茂倉岳(標高1978b)、、
さらに奥に朝日岳(標高1945b)そして巻機山、越後駒ケ岳と続く
特に平標山は美しく見事です、足元は大きな岩の道、まもなく明るい中ノ芝に着く。
2009年(今年)作られた木道
ツガの自然林を抜けると、荒れた中ノ芝に新品の木道が建設、お陰で安全に通過、大きな休憩広場も作られている。
上ノ芝
長い木道の斜面が上ノ芝、展望は素晴らしい。
大パノラマ
ここはクマザサの草原、その斜面に苗場山冬季登山開拓者の記念碑を見る、すぐ上に小松原湿原の分岐、ここから主稜線に出てほぼ水平に展望を楽しみ進む、股スリ岩の巨岩を越えているが、しばらく稜線漫歩が続く。
やや傾斜が大きくなって、ササの斜面に神楽ヶ峰の道標が現れる、カッサ湖が眼下に谷川連峰が大きく見える。
コゴメクサの群生
苗場山を前方に見ながら急降下を続ける、右に秋山郷の鳥甲山が立派です。
200b下ります
水場が有ると言う、おそらく鞍部だろうと思い下り続けると意外や、富士見坂の途中に現れる、私達は冷たい水をゴクゴクいただく、実に美味い、水を詰めなおし、今まで空の1gボトルを満たす、この水場が雷清水です。
下り切ると鞍部で、お花畑になっている。
お花畑
トリカブト(鳥甲山も見え)、シナノオトギリ、ハクサンフウロ、シモツケソウそして多いのはヒメシャジン
ヒメシャジン
鞍部はお花畑が続き、九合目の道標から最後の急登が始まる、1gの水の重さを感じる、急登は木々や岩につかまって登ります、顔の前に咲くお花を見て登り詰める。
一輪のウメバチソウ
中間の雲尾坂辺りで一息付けるが上を見ると、さらに厳しい登り岩道、ひっし登り続けると、先行の友人の「着きました!」という声、あっけない気もしてくるが、目の前に長い木道が伸び、池塘を散らばした山上の楽園が広がる。
美しい大きな池塘現れる
苗場山、しばらく散策を楽しみ、山頂手前の広い休憩場に座って、1gの水を使ってラーメンパーティ!イカのてんぷら、卵焼き入りの美味さが疲れを吹き飛ばす。
山上の特別なレストラン 楽園
ここから、山小屋の裏に回れれば苗場山山頂(標高2145b)で、静かな地味な山頂です。山頂にある遊仙閣は休業の案内、苗場山頂ヒュッテへ向かう、庭先の奥の展望台に足を運ぶベンチがある見晴からは鳥甲山が美しい姿を見せている。
散策を楽しむ家族
ヒュッテに戻り、秋山郷コースの方に下ると伊米(いめ)神社がる、新しい木道を周遊し、往路へと戻って、山上の楽園を後にする。
イワショウブ(岩菖蒲) ユリ科
同じ道を引き返す、4才と小学校2年生を連れた家族も下山、まず急降下、こんな凄いところを良く登ったものである、帰路はお花を楽しみながら下る。
鞍部で咲く リンドウ
九合目のお花畑を過ぎ、今日最後の急坂に挑戦、雷清水、帰りは1gの水はいらない!振り返ると、山頂に黒い雲が発生!神楽ヶ峰に戻れば後は股スリ岩を通るけど下りのみ。
小松原湿原分岐から上・中・下ノ芝を下って、下山は下ノ芝から直ぐに交差するスキー場専用道を右(最初は間違えて左に下る、
スキー場専用道路に咲く花 赤い実を沢山つけている まさにアカモノですね、
シラタマはこのように赤褐色には熟さないそうです、コケモモは富士山五合目美味しいジュースになる
ここは最初のリフト柱で道は無い、1分ほど登るとスキー場のゲレンデに飛出る。
ゲレンデを駆け下りる
ゲレンデは、急坂だが、沢状のゴロゴロ岩道を下るよりは、足への負担は少ない。
のんびりムード
和田小屋からは、のんびりスキー場の車道を下る、ブナ林が美しく、草原にはヤナギランガ咲く、駐車場に着くと私達より先に出かけた車は消え、後からきた車で満席、車道脇にも停まっている。
17号に下って、帰路は三国峠越え、二居トンネルを抜け、平標山登山口(10台ほど停まっている)、月夜野IC手前で「交通事故のため、昭和−渋川伊香保間16`渋滞」の警告、お盆の帰省客ピーク日、時間は18時頃、とりあえず赤城ICで高速へ、渋川伊香保IC後はスイスイ、高崎ICから数`先で北関東自動車道、この高速は佐野SAの北に結ばれるようです、太田桐生ICからは国道50号、お盆の帰省の影響少なく無くスイスイ!
以前はつくば市から国道で渋川ICで、今回は太田桐生ICとなって湯沢は近くなった。つくば市から常磐高速は便利だが、圏央道が完成し、東北や関越自動車道にも結ばれると、ますます苗場山や谷川岳近い山になるおおいに期待したい、休日1000円の料金はとても嬉しい!!
HP:わたしの天気予報