中央本線を鳥沢駅から猿橋駅:
扇山 (標高1,138b)・百蔵山 (標高1003b)

日程 19991219日(曇り)扇山を先に登ってみた! デジカメ無しの時代

2005/3/19の記録☛百蔵山〜扇山〜権現山〜雨降山
2011/2/26
の記録☛百蔵山〜扇山〜権現山〜不老山
2015/1/12
の記録☛百蔵山〜扇山縦走(逆走)

コース

牛久5:33⇒神田6:51⇒新宿7:05⇒高尾8:21⇒鳥沢8:509:00梨ノ木平−(1:20)→大久保のコル−(0:10)→11:00扇山−(0:05)→11:05大久保のコル−(0:45)→11:30カンバノ頭−(0:30)→12:00コタラ山の下−(0:35)→12:50宮谷分岐−(0:15)→13:05百蔵山の鞍部(百蔵山・扇山の道標)−(0:40)→13:45いこいの森キャンプ場分岐−(0:15)→14:00百蔵山−(1:30)→15:30猿橋駅⇒帰宅

 

山手線から神田駅発6:51に乗った、国分寺7:35、高尾8:00。高尾から甲府行き8:21発がある、それまで時間が少しある、ホームの立ち食いそば屋で、天ぷらうどんを食べる、大勢の登山客が集まって来る、高尾終点の数台の電車から乗り継ぐ客を乗せて定刻通り出発する。
 
高尾駅8:21⇒相模湖駅8:30⇒藤野駅8:34⇒上野原駅8:38⇒四方津8:42⇒梁川8:45⇒鳥沢8:50と走るが、ほとんどがトンネルの中で時々見える景色は山と川、相模湖駅周辺では相模湖が見えるがうっかりすると見落としてしまう。鳥沢駅では156名登山者が下車、登山口の梨ノ木平までタクシーを利用して行く人もいる、タクシーが忙しそうだ。

上野原駅を過ぎた頃から雨になっていたが、歩くには霧雨で影響が無い、すぐ歩き出す、道には標識があり迷うことは無い、中央自動車道の下で雨具に着替えている二人(ご夫婦)に案内されながら車道を行く、中央自動車道から少し離れると高台に作られた家並みを見ながら登る、なかなか山道に入らない、やがて、家が無くなると右側に大月カントークラブが見え、プレイ中の人が見える、このゴルフ場の縁を回るように少し下る、又の登りになると梨ノ木平だ、二本のサクラが花を咲かせている。梨ノ木平には休憩場があり、トイレもあった。

一休みし杉林の急坂を登ってゆく、飽きる頃、水場に着く、登山者の多くはここで休憩するが腰をおろす場所が無い、また杉の中を登り始めるとすぐに水呑杉(水を飲む杉)があり、この杉の根元から細い水が流れ出している。

このへんから道はジグザグを繰り返し続ける、杉から雑木に変わる頃、富士山が見えるはずだが雲が厚く期待はできないが、今朝の雪で木々が白く染まり、花が咲いたように奇麗だ。

山道は安定し歩き易い、登りきって、三叉路の大久保のコルに着く、ほっとするような平と広場を味わうが、再び山頂直下の急斜面、足元には踏まれた雪がギシギシと音を立てる、56分で扇山山頂だ、山頂は雪で白く覆われている。56人のグループ、二人組の男性が三組、単独2名が集まった。

相模湖方面の展望が素晴らしい。その左奥に高尾山(たぶん)が見える。大岳山、御前山方面が見えている。

お弁当を食べ、大久保のコルに戻るが途中雪が解け歩き難い、156名のグループが登ってきる。

大久保のコルから大久保山12分です。

ここからが大変、大久保山から急な下り坂になる、雪で滑る、木につかまりながら下る、一人の娘さんが重装備で登って来る、聞くと百蔵山から登ってきたという。

カンバノ頭だか認識不可でした、ご夫婦と男性2人の登山に会う、しばらくヤブノの雑木林を進むと、いきなり急な登りになる、峰に着くと平になり杉林の中に入る、杉の岐が道をおおいトンネルになっている、ときどき、岐が目に飛び込むから注意が必要だ。

左側の杉に下る方面標識があったが、どこに下るのか書かれていない、無視し先に進む、登山道の両サイドが急に開け休憩所(杉の丸太が置かれている)がある、大月方面と雁腹摺山が見える。

一休みして「よし!」と気合を入れ歩き出す、また細いヤブノ道を進む、両側が斜面になっている狭い尾根を20bほど歩く、急な坂が待っている、登り切るとまた平らだ、すぐに、百蔵山と扇山の分岐の標識がある、そこから百蔵山に向かう、約15分ほどだが凄い急坂、木に頼りながら登ってゆく、また標識がある、山頂方面に向かうとすぐに百蔵山山頂

富士山が見える方向は開けているが、雲が取れない、朝よりは明るくなっているのに、10本ほどのサクラが植えられている。56人が忘年会(?)をやっていたが、頂上の標識から離れてくれていたらと思う、記念写真が取れない。まー扇山山頂同様、ここでも富士山は見えないから仕方がない。

稜線鞍部方面へ登山道はしっかり整備され大勢の登山者が歩いている人気コース、56分で稜線鞍部だ。

左折しジグザグの道をひたすら下る、急に前が開け、松が延びている見晴らし台に飛び出る、松の丸太が椅子になっていて最後の休憩に良い。眼下では、左から中央自動車道が走り猿橋を通り、大月方面に流れている、その向こうには、高柄山・倉岳山の一連の山々が連なっている、その更に奥が丹沢連峰、大月から先が三ツ峠山で、本来ならこの方向に富士山が見えるのだろう。リベンジを誓い下る。

松の椅子から離れ、また坂道を下る、すぐに杉林に入るが林道は荒れている。沢の音が聞こえ、沢に出るが、水が集められ一滴の水も流れていない。まもなく水道タンクが目の前に現れる、手前に分岐する道があるので登ってみると林道が来ている、試しにそちらを歩いてみると眼下にキャンプ場が見える、大きく右に曲り、神社の前に出る、左折しすぐに右折し細い道を進むと、水道タンクを真っ直ぐに下る道に戻る。

住宅街をどんどん下ると大きな三叉路に出る、バス停があったが無視総合グランドの前を通り、高速道路の下に出る、ここは右折し、次に左折、大きな宮下橋が見える、橋からは今日歩いた山々が見える、橋の下は桂川がゆっくり流れている、国道20号線に出たら信号を渡り、右に行くと猿橋駅入口の標識がある。

猿橋駅の入口に時刻表があり、5分後に高尾行きの電車が来ることを知る、ご夫婦が途中、かなり急いで追い越していった理由が今解った。

今日は山登りです、時間の許す限り、ここの山に浸りたいものだ、時刻表を良く見ると、この時間帯は1時間に2本、田舎では多い方だ、結局、途中の駅で特急電車通過待ち15分。猿橋と鳥沢駅間で見る、扇山・百蔵山は実に雄大だ、ふるさと山自慢に選ばれるのは納得できる。 

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