上越国境の展望台と奇妙な大岩・火山の爪あと
 浅間山(標高1091b)子持山(標高1296b)

日程2006321日 (春分の日 火)晴


子持山から小峠  カヤト地帯

コース

つくば市22:00(国道408)⇒下館=(国道50)⇒渋川=(国道17号)⇒3:30上越線岩本駅6:46=(バス)⇒伊熊(いくま)バス停7:00―(0:05)―> 空恵寺(くえじ)1.6`・伊熊バス停0.2`7:05―(0:10)―>鍛冶屋川T字路7:15―(0:05)―>7:17工事中通行止め7:20=(車で送迎)⇒7:35 空恵寺7:40 子持神社1.5`―(0:05)―>展望の良い墓地7:45―(0:15)―>T字路 8:00 子持山登山口2.7`・子持神社0.3`―(0:05)―>T字路 子持神社・子持山登山口分岐 8:05―(0:10)―>1号橋8:15―(0:03)―>2号橋8:18―(0:02)―>林道二本木線8:20―(0:05)―>3号橋8:25―(0:03)―>4号橋8:28―(0:04)―>5号橋8:32―(0:13)―>一つ目ピーク8:45―(0:05)―>二つ目ピーク8:50 三つ目ピーク―(0:05)―>露岩8:55 四つ目ピーク―(0:10)―>松のピーク9:05―(0:05)―>浅間山0.9`・5号橋0.6` 9:10―(0:10)―>炭釜現れる9:20―(0:15)―>T字路 主稜線9:35―(0:05)―>巨岩9:40―(0:10)―>浅間山山頂9:50―(0:20)―>牛十二10:10―(0:10)―>オオタルミ 子持山0.7`浅間山0.9`・8号橋1.8` 10:20―(0:30)―>柳木ヶ峰10:50―(0:10)―>山頂手前のピーク11:00―(0:15)―>11:05子持山山頂11:10―(0:05)―>右大曲11:15―(0:15)―>ワラビ荘3.7`・小峠1.6`・子持山0.8` 11:30―(0:15)―>ベンチ 小峠0.9`・子持山1.5` 11:45―(0:15)―>小峠12:00―(0:45)―>12:45寺尾バス停13:05=(0:10)⇒13:15沼田駅14:05=(JR上越線)⇒14:10上越線岩本駅14:15

 高崎から渋川に向うと右に赤城山、左に榛名山が見えて、正面に美しい姿の山が二つ見えてくる。一つは小野子山、一つは子持山である。
 
上越線岩本駅を出ると左に子持山、大黒岩もクッキリ見えてくる。
 
今日はその岩本駅に車を止め、駅前の国道17号にバス停があって 渋川行き6:46発(定刻にやってくる、
関越交通0278-23-1111 渋川行き1日この一本のみ)に乗る、乗客は私一人。約15分で伊熊バス停に到着、沼田方向へ戻ると、交差点に子持山入口の案内がある。

5,6b道路を登って行くと「関東ふれあいの道」の案内版に【子持山若人のみち】と呼称している。その先で二分、道標が細い右の道に入るよう示している。 空恵寺1.6`地点。二つ目の道標、振向くと赤城山が見えてくる、上白井、さらに赤城山が大きく見えてくるとまもなく、三つ目の道標が有るが伊熊バス停を示しているだけ(ここに 空恵寺方向が欲しい)、ここで左折するのが正しいが、直進し鍛冶屋川の橋に着く、道標は無く右折して行くと大きく下りになってしまう。一台の車が通るので手を挙げて「 空恵寺はどちらですか?」「この道を戻って直進、、」とのこと、鍛冶屋川の橋へ引返す。
 
その橋から直進、左から道路が合流したところに道標があって安心。

  広い道を真直ぐ、民家が終わって【工事中通行止めゲート】、ゲートを越えて直進、谷越えになってストップ、ここも越えたゲートに戻る、散歩中の上白井「中組」自冶会長(別れ時にお聞きする) さんが「この先道が解り難いから子持神社まで送ってあげるよ!」と、甘えて 空恵寺まで送って頂く、通行止めゲートの直ぐ手前で右折し傾斜の大きい道路を行く、想像以上の急な道が空恵寺まで続いている。門前で降ろしてもらい、空恵寺境内に入ってみた、お彼岸なのに誰一人いない静寂、歴史の建物である。

  再び林道に戻って、子持神社1.5`地点、急な道、自冶会長が車を停め待っていてくれた、別れ樹林を抜けると左方向が大きく開け榛名山(掃部ヶ岳)が見へ、さらに登る右に墓地、墓地からの赤城山展望は素晴らしい。

  ピーク地点、大木のサクラ、杉林を下って、小沢を横切って登り返し、又下り、また沢を横切る、T字路で子持山登山口2.7`・子持神社0.3` 8:00 右折し登ってゆく、右に沢が流れひんやりした杉林、再びT字路子持神社 右折し子持山登山口を目指す。直ぐ先で左上にトイレがある。

沢に沿って緩やかに登って行くと次々と橋が現れ、まず1号橋。8:15 2号橋 林道二本木線を見送って、3号橋 子持山登山口1.2` 両側に大きな岩が現れる。前方に高い山が見え4号橋、まもなく5号橋。広い駐車場10台ほど停められる、6号橋へと続くが、今回は浅間山へ向う。大黒岩経由なら子持山山頂まで1時間半ほどです。

  直ぐに急登、ここから小さなピークを越え、浅間山の稜線に出るまで約1時間急登が続く。

  大黒岩が木々の間に見えてくる、雪が融けて直ぐらしく、登山道はぬかる所もあって滑り易い、あまり歩かれていないようで、時々道が消える、ピンクのリボンを探しながら忠実に尾根を外さないように登る、幾つもピーク(短い平坦地)を経て行く、大黒岩がどんどん大きくなって、時々伐採され良く見える地点がある。



大黒岩

 大黒岩の左に二つのピーク、一番左が子持山山頂、今度は炭釜が現れる。大小の釜が次々と現れる。



炭釜

  炭釜は火山の作った自然の創造物だろう、雨の時など避難場所に充分。道標が現れ、浅間山0.9`・5号橋0.6` 9:10 稜線が近いと思っていただけに、まだ半分残っている、ただだいぶ明るい樹林帯になって渋川の町が見えてくる、傾斜もだいぶゆるくなっている、子持山山頂から左稜線に電波塔が見え、大黒岩は正面から眺める位置になっている。

 赤城山は霞で墨絵のようだ、ツツジの木々につかまってよじ登る、9:35 ようやく浅間山の主稜線に飛出る。T字路を右折、狭い吊尾根だが平坦なツツジ(咲いてはいないが)囲まれたプロムナードが続く。驚くほどの密集のツツジ、左に小野子山、晴れていれば浅間山、右には赤城山が見事に見えるところだ。

  登山道に巨岩、対する大黒岩と向き合っている、この岩をそっと横切る、今にも転がるような感じだから。

  傾斜が大きくなって、登り切ると境界マーク、30bほど水平に進めば浅間山山頂に到着。正面に榛名山・小野子山、後に赤城山が見事、上越国境の山々は薄い墨絵、武尊山も見えているが薄い。小さな石祠が三個、静かな山頂です。

  子持山へ向う、1,2b下ると二分、牛十二0.9`・子持神社2.9` 9:50 右に下る、尾根状で心地良い、大黒岩を真正面に見ながら、鞍部といっても明確でなくゆるやかに登る、5,6本の松で右折、ブナの林は美しい、再び鞍部、北風が冷たく吹き付ける中を登る、大黒岩が右になってピーク、牛十二(うしじゅに) 10:10 に着く、山に中では珍しい大きな石祠が祭られている。

 ブナ林良し、小野子山展望良し、大黒岩凄い、10:20 オオタルミ 子持山0.7`・8号橋(子持山登山口)1.8`・浅間山0.9`地点

  ここは左の尾根道を行く、直ぐ急登、どうやら最後の登りだろう、休憩にする。 空恵寺で自冶会長と別れてからここまで誰にも会っていない、静かな樹林帯、小鳥の囀りだけ。

 急な笹原の斜面を登る、上から一人の男性「もー直ぐですよ!」、凄く急な斜面には綱が張られておりつかまって登って行く、振向くとさっき登ってきた浅間山が大きく見え立派、ようやく大黒岩と同じ標高になってくる、露岩の急登、笹原が広くなって、大黒岩を見下ろす位置になると、傾斜はだいぶ緩くなってくる、まもなく大黒岩から登ってくる道と合流するT字路の柳木ヶ峰に飛出る 10:50。ここまで来れば山頂には近い、細い尾根道の子持山の主稜線を行く、右に二つの立派な角のような岩峰、露岩の岩場を楽しめば山頂直下の巨岩、この岩の上に登ると、目の前に大黒岩、赤城山・榛名山・小野子山と素晴らしい。晴れていれば榛名山の奥に富士山がみえるのだろうか。小野子山の中ノ岳と十二ヶ岳が美しい双耳を作っている。

  岩から登山道に戻って、樹林を登り切ると子持山山頂。一等三角点が置かれ、巨岩の塊、展望は360度、武尊山、谷川連峰、榛名山、赤城山は素晴らしいが薄い墨絵です、方位盤が有る、富士山も刻まれている。

  小峠の方向に下る、これまで積雪ゼロ、いきなり積雪、急降下は短いが転げ落ちそうな登山道、木の枝を頼りに下る。急降下が終わると一変し、カヤトの明るい尾根道、この辺り肌が黒い木々が多い、とても心地よい尾根道だが直ぐに終わって電波塔への道を見送る。

山頂から数分である、右に大きく曲がり、群界尾根を下る、ご夫婦が登って来る、ここより下の方が、積雪が深いと言う、凍結しておりアイゼンを付ける。

どんどん下って、わらび荘分岐の林道の曲がりに飛出る、わらび荘3.7`・小峠1.6`地点、再び登山道に入り、右方向に丸太の階段が下っている、歩幅が広く歩き難い。まもなく松が現れ、急降下が終わると美しい松林になり、平坦なプロムナードが続く。しばらく松林を楽しみ進む。小峠1.2`地点で右に曲がる。丸太の階段が再び続く。

松林を抜けると、前方に谷川連峰、武尊山が雄大に見えてくる、残念薄い墨絵。でも印象深い展望である、大きなベンチ 小峠0.6`・子持山1.5` 11:45 上越国境の展望台。さらに丸太の階が続く、急傾斜で積雪。12:00 小峠に飛出る。大きな周遊案内地図、林道が左右から合流している。ここまで来ると積雪は無い。

小峠は林道が交差している、寺尾バス停まで約1時間林道を歩くことになる。

10分ほどで砂防ダム、そのダムの下に民家が建っている、上越の山々が見え、登りは無く、ポカポカ陽気、フキノトウを見つるがスミレはまだ咲いていない。12:45寺尾バス停に着く、13:03発のバスを待つ、酒屋有り、トイレは無い。
バス時刻は沼田駅「7:28,9:38,13:03,14:53,17:30,19:33。バスに乗れないとJR沼田駅まで約2時間。

バスは定刻、地元の人達が生活に利用、10人程の乗客、15分ほどで沼田駅前に着く、JR高崎行きは14:05発、駅前のラーメン屋へ、ワールドベースボール決勝戦中(この時は63、最終的には106で大勝)、沼田駅から岩本駅間で子持山が美しい、右には雪化粧の赤城山が大きく聳えている、数個トンネルを抜け14:13岩本駅着。国道17号、振向くと子持山の大黒岩が堂々と見え、美しい光景である。

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