奥多摩の人気の山  蕎麦粒山(標高1473b)から川苔山を縦走(標高1363b) 百尋ノ滝

日程 2003215日 (土) 晴れ

川苔山:2008/1/13
棒ノ折山、日向沢ノ頭:2005/3/12


展望と美林の道を縦走

コース

自宅(つくば市)23:00=(車)⇒大宮・川越・青梅⇒2:00奥多摩駅(町営駐車場)6:00始発=(バス)⇒6:25東日原−(2:00)→8:58一杯水避難小屋−(1:10)→10:15仙元峠−(0:20)→10:50蕎麦粒山−(0:40)→11:46日向沢ノ峰−(2:00)→13:30川苔山−(1:20)→14:50百尋ノ滝−(0:35)→15:25細倉橋−(0:45)→15:55川乗橋16:08=(バス)⇒16:20奥多摩駅                                               

奥多摩で人気の山として紹介されている、川苔山30年以上前に友人に連れられ登っているが、初めてといって良いだろう。自宅から車で、電車だとJR常磐線牛久駅から都心をへてJR青梅線の奥多摩駅、牛久駅始発5:34に乗っても奥多摩駅に9時頃になってしまう(取手駅始発に乗っても8時半)。

今日は車で出かけて、2時頃奥多摩駅に到着、奥多摩駅の近くに有料町営の駐車場を見つける、駅前から国道411号交差点を横切って氷川大橋を渡ると左側にある。一駅前の白丸駅の国道411号にも数十台の無料駐車場があり、一台だけ止まっていた、ここは海沢探勝路で大岳山に何度も登っているが、この時は電車です(笑)。

奥多摩駅(屋根もあって、トイレもある)の駐車場には係りの人が不在、夕方戻る事をメモし、5:40車を離れる、徒歩5分で奥多摩駅、東日原行きのバスは駅改札口前、すでにバスは止まっており、乗り込むことができる。

5:58着の一番電車に接続、4,5人降りてきたが、このバスには2人乗ってきた、直ぐ発車。大雪が降っても始発のバスは予定通り運行するという、バスは新聞を運び朝の訪れを知らせる大事な足になっている。日原川を昇ってゆく川乗橋の先は更に細くなる、結局終点625東日原まで客の動きはなかった、二人の男たちは何処へ?


登山道道標 ソバツブ山を見て進む

5,6b戻り「天目山・酉谷山・ソバツブ山」への案内に従う、舗装急坂を登る、すぐに登山道に入る、おばさんが新聞を運ぶバスを待っていた、30年間新聞配達をしている「このごろは空家が多くなって配達は8部、、」という、急な山腹にすがりつくように家があって、最後の家を過ぎると杉林になって、急な坂はそのまま続く、石尾根の山々が大きく迫る、高いのは鷹ノ巣だろか? こちら側は7:00になってようやく日が当る。


道標に従う

ようやく急な坂が終わり、今度は山の右側斜面を緩やかに登る、なかなか尾根には出ない、鉄柵が現われ大きく左に曲がる、左にガレ場が現われる、少し先に行くと大きく右に曲がる、その先が尾根かと思わせるが尾根はまだまだ、直ぐ右下杉林、左雑木林に挟まれただらだら道だ。


雲取山が大きく見えてくる

755 突然右方向が開け、川苔山と蕎麦粒山が見える、美しい林になって、しばらく右斜面を行く、8:00 左手に雲取山が大きく見えてくる、頭に雪を付けている、足元には積雪、歩行にはまったく問題は無いが、太いブナが現われ、明るく気分の良いところだ、何時のまにか、尾根を歩いている、尾根の上を歩いたり、時には尾根の左、右とコースを変える。


石尾根の向こうに富士山が見えてきた

ヨコスズ尾根と呼ばれる尾根道を緑の葉で覆う木「やや黄色の花を付ける」が現われる、そこを通過すると、富士山が見えてきた、ここから川苔山山頂までは、右方向に富士山を眺めながら歩くことになる。


一杯水避難小屋

目の前に一杯水避難小屋が見えてくる、小屋の庭から富士山が大きく見えているのだが、大木が邪魔をし 展望は楽しめない。酉谷(とりたに)山の方向へ数10b程行って見たが雑木林は切れない、戻って朝食。

天目山を往復したのか男が降りてきた「もっと早く来ないと、、」とブツブツ言っている、こちらは「始発のバスでやって来ている」とブツブツ答える。

小屋9:10から水平に伸びた山道をゆく、積が深い、鹿の足跡が山道にあって歩き易い、アイゼンは今のところ不要だが、こらから春先は雪が解け夜中に凍るから用意するほうが良いだろう。


一杯水避難小屋から平坦な道

それにしても鹿さん、展望の良いところを選んで歩いているのには感心。富士山は雲取山から鷹ノ巣へ伸びる石尾根の向こうに見えるが、木々に邪魔され日向沢ノ峰までは撮影場所は無かった、一度だけ、笹を頼りにちょっと降りて撮影、満足には撮れない。

 940 倉沢分岐、踏み後があって倉沢に下っている。そこから少し下ると二人の男が仙元峠方面からやって来た、彼らは一杯水避難小屋の掃除をするらしい、道に倒れた木を切りながら登って来た「富士山を見えるように一ヶ所だけでも」と告げると、「役所からokが出ない」という、確かに一度許せば山はまる裸になってしまう。


一杯水酉谷山・ソバツブ山/日向沢の峰・仙元峠道標

なおも鹿の足跡を頼りに進む、10:15仙元峠分岐、登ること数分、大きな枯木の根本に祠、仙元峠は広くなっており、富士山はここでも林の向こう。


浅間山

 富士山は木々に間、遠方だが浅間山が見える。


仙元峠(標高1444b)

仙元尾根が浦山口へ下っている、この尾根は大楢(標高1167b)をへて川俣へ、冬ザクラの大日堂境内を抜け金倉橋へ下れ、奥多摩から秩父縦走となる。


ここだけ、切れ 富士山が見える

その先深い谷が口を広げている、すぐ蕎麦粒山への急登になる、左側の遠くに雪を被った連峰が見える。


蕎麦粒山山頂

20分程で蕎麦粒山山頂に立つ、これから進む方向は開けるが展望は良くない、富士山はここでも林の向こう。大きな岩があって今にもころがって落ちそうだ。

 
: 蕎麦粒山から大きく下る         右:これから進む縦走路

ここからは防火帯の広く切られた尾根道になる、蕎麦粒山から大きく下る、気持ちのよい雰囲気だ、石尾根が美しく富士山も見えるが姿は林の向こうだ。


この辺り上下は多いが稜線漫歩を楽しむ

積雪の深い鞍部から上り返し(ここが一番積雪の多い所)、ピークへ、下って有間山分岐で棒ノ折山から長尾ノ丸をへて、ここから有間山・蕨山方面に下るコースです。

大きく下って、反対側の仙元峠分岐へ一直線に下る、棒ノ嶺・落合分岐と経て。


日向沢ノ峰 南峰

ようやく、日向沢ノ峰(ひなたさわのうら)11:46に着く、評判通りの展望は素晴らしい。


ここは昼前に来ないと!

富士山をさえぎるものは無く、雄大だ、しかし一杯水避難小屋から時間は過ぎ、お昼で雲が覆ってきた、石尾根の主峰が雲取山から続く、鷹ノ巣が大きい、ちょっと離れて三頭山も大きい、奥多摩三山である。


奥多摩の山々

ここから危険な岩場の急坂を下る、若いカップルが登って来た、すでに富士山は雲の中に吸い込まれた。

大丹波分岐の標識を2箇所通過、踊平の標識は見つからない、おそらく一個目の大丹波分岐あたりが踊平? 眼下に林道が見え、トラックが数台止まっている、土曜くらい杉の枝切りをしている土・日くらい休んでくれよ、 雑音が山に響き渡るから、二箇所目が横ガ谷平かな? ここでは川苔山方面案内に従って杉林に入り。


川乗山・日向沢の峰/蕎麦粒山・赤杭山/古里駅道標

ここからは緩やかに川苔山への登りになる、1245 赤杭(あかぐな)尾根・鳩の巣駅分岐、登山道が左方向に鳩の巣駅へ下っている、川苔山へは急登する、川苔山の手前のピーク(曲ガ谷北峰?)に着く、古里駅への道が分岐、そこから一直線に川苔山山頂が見え、一度下り平になって川苔小屋の前に着く。

小屋の周りを「東の肩」と呼ぶらしい、個人所有というがかなり壊れている、トイレが有るがボロボロ。百尋(ひゃくひろ)ノ滝からの登山道が右から、左には鳩ノ巣駅への道が分かれている。


どんどん登ってくる

小屋から最後の登り、山頂には10数人の登山者、古里・川井駅から登ってきているらしい、川苔山山頂は360度の大パノラマで、すでに富士山の姿は無いが、奥多摩三山、鷹ノ巣、雲取山、三ツドッケ、蕎麦粒山と奥多摩の山々が全て見渡せる。

年配の人に下りコースを訪ねると、古里駅に下るのが一番安全で、百尋ノ滝経由川乗橋バス停への道は沢を経由するので凍結し一番危険という、友人を連れてきた青年に聞くと私たちは百尋ノ滝経由川乗橋バス停へ向かうという、軽いアイゼンでOKというここまで来たのだから百尋ノ滝を見て帰ろう

山頂から川乗橋に向かう、途中には百尋ノ滝が有って楽しみである、登ってきた道とは反対の崖を下る、石尾根を見ながら下ることになる、9時川乗橋をスタートした団体さんが登って来た道を聞くと不安なところは無いという、元気付けられる、尾根をしばらく下ると、標識が出て、右に大きく曲がる、ここからは川苔谷を下る、積雪の道、アイゼンを着ける、2回小さな沢を渡って、3個目を渡って少し登ると分岐に出る、登りは川苔山への道で日向沢ノ峰へ通じる、下りは百尋ノ滝。

 
美しい沢が凍結

更に下ると4個目の沢、美しい滝がある。なかなか百尋ノ滝が見えない、山道は傾斜を増す、急にドーンと岩場をくだるところにくる、そこから滝まで険しい下り道が続く。


百尋ノ滝

5個目が待望の百尋ノ滝だ、虹が出て美しい、滝壷まで下ってみる、なるほど左側は上の林道から大きく崩れて危険だ、滝壷から二つの鉄梯子を使って山道に戻る、ここから川苔谷に沿って下るが、急坂あり、橋ありで緊張の連続。百尋ノ滝周辺は積雪が無いがこの先、細倉橋まではアイゼンを着けていたほうが良い、登山道から見下ろす川苔谷に幾つもの小さな滝が現われ楽しい、木の橋を幾つか渡るが谷にマッチしたデザインで好感。


百尋ノ滝から林道まで渓谷美が続く

やがて右上に林道が見えて、林道に飛び出る、「川乗橋バス停」はまだ先だ、大きな岩が頭上に迫り出し見事だ、ここを歩くには新緑・紅葉時期が良いね!あの若いカップルに団体さん、よくここを歩きましたね、それに細倉橋から百尋ノ滝のコースは特に大変だったことでしょう。

林道歩きは約30分長−い、一時間に一本のバスがあるので、最悪待っても一時間あせることは無い、こんな時はバス時刻を頭にいれておかないのがよい、ついつい急いでしまうものだ、長い林道が終わって、やっとバス停、16:08が後数分だ。林道へは一般者は通行禁止。川乗橋バス停には駐車場は無い二台路肩に止めていたが、ここへはバスで訪れるのが正解。

奥多摩駅町民駐車場、結局受付の人が不在、無料駐車場になった、済みませんまた利用させて頂きます。

下山時の時刻表「土・日祝:川乗橋バス停→奥多摩駅 13:41,15:01,16:08,17:13,19:03 2003/2/15現在」

2015/1/22現在 土・日祝:川乗橋バス停→奥多摩駅 13:42,15:02,16:29,17:34,19:07とほぼ同じ
奥多摩駅→東日原 土・日祝の始発 6:27 平日が6:01 

青梅マラソン:第37 2003216日 今日15日は大勢の人が練習で走っていました、国道411号は比較的空いていましたが、明日は本番で混むことでしょう。

  
37回元巨人軍監督長島氏がスターター、雨降り 

2015/2/15(日)第49回が行われる!

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