奥多摩を代表する人気の山  川苔山(標高1363b) 川苔谷の百尋ノ滝
 
川乗バス停から登って大ダワから鳩ノ巣へ下山  

日程 2008113日 (日) 晴れ  


川苔山山頂から

コース

 自宅(つくば市)3:45=(車)⇒4:20JR常磐線天王台駅4:39=(常磐線)⇒日暮里駅5:17=(山手線)⇒神田駅5:32=(中央線)⇒6:32立川駅6:39=(青梅線)⇒7:46奥多摩駅8:35=(西東京バス)⇒8:45川乗橋バス停8:45―(8:46)→蕎麦粒山登山口【(鳥屋戸(とやど)尾根)】―(0:24)→巨岩9:10―(0:05)→竜王橋9:15―(0:10)→細倉橋9:25―(0:10)→橋9:35―(0:03)→水場9:38―(0:02)→美しい滝9:40―(0:02)→ノドの様な所通過9:42―(0:08)→糸の様な滝9:50―(0:13)→連続2個の橋10:00―(0:05)→川底の橋(旧橋は流される)10:05―(0:10)→百尋ノ滝分岐10:15―(0:00)→百尋ノ滝10:20―(0:00)→百尋ノ滝分岐10:20―(0:15)→谷から抜ける10:35―(0:03)→尾根出合10:38―(0:02)→進入禁止の登山道【塩地谷方向?】10:40―(0:05)→富士山見える10:45―(0:15)→沢出合11:00―(0:05)→足毛岩経由川苔山・川苔山&日向沢ノ峰分岐11:05―(0:10)→沢出合11:15―(0:15)→谷から抜ける11:30―(0:20)→川苔山東の肩11:50―(0:05)→11:55川苔山山頂12:15―(0:02)→鳩ノ巣下山口12:17―(0:08)→舟井戸(ふないど)の水場【赤杭(あかぐな)尾根分岐】12:25―(0:10)→舟井戸のコル【鋸尾根・本仁田山分岐】12:35―(0:00)→最初のピーク12:35―(0:15)→12:50三ツ目のピーク13:05―(0:15)→舟井戸(鋸尾根巻き道)分岐13:20―(0:00)→13:20大ダワ13:25―(0:10)→崩れの枯れ沢13:35―(0:07)→左に登山道分岐13:42―(0:03)→瘤高山(こぶたかやま)分岐(美林のブナ)13:45―(0:10)→瘤高山分岐(杉林の中)13:55―(0:05)→広い駐車場(西川線)・大根ノ山ノ神14:10―(0:25)→熊野神社経由鳩ノ巣駅・鳩ノ巣駅分岐14:35―(0:05)→熊野神社14:40―(0:10)→14:50鳩ノ巣駅15:09=(青梅線・中央線)⇒都心へ

*瘤高山分岐は本仁田山(標高:1225b)の分岐でしたがパスしてしまった!

  つくば市から奥多摩駅へ、車でJR常磐線天王台駅(取手には駐車場が不便)4:39発に乗ると、7:56に奥多摩駅に着く、午前中の東日原行きのバスは日曜日(6:25,7:25,8:35,9:33,11:00)土曜日(6:02,7:02,8:35,9:33,11:00)、今日は日曜日だ、奥多摩駅から東日原行きと同じ8:35発の西鴨沢行きは雲取山登山者で満席(座れない)、私の乗った東日原行きは満席、8:45には川乗橋バス停に着く、昨夜の雪が心配だったが、バス通りには雪も無く凍結も無い。

  川乗橋バス停から川苔谷を右に見てゲートを入る、一番先にバスから降りた人が目の前で左の斜面に消えて行く「何処へ行くのですか?」「蕎麦粒やまへの最短距離ですよ!」とご返事、声は女性、地図には鳥屋戸(とやど)尾根が真っ直ぐ蕎麦粒山(標高1473b)へ向かっている、奥多摩駅を始発のバスに乗っていれば蕎麦粒山から日向沢ノ峰経由で川苔山のコースが良いだろう。

  
飽きない林道

  杉林に囲まれた、林道歩きは長く単調です、最初に目に入るのが巨岩、続いて竜王橋で対岸に移り、傾斜が大きくなり、左に大きな塔の岩が見える。


細倉橋

そしてようやく細倉橋に着く。


美しい滝

  林道はさらに左に曲がりながら百尋ノ滝の上を通り塩地谷へ昇っている、川苔山(以降道標は川乗山が川苔山と記します)登山道は橋を渡ったところで右へ入っている、見落とすことは無い、右に川苔谷を見て険しい渓谷道になる、10分ほどで橋を渡って、通過して行く斜面に水場、見事な滝が眼下に現れる、9:40

 
美しい渓谷が続く

 
美しい渓谷が続く

  
この橋を渡ると、そろそろです!

 ノドのように狭い箇所を通過し、橋を渡る、二人の男性が追いつき追い越して行く、この辺り、気持ちの良い所、直ぐに橋を渡って、ちょっと沢から離れると、しばらく水平道が続く、9:50 細い糸状の滝が現れる、さらに気分の良い水平道が続き。

 
左:眼下に橋が見えてくる               右:黒部川下の廊下十字峡のミニ版的雰囲気

  まもなく、左眼下に橋が見え、黒部川下の廊下十字峡のミニ版的雰囲気を急降下し、二本の橋を渡って急登する、その後、斜面を一定の傾斜で登り続けると、右の杉林の向こうに蕎麦粒山が見えてくる、10:03 水平道に変わって、川底に出る、足元が悪い、ここには橋の跡、小さな橋が新設されている、直ぐに、岩肌を掘って階段にした斜面をよじ登る、凍結していると危険なところ、今日はまったく氷など見当たらない。

 川苔谷は広葉樹が多く、新緑・紅葉時は素晴らしい。

 
百尋ノ滝

 険しい登山道を数回曲って登れば、前方眼下に滝の姿が見え、右に登る梯子の横に荷物を置き、左下に連続する二個の梯子を使うと、百尋ノ滝に近づく、見事な奥多摩屈指の美しい滝です。

 梯子を登り返し、登山道分岐 10:20 荷物を背負い、梯子を登る、眼下に登山者が見え、谷の向こうに林道が見える、ここは険しい渓谷道、くねくねと登り、15分ほど辛いが、谷から抜け出すと平坦な道に変わる、再び急坂、尾根状になり、左に侵入禁止の登山道を見送り、今日のコース中一番辛い箇所、でも短い。


富士山が頭を見せている

  巣箱が眼に入るころ、傾斜は緩む、右奥に石尾根、その向こうから富士山の頭が見える、10:48 木々の隙間から良く見えるけれど撮影は難しい、大きく巻いて左に曲がると、真っ白な雪道、ここを大きく下ると小さな沢、飛び石を越える、11:00 緩やかに登り返すと二分点 ここは足尾岩へ下って行く道を見送り、日向沢ノ峰&川苔山川苔山で聞くと、こちらの方がメインとのこと)を選択し急登、迷った時は高度を上げる方を選択している。


日陰が続く

 急登だが続かない、10分ほど登ると再び蕎麦粒山が見え、水平道、11:15 小沢を横切って、沢沿いに登るようになる、光が入らない暗い谷、昨夜の雪で埋まるが、積雪は1a、早朝登った5,6人の足跡、時々奇妙な動きの足跡もあるが問題は無い、右のピークは川苔山山頂だろう、枯れ沢をどんどん登ると、足跡は谷から左方向に大きく曲がって、11:30 谷から抜け、小さな尾根に出る、ジグザグに登り詰めると、進入禁止の道が右 11:40 まもなく右に川苔山山頂が見え。


稜線は真っ白

11:50日向沢ノ峰(ひなたざわのうら)と川苔山の分岐に飛出る、積雪は5,6a、右に折れ、登り切れば川苔山山頂に飛出る11:55

 
川苔山は素晴らしい展望台

 富士山が見事、雲取山から石尾根に連なる山々、長沢背稜の主峰酉谷山、手前の天祖山、酉谷山から続く峰々の蕎麦粒山が見える。

 
川苔山から石尾根を望む

 12:15 下山は鳩ノ巣駅へ、我孫子からこられた男性と下る、舟井戸の水場、次回歩いてみたい赤杭(あかぐな)尾根分岐を確認、舟井戸のコルで男性と別れる。

 
左:ピーク1240b                                      右:舟井戸/川乗山・大仁田山/鳩の巣駅分岐

鋸尾根に登る、最初のピークは標高1240b、富士山方向の展望は本仁田山が隠す、さらに数個のピークを越える、風の当たらない岩場でお昼、ここは標高1165bのピーク。大きく急降下、露岩が多く危険です、大岳山が大きく見える、舟井戸経由川苔山分岐、我孫子からの男性はここを通過する手前で鳩ノ巣駅に下っている、13:20 大ダワの四差路、右がウスバ乗越をへて川苔山へ登る道、直進の道を選ぶとコブタカ山経由本仁田山。ここで本仁田山方向にちょっと向かうと展望が良く雲取山が見えるので入って見る、コブタカ山をへて鳩ノ巣駅に下れるが、ここは大ダワへ引返す。


山々が脈々続く

大ダワに引き返し、杉林、鳩ノ巣駅に下る 13:25 奥多摩を代表する素晴らしい登山道、歩きやすい道です、杉林を抜けると、このコースここだけの崩壊地を通過 13:35鋸尾根のピークが美しい。

 
美しい杉 (杉ノ殿尾根) どんどん下ると雪は無い

左に下る登山道を見送ると本仁田山経由コブタカ山に登った二人の男性が右から下ってくる、 コブタカ山山頂分岐、この辺りは美しいブナ林、13:45 この後スギ林に突入、再びコブタカ山からの登山道が合流 13:55 薄暗い杉林から抜け、杉ノ殿尾根、印象深い美しい杉の尾根道、眼下に林道西川線が見え、広い駐車場に到着、舟井戸からのコースもここで合流している、大根ノ山ノ神14:10 ここから歩き難い石がゴロゴロに登山道が続く、杉林をひたすら下る、14:30

 
左:フユイチゴ  右:棚沢の家々

 眼下に棚沢の家々が見えてくる、西川の向こうに本仁田山から続く尾根大きく長く見え、続いて熊野神社への下山道分岐、熊野神社に急降下、二人の男性がお参り。熊野神社 14:35 には奇妙なイチョウの木、8月第三日曜日は銀杏拾いで賑わうそうです。鳥居を潜り、真っ直ぐ道路を横切って道なりに下ると、電車が見え、踏切に突き当たる、渡って左折すると鳩ノ巣駅前にでる。

14:50着、14:45発がでたばかり、次は15:09 発青梅行き、電車に乗れば、もー都心の雰囲気である、この感じが東京都の山・奥多摩ですネ!

川苔山の登山道、冬は川苔谷を通過すると百尋ノ滝と細倉橋間の渓谷は凍結して危ない、今日は暖冬のせいで凍結なし、2月に入ると凍結です!一方 鳩ノ巣駅からのコースはとても良く整備され、駅から直ぐ登れるので四季おりおり楽しめるとのこと、次回は本仁田山(標高1225b)経由で登り赤枕尾根を下山してみたいものです

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