四季の森花乃江の郷 深津ザゼンソウ群生地 金丸ザゼン草群生地

 セツブンソウ ザゼンソウがひょっこり顔を出す、寒い冬!

日程:2022221日 () 晴れ 国道461号では軽い吹雪 大田原市を離れると晴れ

四季の森 星野:328-0201 栃木県栃木市星野町267 ☏:0282-25-2356
東北自動車道栃木IC経由の県道32号と国道293号が尻内橋東交差点、
このまま県道32号、県道32号沿い
花乃江の郷:〒328-0101 栃木県栃木市都町大柿1312 ☏:0282-92-8739
国道293号沿い
深津ザゼンソウ群生地:栃木県鹿沼市深津2500-2
東北自動車道・県道6号・国道121号に囲まれた東北自動車道鹿沼ICの側
金丸ザゼン草群生地:栃木県大田原市北金丸1707
国道4号から国道461号に入り奥沢で右折、道標がでてくる

 

四季の森「花乃江の郷」 深津ザゼンソウ群生地 金丸ザゼン草群生地

四季の森「花乃江の郷」

四季の森花乃江の郷は駐車場に入るが、時期的に早いのでパス」

コース

つくば市=(国道408号)⇒茨西市=(国道50号)⇒下河原田7:17=(県道174号)⇒新栃木駅入口=(県道32号)⇒東北自動車道栃木IC=(県道32号)⇒国道293号 尻内橋東=(県道32号)⇒8:07四季の森 セツブンソウ群生地8:50=(県道32号)⇒国道293号 尻内橋東=(国道293号)⇒9:10花乃江の郷 駐車場9:15

 

交差点にある交通信号機

自動的に生成された説明 草の上にある交通標識

中程度の精度で自動的に生成された説明

左:国道50号 下河原田交差点              右:四季の森 観光駐車場 無料 私の車のみ

 

 つくば市を540分頃、国道408号で車窓から朝日に輝く筑波山を眺める、ただ、日光連山方向は雪雲でまったく見えない。国道50号に入ると通勤の時間帯が始まり、小山を過ぎ下河原田交差点から北上し山々が大きく見え、新栃木から県道32号に入り、東北自動車道栃木ICを通過し国道293号を横切ると、ガラガラの広い道路で、間もなく左に四季の森、右に広い無料の観光駐車場がある、工事中の車が数台止まっているが観光客はいません。

 

山の中の道路

中程度の精度で自動的に生成された説明 草の上を歩いている

低い精度で自動的に生成された説明

左:道路を渡る            右:フクジュソウ(福寿草、献歳菊)

 

 時々走る車を見て、横切るとロウバイと紅梅が咲き誇る四季の森に入る。セツブンソウ群落地なのに、今年は特に寒い続き、例年なら入口から沢山出会えるのに、見えない。

 入場し、ロウバイは満開の広場、一番上の遊歩道にあがる、石垣の上にかろうじて、5,6個の花が咲きそうな姿、寒い日は草むらに積雪だが今日はカラカラと乾燥。

 でもあきらめず、探すと、石垣の上の草むらに5,6個のセツブンソウが可愛く咲き誇る。群生地だが探しもとめる方が出会いに来た意味は大きい!

 

森の中を歩いている

自動的に生成された説明 草の上にある岩

低い精度で自動的に生成された説明

左:石垣が続く        右:石碑

 

 5,6個のザゼンソウを見つけて左下にロウバイを見て進むと、紫陽花の石碑、季節が進むとアジサイが見頃になるとの事。

 

森の中の花

中程度の精度で自動的に生成された説明 白い花が咲いている植物

自動的に生成された説明

左:ミツマタ(三椏)ジンチョウゲ科          右:セツブンソウ(節分草)キンポウゲ科

 

 石碑を過ぎると通行止め(昔は通行可でした)のヤブ、ここにミツマタ、このミツマタは枝が必ず三叉、三つに分かれる枝があるために「ミツマタ」と名付けられた。奇麗に咲くとオレンジ色の美しい花ですが今日はセツブンソウが主役です。

 一度ヤブの林の縁を進むと、大きなお墓と民家が立っており、セツブンソウが見頃を見かえるとお墓の石の回りに沢山生えるところです。この民家の裏側には群生地のエリアが有り、カメラマンがドット押し寄せる所ですが数個の花しか見つかりません。

 

 田んぼの境にセツブンソウが沢山(見頃に比べると?)咲き、美しく可愛い花を静かに密かに撮影ができます。今日は四季の森で二人の男性に出会っただけです、本当に寒い鑑賞日でしたが、充分な満足を得られた日でした。

 セツブンソウは日本固有種、石灰岩地を好む傾向があり、ここ四季の森の温帯夏緑林の林内や山すそのに生育する。名前の由来は「節分草」、早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからこの名がある、2月下旬〜3月中旬がここでは見頃。でも今年は寒い日が続く、積雪が多くもっと寒い年は1,2輪の日も有りました!

 

白い花が咲いている

自動的に生成された説明 草の上に置かれた花

低い精度で自動的に生成された説明

セツブンソウ 日が差し込む時間にお出かけください

 

 寒くても、斜面で日が当たり易い、岩の多い草むらに可愛い小花を付ける。3月に入ると撮影に人々が大勢やってくる。

 

 草の上に置かれた花

中程度の精度で自動的に生成された説明

側の石の暖かさで開いて、喜んでいる!

 

 数が数無いので、好みの写真は見つけにくいが、二輪並んで咲くのが彼ららしく好きですネ!

 

木の幹

中程度の精度で自動的に生成された説明 草, 屋外, 記号, フェンス が含まれている画像

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左:梅まつり           右:星野で観られる植物

 

 散策路は梅の楽園、白梅もつぼみを膨らませているが、まだまだ先の見頃です。

 

草の上に置かれた花

中程度の精度で自動的に生成された説明 森の中の花

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左:セツブンソウ ロウバイ林の下に沢山咲いている 右:ロウバイ(蝋梅(蠟梅 )ロウバイ科

木の枝

自動的に生成された説明 花が咲いている木

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左:ロウバイ             右:マンサク(満作)マンサク科 
ロウバイは何本も、マンサクは1
青空にマッチの花々

 

草の上に置かれた花

中程度の精度で自動的に生成された説明 草の上に置かれた花

中程度の精度で自動的に生成された説明

可愛い2

 

草, 屋外, 鳥, 座る が含まれている画像

自動的に生成された説明 木の幹の写真

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左:フクジュソウ             右:ロウバイ、ウメの散歩道

四季の森  快晴だが やまぬ強風は身にしみる

 

森の中の木

自動的に生成された説明 屋外, 草, 泥, フィールド が含まれている画像

自動的に生成された説明

田んぼと山に囲まれた四季の森 午前中は日が差し込む!

 

 駐車場に戻っても1台の車、国道293号に戻って、左折、「花乃江の郷」は近い、入口から駐車場に入るが、ちょっと休んで、次の深津ザゼンソウ群生地に向かう。

 

深津ザゼンソウ群生地

深津ザゼンソウ群生地

 

 花乃江の郷 駐車場9:15=(国道293号・国道352)⇒上殿丁字路=(県道268号)⇒緑町3丁目 右折=(国道121号)⇒木工団地 右折=(道路)⇒東北自動車道のガードを抜け、道標に従う=(工事用の道路)⇒9:36深津ザゼンソウ群生地9:48

 

 ナビの言いなりに進んだら、いきなり東北自動車道(鹿沼ICの近く)のガードの前、狭いがここを潜ると、行き先はT字路で右折、高速道路工事用の道です、進むと深津ザゼンソウ群生地へ下る細い道がある、心配だが軽のアルトだからこんな時は強い!

 慎重な運転術?で農道を進む、1台のトラックが農作業でハウスの方に入っている。

 

屋外, 草, 記号, メーター が含まれている画像

自動的に生成された説明 草, 屋外, キリン, フィールド が含まれている画像

自動的に生成された説明

左:深津ザゼンソウ保全地          右:木道の深津ザゼンソウ群生地

 

 農作業の道から別れようやく深津ザゼンソウ保全地駐車場に到着。5,6台の狭いエリアで、後から来る人の事を考え出易い所に止める。

 深津ザゼンソウ保全地の看板は鹿沼市指定天然記念物 指定年月日:2021(令和3)年121日、ザゼンソウってどんな植物?付近に生息する生き物など(ハンノキ、エンコウソウ、オオヒカゲ、トウキョウダルマガエル、シュレーゲルアオガエル、龍神社)が説明され、ザゼンソウの見られる範囲が道筋とともに示される。

 *この辺りは昔から湧水に恵まれて、たくさんの生き物が暮らす豊かな自然環境があります。林の中を散策したり、湧水や生き物を観察してみましょう。鹿沼市

 早速、木道に入って見る。

 

屋外, 岩, 座る, 草 が含まれている画像

自動的に生成された説明 屋外, 草, 岩, 座る が含まれている画像

自動的に生成された説明

ザゼンソウ(座禅草、坐禅草、地湧金蓮)サトイモ科

 

 ザゼンソウは山地や平地の湿原に生えて水芭蕉に似た多年草です。2月頃から葉に先立ち高さ10a〜20aの花が咲きます。花の形が僧侶の座禅を組む姿に見えることが名前の由来とされています。

 近年、湿地帯が激減している中で深津のように群生している状態は非常に珍しいといわれています。

 

草の上にある岩

低い精度で自動的に生成された説明 屋外, 座る, 岩, 木材 が含まれている画像

自動的に生成された説明

ザゼンソウ 今年は特に寒い日が多く・・・・・見頃はちょっと先ですが、可愛く見とれてしまう

 

 ザゼンソウは昆虫の活性が低い寒冷期に開花するため受粉しにくく、できた種子も野ネズミの食害にあうため、生育株数は増えにくいとされます。そのため、栃木県を含め、地域によって絶滅危惧種に指定されています。

 「深津のザゼンソウ群落」は県内の南限に近く、標高も120bと最も低い地域にあります。また、市街地の近くでまとまった株数のザゼンソウが自生しており、極めて貴重であることから天然記念物として指定されました。ここは木道が整備されていますので、気軽に見学することができます。

 木道を進み、ザゼンソウの姿を確認、ポツポツの発見、中には逆向きで撮影できない株もあって残念でしたが、濃い赤色や茶色の大きな仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれ、中は暖かそう、この仏炎苞が内部の小さな花の集まりの内穂花序を囲むように咲とても安定感があります。家ではサトイモを栽培しますが同じような咲き方です。またミズバショウは仏炎苞が白色で尾瀬の湿原によく溶け込みますね!

 ザゼンソウの見頃のピークは、寒さが厳しくなってくる1月下旬〜2月上旬です。今朝は寒く風も強い、雪が降り積もっていてもザゼンソウは自ら発熱できるために、雪を溶かして頭だけ出すように開花するそうです。何だか仏炎苞の端が食われている、小鳥のクチバシかは不明。真っ白の雪と、ザゼンソウの鮮やかな赤色や茶色の花のコントラストが魅力ですが、ここは乾燥し木の葉はカラカラだが根本は水分たっぷりでした。

 ところで、ザゼンソウは、雪の積もった地面に花を咲かせるために、自ら発熱して雪を溶かし成長していく植物だそうで、外気温が低くても、ザゼンソウはこの保温装置で温度を保っているそうです。ザゼンソウは耐寒性が強く、ほかの植物が生息していない場所でも、寒くても、美しい花を次々と咲かせるそうですが今年は例年にない寒さで数が少ないのか?

 

森の中を歩いている

中程度の精度で自動的に生成された説明 森の中を歩いている

低い精度で自動的に生成された説明

左:この向こうが東北自動車道      右:龍神社

 

 木道が終わると東北自動車道の敷地、林がカバーして群生地は保護されたようです。

 グルリ一周してから、静かにたたずむ龍神社の狭い境内に入って見る、回りに大きな木々が立ち歴史を感じます。

 

橋の下の道路

中程度の精度で自動的に生成された説明 雪の上を走る列車

低い精度で自動的に生成された説明

深津ザゼンソウ保全地周辺

 

 深津ザゼンソウ保全地から東北自動車道の工事道路に戻り、振り向くと保全地の手前に大きなハウスが置かれ、奥の林がザゼンソウ群生地です。

 次は良く知られている金丸ザゼンソウ群生地に向かいます。

金丸ザゼン草群生地

金丸ザゼン草群生地

深津ザゼンソウ群生地9:48 =(県道6号)⇒宮環鶴田陸橋=(県道3号)⇒平出工業団地=(国道4号)⇒中(国道461号合流)=(国道4号・国道461号)⇒国道4号・国道461号立体交差点=(国道461号)⇒奥沢=(道路 道標に従う)⇒11:36金丸ザゼン草群生地12:00=(国道461号・国道4号)⇒宝積寺=(国道408号)⇒つくば市

 

 まず国道4号に出て、国道461号に分岐から並走すると、間もなく左国道461号の道標、ガードを右に折れ、この国道は茨城県の袋田ノ滝方向に向かいます、その手前に茨城・栃木県境に国道294号があり、大田原市金丸ザゼンソウ群生地はこの辺りです。八溝山花瓶山に登った人は判る所です。

 

建物の壁に貼られたポスター

低い精度で自動的に生成された説明 カレンダー が含まれている画像

自動的に生成された説明

金丸ザゼンソウ群生地の案内図

 

 国道461号は弱い吹雪になって、空は冬、飽きた頃、奥沢交差点(先に金丸交差点のある)で右折、金丸ザゼンソウ群生地の案内に従って曲がりを繰り返すと金丸ザゼンソウ群生地の案内が立つ無料駐車場に着く、この奥の民家の前がザゼンソウ群生地。ここの駐車場に止める、誰もおらず1台のみ。

 

森の中の道

中程度の精度で自動的に生成された説明 道の隣に木製ベンチ

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左:左は民家             右:ザゼンソウ群生地入口

 

 駐車場の左が民家、家内と初めて来たときは民家の庭を通過し、大勢の観光客だったが、今は庭に入らず群生地まで続く散策路に入る、吹雪は止み冷たい風ののみになる。

 民家を通過後、立派な木道になる。

 

草の上に置かれた花

中程度の精度で自動的に生成された説明 屋外, 草, 座る, 積み重ね が含まれている画像

自動的に生成された説明

次々に仏炎苞(ぶつえんほう)が姿を見せる

 

 木道は右回り、奥が田んぼで、境に清流が流れる。

 

森の中の道

中程度の精度で自動的に生成された説明 花が咲いている植物

中程度の精度で自動的に生成された説明

左:木道                右:仏炎苞(ぶつえんほう)

 

 仏炎苞を除くと、多くの花を付け、周囲に花粉を巻き散らす。とても可愛いはなである。

 

森の中にいる

自動的に生成された説明 草の上に置かれたフルーツ

中程度の精度で自動的に生成された説明

左:清流           右:右に緑の葉

 

 清流は群生地の右と左に流れ、群生地の奥で一本になり、那珂川に流れ、国道294号沿いに走り、下流で帚川と合流し水戸市に流れ太平洋へ流れ出す。

 

草の中に入っている花

低い精度で自動的に生成された説明 屋外, 草, 記号, テキスト が含まれている画像

自動的に生成された説明

ザゼン草群生地 再生への取り組み

 

草の上にある岩

低い精度で自動的に生成された説明 食品, 菌, 座る, 積み重ね が含まれている画像

自動的に生成された説明

清流と大きな木々が群生地を守っている

 

草, 屋外, フェンス, ベンチ が含まれている画像

自動的に生成された説明 囲い地にいるキリン

自動的に生成された説明

左:木道から田んぼを見る      右:民家の前を静かに通過

 

森の中を走る電車

自動的に生成された説明 マップ

自動的に生成された説明

左:立派な木道に感謝              右:帰りは国道4号か国道294号と迷う

 

 ここから国道4号に向かうか国道294号に向かうか、ナビは国道4号で宇都宮か国道408号と指示、国道294号は空いているが細く・・・国道461号を走り国道4号に出て宇都宮方向へ。

 高速(東北自動車道)は国道461400号で西那須野塩原ICでお帰りください。

HP:わたしの天気予報