美しい富士山を見に行きましょう!
仏谷山(標高:1504b)・青笹(標高:1558b)

 有東木はワサビ田の発祥の地、展望の良い尾根道、地蔵峠と仏谷山、細島峠をへて眺めの良い山頂へ

 

日程:20071124


地蔵峠からちょっと青笹への稜線

静岡県の低山の青笹(あおざさ)(標高1558b)を有東木バス停から登る、明日は八紘嶺〜七面山へ縦走するのですが天候が気になるところです。
今年の春先、竜爪山(りゅうそうざん)・真富士山を登ってみた、前日東京駅八重洲口23:50発(高速バス:ドリーム静岡・浜松)で静岡駅4:30に着き、梅ヶ島温泉行き始発6:37に乗って牛妻坂下バス停7:05着、美しい茶畑を登り若山を経て竜爪山から駒引峠を経て真富士山(まふじやま)を縦走し、平野バス停に下った。
 今日も
東京から同じ高速バスで静岡駅へ、有東木バス停から登るので今回は静岡駅発有東木行き7:02に乗る、渡本バス停 8:11 から右折し急坂をバスは有東木へと登り詰める。予定時刻に 8:18 有東木バス停に着く、有東木はワサビ田の発祥の地と言われている。バス停には有東木公民館にある、車の場合は駐車場はここには無く、葵高原近くを利用することになる。有東木は明るく美しい農村集落です、流石ワサビ田の発祥の地である。


有東木の茶畑を登る

コース
東京駅八重洲口23:50=(高速バス:ドリーム静岡・浜松)⇒4:30静岡駅7:02=(しずてつジャストライン)⇒8:18有東木バス停8:20―(0:05)―>道路二分(右折)8:25―(0:15)―>道の細い部分8:40―(0:05)―>滝のワサビ田・橋8:45―(0:20)―>お茶畑9:05―(0:15)―>有東木町内会所有地9:20―(0:00)―>葵高原(あおいこうげん 10台ほどの駐車場 標高920b)地蔵峠・細島峠分岐9:20―(0:05)―>地蔵峠登山口9:25―(0:05)―>林道出合9:30―(0:25)―>正木峠(標高1125b)9:55―(0:03)―>林道出合9:58―(0:02)―>道標E 登山道取付点・駐車場有り10台ほど10:00―(0:25)―>道標F1200b地点 10:25 ―(0:15)―>10:40地蔵峠標高1414b)10:45―(0:10)―>仏谷山(ぶつこくやま:標高1503b)10:55―(0:15)―>細島峠(標高1481b)葵高原分岐 11:10―(0:30)―>新道出合(葵高原分岐)・稜線出合11:40―(0:15)―>11:55青笹(標高1550b)12:10―(0:30)―>新道出合(葵高原分岐)・稜線出合12:40―(0:25)―>風穴標識13:05―(0:20)―>新道・細島峠分岐・鹿柵13:25―(0:10)―>林道出合13:35―(0:05)―>13:40葵高原13:50―(0:40)―>14:30有東木バス停14:57=(しずてつジャストライン)⇒度本(どもと)バス停15:46(渋滞出遅れ15:55)=(しずてつジャストライン)⇒16:40梅ヶ島温泉:旅館 よしとみ荘 0542-69-2202(泊)

青笹(ガイドブックには青笹山)、手元の地図には下十枚山から十枚山・大光山・大笹ノ頭・バラノ段から、安倍峠を経て八紘嶺から七面山への縦走は記されているが、静岡市の竜爪山・真富士山から青笹のコースは記されず、青笹の文字すら無い。
 有東木バス停からバス進行方向に登って行く、広い道が上に延び、出合った人に道を訪ねると「左に行かず、右方向へ」と教えてくれる、お婆ちゃんが坂道を休み休み登っている、「良い天気ですね!」と声を掛けると笑顔で「バスで来たのかい?」答えてくれる、
有東木はワサビ田の発祥地と言う、綺麗なワサビ田、周囲のお茶畑も奇麗です。
 家並みを過ぎると、杉林の伐採工事、道が狭くなると、ワサビ田の左に滝が流れ落ちる光景を左に見て橋を渡る、この辺り紅葉が少し残っている、しばらくすると、再び広い道路になる、静岡らしい山並みが見えて、高度が上がる、ひたすら舗装道路を歩く、眼下に有東木の茶畑が見え、大きく曲がると、お茶畑が現れる、左の畑は手入れがされず、荒れている。


奇麗なリンドウです!

美しい杉林に入り、抜けると「有東木町内会所有地」、荒れ放題である。その先の土手にリンドウが大きく開いて咲いている、オヤマノリンドウ・エゾリンドウの色だが、花の開き方はトウヤクリンドウなみである。
 ここに来て、平坦になり、ワサビ田の上流になる、ご夫婦で芝刈り「自分の土地で、見晴らしが悪いので刈っている」とのこと、確かに見晴らしの良い所で、寸又三山方向が良く見える。お二人と別れると、すぐ
葵高原であり、駐車場に2台車が停められている 9:20
 細島峠は右(下山時はこの道を下ってきた)、地蔵峠は左で、広い舗装道路を進む、5分ほど行くと、山岳部有東木バス停から登った静岡市の男子中学・高校の山岳部に出遭う、8名?と先生お一人でしたが、とてもスピードが速い、彼らも同じコースを歩き、バスは新静岡(始発、私は静岡駅)から行きも帰りも同じバスでした】に出合う、左に舗装道路が続き、右に地蔵峠への登山道がある、道を彼らに聞くと、この細い道が正規のルートとのこと。
 登山道は荒れている、このまま上に続くと嫌だなと思うが、道標が@葵高原、D正木峠、I地蔵峠(標高1414b)、M細島峠(標高1418b)、S青笹(標高1555b)とコース案内図が有る、仏谷山(標高1504b)はJである。

この道標が次々と現れることになる、伐採が終わって、伐採後の登山道整備工事はまだで、近い内に整備工事が行われるであろう、続いて枯れ沢を横切って、杉林に入ると道は明確になる、後ろから山岳部(この時はまだ山岳部とは知らなかった)に抜かれる、モミジが色付き美しい、この辺りはヤブ!
 ジグザグ登ると先ほど分れた
林道に出合う、9:32 。この林道を横切って、ワサビ田の右の道を登り詰めると、ワサビ田が終わって、再び細い登山道になる、ヤブ道、桧林に入り、道標B。モミジの美しい所はCです。
 この先足元が悪い、ガレ場、綱が置かれている、急登、山岳部の姿は見えない、正木峠(真木峠でない)9:55 。直ぐ上が林道出合、10台ほどの駐車場、乗用車3台とオートバイ1台が停まっている、どうやらここが林道終点らしい、左に折れ、道標Eの登山道取付点がある、9:58 。左の大きな山容は大無間山であろうか!
 10:25 F (標高1200b)、この辺りは歩き易い傾斜が続く、林道終点からヤブは無くなっている、どうやら多くの登山者は道標Eに車を停めて歩いているらしい。
 杉林に入り、展望無し、尾根状になって、10:25 左に大きな笹の山の下十枚山(標高1732b)が見えてくる、道標G。足元も笹に囲まれる、良く刈入れられ、右の斜面をトラバースして行く、道は安定しているが雪が積もると日陰で凍結する所だろう。道標H、Iの地蔵峠は近い。


笊ヶ岳の奥に聖岳だろうか

下十枚山の奥に雪化粧の山(南アルプス)が見えてきて、まもなく山岳部の声が聞こえ、地蔵峠に到着、期待は富士山の雄大な姿だったが見えない、地蔵堂は左に少し下った所に建っている、堂の先は広くなって幕営に良いようです10:40 休憩に良い所 。
 下十枚山を背にして、仏谷山へ向かい登って行く、10bほど登れば、左に雄大な富士山が姿を見せている、
今日のコースで一番見ごたえのある一級品の富士山展望である。急坂を登って行く、5分で坂は終わるが富士山の見える距離は短い、山頂に着くと見えなくなるから、ここで楽しんでおこう。
 10:55 笹に覆われて展望の無い仏谷山(ぶっこくやま)(標高:1504b)の山頂に着く、道標J 広く穏やかだ、富士山側に5bほど入ると富士山展望所だが、木が伸びてきている。


仏谷山辺りの稜線風景 富士山が美しい

この先、両側は背の高い笹に囲まれた、幅の広い尾根状を平坦に進む、富士山の見える箇所を探しながら、道標Kで笹の中に入り込むと奇麗に見える。大木のブナも現れる。この先笹に覆われ富士山は見えない。11:05 下り坂になり、5分ほどで細島峠に飛出る、ここは十字路で左から登って来る登山道は山梨県富沢町の徳間から、右からは葵高原からの登山道、11:10 。峠は薄暗く展望は無い、直進し、ここも少し登れば富士山が良く見える。
 この辺りには笹は無く、雑木林、岩尾根道、尾根も細く歩き難い所が続く、そんな尾根の途中に道標R 11:40
美しい富士山が見えるポイント右に葵高原への新道が分岐している、新道を登ってくると稜線出合となる。
 Rを過ぎると突然ガスが吹き上がって富士山が見えなくなってしまう、再び両側が笹に囲まれた登山道になって、木の根を頼って急登するが山頂ではない、やや下りになり、前方に
美しい青笹が目に入ってくる、美しい笹に囲まれた広い登山道が、手前の鞍部まで緩やかに下って、登り返すと芝に覆われた広い、青笹頂(標高:1558b)に到着、11:55 。この先、真富士山への縦走路、山頂から田代峠(標高1035b)を経由して細島峠への登山口へ下ることもできる。
 先に着いた山岳部はお弁当を広げている「女の子がイナイね?」と聞くと「内の学校は男子校なんで、」とちょっと寂しそうでした。晴れていれば大展望である、RからS間はガスでした。芝生にドンと腰をおろしお弁当。徳間から登ってきた男性一人女性二人も到着。
 12:10 下山開始、小さい上下を繰返し、道標Rに戻ると、再び富士山がガスの中から姿を現す、葵高原までオートバイで来られた男性が、新道を登って来る、細島峠からの下山道は旧道であり、新道を下る。
 12:40 入口は良かったけど、急降下になると木々の枝が頼りの足場の悪い岩道。不明確な登山道は長く続かず数分で明瞭になる、Rから雑木林、杉林と続き展望は無い、やがて尾根状から離れ、緩やかな登山道になって、ノンビリ下る。
 風穴の案内13:05 杉林の中、続いて岩の崩れ地を通過、13:20 。すでに紅葉は終わりだが数週間早ければ奇麗な所だろうが、今日のような美しい富士山と同時には見れないものである。


美しいワサビ田

13:25 いきなり目の前に鹿柵、柵を抜ける所が新道・細島峠分岐、ワサビ田の上部です、柵に沿って下る道は荒れている、10分ほどで林道に飛び出す 13:35
 広い道路を下れば、
葵高原に出る、山岳部も全員到着、聞くと、中学生の部員「、、疲れた」と笑顔。この冬は蓼科山に登るのだそうです 13:40。今日登った稜線を振り返りながら、有東木バス停へ、14:30 到着。
 有東木14:57の乗って、15:05度本バス停着、ここで15:46発の梅ヶ島温泉行きのバスを待つ、梅ヶ島温泉・安倍川周辺には紅葉狩りの観光客が多く入り込み、渋滞の為バスは15分ほど遅れていた、度本から梅ヶ島温泉間は狭い道幅、運転手さんの腕自慢コースになっている。
 私の泊まる、旅館よしとみ荘は梅ヶ島温泉で一番手前、「ここで停めてくれますか?」、「いいよ!」と快く停めてくれる、そこは、よしとみ荘の広い庭先(大駐車場)である。 女将さん「すぐ風呂に入れますよ!」、遅いけど紅葉狩りの男性「まだまだ、紅葉は奇麗ですね」、「明日はここから七面山へ縦走です」、、、
 夕食は大広間、ご主人の手料理、茶碗蒸がとても美味しかった。 寝る前に、朝食と昼食のおにぎりをリックに詰め、門の開け方をご主人に教えて頂き、目覚ましを4:30にセットして、20:30 布団に入れば、、、、、、、、、、
 明日は今日以上に快晴の予報です、今日の様にポカポカ陽気になると!
 
登山の快い疲れが眠気を誘い、、、アット言う間に熟睡、、、夢は明日歩く七面縦走

HP:わたしの天気予報