東大台&西大台を歩く(関西人は東大台、関東人は西大台が好きというが!)
大台ケ原:日出ヶ岳(標高:1695b)、東大台と西大台を遊歩

 

 

正木嶺から正木ヶ原

 

 

 日本有数の大雨地帯、今日はいったい雨は降るのだろうか?

関西人は東大台、関東人は西大台が好きと言うが?など思いながら、東大台と西大台を歩いて見た、大台ケ原の最高峰は標高:1695bの日出ノ岳です。

再び2011年の6/25来た時は西大台は侵入禁止でした!

 

花は:シャクナゲ、ゴヨウツツジの群落で5月、10月はブナ・モミジ・ウルシの紅葉が綺麗。

 

西大台の開拓分岐・展望台から笙ノ峰を通り、林道終点から小処温泉へのコースもガイドブックで紹介されている。

 

大台ケ原2011/6/25

2005年5月1(日)曇り 大台ケ原:東大台で日出ヶ岳、西大台で七ッ池・中ノ谷

コース

東大台

大台ケ原駐車場:ビジターセンター5:30―(0:20)→水場(飲料水?)5:50―(0:05)→日出ヶ岳分岐5:55―(0:05)→6:00日出ヶ岳6:30―(0:20)→正木嶺6:50―(0:10)→正木ヶ原7:00―(0:10)→尾鷲(おわせ)辻:駐車場分岐7:10―(0:15)→御手洗(みたらい)池・牛石ヶ原7:25―(0:01)→大蛇ー入口7:26―(0:10)→大蛇ー7:35―(0:10)→大蛇ー入口7:45―(0:25)→シオカラ谷8:10―(0:35)→大台山の家分岐8:45―(0:01)→8:46大台ケ原駐車場

西大台

大台ケ原駐車場9:00―(0:01)→9:01たたら亭9:10―(0:18)→開拓・七ッ池分岐9:18―(0:30)→沢(松浦武四郎碑)9:50―(0:10)→七ッ池10:00―(0:25)→10:25開拓案内版10:40―(0:10)→開拓分岐10:50―(0:35)→中ノ谷11:25―(0:15)→ナゴヤ谷の橋11:40―(0:10)→開拓・七ッ池分岐11:50―(0:05)→最後の橋11:55―(0:05)→12:00大台ケ原駐車場

大杉谷今回の大台ケ原にやって来た目的は大杉谷、だが2004年の台風被害の原因で侵入禁止、地図を広げると東大台・西大台に比べ大杉谷の広大なエリアで「大杉谷を歩かないで大台ケ原を語れない!」、早目の開通を期待したいものです。

 

恵那山(強清水13:50)を下って国道19号、山頂で出合ってご夫婦のお話ですと名古屋までは国道19号が便利とのこと。落合沖田14:10、桜通大津16:50名古屋駅前を経て国道1号合流17:15、名古屋市を走り抜ける国道19号は広く走り易い、万博の影響も無くスムーズ、国道1号で四日市へ、途中日帰り温泉に立寄って休憩。

亀山ICから国道25 21:00自動車専用道路(無料)でIC 22:15 国道370号に入り。

国道369号に入れば古光山 ・三峰山方向 、国道166号に入れば高見山方面 となる、この辺りは2011年訪問している

 

県道28大台ケ原の標識が初めて現れる、国道169 23:20 吉野山・吉野川 吉野から熊野へ行者が越える難業のスタート地点であり、世界遺産の熊野古道のスタート地点と言っても良いところだ、今も昔も吉野から大峰山を越え熊野に抜けるのは大変である、山上ヶ岳・弥山・八剣山・釈迦ヶ岳等が連なっている、大台ケ原は三峰山・高見山・薊岳・明神平・日出ノ山と連なり、大峰山と並行し名山がひしめいている。

国道169号をどんどん走れば大台ケ原入口 2454 入る無料の立派な道路(大台ケ原ドライフェイ)、約19`、濃霧が出てのろのろ運転になる、大台ケ原駐車場 24:40 150台の広さで、無料トイレ・売店・山荘と観光施設ま十分すぎるほど揃っている、一番静かな場所を選んで、車を停め熟睡。

 

 最初は東大台、戻ってから西大台と決め歩き出す。

 

東大台

ビジターセンターの左脇から入って行く、苔探勝路が左に向かっている、広い観光道を水平に行く、小鳥が迎えてくれる、まもなく水場、飲めるかどうか?



日出ヶ岳へは階段立派、関西の名山には石畳が多い

 

ここから石段の緩い登りとなる、バイケイソウが沢山現れる、まもなく日出ヶ岳と正木嶺の分岐、日出ヶ岳は左に折れ、立派な木段を登り切る、展望台が立つ日出ヶ岳山頂。ご夫婦が晴れ間を待っている、全く見えない。待つこと約10分突然霧が切れ富士山は無理にしても美しい光景が展開する。



日出ヶ岳山頂、カメラを握って待つがなかなか思い通りに自然は動かない
風が吹き付ける



太陽は真上に!山頂の展望台、見た人はいるのか?この展望台から富士山が見えるという!

 

日出ヶ岳から正木嶺分岐に戻って、正木嶺へ、シロヤシオ・ドウダンツツジの大木が続く、花期は何時だろうか?



振向くと日出ヶ岳がだいぶ遠くなっている

 

トウヒの立ち枯れには驚く、広い木道が続くピークに続き、振向くと日出ヶ岳が良く見えている。正木嶺から木道を下ると正木ヶ原



鹿の群れが遊ぶと言うが!

 

イトザサと呼ばれる笹の草原、鹿の群れが遊ぶと言うが鹿の気配は全く無い。尾鷲辻、日出ヶ岳を避けて周遊する道が駐車場から続いている、ゆるやかに登って行くと本ナゴヤ嶺(標高1593b)、伊勢湾台風で大きな被害を受けたと説明版、写真が貼られ「現在とはどうでしょうか?」と問いかけている。

 

大きく下ってまたゆるやかに登って行くと広々とした牛石ヶ原神武天皇の銅像が立ち、魔物を封じ込めた伝説の牛石、御手洗池と不思議な伝説の跡がある。ここはさらに広々としたイトザサの大草原。このイトザサは鹿の好物で下草になっているイトザサを食べ、トウヒの樹皮まで食べてしまうので、トウヒが立ち枯れてしまうとのことです。

 

樹林に入ると大蛇ー(だいじゃぐら)入口、枝振りの美しいシャクナゲが現れ、太いブナの床に咲く頃訪れれば最高であろう。

どんどん下って絶壁に阻まれる、晴れていれば大峰山連山の山上(さんじょう)ヶ岳・弥山(みせん)・八経ヶ岳・釈迦ヶ岳が望める所だ。



平気で岩の先端へ!ビクビクしては絶景を眺められない

 

分岐に戻って左に折れると直ぐにシャクナゲが多くなってくる、花期は6月上旬で「ツクシシャクナゲ」と呼ばれている。


シャクナゲのトンネルを下ってさらに急降下する

 

シャクナゲのトンネルを下ってさらに急降下するとシオカラ谷吊橋が見えてくる、シオカラ沢に降り見上げる吊橋は新緑と相まって美しい、ただすぐ下の東ノ滝へは侵入禁止。



シオカラ谷吊橋の下には降りられる、東ノ滝・西ノ滝・中ノ滝のシオカラ谷は侵入禁止

 

シオカラ谷吊橋を渡ってキツイ階段の道を登る、ようやく水平になったかと思うと直ぐ登り、新緑時はまだ明るいが、真夏には薄暗い所だろう。

頭上右に大台山の家が見え、その山の家から数10b先に飛出ると、まもなく大台ケ原の駐車場



東大台の周遊コースは雨こそ降ら無かったが、無事に大台ケ原の駐車場へ戻って来た

 

西大台

天気予報では午後から雨、のんびりしてはいられない、さっそく西大台に向かう 9:00

 

たたら亭に立寄ってコーヒータイム、ここの女将さん「関西人はパット開ける東大台が好きで、関東人はしっとりとした西大台が好きよ」と言う、まったく同感とは言えないが大外れでは無いと思う、東大台を歩き+西大台をこれから、さて女将さんの言う通りになるか?

 

たたら亭の庭先から西大台へ入り込む、七ッ池へ向かう、まもなく小処・西大台分岐、左に下る登山道は往路、右に行く、東大台の登山道脇は全てロープに囲まれているが、西大台は自由である。この自由が後になって侵入禁止に追い込められる!

 

登山道は事情が許す限り自由が良い、と言っても生物生態を壊すような行動は許されない。



バイケイソウの群落

 

ゆるやかに下ってこのコースで一番明るい河原に飛出る。バイケイソウの群落で沢(ナゴヤ谷)を渡る、広々とした美しい所で松浦武四郎碑が置かれている。

 

幾つか涸れ沢を横切って荒れた登山道をゆるく下って行く、上には大台ケ原ドライブウェイが走っている。大木のブナが新緑を向かえ美しい。なるほど噂のコースでしかも東大台に比べ入って来る人は少ない、静かだ。

若いカップルが先を急ぐ、下り切ると綺麗な沢に出合い横切って行く、まもなく樹林帯に覆われた七ッ池、池らしいものは無い、二人の若い女性はここで引返すと言う、若いカップルもどうやら引返したようだ。

 

ここで引き返すのは悔しい、右下に美しい沢が見え、想像以上に下って行く、大きな沢にぶつかって橋は無く、沢底を渡る、ゆるやかに登って越えると下りになって開拓跡地



開拓跡地 私がもっと自由人なら小処温泉へ生きたい所だ!

 

この辺り野菜を栽培したが育たず手を引いたらしい小処(こどころ、小処温泉)への案内が有り、大台ケ原への方向は今下って来た方向しか向いていない、地図を何度見てもこの辺りに開拓分岐点が有っても良いのだが、今さら七ッ池に戻りたくは無い。

ここは小処へ向かう、広々とした所でバイケイソウの群落に出合う。一番奥まった所に開拓分岐点を示す道標が現れ、展望台は40分、大台ケ原駐車場は4.2`地点

晴れていれば展望台に立寄りたいが今にも雨が落ちてきそう! 大台ケ原駐車場へと進む



立派な吊橋 大雨の時は役立つのか?

 

直ぐに吊橋を渡る、橋の中央部でちょっと体が揺れる、深い樹林帯、薄暗い。

涸れ沢の様な登山道をひたすら登り続ける、とうとう小雨、10分も登ると水平になって歩き易い。まもなく中ノ谷で橋を渡り。



中ノ谷の橋

 

ゆるやかな登りになって右下に小さな滝が現れる。



美しい滝

 

今度は苔に覆われた橋でナゴヤ谷を渡る、登り切ると小処・西大台分岐、一周した事になる

たたら亭の真下の道で駐車場へ、丁度12:00

 

車に戻ると待っていたかの様に大粒の雨になる

 

ビジターセンターに立寄って大杉谷の様子を伺う、侵入禁止、山小屋も営業していないとの事、工事などまったく予定は無いと言う。お嬢さんが模型の立体地形を使って大杉谷を説明してくれる、ちょうど訪れた男性は大杉谷の経験者「素晴らしいよ!」との一言である。

 

天気予報では関西地方は明日の午前中には晴れるとの事である。大台ケ原からドライブ!

 

 

左:13:31 頃                   右:13:31

 

明日は、大峰山 の予定です。

 

HP:わたしの天気予報