筑波山山麓の湧水をめぐる 筑波山自然環境教育事業 |
日程:2014年3月16日 (日)晴
3月22日「東岡・花室の湧水」を訪ねて
3月23日「一乗院の湧水」を訪ねて
コース つくば市役所8:30=(専用バス)⇒筑波山神社入口9:40→筑波山神社御神水10:00→東山へ10:30→香の井10:40→稲荷神社11:10→沢(流灌頂沢上流)11:20→旧郵便局(昼食)12:00→西山へ12:45→清水(雲の井)・清水神社13:00→男女川付近13:30→月水石神社13:40→飯名神社14:00→稲葉酒造所14:30→筑波山口15:00=(専用バス)⇒つくば市役所 徒歩:13,179歩 |
つくば市役所前8:30出発、日曜日、筑波山梅林の梅まつりと有って混みを予想、ズバリ的中!筑波山口辺りからノンストップで目的地筑波山神社入口(ロータリー)に着いてしまう、環境都市推進課の読みは正しい、周辺の市営駐車場は入口で混雑、市営駐車が満杯になると民間やお店の駐車場に移り、ロータリーにはすんなり入れなくなる、一番下の筑波山口の駐車場も梅まつりの土日祝日には満杯になるほどだ、今日はその日曜日。
筑波山山頂を望む、登山日和・湧水探検日和である。
筑波山大御堂の西の外れに大木のスダジイ(ブナ科)は3本、写真のシイノキも同じものでスダジイ、図鑑では別名:イタジイ、ナガジイ、シイと呼ばれる。ここ大木に夜行性の小動物が住んでいるそうです。
神橋を一般の人が渡れるのは年二回の御座替際(おざがわりさい)、4月と11月の1日、筑波山神社で大切な御祭礼。
隋神門(ずいしんもん)は市指定文化財。探検隊は40人ほど、3班に分かれ、A班(小学3年以上+保護者、二人組の若い)、B班(小学2年以下+保護者)、C班(熟年の方)で孫とA班、A、B班は神社の階段を平気で登ってしまう。
筑波山を詠んだ歌が大きな石に彫られ置かれている、ネットで調べるよ、記事が多く見つかる、一部を紹介します。 筑波山を詠んだ歌 0382: 鶏が鳴く東の国に高山はさはにあれども.......(長歌) 筑波山は、歌垣(うたがき/かがい)の場として知られています。(歌垣は、男女が歌をやりとりし互いの相手を見つける集いです)。この歌垣を詠んだ高橋虫麻呂の長歌(巻9-1759)が知られています。 迎場コースに万葉古路として最近新しく歌碑が立てられ、楽しみたい、ただ、一日で読み終わるか?ちょっと心配!登山計画はのんびりと、「万葉集
筑波山」で検索すると、、、25件どころではない!
六井:萩、杉、椿、香、月、雲と名前がつく六井が筑波山神社の周辺のある、それぞれの井戸がどの名前なのかはっきりした証拠は無く、杉の井、香の井は誰もが同じ井戸を指すが、ほかの井戸は人によって違いが有る、お話ではどの井戸も御神水と言っており、皆で筑波山の湧水を神の水として大切にしたいものです。
筑波山を歩き、湧水探検隊参加等の湧水リスト: 男女川源流(御幸ヶ原の紫峰杉の源流)、御海(自然研究路の立身石近く、水量は少ない)、御神水(筑波山神社の奥、横に階段から登山道へ)、大御堂の湧水(大御堂石垣から湧き出る)、杉の井(筑波山江戸屋の敷地内、江戸屋さんのコーヒーはこの湧き水)、椿の井(旧筑波第一小学校の隣、昔は生活用水)、清水(二十三夜バス停からちょっと下って横道へ徒歩5分、ケヤキとエノキの合体の根元から湧き出る、二十三夜様の石碑と如意輪観音の石仏が祀られ、バス停の名前が二十三夜バス)、萩の井(江戸時代に「萩屋」という旅館、井戸は家の中にあったという)、ふれあいの里の湧水(ふれあいの里に向かい杉林の中、近くに白滝・六所の滝)、稲葉酒造の湧水(江戸末期から酒造り、筑波山口から登るとトイレ&休憩に開放している)、ヒヤミズ(六所神社近く、「冷水」、沢沿いに石碑)、蚕影神社の湧水(蚕影神社の雑木林が水源)、一乗院の湧水(石の亀)、水沢集落の共同井戸(りんりんロード、熊野神社の傍の共同井戸)、御手洗水(宝篋山小田城コース、登山道に標識があり一度は入ってください)、常願寺跡の湧水(常願寺コースの枝道「沢の小道」の宝命泉、こちらの道の方が本コースと思う)、東岡・花室の湧水(桜中学校前の坂の最初の十字路左折、所有者の好意で水が飲めます) 御神水のお話を聞き、東山に向かう。直ぐ目に着く大木がマルバクス。
マルバクスはクスノキの変種でクスノキ科クスノキ属の常緑樹。日本では現在2本確認され、つくば市の天然記念物に指定されて筑波神社拝殿脇にあるものが標本木となっている。もう1本は、福岡県の太宰府天満宮に確認されているそうです。マルバクスは一般のクスノキよりも葉が著しく丸味を帯びていることから、植物学者
牧野富太郎博士(1862〜1957年)により命名されという。クスノキはマルバクスを見て一段下の広場に有ります。 マルバクスの次は日枝神社・春日神社と両社の拝殿が祀られている。
鹿の彫られる春日神社は左側、
右側の日枝神社には見猿・言わ猿・聞か猿が彫られ探検隊の興味を引く。 尚、三点セットの厳島神社(いつくしまじんじゃ)は1つ石段を降り所に祀られている、六所神社を加え、筑波山神社の歴史が語られるが、今日は湧水探検である。
拝殿の前に二本のサカキが植えられている。 筑波山神社から白雲橋コースへ、
筑波山神社から東山、千手川を白雲橋で渡る、昭和初期の山津波で古い寺と古い橋が流されたそうです、今は綺麗な水が流れ、桜川に流れ込む。
白雲橋を渡って、白雲橋コースから離れ、東山、筑波山の男体山、女体山が良く見えます、やや下りになって。
敷地は塚本家の敷地で、おじさんが香の井のフタを開けて見せてくれ、飲まして頂きました、大木のケヤキの下に井戸があり、飲み水に利用し、別に水道を引いているが、水道の方は風呂・洗濯に使っているそうです。
香の井からさらに府中街道(筑波山から石岡に向かい古道)を進むと稲荷宮、探検隊は全員祠まで登ります、
同じ道を引き返し、筑波山登山コースでは一番古い白雲橋コースの鳥居まで、上がって見る。
湧水探検隊は筑波山神社境内を入り、杉の井を覗き旧筑波山郵便局へ
旧筑波山郵便局で昼食、昭和14年(1939年)に作られ、意外と知らない湧水探検隊に、入口・鬼瓦に「〒」印が有ることを教えると感激、今はイベント時にオープン、新館が立てられている。 旧筑波山郵便局を真っ直ぐ下ると「つくば道」で神郡、北条へ、一旦一段上がって、郵便局新館を見て、椿の井。
椿の井は重いフタ、普段は使われていない、覗くと湧水が、、、。 続いて見晴らしのよい、筑波第一小学校。
つくば道から西に一本外れるがとても歩いて気持ちの良い道、つくば市街より暖かく、暖かい地に生える木々が植えられている。
カゴノキは樹皮が鹿子模様に見えるための名、先生によると暖地に生えるのだそうです。
この清水から急登すると清水稲荷が祀られる。
今回は寄りませんが萩の井は清水から大木のヤブツバキを見て数分つくば道方向に歩いた所にあり、江戸時代の萩屋という旅館を営んでいたそうです。大木が乗った大きな岩の下に湧水が流れ出る。 男女川源流から宮脇駅の西側をへて、二十三夜バス停の近くで道路が大きく曲がる奥を流れている。湧水探検隊は二十三夜バス停に向かわず、月水石神社に下る、月水石神社入口を入ると男女川が現れます。
続いて月水石神社(がっすいせきじんじゃ)、御神体の巨岩の真ん中に穴があり、毎月一回赤い水がでたという、。。不妊・婦人病の御利益があって、2月下旬の祭りに卵を奉納する習わしがある、班毎に、年齢に合わせてご説明がありました。
続いて月水石神社入口に戻ってヤブツバキを鑑賞しながらどんどん下る、飯名神社(いいなじんじゃ)の薄暗い境内に着く。
続いて月水石神社方向に一度登って、四差路から稲葉酒造場に向かう。
江戸時代から酒造、湧水は稲葉酒造から北約150bからパイプが引かれ、お庭にその湧水を流し、 同行の孫、心地よい甘酒の味に酔い、二杯も頂いた、、、 稲葉酒造から筑波山口まで散策、筑波山口で湧水探検は終わって、全員無事に専用バスで、つくば市役所に到着。 「東岡・花室の湧水」2014/3/22(土)
近所に住む、おじいさんのペットボトル、30本ほど!数日に一回、水汲みに訪れるそうです、とても美味しくて頂いているとのこと。「つくば市金田」と教えてくれ、所有者の方は、おじいさんの年下で幼馴染だそうです。
筑波山一乗院 R14とR132の交差する、つくば・桜川市境のつくば市側に一乗院入口の案内、狭いので徐行、直ぐT字路、右折、門構えの家が多く迷うが、一乗院入口の案内を見付け左折。駐車場があり、ここに停める。つくば市神大島2594。
正門の直ぐ脇に龍の口、ここからコンコンと湧水、参拝前に清めの水に使う!しかし、手前に畳の石段が美しく、龍の口に気づかず上ってしまう、白い花を付けるツバキ、赤い花を付けるヤブツバキが迎え、最後はフキノトウの群落を見る、広場は元庭園で新しい建物が建てられる予定だそうです。境内から筑波山へのルートは無いようですが筑波山梅林からつくし湖への林道に登れば筑波山は近い様です。 |
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