筑波山梅林から筑波山を歩く 立春のポカポカ陽気 展望は素晴らしい
筑波山 女体山(標高:877b)、男体山(標高:871b)
     立春、白雲橋コースを登り、御幸ヶ原コースを下る、最も一般的なコースです。

 

 

筑波山梅林から

 

 

  今日は立春、「第44回 筑波山梅まつり」は225日(土)〜320日(月)春分の日まで開催される予定されている、ここ数日風が吹き荒れ、寒い日が続いたが、ポカポカ陽気。筑波山梅林から市営第3駐車場経由で筑波山神社、白雲橋コースで弁慶七戻、女体山山頂に登り、御幸ヶ原経由で、立身石に寄って、男体山山頂に登り御幸ヶ原コースを下って来ました。

  

  古いガイドブックを開くと白雲橋や御幸ヶ原コースと呼ぶコースは無く。東面の参道:つつじヶ丘から、北面の参道:薬王院から、表参道:御幸ヶ原コース

白雲橋コースは筑波山神社から弁慶茶屋跡まで登って、つつじヶ丘(おたつコース)からの東面の参道に合流するコースです。

筑波山ロープウェイやケーブルカーの無い時代は白雲橋コースを登り、御幸ヶ原コースを下る参道が一般的で、歴史のある登山道です、筑波山梅林の梅まつりを楽しみ、筑波山ハイキングを楽しんでください。

2017年2月4(土)快晴 筑波山 梅まつりの時期は、歴史の参道を歩こう

コース

つくば市城山7:00=(国道408号など)⇒筑波山梅林7:48―(0:14)→市営第3駐車場8:02―(0:18)→筑波山神社8:20―(0:15)→白雲橋・迎場コース分岐8:35―(0:07)→白蛇弁天8:42―(0:23)→茶店跡9:05―(0:35)→弁慶茶店跡9:40―(0:13)→国割り石9:53―(0:18)→大仏岩10:11―(0:08)→10:20女体山山頂10:38―(0:13)→御幸ヶ原10:51―(0:07)→立身石10:57―(0:16)→11:13男体山山頂11:20―(0:08)→11:28御幸ヶ原11:51―(0:22)→男女川12:08―(0:52)→市営第3駐車場13:00―(0:16)→13:16筑波山梅林

 

筑波山梅林

筑波山神社の大きな鳥居の三差路の手前に筑波山梅林がある、梅まつりが始まると、その期間、一般車は梅林の最上部にある東屋の駐車場には入れない、今日は立春、梅まつりは25日からである。東屋の駐車場は5,6台の小さいエリア、最後の一台で運よく停められた。

ここの梅は紅梅が早く、今が見頃、立春の前後は例年冬型の気圧配置で晴れる日が多く、観梅と富士山展望でカメラを乗った人が朝から数人訪れている。梅林中央部には白梅の早咲きも見頃を迎えている。梅まつりの土日はここの有料駐車場に入るのも困難な混みです、大きな岩が転がって、その間に梅が無数に生え、晴れていれば富士山が見え、それは見事です。ベンチで観梅しながらお弁当を開く姿は微笑ましい。

 
左:マルバクス(丸葉楠)市指定天然記念物                   右:何処かで見たお猿さん

筑波山梅林の東屋から大きな上下が無く、市営第3駐車場に向かう散策路があり、駐車場の横切ると有料ゲイト、公衆トイレは在り、標識従って進むと、筑波山神社へ結ばれる道がある。

まず、参道に降り、左に向かいホテルを見て数分進むと、車のロータリが有り、大きな筑波山の地図が掲げられている。筑波山神社の参拝はここから登って行く。筑波山神社の本堂の左方向に筑波山ケーブル駅が有り、本堂の境内に公衆トイレ(御幸ヶ原までトイレが無い!)がある。

筑波山神社の参拝をして、本堂の右方向に進むと、社務所の後ろに大木のマルバクスがある、何処かで拝見したお猿さんを見上げ、大木の杉の先の石段を下ると、白雲橋

この橋が白雲橋コースのスタート点です、道案内に従って民家の間を登ると、登山口で鳥居が立ち、筑波山を眺めます。

ここから本格的な登山道で、スギ林で薄暗い、階段を登ると迎場コースが右に別れつつじヶ丘に向かっている、白雲橋コースは階段が無くなり、石のゴロゴロ転がった急な路になる。不思議なもので石につまずいて転ぶ人は見たことが無い!

白蛇弁天に着く、ここで白いヘビを見ると、お金持ちになるそうです、ここから、大小の石の道を登ると、疲れたころ、大木の広場に着く、昔茶店が有ったらしい。

再び歩き出すと、筑波山神社1.1`・女体山頂1.6`の道標、巨岩を見て、続く石の道を登ると、今までと違った石段が現れる、ここを登り来ると、広場で岩が多いが休憩によい所。

この広場から平坦な短い道が続くが樹林で飾られ美しい所です。「女体山マデ1,200」の古い道標、直ぐ先に筑波山神社1.7`・女体山頂1.0`/つつじヶ丘1.2`の道標が現れる。

この道標を過ぎ、道が狭く、岩場の多い登山道、枯れた沢を横切って、弁慶茶店跡への急登になる。

 

左:弁慶茶店跡                    右:弁慶七戻 微妙な接点!

弁慶茶店跡に飛び出す、つつじヶ丘から登った登山者が多い。

江戸時代から続く弁慶茶屋。小屋の先にある奇岩「弁慶七戻り」が茶店の由来。筑波山は古くから信仰の山として栄え、当時、登山道にはほかに4軒の茶屋があった。ケーブルカーとロープウェイの開業、茶屋は次々に廃業。ここの茶店でトコロテンを良く食べた、久しぶりにここを訪れ廃業しビックリしたことを思い出す。

茶屋跡を過ぎると、奇妙な岩が多くなる。弁慶七戻、続いて台風の強風で倒れた杉の株、登ろうか迷う高天ヶ原(一度は登りたい所)、続いて母の胎内くぐり、力強い陰陽石、巨岩の丘の国割り石、正面にアオハダがある出船入船、大きな袋を背負った黒面大黒、美しい稜線を散策、北斗岩と続き。

少し下って、再び登れば屏風岩の休憩所です、ここは侵入禁止だか奥に屏風岩があり女体山を見上げるので入りたい、禁止はロープウェイの下の道を歩かない!

 

左:大仏岩             右:筑波連山縦走路

 ここを通過するときシャッターを押す大仏岩、ここから振り返ると展望の良い、筑波山最大の岩登り、最後に短い鎖場。

 JR水戸線岩瀬駅からここまで続く筑波連山走路が見える、遠望の加波山から筑波山裏の筑波高原キャンプ場を経て登ってくる。

 

左:関東平野の向こうに富士山                        右:男体山の右に浅間山

女体山山頂に着く、富士山、東京スカイツリー、霞ケ浦、涸沼、水戸市内などが見え、男体山の右奥に浅間山。山頂の岩場に立つと日光連山、高原山、那須連山・・・早朝登ればのっとスッキリ見えたであろう。

富士山・日光男体山・浅間山が見え、まさに360度のパノラマである。

 

左:御幸ヶ原から日光連山     右:自然研究路の崩壊現場

石を投げ入れると幸せになるガマ石、最高地点の茶店のあるセキレイ石を見て、ブナ林4月から始まるカタクリ園を見て、御幸ヶ原で下ります。

男体山山頂へは、御幸ヶ原からまっすぐ階段を登るより、左にある自然研究路に入り、立身石に寄って、その後自然研究路の崩壊現場を経て、男体山山頂へと決め歩いて行くと、立身石の入口で迷うご婦人、強引(親切に)に立身石の展望台をご案内、結果は大喜び「連れのお父さんは御幸ヶ原で待っている」とのことでした。ここで以前出逢った女性に再開、今日も岩場に座って鑑賞!彼女も直ぐに分かったようです。

ここからの富士山はまた美しい。

彼女らと別れ、男体山へ、崩壊現場の横を通過し、男体山山頂へ。

アメリカ人男性が一人、ここが富士山の良く見えるポイントと紹介していると、数人の女性たちも寄ってきて、会話が進む、なんと英語の得意な女性、私の片言英語を正確に訳して話してくれる。彼は富士山を良く知っているが、今見える浅間山を理解できないようです?2020年のオリンピックを予定されている、英語を勉強したいものです(二回ほどアメリカに長期出張したけど!)。

 

 

左:男女川       右:筑波山梅林の白梅

御幸ヶ原に戻って、席の空いたベンチにて昼食、同席の男性は月に5回ほど筑波山を登っているとのこと。会話が進み日光白根山の左奥に今見える峰が尾瀬の燧ケ岳と教えてくれる、、、、。

下山は彼も同じコース、筑波山神社の裏まで降り、筑波山ケーブル宮脇駅の境内を通過し、参道まで下って、ホテルの前から市営第3駐車場へ、ここで彼とは別れ、筑波山梅林へ。

梅林の東屋で「そうですか!朝、富士山が見えましたか。。。」と残念がる観光客、今日のように暖かい日は昼頃は駄目である。

HP:わたしの天気予報