2016/1/13  筑波実験植物園散歩 今週のベスト3!:ウメ(紅梅)、ソシンロウバイ、ヘレボルス
今年初めて訪問、暖冬とは言っても、昨日は雪、この冬つくば市最低気温!

2016-001

日程:2016113日 (水) 昨日雪、この冬つくば市最低気温


ソシンロウバイ(素心蝋梅)ロウバイ科
家の庭にも、筑波山梅林にも見事なロウバイが咲く 
筑波山梅林

蝋梅は内側の花被片が濃い紫色になるのだが、素心蝋梅は花被片全体が黄色くなる、庭のロウバイは違うのかな?

今週のベスト3!

 
左:ソシンロウバイ                            右:ヘレボルス キンポウゲ科

 へレボルスはクリスマスローズの仲間、クリスマスローズは「ヘレボルス・ニゲル」を指し、日本ではへレボルス属をクリスマスローズと呼んでいるそうです。ヨーロッパのアルプスやバルカン半島の北西部に分布、冷涼な気候の森の中や林縁に生えるとのこと、咲いている場所を歩きたいものです。

 
左:ウメ 園芸品種                            右:ソシンロウバイ 

 10日筑波山へ、車を梅林に脇に停めましたが、紅梅が満開でした、大勢の観梅の人々が来られ、同時に咲くロウバイも美事、なお、普通の白色の咲き出しはまだまだ。

 以上、今週のベスト3!でした。

 
左:キササゲ(木大角豆)ノウゼンカズラ科                       右:ツルマサキ(蔓柾)ニシキギ科

キササゲの果実はさく果で線形、果序の軸から垂れ下がる。種子は扁平な長楕円形、両端に長い毛が密生する。風に飛ばされて、散布。花期は67月。

ツルマサキは、筑波山の男体山山頂や弁慶茶屋跡辺りに有って今が見頃です。

 
左:オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)カバノキ科                     右:キンギンボク(金銀木)スイカズラ科

オオバヤシャブシはヤシャブシ、ヒメヤシャブシなどとよく対比され写真が掲載される、比べると差が判るが、写真では不明。果実は、若いときは緑色の球果。このゴツゴツの球果の形状を、夜叉に見立てたと言われる。

キンギンボクはスイカズラ科、スイカズラは常緑つる性木本で別名、ニンドウ。冬場を耐え忍ぶ事からこの名がついた。キンギンボクもそっくりです。別名はヒョウタンボク(瓢箪木)。

 
左:ヤマコウバシ(山香し)クスノキ科                         右:ソヨゴ(冬青) モチノキ科

ヤマコウバシは枯葉をつけたまま冬を越す、散策中に葉を残す木を見つけたらヤマコウバシかも!

ソヨゴは今でも葉が美しい!56月に小さな白い花を咲かせ、秋には赤い果実をつけます、筑波実験植物園でも綺麗です。雌雄異株なので、果実が付くのは雌株だけ。

 
ドクウツギ(毒空木)ドクウツギ科

ドクウツギはトリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つとされるそうです。

 
左 :カワラハンノキ(河原榛の木)カバノキ科                          右:ヤマハンノキ(山榛の木) カバノキ科

カワラハンノキは河原に生えるハンノキという意味、ヤマハンノキは山のハンノキでしょうか、公園では2本が近くに植えられている。

 
左:ゴマギ(胡麻木) スイカズラ科           右:サイカチ(皁莢)    マメ科

筑波実験植物園ではゴマキ(ゴマギ)と命名、名前の由来は葉にゴマに似た香りがあり、説明版に匂いを!花はガマズミやサワフタギ、サワフタギによく似ている。ガマズミやヤブデマリと同じスイカズラ科の仲間なので、赤い実です、見分けるには、葉の形以外に実をつけている茎が赤い点に注目だそうです。

サイカチは日本の固有種で本州、四国、九州の山野や川原に自生する。この気に小鳥!

 
小鳥が?を探し食べているのか?

サイカチに取り付いているのは、コゲラ(小啄木鳥 キツツキ目キツツキ科)で日本最小のキツツキ、森だけでなく公園などでも見られる。握力の有る両足と尾との三点確保で、垂直な木の幹を上り下りでき、下りは頭を上にしたままの姿勢で、はねながら少しずつ落ちるように下がります。冬には木の幹に巣食う虫を捕らえるために穴をあけることも。堅い木の実を食べることもあります。日本では北海道から沖縄・西表島までの、ほぼ全国に分布・繁殖していて、渡りはしません。地方ごとに色彩に変化があり、多くの亜種に分けられているそうです。留鳥で日本の中の同じ地域に一年中生息し、子育てをする、夏鳥や冬鳥、漂鳥のように季節的な移動をしない鳥だそうです。

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