人気の山:素晴らしいヒカゲツツジ

坪山(標高1103b) 大寺山(標高1226b)

 

日程:2008412日 (土)晴れ

 

 

森の中の花

自動的に生成された説明

流石人気の山 素晴らしいヒカゲツツジ

 

コース

 

JR常磐線天王台駅4:39=(常磐線)⇒5:15上野駅5:25=(山手線)⇒5:32神田駅=(中央線)立川駅6:43=(中央線)⇒7:00高尾駅7:11=(中央線)⇒7:28上野原駅8:08(増便4台目8:20)=(富士急山梨バス)⇒9:10坪山バス停9:10―0:02御岳神社バス停分岐9:12―0:03西・東コース分岐9:15―0:10旧畑9:25―0:20ヒカゲツツジ群生地9:45―0:45→10:30坪山山頂10:40―0:15松姫鉱泉への巻道10:55―(0:20坪山から三ツ目のピーク11:15―0:10四差露(松姫鉱泉への巻道が合流)11:25―0:05作業道出合11:30―0:00佐野峠・松姫鉱泉分岐11:30―0:02松姫鉱泉分岐(西原峠)11:32―0:38作業道終点12:10―0:10稜線12:20―0:05背の低い笹のピーク12:25―0:05ピーク12:30―0:05高いピーク(大寺山?)12:35―0:10ピーク12:45―0:15→4本の大きな松のピーク13:00―0:05杉林13:05―0:10尾根から離れる13:15―0:05松林の下で二分13:20―0:10民家のテレビアンテナ数本13:30―0:15平野田13:45―0:10 途中:坪山登山口有り)→13:55阿寺沢入口バス停(次14:45発だが臨時バス14:00)=(富士急山梨バス)⇒14:40上野原駅15:20=(中央線)都心へ

 

森の中を歩いている

低い精度で自動的に生成された説明

小さな木も数年すれば!

 

立川駅から甲府行きの電車に乗る、ハイキング、登山者、カメラを担いだ人々で満席で発車、八王子から乗ったおばさんに席を譲り、余裕が有ったので高尾駅発の大月行きに乗換える、こちらはガラガラ、甲府盆地は桃祭り、そして明日は川中島の合戦が行われるという

 

電車は相模湖、藤野駅で登山者が降りてゆく、都心の桜より一週間ほど遅い、まだまだ桜は奇麗です。続いて上野原駅で大勢の登山者と降りる、ここから生藤山や坪山へのバスが出ている。

 

7:28 上野原駅に着き、バス停に行ってビックリ、8:08坪山行き始発に既に30人程並んでいる、ベンチに腰を降ろし、駅のトイレを借り準備、この後電車が二本到着する、どんどん列は長蛇になる、発車時刻になって並ぶと、三台分が発車し、私は4台目で1台当たり40人とすると200人は乗ったことになる

 

桜の見頃だろう生藤山登山口の井戸行きも同じく8:08発、こちらも長い列でした。従って列を確認して並びたい。また高柄山や御前山は出口が反対。

 

同じ席に座った男性は200人中一人の権現山登山、乗ってからこのバスは坪山直行便と解かって、運転手さんに頼み込む「3台目に乗って駄目と言われても困る」と筋が通っている、用竹バス停で降りられる、他全員は坪山行きである。

 

9:10 坪山到着、バスの運転さんは登山口の橋で下ろしてくれる、「橋を渡って右に行くと公衆トイレがあります」とガイドもしてくれる、橋を渡って上野原バス停(富士急山梨バス上野原営業所 0554-63-1260)でもらった地図を参考にトイレの前を通過、上野原で長蛇の列に並んだ人々が又ここでも並んでいる、上野原で済ました私は上野原の遅れを取り戻す

 

畑のようなところを登る、最近植えたであろうカタクリが奇麗に咲いている、バス停が眼下になり、御岳神社からの登山道が合流、さらに東西のコースが分岐する、先行くご夫婦に聞くと西コースが良いらしい、地図もそのように案内している。この西コースは西尾根コースでロープ、岩場があり簡単ではありません、特にヒカゲツツジ群生地を過ぎ山頂までは慣れていても辛い所です、自信の無い人はヒカゲツツジを見て引返した方が良さそうです。

 

森の中にある滝

自動的に生成された説明

奇麗な沢を横切る

 

小さな橋を横切る、奇麗な沢である。杉林を登り切ると旧畑に飛出る、この畑を巻くように登ると、いよいよ本格的な登山道になる、ここから山頂まで辛い登りが続く、傾斜が緩むのはヒカゲツツジの群生地まで無い

 

9:25 「ヒカゲツツジは咲いていないよ!」という6人ほどの人々、「ここのツツジはヒカゲツツジではなく、上の方で咲いています、きっと!」と答えると不思議そう。

 

草の上に置かれた花

自動的に生成された説明

イワウチワ

 

最初に現れたのがイワウチワ、可憐で奇麗だ。初めて見た人々は大喜び。

 

可憐なイワウチワを鑑賞、目の前にヒカゲツツジが現れる、まだ期待ほどではない、神秘的な美しさ、西上州の両神山、笠丸山周辺、鹿沼の二股山に群生する、奥多摩や高尾山周辺では珍しくここ坪山だけのようです。私が見て一番豪華だったのは四国のヒカゲツツジです。

 

ところが5分も登らない内に、大群落が現れる「素晴らしい」の一語である。数回訪問した女性は友人3人連れ、初めての友人は感動!

 

株の数では四国に勝つが、一本の木の高さは、はるかに低い、周囲の雰囲気は山頂に咲く笠丸山が一番でヒカゲツツジと両神山が一枚に収められる、二股山は近くに石裂山が有る。

 

森の中にいる

自動的に生成された説明

凄い! これだから 大人気ですね!

 

ヒカゲツツジの群生は山頂までの中間点に位置し、9:45 丸太の休憩場所もある、ロープもあり、急登であり注意、足元がイワウチワからイワカガミに変わるとヒカゲツツジは蕾み、イワカガミは夏の花でまだ先である。この辺りのヒカゲツツジは連休直前まで咲いているかもしれない。

 

山頂直下に展望の良い露岩地、ここから一気に急登、10:30 坪山山頂に飛出る、狭い、数b東コース方向に下るとヒカゲツツジ、ここで休憩。晴れていれば富士山も見え、素晴らしい展望は360度である、今日は何時雨が降り出しても可笑しくない天気になってきた、都心はポカポカ陽気だが、ここは大菩薩に近い山奥である。

 

数人が東コースを下ってゆく、山頂に戻ってビックリ、バス同様満席状態、ここでは増便は無い。

 

10:40 東・西のコースとは反対の阿寺沢・佐野峠方向に向かい、佐野峠方向下る、ここから阿寺沢まで私一人になる

 

阿寺沢コース1時間半ほどで、阿寺沢と学校前登山口(びりゅう館が建つところ)に分岐する、もらった地図では登りは西コース、下りは学校前に降りるコースを紹介している。学校前と御岳神社間に大きな駐車場があり、バスで通過した頃はまだまだ空きスペースがタップリでした。

 

佐野峠方向に向かう、急降下、蕾みのヒカゲツツジが続くが西コースより少ない、道は想像以上に歩きやすく西コースのような岩場は全く無い、坪山で咲いていたヒカゲツツジと同じ標高辺りに奇麗に咲いた大きな株があり見事です。

 

鞍部から小さなピーク 10:55 やや平坦なコース、松姫鉱泉右の標識(次に続くピークの巻道でした)、ここは真直ぐ次のピークへ、辛い登り坪山より標高は高い 11:00 5分ほど下ってまた登り、更に高い 11:15 ここまでヤブは無かったがちょっと大きくなって邪魔になる、ただ広い尾根で雑木林が美しい、松林も多い、緩い下りが続き四差露に出る、右は坪山(手前での松姫鉱泉の道は巻道でした)、左が七保、直進が佐野峠、11:25 ここは左折して、最初は歩きやすいが、林の斜面になると細く歩き難い、急に目の前が開け作業道(何の作業道なのかは不明だがかなり古いもので、現在は荒れ放題になっている)に出る、11:30 ここは登山者が歩くらしく、道標が立っている。でもここからの道標は松姫鉱泉へ足を向ける人には為になるが、これから小寺山、大寺山に向かう人には利益にならない。

 

右に向かうゆるやかに登ると、直ぐ広いカーブ地点(三差路)、右は佐野峠へ、左折すると壊れた道標、足元に「松姫鉱泉」とあり、従う、左の展望が良い、直ぐ標識があって右に下る登山道が松姫鉱泉、ここが西原峠であろう。小寺山・大寺山は作業道の方向になる、とりあえず道案内が現れるまでこの作業道を歩く事に決める、このまま松姫鉱泉に降りると今日の登山目的は終わってしまう。

 

左に坪山が見え、縦走したピークも望める、作業道は現在使用されて折らず、所々丸太の骨組みが見え崩れている、道にはバラ科の小さい木が生えチクチクする、12:00 標識は出ない、右の稜線が小寺山だろうか、と言うことは西原峠から稜線を歩く登山道が有ったのだろう、赤いマークの細い棒が道に落ちている(右の稜線から落ちたものらしい)が何のメッセージかと周囲を見回すが不明。

 

岩肌と木

中程度の精度で自動的に生成された説明

歩き続けた作業道 帰りも同じバスなら楽ちん

 

12:10 急に目の前から作業道が消える、進行方向は杉林で谷(阿寺沢川方向?)に下っている、ここは下らず、稜線に向かう、獣道もある、迷ったら右の作業道に下って松姫鉱泉に下り温泉に入ることにする、鉱泉にはバス停もある(一日2便、今だと18時半頃であろう)、期待通り10分ほどで稜線に出る、小さいリボンがある、左右に道は続き、ここは左に向かう、12:20 美しい樹林が続き気分はルンルン。

 

森の中の道

自動的に生成された説明

静かな登山道を独り占め

 

登山道は明瞭、作業道から開放され気分は良い、ただ道標は無く大寺山に向かっているのかな? 良く解からない、まず背の低い笹にピーク12:25 を通過、尾根道で踏み跡もしっかりしている、右ブナ・左カラマツを過ぎ、急登してピーク12:50 に着く、この辺り大木のブナで落葉がフカフカ、火事には気を付けたい。

 

高いピーク、大寺山(標高1226b)だろう、直進と左に登山道が有る、踏み跡のハッキリした左と決める(ここは直進だった、次回は直進する)。直進すれば北峰から権現山への縦走、さらには浅川峠から浅川に下るか、晴れていれば富士山展望の扇山を経由して大月駅に出られる、今日の予定は浅川峠から浅川バス停まででしたが、ここを左折してしまって予定が狂ってしまった!

 

どうやら道もここで安定し、このまま北峰に着くだろうと読む(誤りだった、でもこの先登山道が有って良かったと思う)、大きな岩に数個のイワウチワ、坪山から一輪の見ない花がここで現れ、この先期待したが平野田まで花は無かった!

 

伐採され手入れが良く、何も迷うことは無い、さらに大寺山と同程度のピークを通過 12:45 ここで間違いに気付くが引返さず(晴れていて富士山が見えるなら引返すのだが)踏み跡を追って右に下る、踏み跡は消えるが切り株が続き、まもなく登山道は明瞭になる、左が阿寺沢川、右が尾名手川に挟まれた尾根を歩いているらしい。

 

12:50 右に大きな権現山(標高1311b)が見える、まもなく4本の大きな松のピーク 13:00 ここも右折、どんどん下る、やがて杉林、13:15 登山道は尾根から左に離れ、松林を見ると、その直ぐ下で二分する、ここは左へ、キブシが多い雑木林をジグザグに降下、杉林に入り家庭用のテレビアンテナが数本の立つ横を通過、まもなく眼下に民家が見え、桜などの花が咲き誇る急斜面に出る、急斜面を下れば道路に飛出る。

 

山の間を流れる川

低い精度で自動的に生成された説明

平野田 美しい山村

 

平野田で畑仕事のご夫婦に聞くと、バス停は川の流れとは逆の左方向に行くと有るという、その川は鶴川、上野原で桂川に合流する、右に行くと平野田休養村がる

 

森の中の消火栓

中程度の精度で自動的に生成された説明

古い道標

 

上野原方向へ進むと、阿寺沢で坪山登山口がある、今は使われていないようです、道路を登り切る阿寺沢入口バス停13:55 次のバスは14:45である、小さなベンチがあり腰を降ろし一息入れると、なんとバスが来る、坪山行き、続き上野原行きが来る、手を大きく回すと上野原まで直行便だったが止めてくれる、乗れば乗客が「一番奥が空いているよ!」と案内してくれる、約1時間バスを待つ必要が無く感謝!

 

バスに乗ると、隣りの人曰く:坪山からびりゅう館へ下る人がほとんどで、ここで食事もできるそうです。

 

14:40上野原駅着、坪山から940円、私だけ850円でした、上野原駅15:20発は東京行き、まだまだこの時間は空いている、ぐっすり眠れば都心である。

 

※ 大菩薩から牛ノ寝通りは松姫峠、奈良倉山を経て佐野峠、西原峠を通り今日の小寺山、大寺山を経て権現山に続く、次回は鶴峠から奈良倉山に登って権現山へ向かって歩いて見たいものです。今日歩いたコースを地図で確認すると意外と面白い・・・・・。知れにしても坪山は例年ヒカゲツツジを見る人が集まるのですね!

 

 

HP:わたしの天気予報