丹沢 残雪の塔ノ岳
塔ノ岳(標高1491b)
  大倉バス停から往復、雪化粧の富士山

日程 2010220日 (土) 快晴   

 


草平を過ぎて、荒れた道から


塔ノ岳から下る 雪の花 (先週も塔ノ岳に登った登山者 お世話様でした!)

 

コース:

 JR常磐線天王台駅4:39=(常磐線)⇒5:05北千住駅5:15=(千代田線)⇒5:50代々木上原駅5:51=(小田急線)⇒6:57渋沢駅7:02=(神奈川中央交通)⇒7:15大倉バス停7:20―(0:05)―>登山口 塔ノ岳6.4`地点7:25―(0:40)―>見晴茶屋8:05―(0:20)―>一本松跡 塔ノ岳4.0`・大倉3.0`地点 8:25―(0:20)―>雑事(ぞうじば)場平8:45―(0:30)―>小草平 二俣分岐 9:15―(1:00)―>10:15花立山荘10:20―(0:20)―>金冷シ10:40―(0:25)―>11:05塔ノ岳山頂11:30―(1:25)―>小草平 二俣分岐12:55―(1:05)―>14:10大倉バス停14:38=(神奈川中央交通)⇒渋沢

 

 

小田急線渋沢駅発大倉行きの始発 6:48,7:02,7:18、、とある、自宅つくば市からですと、今回選んだ電車が一番早く渋沢駅に着く、大倉から毎週のように登られる人達は、このバスを一番、二番、三番と呼んでいるようです。

 その二番に乗る、満席、立っての乗客はいない、大倉バス停に降りると一番バスで着いた人々は既にスタート後、トイレ等の準備をしてスタートする、登山口まで路肩の工事が続く、梅林が美しい花を咲かせ奇麗です。筑波山梅林梅まつりは始まっている。

今日は一本松経由(二俣経由は:シダンゴ山)、ゴロゴロ石の畳道に入り、右に三ノ塔の稜線が見え、まもなくして、観音茶屋の前を通過する、杉林に入って、ジグザグに登ると、二分する、左は大倉高原山ノ家経由で庭先が展望台になっている、今日は地元の人の勧めで右へ、雑木林の登りになって、雑事場平に着く、左から分岐(大倉高原山ノ家から)した道が合流、しばらく平坦な尾根道が続き、見晴茶屋に着く。

見晴茶屋の裏に出ると、急登になる、雪解けのぬかる階段で歩き難いがまだアイゼンを付ける必要はまだ無い、一本松跡を過ぎ、登り切るとベンチは置かれ、積雪で滑るので、アイゼンを付ける。この辺りで三分の一登ったことになる。


三ノ塔の稜線

  平坦な道が続き、右に三ノ塔が大きく見えている、三ノ塔は丹沢表尾根縦走路の主峰で標高1205b、ヤビツ峠−三ノ塔−塔ノ岳へ続く奇麗な稜線で素晴らしい。左の木々の間から富士山の姿も見えている。


雪道

  雪道をしばらく行くと、登りになって駒止茶屋の前に飛出る、駒止茶店の裏から再び急登、標高905b辺り、二ノ搭の標高1444bでまだまだ低い。辛い所です、平坦になって右に三ノ塔が良く見え、緩やかに下ると富士山の良く見える所に着く。


美しい富士山

  富士山を眺め、なお下って、吊尾根状の道を行く、この辺り雪化粧の登山道風景は奇麗な所です、そして登りになって、堀山ノ家に到着、小草平でニ俣分岐になっている、二股から登ってくる道もある、登る人も下る人も休憩に良い所です。

ここから、大倉尾根のキツイ登りがずっと塔ノ岳まで続きます、今までの登山道と違って崩れ地を登る、道も狭い。


荒れた登山道から

  この荒地の登山道から美しい富士山が見え、一歩一歩登り、続いてくる人に「奇麗ですね!」と声を掛けると「下ばかり見ていて!」と富士山を眺め喜ばれる、荒れて道で足元に気を取られ富士山に気付かず通過してしまう、富士山展望に来たから展望のポイントを探し続けて一歩一歩、急ぐ必要な無い。


傾斜の大きな階段

  登り切ると、大きなベンチが有って、これで急登は終わる、同じベンチに座った人「まだまだ急登はここから」と笑顔です。しばらく広い登山道が続き、再び、急な階段を登り、再び荒地、この荒地は雨が降った後、土砂が流れ落ち階段無く、階段は作っても直ぐに壊れてしまう所です。


大倉尾根は崩れている

  この、荒地から富士山が良く見える、岩に腰を降ろしカメラを構える。


荒地から富士山

  ここを過ぎるとほぼ三ノ塔(標高1205b)と同じ標高の1200b辺り、立花山荘直下の展望は良いが傾斜の大きな階段になる。二俣分岐手前で出合ったご夫婦、旦那さんがモデルの奥さんを撮影する。


急勾配の階段

  右に三ノ塔(標高1205b)と大山(標高1252b)が並ぶ、高度は上がる、左は雄大な富士山が見え展望は素晴らしい、一歩一歩登って行く。


三ノ塔と大山 左奥が大山

  花立山荘の庭に飛出る、残念ながらここに来て富士山山頂に雲が広がる。花立山荘から広い登山道を登る、富士山方向は雲だが頭上は青空が広がって真っ青、賽ノ河原のような雰囲気がある。


花立(はなだて)

  花立(標高1370b)の登りは正に雪山登山、登り切ると大展望が広がり、塔ノ岳山頂に負けない一級品、標高も新大日茶屋辺りと同じくなる。


左から蛭ヶ岳、丹沢山と続く

  ここから鞍部まで下って、登り返すと鍋割山分岐の金令シ、ここは塔ノ岳から下ると迷い易い所です。金令ノ頭を越え、前方にまだまだ高い位置に塔ノ岳が見える、細い道を下る。


鞍部から富士山が見える  富士山見えますか?

  鞍部は美林のブナ、木々の間から富士山、蛭ヶ岳が良く見える、ここから良く踏まれた雪の道を登る、周囲は雪の花のトンネルで素晴らしい。

 難なく塔ノ岳山頂(標高1491b)に飛び出る、塔ノ岳から蛭ヶ岳への稜線は良く見える、さらに奥に金峰山、八ヶ岳、南アルプスの北岳も見え、素晴らしい、しかし、残念なことに富士山は良く見えない。

 多くの登山者がお弁当を広げている、お弁当を広げ富士山の姿を待つ、頭上に太陽が時々当るのだが、富士山の姿は見えないまま!


塔ノ岳から蛭ヶ岳への山々

  山頂へ次から次と登山者が登って来る、これから蛭ヶ岳へ向う人も多いようです。


塔ノ岳山頂の雪の花

  このまま、丹沢山まで縦走し帰路はヤビツ峠へ下る予定でしたが、富士山が見え無いと意味が無く、地元の人の勧めもあって大倉(鍋割山も二俣コースも富士山展望は良い)へ下ることにする。

大倉への下りを開始、突然、日が差し込み、雪の花に日が当り、まるでお花見のようです。


花立山荘から下った荒地から

  下りは簡単、とは言え立花小屋からの下りはキツイ、一度平坦になるが、再び堀山ノ家 二俣分岐まで急な階段と荒地の急坂、ここから、一度下って登り返し、ほぼ平坦な道が続き、急降下になって、駒止小屋


駒止茶屋から下って、登り返した辺り

  駒止小屋から下って、平坦道、続いて急坂、一本松跡、見晴茶屋手前の急降下、のんびりと雑事場平まで、ここから尾根道を離れ、観音茶屋、朝は閉じていたが開いており、立寄って、特製のイチゴとキュウイ入りのデザートを頂く(お土産のも!)、小屋の方が「今14:00、ここから大倉バス停までのんびり歩いて20分、 次の14:08は無理で、,38分」と教えていただく。

 登山口に着くと大倉バス停の道路沿いに、農家の直売が数箇所並ぶ、この時期の定番は「フキノトウ」、一袋今年も100円です。

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