日光 高山 (標高1,668b) 日光では小さな山

 

高山の人気のポイントは中禅寺湖と戦場ヶ原の間に位置し、有名な竜頭ノ滝が登山口、また竜頭ノ滝の駐車場が使えるのが嬉しい。

日程 2000527日 (土) 晴れ

2001年5月27日の高山

 アズマシャクナゲは満開で、高山から熊窪分岐間のヤシオツツジは数日後満開、赤岩周辺のヤシオツツジは満開(シロヤシオは数日後満開)

コース

自宅340⇒真岡市⇒鹿沼⇒今市市⇒日光市⇒中禅寺湖⇒5:15竜頭ノ滝(下の駐車場)600−(0:05)−>竜頭ノ滝上−(100)→700鞍部−(010)→710シャクナゲ群落−(140)7:30高山(0:30)8:10熊窪分岐(0:30)8:40熊窪−(0:40)9:20赤岩(0:30)10:00竜頭ノ滝⇒中禅寺湖スカイライン経由半月山手前の第一駐車場

花の見頃はシャクナゲ・ヤシオツツジとも5月下旬から6月上旬、紅葉は10月中旬から。地元の人に聞くと今年は例年に比べ、1,2週間花の時期が遅れているという。

竜頭ノ滝周辺はでヤシオツツジが綺麗でカメラマンも多い、満開は数日後にだろうか、多くのつぼみをつけているのできっと奇麗だろう。

豪快に流れ落ちる滝の脇を上る、ツツジが咲き乱れると、とても奇麗な光景になるだろう。駐車場から竜頭ノ滝の上まで5分程で着く、国道120号線に出る、国道を渡るとすぐ戦場ガ原に向かう山道があり、5,6人のハイカーが向かっている。

湯川の沢を渡ると直ぐに高山登山口がある、駐車禁止と大きな看板がある、林道を上ってゆくとすぐ「竜頭山ノ家の前」に出る、美しいカラマツ林が迎えてくれる。

その家の少し手前に高山への標識があり、ここから山道に入る、小屋のすぐ裏側になる、道の両サイドにバイケイソウの群落、大きな葉を伸ばしている、花が咲きだす頃が楽しみだ。

左の山を巻くように登る、やがて小さな尾根に出る、ここもヤシオツツジが多いが満開は数日後と思われる。

その尾根を少し下り、左の山を巻いてゆく、山道が少し崩れているが問題はない、右手に戦場ガ原が見える。

やがて急な登りで大きな木が何本か道をふさいでいる、稜線に、コメツガが深い山をさらに深くしてくれる、気分が落ち着くような場所を見付けて一休、人の気配は無く静かな山歩きを楽しむ。竜頭ノ滝の駐車場には多くの観光客だが、彼らはここまでは登ってこない。

目の前に白根山、まだ雪化粧で雄大だ。左手には中禅寺湖、後ろには男体山が堂々と木々の間から眺められる。特に中禅寺湖が鏡のように光っているのが印象的だ。

コメツガからブナやダケカンバに変り、アズマシャクナゲが何本か目に付くが数個の花しか付けていない。シャクナゲの大群落は無く?寂しい気分になる。

ガサガサと音を立て、一人のおじさんが林から出てきた、その方向を見るとシャクナゲの林、そこは大きなシャクナゲの林だが、花は少ない。

少し下り鞍部に着く、腰を下ろし休憩、と、さっきのおじさんの奥さんが、先の斜面でシャクナゲを見つけ声を上げて呼んでいる。

その方向の斜面を急いで上ると、シャクナゲの群落(期待したよりは小さいが)で、シャクナゲ独特の美しいピンクの花を可憐に見せてくれる。思わず笑顔に変る、登ってきて良かった。ご夫婦はシャクナゲをここまで見に来て、写真撮りで、ここから引き返したようだ、この後熊窪まで誰にも合わ無い。

後で解った事だが、ここのシャクナゲを見に毎年多くのハイカーが訪れるという。

シャクナゲの尾根を越え、鞍部に着く、今度は高山最後の急な坂を登る、男体山が大きく見え、太郎山も大きく見え、その手前に戦場ガ原が広がる。中禅寺湖の見える面積も広くなってきた。

やがて、カラマツ・ダケカンバの林の山頂に着く、白根山が大きい。

その白根山を見ながら登りとは反対の山道を下る、ヤシオツツジの群落だがまだつぼみ、満開には後数日以上はかかる、今度の週末で間に合うだろう。

ジグザグと狭い山道を下る、歩きにくい、ツツジの大群落であり「ツツジの鑑賞山道」と呼んでもいいくらい。

「高山・小田代原」の標識が下り坂の途中にある、小田代原方面に下る。

ダケカンバンの新緑が美しい鞍部に着く、「熊窪・小田代原」の分岐、広くて気分のよい鞍部だ。

小田代原に向かうと戦場ガ原展望台あたりに出るから、こちらのコースも良さそうである。地図を広げて見ると、竜頭ノ滝と赤沼茶屋の間にハイブリッドバスのみ運行する路がある。

熊窪に向かう、足元にはスミレが咲き誇る、なだらかな下りだ。まもなく左側に沢が流れているところに出る。石がゴロゴロして歩きにくい沢道を下る、大きな木がなぜか何本も涸れ倒れている、延びている木も大木で、一本一本が奇妙な形をして面白い、中には「大きなこぶ」を足元につけている物、、、。

やがて平になり、正面に中禅寺湖が見えて来る、熊窪、右方面が千手ヶ浜、左が菖蒲ヶ浜

菖蒲ヶ浜に向かう、中禅寺湖自然探勝路になっており、自然保護し、整備されており気持ち良く探索が楽しめる。千手ヶ浜は中禅寺湖の西側にあたり、熊窪は少し手前に当たる、しばらく平坦な道が続く。

湖とのコントラスが花の色を引き立たせる、若いカップルが笑顔でやって来る、行き先は千手ヶ浜だ、老夫婦もやって来る、10人近い団体も2組やって来る、やはり千手ヶ浜が行き先、目的はヤシオツツジ、新緑と日光の大自然を見にきている。

赤岩で登り道になる、この辺がヤシオツツジの大群落。ここで赤岩に上って見る、入江がとても美しく、紅葉の時季には最高だろう。新緑に包まれた世界的観光地の中禅寺湖はやっぱり素晴らしい。赤岩の上り下りを過ぎると後は菖蒲ヶ浜まで単調な山道を行く、スキー場に着き、大きな駐車場は無料開放されている。

車道に出たら左に曲り、緩やかな傾斜を5分程行くと、国道120号線に出る、すぐ反対側が竜頭ノ滝の橋に出る、そこが駐車場。

早朝とは異なり駐車場は満杯、一台の車が出るのを待っている、私の車も狙われている。

 

湯ノ湖の周辺のシャクナゲが気になったので、湯ノ湖まで行ってみたが、シャクナゲ群落は花芽が少ない、開花はしている。

ご婦人がやって来る、シャクナゲを見に来たらしい、「ここより、千手ヶ浜へ行く途中のヤシオツツジの方が、、」と教えてやると、マイカーで竜頭ノ滝駐車場へ向かっていった、本当に赤岩周辺まで行かれたかな?

光徳周辺、赤沼周辺、中禅寺湖、、、と大勢の観光客。半月山の下の駐車場に行ってみた、ドライブを楽しむ人で混んでいる、男体山のビックな姿は実に良い、中禅寺湖の全容も見渡せる、白根山・金精連峰が今日はくっきりと眺められる。

立木観音のある歌ヶ浜の駐車場からの眺めも素晴らしい、ただここは観光客の世界だ。

いろは坂は新緑真っ盛り、大型観光バスの後ろに付くと決まってのろのろになる、あの急なカーブは大型ではすんなり曲れない、観光地の大型観光バスは観光の代表だから仕方が無い。

わたしの登山話