美林ブナの紅葉狩り、小雨の降る中を登リ、やっぱりブナは美しい!

 志津倉山(雨乞岩)(標高1234b)

 

日程:20161029日 土曜日 小雨  かしゃ猫ロードトレッキング大会(第5回)

日程:2010年11月6 蒲生岳&志津倉山


下山、急坂を終わって、ブナ林  紅葉見頃は少し後かな!

コース

つくば市5:00谷田部IC=(常磐・磐越自動車道)=>会津坂下IC8:45=(国道252号)=>道の駅「尾瀬街道みしま宿」・会津宮下・志津倉山入口9:10=(会津若松三島線 県道59号)=>県道59/153分岐=(小林会津宮下線 県道153号)⇒9:30志津倉山登山口9:38―(0:07)→細ヒドコース(山頂)・大沢コース(山頂)9:45―(0:12)→トレッキングコースの標識9:57―(0:20)→雨乞岩:大沢・二子岩コース分岐10:17―(0:27)→志津倉山の標識10:44―(0:16)→シャクナゲ坂取付き点11:00―(0:05)→シャクナゲ坂の標識11:05―(0:03)→屏風岩11:08―(0:14)→三本松11:22―(0:24)→山頂⇒の標識11:46―(0:14)→志津倉山山頂12:00―(0:26)→下山口コースの標識12:26―(1:01)→据付階段13:27―(0:37)→ブナ平・登山口の標識14:04―(0:08)→巨木ブナ14:13―(0:24)→細ヒドコース(山頂)・大沢コース(山頂)14:37―(0:06)―>14:43志津倉山登山口

 

今日の天気予報は曇り、降水確率は会津若松で2010%で昼過ぎは10%とのこと、家を出る頃は雲が多いが、西と東の空は青空、水戸・日立を過ぎる頃晴れ、太平洋が美しい、同行の娘と孫二人(小学校6:男子、小学校3:女子)とも、今日の晴れを確信、私も同じです。

ところが郡山を過ぎ、長いトンネルを抜け、磐梯山が見えず、雨が降り出す。

会津坂下ICを下り、国道252号に入る、只見川が流れ、道の駅「柳津」を過ぎ、右に只見川が近づき、長いトンネルを抜けると道の駅「みしま宿」を通過、まもなく、志津倉山入口の道標が出て左折、県道59号に入る、大谷の部落を過ぎると、志津倉山入口の道標が出て左折、県道153号に入る、道は更に幅が狭くなって、最後の集落・間方を過ぎて入間川不動沢林道に入り、大沢の橋手前の登山口駐車場に到着(国道252号から「志津倉山」の道標が間違いなく案内してくれる、水道工事が行われている部落を通過、この辺り綺麗な紅葉が続き素晴らしい、停めた登山口を過ぎ大辺峠を越え国道400号が走る昭和村に着くところです。)

 
左:志津倉山の案内図                        右:細ヒドコースの分岐

10台程駐車でき、1台の車が停まっており静です。雨は止んだ、準備、寒いのでコートを着て手袋をつけ、スタート。

入口にポスト箱などが置かれている。

登山道には枯葉が落ちフカフカ、大沢の縁を行く、この辺りぬかって歩き難い、帰りに降りてくる細ヒドコースを見送る。

倒れた木々に珍しいキノコ、美しい沢が続く、登山道は雨で濡れ歩き難いが、孫娘が先頭を歩き、娘が続き、お兄ちゃんが続く、山歩きの慣れた、お兄ちゃんが先頭になると後に続く人にとって難しい技を使うから、このメンバーの登山にはこの順番が一番です。

続いてトレッキングコースを見送る。ここからしばらくルンルン気分の散歩道になるが、長くは続かない。

 
美しい沢、沢にイワナを見付ける!

流石、釣り名人の子供、大沢を指差し「イワナ(岩魚)!」と叫ぶ、大沢は下流で大谷川に流れ、只見川へと流れ出る、皆で沢を覗き込むと瞬時にイワナが綺麗な清流中をピュッと泳ぎ岩に隠れる姿が見える、このイワナは雨乞岩の分岐まで見られました、登山口に「永年禁止」の注意事項が有りましたね!

 
左:最初の難関(引き返した写真)                       右:倒れ木に、サルノコシカケ

沢のイワナを探しながら進む、いるいる!真夏なら大沢入って捕まえて見たいが、この時期は見るだけ!

続いて沢岸の悪路、上左の写真、ここを横切って、斜面を登る、孫娘とお母さんが登リ切ると、止んでいた雨が再開、「この雨では引き返そう!」と叫ぶ、同じ難所を引返す、でも直ぐに止み、「やっぱり、登ろう!」と全員賛成、まだ、同じ順で孫娘が先頭になって前進。

お兄ちゃんが動かない、新鮮なサルノコシカケを観察!この倒れた木を無理やりとまたぐ、ここから娘が先頭に立つ、この先は孫娘での先頭はちょっと危険で滑りやすい。

この辺り珍しいキノコが多く、キノコ刈りの人に採っては面白いかも?

 
左:雨乞岩の姿                         右:美しいモミジ

大沢の右の上に雨乞岩が見える、孫たちは「あそこを登りたい!」と言う、巨大なスラブ、伝説が生まれる。一枚岩の大岩壁、雨の降らない天候続きの時にしめ縄を張って雨乞いをすると、たちどころに雨が降ったと言う伝説です。

続いて雨乞岩:大沢・二子岩コース分岐前回は大沢を渡って二子岩コース(猫啼岩が良く見える)を選択した、今日は大沢コースを選択する。

短いが落ち葉の好ましい道だが、直ぐに一定の登リ道になって、先頭の娘も孫娘も足を滑らせない様に進む、周囲は紅葉で飾られる。

 
左:心配なころ志津倉山の標識                              右:大きなゾウの鼻!

大沢の向こうが志津倉山山頂のはず、そろそろ二子岩コースの合流点?と若干心配の頃、志津倉山の標識が立っている。

娘が小さな枝沢を登リ始めると、大きな崩れ地、続いて孫娘が「ゾウみない!」と言う、なるほど曲がった木々がゾウの鼻、重く深い雪が木の上に積り、重みで曲がった木が多い多雪地帯。

 
左:シャクナゲ坂取付き点                 右:シャクナゲ坂取付き点の次の一枚岩

シャクナゲ坂取付き点に到着、前回もここを通過したので、二子岩コースの合流点もこの辺だが合流点は解らない!

ここはやや広く、小休止、ここから山頂まで急坂だからその準備を!

激しい、急坂を登リ始める、いきなり一枚岩の鎖場、よく見ると足場の位置も取りやすく、娘も孫娘も問題なくクリアーする。

 
左:シャクナゲ坂                                     右:坂をよじ登る

大きな「シャクナゲ坂」の標識、右側は切れ落ち、坂と言うか岩場の先端である、木の根を使って坂をよじ登る。

 
左:屏風岩                                   右:前回のここ一枚 ちょっと変化しているが?

屏風岩の標識に到着、この急坂、目も眩みそうな絶壁、だが、余裕が有って笑顔、二人とも手を上げる余裕もある。

続いて、右が巨岩に岩で一番狭い場所を通過、ここを過ぎれば、危険なシャクナゲ坂は終わりです。

 
左:三本松                          右:山頂⇒

続いて大きな松が立つ三本松の到着、ここから傾斜が緩み、今度はブナの原生林を歩く、登リ切ると山頂⇒の標識、ここから直ぐに山頂かと思うが、いきなり下る、それでも大きな下りは無く、直ぐに登リです。

 
志津倉山山頂 (標高1234

志津倉山山頂に立つ、展望は素晴らしく、北西に御神楽岳、北に飯豊連峰、東に磐梯山・吾妻連峰、南に七ヶ岳・田代山・帝釈山・日光連山、南西に会津駒ケ岳・朝日連峰などが見えるという、まったく白いガス、山頂以外は望めない、だが、皆さん満足、普段の生活では味わえない満足がある。

山頂は強風、小雨が吹付けて楽しみのお昼は下ってから、お腹ペコペコだが寒さを防ぐには山頂を早く離れる事、下山は西側の細ヒドコースを選択

 
山頂から下山コースの標識まで

美しいブナ林を下る、しばらくは稜線歩き、後で聞くが皆さん、手足が冷たくなっていたと言う、私も同じです!

 
鎖場、据付階段が続き、また鎖場

下山コースの標識を見て、道は激しい下り坂、急降下が始まる、最初の鎖場は娘もちょっと戸惑いはしたが、何とか下る、孫娘は一人では無理で、私が中間で待避し、行動を指示、手はかさず自分の手足で降りてくる、まず鎖を離さない、次の足を置く位置が定まらないと次の行動を起こさない!それに鎖は常に一人、よく知った人が最後に通過する

続いて糸滝の標識、左右を確認、左の鎖場を降りる、孫娘も慣れてくる、お兄ちゃんは何度も同じ様な場所に同行しており応用が聞く、据付の階段に着く、足を先に下ろし、両手で階段を握って、次の足がしっかり階段に付いたのを確認し、下る、この動作を最後まで続ける、ここもそうだが途中が壊れ一歩一歩注意、一人が失敗すると皆の行動に影響する。

据付の階段を通過後、一番元気なお兄ちゃんが先頭に立つ、次々と現われるリボンを追いかけてもらう、リボンは登山者が一番頼りにするもので、リボンを信じ行動する、リボンを付ける人を信じて登山は進む、お兄ちゃんも何れは登山リーダーになって安全で楽しい登山をしてもらいたい。リボンを探す大切さを少しは知ってもらったようです。リボンの置けない場所もある、、、、だんだん覚えることになる。

据付の階段を終わっても、滑り易い鎖場が続く。

 
巨木が現われる

やっと急降下も終わり、気持ち良い歩き、巨木が続いて現われる。

 

 

 

栃太くん・長男・樹齢約500年

(巨木は:第4回かしゃ猫ロードトレッキング大会より)

 

 

 

 

 

 

 

 
左:ブナ林はポカポカ                     右:小沢の渡渉点から!

ここに下って、風も無く、体が暖かくなってくる、前回は11/6で最高の紅葉でした、今日は一週間前、ちょっと訪れが早いようですネ。

ここで大沢コースに入る所に通じるトレッキングコースを見て、直ぐに、一人の男性に出逢う、明日10/305回福島県奥会津三島町志津倉山 かしゃ猫ロードトレッキング大会の下準備を行うそうです。参加者は50人が定員でキャンセル待ちの人が出ているらしい。近ければ、出かけたい私たちです。

登山口(志津倉の鐘)で「つくば」の車を見て、今日登った人がいたと驚き、メンバーが娘・お兄ちゃん・孫娘と私(69歳)でまた驚いたようです、更に帽子をかぶった孫娘の髪を見て女の子と解り更に驚いたようです。

「内容」

このトレッキングではずらずら参加者が歩いていくのではありません。約10人一グループに分かれ、間方地区のおじいちゃんたちが案内しながらのトレッキングです。見どころいっぱいで、一枚岩の雨乞岩や志津倉巨木3兄弟(栃・ブナ・サワグルミ)に会いに行きませんか?

時間:8:30集合・14:00解散

場所:三島町役場前、定員:50名、参加費:2,000

持ち物:歩きやすい服装と靴、飲み物、タオル、雨具(雨天時)、入浴後の着替え

主催:美女帰の里まがた(三島町間方地区)、申込先:三島町観光協会☎0241-48-5000

締切り:10/23(日)

コースは登山口(志津倉の鐘)雨乞岩分岐まで入り、大沢コースのトレッキング出入口に戻り、ここを入り、細ヒドコースのトレッキング出入口へ、ブナ平を経て戻る(逆かも知れない?)

*このトレッキングは志津倉山の山頂を歩かず、トレッキングコースを歩きます、このブナ林の紅葉狩りのコース含まれている。

*毎年6月の志津倉山開きでは“新緑”を楽しめます。

おじさんと別れ、最後の小さな急登、この坂周辺のブナの紅葉が美しい、急登の最後は小沢の渡渉点、「この沢で流しそーめん」をとお兄ちゃんが言う、皆が文句無しに賛成するほど美しい沢、「そーめんを持ってきたら、凄いネ」と大笑い。ここから見るブナ林の紅葉は本当に素晴らしい。

 

登山口「志津倉の鐘」

見慣れた分岐、歩いた悪路を通過し、志津倉の鐘を思い切り鳴らし、志津倉山登山口に到着。

車に入り、スタート、県道153号に戻って大辺峠を経て国道400号の昭和村に出て、国道400号で帰る事も可能だが、来た道を引返す、今日は娘がおり、運転が上手で、21時には、つくば市に着きそう!

遅れたお昼飯、持ってきたおにぎりは孫らに取られ、娘からパンを頂く。おかしなもので会津坂下ICに入ると晴れ、磐梯山がよく見える、郡山を経て、阿武隈高原SAにて夕食「カキフライと野菜てんぷら(きのこ汁がセットになったお得な丼です)」を頂く、孫らも食欲!山の疲れは無い。さて次の山は?

 

HP:わたしの天気予報