春の魚たち〜小さな水路の大きなはたらき〜ハス田そばの農業水路
顕微鏡で魚たちのエサとなるプランクトンの観察も行う
子ども達が捕らえた春の魚 |
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ハス田そばの農業水路、霞ケ浦ショートコースとハス田の間に有る水路です。霞ケ浦環境科学センターから近い、目的の水路近くのR118のバスが停まり、ハス田に囲まれた道を歩く、帽子が吹っ飛ぶような中を皆さん目的の水路を目指す。 霞ヶ浦環境科学センターは霞ヶ浦湖畔の豊かな自然環境を楽しみながらサイクリングされる方々のために,自転車サポートステーションに登録。霞ヶ浦湖畔から自転車で約5分程の位置にあり,霞ヶ浦を望む展望台や,霞ヶ浦の自然・環境等について楽しく学べる展示室などが有って、休憩時等に利用できます。ちょっと高台で抵抗が有りますが、霞ケ浦を知るならここが一番、また庭先から富士山が見え、ダイヤモンド富士(12/10、1/2頃)が見え、霞ヶ浦環境科学センターはお休みですが年末年始はカメラマンが撮影にやって来る、この時期晴れる日が多い!ただ初日の出は見えない位置にある。 |
案 内 |
日 時 平成 29年 4 月 15 日(土)午前 10 時(受付 9 時 30 分から)〜午後 3 時まで
集合場所 茨城県霞ケ浦環境科学センター(土浦駅東口までの送迎あり) 募集人数
35 人 応募方法 電話,FAX,または E−mail でお申込み下さい。その際,住所(郵便番号)・氏名・学年(また
は年齢) ,電話番号及び送迎バス利用の有無 申込期限 平成 29 年 4 月 14 日(金)午後 5 時まで 送迎バス 土浦駅東口(迎え:午前 9:30 発 帰り:午後
15:30着) 場 所 午前:かすみがうら市戸崎川尻ウェットランド付近の水路、午後:霞ケ浦環境科学センター |
バスを降り、水路まで、強風! ところが、目的地に着くと強風を感じず、水路で生き物を採集して観察するには、暑くなく寒くなくとても良い雰囲気です。早速、先生から注意事項をご説明して頂き、作業にとりかかる。 同行の孫娘(小学4年)も時々参加しており、顔見知りが多く、網を借り水路に向かう。 なかなか網に目的の小魚は入らず、泥・枯草をすくい上げるだけ、でも、長い水路にバラバラに人が並び、水を動かした成果、網に小魚が入ってくる、孫の網にも入ってくる、「初めはつれないから、一匹もつれないのかな!」と思い悲しい気分だったようです、周囲の子供たちも笑顔が多くなってきた。 水路は泥まみれで魚が泳ぐ姿は見えないが、だんだんつれる確率が上がってくる、慣れない子に網に入った魚を譲ると、泥にまみれた魚を懸命につかみ取る!小さい子は、網を使ってすくい上げるには無理が有るが、数匹つかむ経験すると、だんだん笑顔になり、魚を好きになり、今日の自然観察の目的を達成する、この子に「どうですか?沢山つれている?」と聞かれると「うん、なんとか」と返事。 持ち込みのバケツの魚が多くなってくると、悩みは何匹まで生きられるかの調整になる、泥まみれの魚を入れるので、バケツの水も泥まみれ、水路から離れハス田の水路に移り、孫の網を水路に入れ、バケツの魚を流し込み、バケツに水路の水を入れ、網から魚を移す。孫は成長し生き物の生を思うようになってきた。 89 バケツを調べてみると、綺麗なタナゴでタイリクバラタナゴ、クチボソ(先生はクチボソと呼ぶ、モツゴ)、カマツカ(口が下向き)、ヨシノボリ(ヌマチチブもハゼ科)、フナ(キンブナ、ギンブナ、ゲンゴロウブナの何れか?)、ドジョウ、エビ(テナガエビ 霞ケ浦で魚獲得・金額ともトップ)。
大きなコイ、こちらも産卵にやってきたようです。観察後は皆んで捕まえた小魚と同様に水路に戻します。2014/4/26の様子:ここ クサガメは日光浴をするのが好きで食性は雑食、野生化では貝類や甲殻類などを食べており、基本的には水中で餌を採って生活しています、ペットとして流通していますが日本でも野生での生息数が激減しているカメだそうです。子どもらに人気でしたね、孫娘も興味を示し、何度も持ち上げて実感。このカメの草むらに離すと、水の有る水路へドボンと飛び込み帰って行きます。 水路での観察の後、川尻に沿って、遡り、フナが産卵に訪れる川尻川の大正橋・川尻橋に立ち寄る、堤防を覗いた時大きなフナが見えてが、デジカメをむけるとその時は深みに隠れてしまった。 バスに乗って、霞ヶ浦環境科学センターに戻ります。 2Fの交流サロンで昼食、外に出て「いきもののにわ」「森の広場」等で昼食も楽しい、上池・下池もある、ちょっと歩けば展望デッキが有り、霞ケ浦を一望、晴れていれば富士山も良く見える、牛久大仏も近い。 午後は顕微鏡で魚たちのエサとなるプランクトンの観察を行う。 午後の部は研修室はで行われる、入口はエントランスホールで研修室はその左で、総合案内と管理事務所の前にある。 孫と二人で入ると、遅い方で、一番先頭の中心の席に座る、一番前で孫は満足。更に後から、前回(2014/4/26)の観察会も参加して知り合いになり、午前の水路(川尻)で仲良く魚を観察した、女の子とお兄さん,二人のお母さんらも同じ机に座る。
机の上には、顕微鏡が人数分置かれ、顕微鏡で見るプランクトン(動物・植物プランクトン)、動物プランクトン用のガラス(凹の着いたもの)、植物プランクトン用のガラス、カバープレート(ガラスにプランクトンを置き、カバーする)、動物プランクトン用スポイト、植物プランクトン用スポイト、プランクトンの説明用紙が置かれていました。 まず、プランクトンの種類を説明された。 動物プランクトン:ゾウリムシ、ミジンコ、ツリガネムシ、ワムシ、オカメミジンコ、ラッパムシ、カブトミジンコ、ケンミジンコ、タマミジンコ、ツボウムシ、カイミジンコ、ヒゲナガケンミジンコ、ゾウミジンコ、フクロウムシ 植物プランクトン:ミドリムシ、ミカヅキモ、アオミドロ、ケイソウ、イカダモ、クンショウモ、ツヅミモ、ユレモ、ミクロキステイス、アウラコセイラ、アナべナ、タイケイソウ、イカダモ、ケラチウム、プランクトスリックス(コレモ)、ヒメマルケイソウ、ハリケイソウ、ササノハケイソウ 続いて、顕微鏡の使い方、孫は学校で使っており、基本は知っているようですが、プランクトンを顕微鏡で見るのは初めて。私も同じです。
動物プランクトンの観察 まず、動物プランクトンを動物プランクトン用スポイトですくい、動物プランクトン用のガラスの凹(凹の中で動物プランクトンは動く)に流し込む、カバープレートをその上に置きプレパラートを作る、レンズ(対眼レンズと対物レンズ)は取り付けられており。 プレパラートをステージに乗せて、クリップで固定しましょう。
このときに、プレパラートと対物レンズを真横から見ながら、観察したいものがレンズの真下になるようにセットし。 顕微鏡を横から見ながら、なるべく対物レンズとプレパラートを近づける。ピント合わせは、まだ行わない。なるべく近づける理由は、ピント合わせを行うとき、レンズとプレパラートとを離す方向でピント合わせを行うことで、ぶつからないようにするためである。接眼レンズをのぞきながら、ピント合わせのため、対物レンズとプレパラートを離していくように、調節ねじ
をゆっくり回して調整する。 *最初から、高倍率の対物レンズで観察すると、視野がせまいので調整が難しくなる。そのため、まずは低倍率の対物レンズを使用する。また、高倍率にするほど、明るさは暗くなる。 植物プランクトンの観察 まず、植物プランクトン(ミジンコを使って)を植物プランクトン用スポイトですくい、植物プランクトン用のガラス(凹は無い、植物プランクトンは動かない)に流し込む、カバープレートをその上に置きプレパラートを作る、レンズ(対眼レンズと対物レンズ)は取り付けられており。 プレパラートをステージに乗せて、クリップで固定しましょう。
このときに、プレパラートと対物レンズを真横から見ながら、観察したいものがレンズの真下になるようにセットし。 植物プランクトンは動物プランクトンに比べ小さいので、対物レンズの倍率を上げることになる。 観察につかったミジンコ、心臓、卵は雌の体の中でかえり大きくなっている姿を見る、エビやカニと同じ甲殻類の仲間です。同じテーブルの人のミジンコを交互に見比べると、見る方向が違ったり、卵の状況等変わって見えて顕微鏡の観察の面白さを知ることができました。 先生が顕微鏡の対眼レンズにカメラを接続し、各人が観察している映像を撮影して、個人個人に渡してくれる。 最後に、植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、今日観察した水路の小魚が動物プランクトンを食べ、更に大きな魚に小魚は食べられ、、、、その大きな魚を食べるのが人間である。 帰宅時、車窓に雷が光、激しい雨、これには孫娘も驚きましたネ! HP:わたしの天気予報 |