土浦市手野町石田の霞ヶ浦湖岸,霞ケ浦環境科学センター

 土浦入り 冬の野鳥観察と渡り鳥の秘密(霞ケ浦湖岸)

 

冬の野鳥観察のイロハをまず知ろう!
雪入ふれあいの里公園の川崎慎二先生のご説明

 

雪入ふれあいの里公園
2016/1/24

 

 

  土浦入り(つちうらいり)は茨城県霞ヶ浦環境科学センターから霞ケ浦総合公園を望む、牛久大仏の大きく見え、後方には雄大な筑波山が素晴らしい。

  茨城県霞ヶ浦環境科学センター から徒歩でも行ける距離ですが、土浦駅からですと、つくばりんりんロードと接続された霞ケ浦自転車道を歩くことになります。

 

カワセミ

2017年1月22(日)晴れ 第10回 霞ヶ浦自然観察会 霞ケ浦環境科学センター

 

 

案 内

 

  平成 29 1 22 日(日)午前 10 (受付 9 30 分から)〜午後 2 30 分まで

集合場所 茨城県霞ケ浦環境科学センター(土浦駅東口までの送迎あり)

募集人数 35

応募方法 電話,FAX,または Email でお申込み下さい。その際,住所(郵便番号)・氏名・学年(また は年齢) ,電話番号及び送迎バス利用の有無

申込期限 平成 29 1 20 日(金)午後 5 時まで

送迎バス 土浦駅東口(迎え:午前 10:25 発 帰り:午後 15:00 着)

  所 土浦市手野町石田の霞ヶ浦湖岸,霞ケ浦環境科学センター

 

 

全員、野鳥観察に必需品の双眼鏡を手にし、初めて使う人が多い、川崎先生は参加者が納得するまで説明いてくれる、遠望に現れた野鳥を自分の操作で双眼鏡を操るのが今日の大きな目的です

観察を続けていると、双眼鏡では物足りない場合が出てきます。霞ケ浦のように広い干潟や湖で野鳥を見つけると双眼鏡では身近に観察ができません。遠くにいる野鳥をすぐ近くにいるように観察するには望遠鏡の醍醐味が必要です。20倍のレンズを装着した望遠鏡では、100b先の鳥の姿が5b先にいるのと同じ大きさに見えるようになります。川崎先生らは望遠鏡を持参し、遠望の野鳥に焦点を合わせ、私らに見せてくれます、小鳥が羽を膨らませ、可愛い姿を目の前に引き寄せます。

以下、デジカメの撮影です。

 
カワセミ

観察の開始と終わりにカワセミが現れる、見通しの良い所で、参加者全員が双眼鏡で美しい姿を!水辺に生息する小鳥で、鮮やかな水色の体色と長いくちばしが特徴で、長時間見ていても飽きません。餌を探し、時々舞って見せる、、、、。

 
左:ダイサギ           右:コサギ

ダイサギ、コサギを発見、コサギは懸命に動き回る、見ている限り餌は無いようです。ダイサギはじっと動かない?

 
ハクセキレイ

ハクセキレイ、独特の動き、デジカメで捕らえるのは難しい。

  
土浦入りは中岸、右岸に囲まれる、西浦 土浦駅から約5`地点です

ここは霞ケ浦、西浦中岸、土浦駅から約5`で霞ケ浦自転車道の本格的な始まりです。

カイツブリが霞ケ浦湖面に浮き上がる、デジカメを構えるが思いの場所に顔を出さず、これまた失敗!食性は主に動物食で、魚類、昆虫、甲殻類、貝類などを食べる。巧みに潜水して獲物を捕食する。1回に平均15秒前後(状態により数秒から30秒)潜水し、およそ秒速2bで泳ぐとされるが、最高で水深2bまでと深くは潜らないそうです。ここ西浦は最大水深7b、今潜っている水の深さはまずまずであろう。双眼鏡でも望遠鏡でもなかなか捕らえられない。

 
左右とも双眼鏡でハッキリ見ました、望遠鏡では野鳥のしぐさに感動です

見えますか、可愛いスズメ、右写真の岩の上にオオタカが。野鳥は必死に餌を探している。


対岸に霞ケ浦総合公園

望遠鏡だと、対岸のカモたちの細かい動作が解ります、午後から茨城県霞ヶ浦環境科学センターに戻って、川崎先生から「渡り鳥の秘密」のお話が予定されている。

 

現地観察を終え、茨城県霞ヶ浦環境科学センターに戻って昼食、2階には交流サロンでの休憩食事の人が多いが、見晴らしの良い庭のベンチに、霞ケ浦がよく見える。上空にノスリとトビが飛来する、一羽が下池の直ぐ上まで飛来、私たちの弁当も危ない!

 

川崎先生から「渡り鳥の秘密」のお話

「観察した野鳥」

マガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オオバン、ユリカモメ、ミサゴ、ノスリ、オオタカ、トビ、カワセミ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ジョウビタキ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、スズメ、ムクドリ、ハシブトカラス、メジロ 33

「カモの潜水採餌型・水面採餌型について」

潜水を得意とするカモと、あまり潜水をしないカモの違いについて、説明された。

潜水採餌型:潜水を得意とする

餌をとる場合には全身が水の中に隠れます。水中に潜って泳ぎやすいように、淡水ガモに比べて脚はお尻の方に寄っており、水かきの面積も広くなっています。そのため、陸上では淡水ガモより歩くのが下手です。餌は水生植物から貝類や魚類などの小動物など幅広く、魚類を食べるものもいます。なお、海だけではなく大きな河川や湖沼など、内水面にも比較的多く見られ、キンクロハジロやホシハジロなどは、海でも見られますが、河川や湖沼で見る事の方が多いでしょう。「」水面から助走をつけないと飛び立てません。そのため、比較的広い水面がある場所以外ではあまり見かけません。

 

水面採餌型:潜水をあまりしない

水面だけでなく水中の小動物や水生植物なども食べますが、その際には尾を水面に突き出して、全身が潜ることはありません。池などでしっぽを突き出し、水中に頭を沈めていることが多く、お馴染みカルガモやマガモなどがこのグループです。水面からそのまま垂直に飛び立つことができるのも特徴です。これは狭い池や水路でも餌を取るので、そこから飛び立つ必要があったからかもしれません

「求愛」

 冬は恋の季節。一羽のメスに、オスが何羽も囲み、オスは自分を強調し、メスが好みのオスを選択するそうです。カップルなったメス・オスは二人の世界に!負けたオスは新たにメスを求める中に入り込むそうです。どのオスが選ばれるかはメス次第、結ばれたカップルは、春にシベリアに渡り、子育ての準備に入るのだそうです。

「ハクチョウに餌をやると」

餌を横取りするカモが多く集まるが、ハシビロガモはやってこない?

これって、くちばしの基部から広く、更に先端に行くほど幅広くなっていて、そして長い。これではパンなどを食べるのでなく、雑食で、草や水草も食べるものの、プランクトンが大好き。くちばしの形は、プランクトンをかき集めるために特化したので、ハクチョウに投げ込む餌はプランクトンでは無いからだそうです、納得。

ハシビロガモは一度見たら忘れない、まだ、プランクトンの多い汚れた水場に多く飛来。

 

 

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