霞ヶ浦環境科学センターイベントin2016 霞ヶ浦自然観察会 第8回 |
日程:2016年11月5日 (土) 朝雨 快晴
左:馬掛湖岸 右:陸平貝塚 文化財センター
平成28年度 第8回霞ヶ浦自然観察会:平成24年11月14日は馬掛のみ
日 時 平成28年11月5日(土)
集合場所 茨城県霞ヶ浦環境科学センター
送迎バス 途中,土浦駅東口からも御乗車できます。
(行き:土浦駅東口午前9時25分発
帰り:午後3時40分頃着)
場 所 :茨城県美浦村馬掛+陸平貝塚
内 容 :晩秋の湖岸植物を観察しよう!+陸平貝塚見学
JR土浦駅東口を出て、国道125号に入り、トレセン入口を右折し、県道120号に入り、馬掛不動尊の前に到着、現地参加者も予定通り集合、トイレを済まし、道路を渡って霞ヶ浦方に植物観察を開始。
馬掛のことを良く知っている人の話では「ここからの初日の出は綺麗で、何時もは静かだが、この日は凄い人出」とのことです、筑波山山頂でなくここに来てみたいものです。
アメリカイヌホオズキとイヌホオズキは違いが解らず苦労しますが、実が1点から出ているのがアメリカイヌホオズキで、バラバラに出ているのがイヌホオズキです。比べて見ると面白い? ヒヨドリジョウゴは熟した果実にヒヨドリが群がって食べる様子が、酒に酔った人たちが騒ぐ様子に似ているというのが名前の由来。ナス科でワルナスビやアメリカイヌホオズキ、イヌホオズキの仲間です。ツル性の多年草です。全草に毛が密生しています。全草有毒です。葉の両面に毛が密生していて、触るとフェルトのような感触があるのも特徴です。先生は「触ってご覧」と言う、全草有毒ですが!
ブタナはヨーロッパ原産の帰化植物。フランスで「豚のサラダ」とよばれていたのが、ブタナ(豚菜)となってしまった。「豚のサラダ」と言うから「どうやって食べるの?」と言う人、サラダと言うから生で頂く? ヒメクグはとても珍しく、今回の観察ではこれば唯一の株でした。
オヒシバはなじみの深い身近な雑草。私の畑にも生えます、メヒシバより強い感じがすることから「雄」の名が付く。メヒシバは手で簡単にむしりとることができるが、こちらはそうはいかない。 シマスズメノヒエと良く似るが、こちらは雌シベの色が濃い紫であり、花穂が互生です。 シマスズメノヒエ(島雀の稗)イネ科 ハキダメギクはゴミ捨ての場所で見つかったのでこの名がついた。とってもあわれな植物。暖かい地方では一年中咲いている。よく見ると可愛いキク科の花である。友人の大きな畑にも栄養たっぷりに大きく育っている。
チョウジタデは水田など湿り気のある場所に咲く。稜があり筋ばっている。茎は赤くなることが多い。花は黄色で可愛い。 アメリカタカサブロウは熱帯アメリカ原産の帰化植物。日本在来種の タカサブロウに比べ、葉が細く鋸状の細かいギザギザがある。高三郎とは、人名らしいのだが、由来は不明。タカサブロウとの大きな違いは、枝の出る茎の部分が太い
ユウガギクは田の畦や農道などやや湿った場所に生える。地下茎で増えるので群落をつくることもある。よく枝分かれする。花びらは白が普通だが、淡い紫色も多い。葉はざらつく。カントウヨメナも同じような場所に生え、野のキクは同じに見えますね(^^♪・ ヤハズソウの葉を引きちぎると、ちょうどこの矢筈のようにちぎれるからこの名がついた。一度見ると葉が独特でわかる。花は注意しないと小さくて気が付かないことが多い。マルバヤハズソウは茎の下部の葉の先端がへこむがヤハズソウは先端がへこまない。
ミズワラビはワラビに似ている?湿地あるいは水中に生えるシダ植物。関東以西の水田などに生育。水中でも育つため、水草として熱帯魚屋などで売られている。 チドメグサの葉を傷口に貼り、血止めに用いたことからきた名前。ノチドメやヒメチドメのように葉に深い切れ込みがなく、オオチドメのように、葉の上に茎を出して出を花を付るのではなく、葉の下に付ける。
ホトケノザは畑の中や周りに群生するホトケノザ。ヒメオドリコソウとよく似るが、花の向きが上に向く。この時期に咲くのは珍しいことでは無い。 オモダカの葉が人の顔のように見え、葉が水面より高い位置に伸びることからで、矢じりを大きくしたような葉の上部を人の面に、下部を肩に見立てたらしい。水田雑草の一つ。仲間にはヘラオモダカ、サジオモダカがある。花は白で3枚の大きな花びらが可愛い。
ヤナギタは沢山見たデイヌタデやオオイヌタデなどのタデ科の仲間。河原などの水辺に育つ湿地性。何方かが見つけてくれ、葉を口に入れて見ると辛い。和名は葉がヤナギの葉に似ていることに由来する。葉に辛味があり、香辛料に利用される。 ヒメムカシヨモギは南アメリカ原産オオアレチノギクに良く似た北アメリカ原産の帰化植物。オオアレチノギクと背丈は同じだが、花が小さいため「姫」名がつく。オオアレチノギクと並んでいないと解りにくいが慣れると雰囲気で差がよく解ると言う。
コナスビは地面に這うような小さな背丈に1aにも満たない小さな花を付ける。黄色の5枚の花びらでとても可愛い。実がナスビに似ているというので名前が付いている。 カゼクサは秋の風情にぴったりの名前。繁殖力が強く群生。踏みつけてもすぐ起き上がる厄介な雑草。写真では解り難いが、綺麗なイネ科でとても綺麗です。
クサネムはネムノキやオジギソウに似る。クサネムは草の仲間。水田脇や湿地、川沿いに生える。ネムのキと同じく暗くなると葉を閉じる
ネコハギ(猫萩)、メドハギ、ヤハズソウで、いずれも草本。ハギとそっくりな花を付け、秋の野原をハギと共に彩る。写真でも解るが毛が多い事からネコハギとされたとする ヒメジソとイヌコウジュは代表的な秋の野草のひとつで、ともにシソ科イヌコウジュ属でそっくりで。 見分け方のポイントは: ヒメジソの葉は鋸葉が荒く、4−6個に対し、イヌコウジュは鋸葉が浅く6−12個 ヒメジソのガクの先はあまり尖らず、イヌコウジュは鋭く尖る ヒメジソは毛が少なく、イヌコウジュは毛深い
よく似ていると言うが同じように見える。
オオアレチノギクは確かにキク科の仲間。よく見る大型の雑草。太い茎を伸ばして群落を作る。南アメリカ原産で明治時代に帰化。全国にはびこる。 エノコログサは片手で簡単に抜き取ることができますがチカラシバを抜き取るのは容易ではなく、両手で力いっぱい引っ張らないと、抜き取ることができません。エノコログサの根も頑丈ですが、チカラシバの根はさらに頑丈で抜けない。ノコギリで土ごと切るような感じで根を切るとかしないと無理です。ちょっと離れて写真を撮るとちょっと格好良く見えますが?
歩道に長くつるを延ばす「こっれって何?」と先生に聞くと「匂いを嗅ぎな!」と言う、葉を摘んで慎重に嗅ぐ!「ヘクソカズラだ!」と叫ぶ。つるが枯れてもそのまま冬まで形を残すからリース作りの材料としておなじみ。実の青い頃は臭いがすごいが、乾燥するとそれほど臭いは無い。
ツタは吸盤を使って壁をよじ登る。ちょっと日陰で見づらいが、見えますね! アオツヅラフジはヤマブドウやエビヅルの実にそっくり。残念ながら実は有毒なので食べられない、美味しそうな輝くなのに残念です。
アケビの仲間には、アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの3種類があり、葉で見分けられます。アケビは小葉5枚からなる掌状複葉で、小葉は楕円形で縁に鋸歯がありません。ミツバアケビは小葉が3枚で、縁に波状の大きな鋸歯があります。ゴヨウアケビは小葉は5枚ですが縁に鋸歯があり、アケビとミツバアケビの雑種と考えられています。秋においしい実をつけます。ここには見当たりません。 タブノキは海岸近くに自生し潮風や塩水に強いので防風林として植えられる。また火災にも強く、関東大震災や東京大空襲でも生き残ったことは有名。この次に行く陸平貝塚には大木で立派なタブノキがあります。
ヘラオオバコは花が無いと愉快でなく、花が出てくるとやっとヘラオオバコであることがわかり、楽しくなる。 霞ヶ浦対岸に霞ヶ浦環境科学センターの方向が望めるが、朝雨で雲が切れず筑波山はまだ現われません。
イヌタデは畑や道端など、いたる所に自生し、真っ赤に群生したイヌタデは、赤飯を思い出す姿です。葉に辛味はなく、人の役にたたない。晩秋に手のひらで果実を転がすようにもむと黒い種子が飛び出る。 オオイヌタデはタデの仲間で一番大きい。日本在来のタデ。茎はよく分岐し、節の部分がふくらむ。霞ヶ浦湖岸では終盤をむかえている。
右:オノエヤナギ(尾上柳)ヤナギ科 マルバヤナギを見て、葉が丸いと言うが、他のヤナギに比べ葉の幅が広い。写真は枝だが、横の木は大木です。別名は若葉が赤いことからアカメヤナギという。 オノエヤナギはシイ・カシ帯、ブナ帯の山地の谷川、河原に生え、時には10bもの高さに育つ。山の尾根の上に育つと言う意味で付いた名前。ここは霞ヶ浦?
ミズヒマワリは開花期は9〜10月。両性花。栄養繁殖が極めて旺盛で、ちぎれた茎は節から根を出し、生長が早く、短期間で大きな株をつくる。アサギマダラやメスグロヒョウモンなどミズヒマワリは多くの訪花昆虫を誘引することで知られている。今日も多くのメスグロヒョウモン(?)が訪問して賑わっていた。
ノイバラの花は初夏に咲き、枝先に円錐花序を出して、多くの花をつけます。花弁は5枚で白色です。果実は偏球状で、秋に赤く熟します。奇数羽状複葉で、小葉は3〜4対です。小葉は長楕円形で鋭い鋸歯があります。托葉(葉柄の基部の両側につく小さな葉状の部分)は、細かく深く裂れ込んでいて、細い糸状になったクシの歯状であるのが特徴です。
ガガイモの実を探したが見つかりませんでした! ハゼノキは葉の形・紅葉もヤマハゼやナナカマドそっくり、しかし、ハゼの仲間はウルシ科なので、さわるとかぶれる恐れがある。ちょっと期待の紅葉の色ではない!
シロバナサクラタデ、前回は11/14で見頃ですたが、今日は微妙で、見頃を過ぎたかも?でも可憐で、美しい。 スズメウリはとっても可愛い。今年もシロバナサクラタデの近くに咲き、来年も咲いて、実をつけて欲しい。
右:ススキ(薄)イネ科 オギ(荻)イネ科 カラムシは雌雄同株だが、雄花と雌花は別々。雄花と雌花は枝の上部・下部に分かれる、別々の枝にできる。同属のアオカラムシは葉の裏側の緑色皮をむき、表皮の内側にある繊維を取り出し、これから糸を作ることができる。縄文時代の布もこのカラムシから作られており、日本における歴史は長い。 キクイモはキクイモモドキやオオハンゴンソウにそっくり。土手や空き地などに群生する北アメリカ原産の帰化植物で、根に芋ができるので菊芋と呼ばれる。戦時中は食料として栽培されたため、日本中に広がった。 写真にはススキのみ写っているが、オギが右に有った! 先生が詳しく説明「ススキに良く似ているが、オギは地下茎で広がるために、株にならないが、ススキは株になる」。また、ススキと違い、オギには芒がない。更にオギはススキが生えることのできる乾燥した場所には生育しないが、ヨシよりは乾燥した場所を好む。またオギの穂はススキよりも毛が長くて白く、手で触ると柔らかい。
コモチシダは葉の表面に無性芽を形成する。胞子嚢群と胞子嚢群の間や末端から突起が形成され、やがて葉が1枚出てくる。これがやがて親株を離れて散布され、新たな個体として定着・成長していく事になる。このような無性芽が形成されていれば、見当を付けやすいが、いつも付いているとは限らない。コモチシダも崖などの急傾斜地に生育し、無性芽によって確実な繁殖を確保しているものと思われる。湿潤な崖に生育することが多いコモチシダであるが、移植すると乾燥した立地でもよく生育する。無性芽も乾燥には弱い。 このコモチシダの生えている場所は、歩道から道なき道を登った岩場にある、今日ははっきり見えなかったが2012/11/14をご覧ください。
カキドウシは茎がつる状に伸び、垣根を通り抜けるので付いた名前。花は来春!
クサギをよく見かけます、この黒っぽい青紫の実を食べる小鳥を見たことが無いけど? キヅタは木々に取り付くが、その木を枯らすことは無いそうです、家の近くの杉に絡みついているが、この木を倒す事は無いようです。 ミゾソバ(溝蕎麦)タデ科
ミゾソバの葉がソバに似、川や沼、田、谷川などの側に育つのからこの名前。仲間にママコノシリヌグイ、タニソバ、アキノウナギツカミなどがある。 アオミズは湿った場所に育ち全体が多汁質でみずみずしいことがミズという名前の由来と言われている。イラクサの仲間だが、花の姿付き方はクワクサに似る。名前が似るミズは葉の柄が長く、葉の先半分にだけ鋸葉が付く。 ウワバミソウ(蟒蛇草 イラクサ科)はウワバミ(大蛇)の出そうな所に生える、というのが名前の由来。湿った山地の薄暗い日陰に群生するので、こういう名前になったのだと思われる。こちらは加波山や筑波山にある、花は葉の上に出て咲くようです。
アメリカセンダングサはコセンダングサ、コバノセンダングサ、シロノセンダングサなどの実よりずっと太くしっかりしている。しかし、衣服に付いた場合は、こちらのほうが摘んで取りやすい、大きいからか? コセンダングサがアメリカセンダングサと並んで咲いている。センダングサは黄色い舌状花が2〜5枚。アメリカセンダングサの茎が赤茶色になる。コセンダグサは筒状花のみ。コシロノセンダングサは小さな花びらがある。
アキノウナギツカはミゾソバとことなる場所に生えていました。
ミドリヒメワラは里山の林縁に生育する夏緑性シダ。葉身は鮮緑色、3回羽状深裂〜複葉、各羽片間の間隔はやや広い。小羽片はややまばらにつき、広披針形〜3角状長楕円形とやや幅広く、基部は切形〜心形、小羽軸には狭い翼があり、短い柄がある。葉脈は辺縁に達しない。 みどりひめわらび(緑姫蕨) ヒメシダ科 ベニバナボロギクはアフリカ原産。白い綿毛のつく種子が風で遠くに運ばれ分布を広げるのが早い。花は下向きに咲き、赤い花で区別は簡単。ダンドボロギクは花が上向きに咲き、花は赤くない。ベニバナボロギクのように都会では見られず山間部に多い。 馬掛は午前中の観察場所、終わって、バスに乗り込み、陸平貝塚へ、場所は霞ヶ浦を背にして馬掛の林の裏側になる。馬掛から霞ヶ浦を左に見て道路を進み、陸平貝塚へ向かう。安中郵便局や安中小学校が近くにある。国道125号ですとトレセン入口の次の大谷交差点からが近い。 陸平(おかだいら)貝塚 入口に大きな駐車場、右に少し登ると美浦村文化財センター(陸平研究所)が建ち、ここで昼食です。
センターの庭先から縄文池を見下ろすと、アオサギが飛び去る、近くの友人が「あんな高いところに鳥が!」という、よく見ると先ほど池にいたアオサギのようです。つばさを広げると160aにもなる大きな鳥です。灰青色でツルのようにも見える。「グァ」「ゴァーァ」としわがれ声でなく。水田、川,干潟(干潟)などいたるところで見ることができる。牛久沼に流れ込む稲荷川にも姿をみせる。 植物観察の先輩が「この辺で、白いアオサギを見かける、あれがその鳥かも?」と言う、なるほど、稲荷川で見るアオサギに比べると白いなと思います! 13:30 午後の部が始まり、縄文池に向かって降りてゆく。
里山交流館の前を通り、クルミ林に入る、実を探すが一部の人が見つけているが拾った後らしい。木の階段を上がる。
キチジョウソウは花が咲くことが少なく、たまに花が咲くときにはよいことがあると言われたため付いた名前。先生曰く「咲いていますか?」、毎年秋に花を咲かせるのだが、生い茂った葉に隠され、葉をかき分けなければ見つからない。葉をかき分け探す、撮影が大変でした。実はガラス玉のような実。パンフレットにはヤブランと記されているが、それは見つからない。 陸平の植物の説明では: コブシ、ヤマモモ、サルグルミ、キブシ、サネカズラ、アケビ、ツルウメモドキ、タブノキ、クヌギ、コナラ、ガマズミ、ウツボグサ、ヤブコウジ、ヤマユリ、ウワミズザクラ、ヤマザクラ、ヤクシソウ、オクラ、ヤブラン、シュンラン、タチボスミレ、スミレ、キランソウ、ホウチャクソウ、オカトラノオが掲示され、今日、これらを観察する。
ナキリスゲは常緑で硬い細い葉にギザギザガあり、菜が切れるというのが名前の由来。我が家の裏にも生えている、林の中などに育つ日陰の植物。一かたまりの大きな株を作るのが特徴で、家族から嫌われている。 メハジキは2年草で、茎は四角で真っ直ぐのびて、高さは1.5〜2bにもなり、細い毛がびっしり生えています。花は7〜9月ころ、茎頂部の葉のわきに数個ずつつきます。裂片の先は刺のようになっています。花の花冠は唇形で色は淡紅色をしています。撮影は横からの方がこの花の特徴を表すとのことだが、橋の上からで仕方がない!
ブクブク水に下って見る、ここは行き止まりで引返すことになる。縄文人が水源としたであろう湧水。
アキノタムラソウの花期が長いので夏から花を咲かせるが、秋に咲くのが名前にふさわしい。周囲の草花の花がなくなり寂しくなった草地に見つけると嬉しくなる花。 確かにウマノスズクサです、先生の目は凄い、イヌワシやオニヤンマの視力以上ですね!
ヤブコウジは十両、アカモノ(一両)、ツルアリドオシ(一両)、カラタチバナ(百両)、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)ですね! アキザキヤツシロランは10月ごろ茎の上部に2〜8個の花を総状に着ける。花後に茎は30aくらいまで伸長する。花期の頃出かけて見たい!
ツタウルシは体質によりかぶれる。ウルシ科の中では、毒性が強いので注意が必要。葉は互生で、葉身は3出複葉。幼いときには鋸歯があるが、後に全縁となる。ツタウルシは、秋には早くから、綺麗に紅葉するから楽しみだが毒性が強い! タブノキはクスノキ科シイ・カシとともに、照葉樹林の代表樹。沿海地に多く、大木は30bにもなる、陸平も大木で凄い。積層雲のように葉の層が重なりあって樹冠をつくる。春の若葉は赤みを帯び美しい。葉は互生で枝先に集まる。葉身は倒卵状長楕円形で先端が尖る。厚い革質で表面は光沢がある。縁は全縁。ここまで大木は先生も珍しいと言う!
ヌルデは葉は互生し、奇数羽状複葉で小葉は3〜6対ある。小葉は長楕円形または卵状長楕円形で、無柄、縁は粗い鋸歯がある。小葉の間の葉軸に、翼があるのが本種の特徴。
ウメモドキは雌雄異株。葉の脇に淡い紫色ないし白の小さな花をつける。花弁数は4枚である。雄花には4本の雄しべがある。雌花には雌しべと一緒に小さな雄しべが4本ある。葉は楕円形で互生。葉の縁には小さな鋸歯がある。花の後にできる実は球形の核果で、秋には真っ赤に熟する。 コウヤボウキの花は9〜10 月に、1年目の茎に一輪ずつ咲く。頭状花は筒状花のみ十数個からなり、白い房状、花弁は細長くてよじれる。高野山で茎を束ねて箒の材料としたのでこの名がある。古くから箒の材料とされ、正月の飾りなどにもされたという。 朝は雨の降った土浦駅でしたが、馬掛に着くと晴れ、快晴の秋、植物観察日和。奥平貝塚から国道125号の大谷交差点経由で、土浦駅へ。 陸平貝塚は改めて四季を通し行って見たいですね! |
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