霞ヶ浦環境科学センターイベントin2016    霞ヶ浦自然観察会 第1回 
「阿見町の小池城址公園・総合運動公園に広がる雑木林の早春の植物観察」
(阿見町の小池城址公園&総合運動公園)

日程:201649 (土) 晴れ

2016419日:センダイタイゲキ(開花です) 小池城址

 
阿見町:左:下小池城址           右:総合運動公園
今日の自然観察会は首都圏中央連絡自動車道
牛久阿見ICと阿見東ICの近くにある
阿見町の小池城址公園&総合運動公園です。

JR
常磐線土浦駅東口から国道125号に出て阿見坂下からR34に入り阿見町役場をへて、
阿見町町民体育館で休憩し、牛久大仏を左に見て福田工業団地の
ツムラ、理想科学工業等を見て裏手の小池城址。
総合運動公園は阿見町町民体育館に戻る位置にある。

平成28年度 第1回霞ヶ浦自然観察会

日 時 平成28 49日(土)午前10時〜午後14時半まで
集合場所 茨城県霞ケ浦環境科学センター
送迎バス 途中,土浦駅東口からも御乗車できます。
       
(行き:土浦駅東口午前10時発 帰り:午後310分着)
場 所 :霞ヶ浦環境科学センター
内 容 
阿見町小池城址・総合運動公園に広がる雑木林の早春の植物観察
講 師 :福田先生

霞ヶ浦環境科学センターを発したバスがJR常盤線土浦駅に寄ってくれる、阿見町町民体育館に寄って、ここからの参加者を乗せ、牛久大仏や福田工業団地の説明を受け、最初(午前中)の目的地に到着。

阿見町の小池城址公園&総合運動公園を知り尽くしている、植物愛好家が参加してくれる、

  
広く、素晴らしい公園の小池城址公園

 
左:アカフタチツボスミレ(赤斑立壷菫) スミレ科          右:タチツボスミレ(立壺菫) スミレ科

いきなり先生が、これアカフタチツボスミレと言う、葉脈にそって赤い腑が入り、血管のように見える。タチツボスミレはハート形の葉が特徴で、ほら貴方の足元に咲きますね!

 
左:ツクバトリカブト(筑波鳥兜)キンポウゲ科                右:チゴユリ(稚児百合) ユリ科

ツクバトリカブトは筑波山で最初に見つかった、私が知っているのは、女体山直下の屏風岩に生えているのがツクバトリカブトだと思います!先生の話ですと葉がよく切れ込んでいるのが特徴とのこと。

 
左:クヌギ(櫟、柞、橡)ブナ科            右:ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科

クヌギは幹がゴツゴツ、暖地の山林に普通に生える。ケヤキと並んで景観を作る。ここの様な里山では、コナラと合わせて多く見られる。樹皮は灰褐色で、やや深めに不揃いに割れる。深い割れ目の底が、褐色に見える。ドングリ広いに期待けど、孫が大きくなると?

ウラシマソウの花穂の先が糸のように細長く伸び垂れ下がって、これが浦島太郎の釣り糸に見立てた名前。ここは海・川がないのに?仮払いの床で小ぶりですネ。

 
センダイタイゲキ(仙台大戟)トウダイグサ科


ちょっと咲きだしたセンダイタイゲキ

センダイタイゲキはトウダイグサ科の多年草植物で、湿った土地を好み、乾燥するとなくなる。細長い地下茎は水平に伸ばし、草丈30a前後の直立茎に狭い長楕円形の葉を互生し、散形枝を頂生する。まだ蕾で、花期は5月。茎葉は長さ約6cm。花序の腺体は半月形。樹木の床で、やや、湿った場所で困るほど生えている、連休辺り再訪したいものです。仙台で初めて採集されたことが名の由来で、「大戟」は中国語でナツトウダイに似たの植物のことです。ノウルシ(野漆 トウダイグサ科)は取手市:ここに有るので一度行って見てください。

  
キツネノカミソリ等も生えている、ヤブカンゾウは早春の若葉を、、、、

 
三葉と四葉にアケビが同じ所に生えていました!花の形が違いますね!

 
左:ガマズミ(莢蒾)スイカズラ科         右:ジュウニヒトエ(十二単)シソ科

 
キジムシロ(雉莚、雉蓆)バラ科

キジムシロは山野の草地に生え、全体粗毛があり走出枝をださない。根出葉は39(通常57)小葉からなり、基部の小葉はしだいに小さくなる。茎葉は3小葉からなりやや小さく托葉は広卵形。花茎は長さ530a、集散状に花をつける。花床に毛がある。そう果は無毛で長さ11.2_。細かいしわがある。花期は今で48月。キジムシロとほぼ同じ時期に咲き、様子も良く似ていますが、ミツバツチグリは葉が3小葉だけであることから見分けられます

 
左:アミガサタケ                 右:サンショウ(山椒)ミカン科

アミガサタケですが、キノコというのはだいたい発生する場所が決まっており、たとえばマツタケだったらアカマツの根元、マイタケだったらミズナラなどの老木に生えることが多いですよね。このアミガサタケには特にこだわりがなく、草地、道端、雑木林、公園など、気が向けばどこにでも生えてくるものらしい。食べるには汁物、煮物など。類似種が78種ほどある為、野生のものを食べる際は正確に識別できたもののみにした方がよい。尚、生で食べると有毒だとされている為、食べる際は茹でこぼすなどして、十分に加熱処理を行う必要があります。でも食べたくなるキノコには見えませんネ。

一方サンショウは雌雄異株で写真は雌株でまだ開花せず、だが、今が美味しい時期、摘んで見たが、これは真味!庭にサンショウを植えて見ると、アゲハの幼虫に食べ尽くされ、丸裸、いまだに実を付けない。隣に植えたサンショウは花が咲きだし雌株である(^ω^)。サンショウの花期は4月の終わり頃、新葉を展開し終わると枝先に花を咲かせる。イヌザンショウは夏であるので、花期の違いも区別点の1つである。果実は10月頃に赤褐色に熟し、直径5_ほど。割れて中から光沢のある黒い種子が出る。種子は香辛料に利用される。

 
左:アマチャヅル(甘茶蔓)ウリ科   右:マルバスミレ(丸葉菫)スミレ科

アマチャヅルと葉の形が似たヤブカラシは、葉の表面が無毛です。アマチャヅルとヤブガラシの葉での見分け方ですが、両者とも5つの小葉からなっています。しかし、その出方が異なります。アマチャヅルは掌状複葉と言って中心から5つの小葉が出ています。ヤブガラシは、鳥足状複葉と言って中心からは、3つに別れ、その両端の2つがさらに2葉に分かれる出方をします。これが決定的な違いです。従ってアマチャヅルは綺麗な五角形を形成しますが、ヤブガラシは少しいびつな形になります。葉の厚さも全く異なり、アマチャヅルは薄く、ヤブガラシは厚い丈夫な葉なので簡単に区別ができる。

マルバスミレは葉が円形、葉の上に花を付ける。この公園に多く楽しめました!

 
左:ハリギリ(針桐)ウコギ科     右:ハルジオン(春紫苑)キク科

ハリギリはタラの木のようにトゲがあるが、タラの木よりトゲが大きいので容易に区別ができる、そしてタラノメ、コシアブラ、ハリギリも全部ウコギの仲間だ!

 
左:コウゾリナ(剃刀菜・顔剃菜)キク科      右:アカネスミレ(茜菫) スミレ科

 
左:ミチタネツケバナ(路種浸け花) アブラナ科              右:ゼンマイ(薇) ゼンマイ科 

 
左:フデリンドウ(筆竜胆) リンドウ科            右:出入口の下小池跡

フデリンドウは花の閉じた状態が、筆の穂先に似ているのが名前の由来。リンドウの仲間の中でもタテヤマリンドウやミヤマリンドウとならび、このフデリンドウは特に小さい、ハルリンドウともよく似るが、フデリンドウは根元の葉が広く卵形で厚味があるが、ハルリンドウの葉は細い。


ニョイスミレ (如意菫)スミレ科

午前中の観察が終わり、バスに乗って、小池城址公園から総合運動公園に移動します。

総合運動公園では、サクラを楽しみながら昼食。

昼食後、総合運動公園を回ります、広い公園です。

 
左:クサイチゴ(草苺)バラ科              右:キジムシロ(雉莚、雉蓆)バラ科

 
左:ミドリハコベ(緑繁縷) ナデシコ科?     右:ナキリスゲ(菜切菅) カヤツリグサ科

 
左:総合運動公園の散策路            右:ウマノミツバ(馬の三葉)セリ科

 
左:ヘビイチゴ(蛇苺)バラ科               右:ウマノアシガタ(馬の脚形)キンポウゲ科

 
アリアケスミレ(有明菫)スミレ科

アリアケスミレは本州から九州、朝鮮・中国に分布する多年草だそうです。花は根元から出て、白地に濃紫色の筋が入り、筋の多さには個体差があって、ほぼ白色から全体的には淡い紫色に見える程度のものまでがある。地元の人が自慢げに現場を訪れ説明してくれる、もっと多く生えれいる年も有ると言う!

 
左:観察中!                   右:スズメノヤリ(雀の槍) イグサ科

 
左:カスマグサ マメ科                    右:カラスノエンドウ(烏野豌豆) マメ科

カスマグサはカラスノエンドウとスズメノエンドウ(雀野豌豆)の中間です、近くにスズメノエンドウは無いが、霞ヶ浦環境科学センターの庭には生えている。

現地の人と別れバスは阿見町町民体育館にて、ここからの参加者とお別れ、無事に土浦駅へ、、、

 

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