ミズバショウの尾瀬 初めての小沢平
七入から旧沼田街道で沼山峠へ・尾瀬沼・尾瀬ヶ原・三条ノ湯・小沢平へ |
日程 2013年6月7-9日(金-日) 晴れ
日程 2013年10月14日 (月)
快晴 体育の日
旧沼田街道(道行沢 七入〜沼山間)、小沢平(こぞおだいら)〜三条ノ湯、奥鬼怒〜黒岩山経由尾瀬沼、奥鬼怒〜大清水の登山道をまだ歩いていない、気になるコースです。そこで、今回は旧沼田街道を七入駐車場からスタートし沼山峠、尾瀬沼、下田代十字路、三条ノ湯を経て小沢平へ下山、ここからは会津バスで小沢平16:15発に乗って16:50御池着、御池17:30発で七入バス停・七入駐車場へ戻るコースを回る事にする。見所が多く、またお花の多く尾瀬を歩き思い出も多いコースです。
今が一番可愛い時期、池塘に映る可憐な姿!
今日は多くの花に出合うがミズバショウが一番美しい
コース
つくば市城山19:15=(国道408/4/119)⇒今市市21:40=(国道121/352)⇒上三衣・国道121/400合流22:40=(国道121/400/352)⇒道の駅田島22:55=(121/400/352)⇒上ノ原(尾瀬の標識)22:59=(国道352)⇒道の駅番屋23:17=(国道352)⇒内川・国道401/352合流23:38=(国道352)⇒小豆温泉23:52=()⇒七入駐車場0:10・仮眠3:57―(0:04)→七入キャンプ場・尾瀬自然観察の森遊歩道入口4:01―(0:00)→七入山荘裏4:01―(0:13)→硫黄沢橋4:14―(0:25)→赤法華沢橋4:39―(0:10)→道行沢橋一番橋4:49―(0:10)→道行沢橋二番橋4:59―(0:17)→道行沢橋三番橋5:16―(0:22)→道行沢橋五番橋5:38―(0:29)→抱返ノ滝6:01―(0:15)→燧ケ岳展望6:16―(0:20)→石の祠6:36―(0:10)→尾瀬自然観察の森遊歩道入口・沼山峠6:46―(0:19)→展望台7:05―(0:23)→大江湿原7:28―(0:06)→小淵沢田代分岐7:34―(0:17)→尾瀬沼7:51―(0:11)→燧ケ岳・長英新道入口8:02―(0:35)→沼尻平8:37―(0:23)→白砂田代9:00―(0:09)→白砂乗越9:09―(0:33)→ダンゴヤ沢9:42―(0:14)→イヨドマリ沢9:56―(0:15)→燧ケ岳・見晴新道入口10:11―(0:11)→下田代十字路10:22―(0:16)→東電小屋分岐10:38―(0:32)→三条ノ湯1.8`・尾瀬ヶ原(見晴)1.8`道標11:10―(0:04)→尾瀬ヶ原(見晴)2.0`・御池7.4`三条ノ湯1.?`道標・段吉新道分岐11:14―(0:10)→平滑ノ滝展望大岩11:24―(0:24)→大橇沢11:48―(0:04)→尾瀬ヶ原(見晴)3.4`・平滑ノ滝1.0`・三条ノ滝0.2`道標・燧裏林道分岐11:52―(0:03)→11:55三条ノ滝展望台11:59―(0:21)→尾瀬ヶ原(見晴)3.4`・平滑ノ滝1.0`・三条ノ滝0.2`道標・燧裏林道分岐12:20―(0:07)→急登終了12:27―(0:11)→兎田代12:38―(0:02)→御池5.6`・三条ノ湯1.1`・小沢平5.4`道標12:40―(0:24)→ブナの大木に渋沢小屋道標13:04―(0:08)→下りの急坂13:12―(0:18)→沢と小さい古橋13:30―(0:24)→ウサギ田代・小沢平・天神田代標識・渋沢小屋13:30―(0:05)→渋沢出合13:35―(0:11)→古橋&沢13:46―(0:02)→丸太の橋13:48―(0:07)→古橋&沢13:55―(0:03)→木の橋13:58―(0:25)→大きな橋14:23―(0:17)→渡渉14:40―(0:02)→14:42高石沢出合14:58―(0:05)→パイプの階段・大木のホオノキ林15:03―(0:04)→トクサ沢出合15:09―(0:07)→15:16小沢平(こぞおだいら)16:15=(会津バス)⇒16:50御池17:30=(会津バス)⇒17:50七入バス停・七入駐車場19:00⇒復路は往路と同じルート、桧枝岐にて日帰り温泉
「会津バス」:小沢平16:15⇒16:50 乗り換えて 御池17:30⇒七入17:50 何れも最終便で乗客は私だけでした【沼山峠始発15:00で小沢平15:45経由の尾瀬口船着場行きのバスは満席で2台でしたが、尾瀬口船着場から引き返すときは2台とも小沢平まで空だったそうです(笑)】。
歩行数:49,519歩
つくば市城山から尾瀬御池まで車で約5時間、19時に家を出ると1時頃着き、数時間仮眠が取れる、復路は大丈夫だが往路は「居眠り運転」が心配、時間を決めず、睡魔が起こる前に車を止め仮眠、場所も決めず、、、できれば電車・バスを使いたい所です。
尾瀬御池に入るコースは、鬼怒川を通過するか、東北自動車道西那須野塩原ICを使うか迷います、今回は国道408、352を使って鬼怒川経由、特に理由は無い!
2009/5/30 サラシナショウマを見に、2010/6/53人の友人を案内しての時は西那須野塩原IC。2012/10/6燧ケ岳登山は鬼怒川を通過と特にこのコースを選ぶ理由はない。
それでは、旧沼田街道から尾瀬に入り小沢平に下ってバスで七入バス停・七入駐車場に戻ったコースをご案内しましょう!
予定通り0時に七入、尾瀬御池よりだいぶ手前になる、御池駐車場が満車の場合は七入駐車場からシャトルバスが運行になるとのこと、シャトルバスの運行は5〜8月は4時半から16時半出発だがここの公衆トイレは現在使えず、七入駐車場からシャトルバスが運行するケースは近年無いようです、私も経験は無いし、聞いた事も無い。
国道352の反対の七入キャンプ場のトイレをお借りする。七入駐車場は膨大な広さ、御池駐車場(1000円)の倍以上で無料です、夜中2台の車が停まったが、今日、一日停めたのは私だけだったようです。
尾瀬自然観察の森遊歩道入の標識 同じ標識が沼山峠の休憩所とトイレの間にある
足元は明るくなり、七入駐車場から七入バス停のある七入山荘入口へ、ここに尾瀬自然観察の森遊歩道入口の標識もある、国道352から良く見える。
七入橋を渡って、七入山荘に向かうと直ぐ右に尾瀬自然観察の森遊歩道入口の標識がある、続いて二分、左折がトイレを借りた七入キャンプ場、右折が七入山荘である。尾瀬自然観察の森遊歩道入口は狭く車の乗り入れは禁止かと思ったが、広い車道が続き、侵入禁止の看板も無い。
沼田海道 ちょと暗く済みません!
七入山荘では「秋深し恵み豊なブナの森を行く」の秋ツアーを例年宿泊のお客様限定で行われる。
七入バス停から沼山峠までバスで、沼山峠から下るのも楽しい!紅葉狩りがお薦め:家内と歩く
七入山荘の裏には、沢山の車が停まって、七入駐車場とは異なった風景。素晴らしいく美しい森林の中に融け込んで行く、まさに尾瀬の自然が森の遊歩道を造っている。林道は一台の車が余裕を保って走れる道幅、底をぶつける心配も無い。
やがて、沼山・七入の道標で林道は終点、特に大きな駐車場は無い。この旧沼田街道は桧枝岐を通る沼田街道から七入で沼山峠、尾瀬沼、三平峠、大清水へと続き、国道120で沼田まで抜けている。
硫黄沢橋 標高:沼山峠1,700b・現在地1,100b・七入1,070b
左折するといきなり硫黄沢出合、ここを渡ると今後の沢を渡る力が試されるような怖い橋、足の下はゴウゴウとブナ平から集めた雪解け水が流れている。本流の道行沢に流れ出す。
もっと良く橋を写せ!と言う読者の声にリクエストして写すすが思う通りには行かない!
硫黄沢橋
この橋を渡らねば、今日は何をしに来たか解らない!
息を殺し、こわごわ渡る、沼山峠までシカ以外出合いませんでした。大きな葉を広げるホオノキが多い、下山する小沢平のホオノキは更に凄い!
ちょっと開け、明るい登山道
尾瀬桧枝岐温泉観光協会(0241-75-2432))は5月22日「残雪の為、川に架かる橋が越水している状況です。歩行するには危険だと判断され、しばらくの間、通行止め」が示され、その後5月31日に解除の交通情報を流している。
瀬の低い草花が密集 お花を見ながらの遊歩
良く刈払され、手入が良く快適に歩けます、さらに木道も引かれている、けれど誰一人見当たらない、ここは人気の尾瀬から忘れられている。
幅の広い木道が引かれて入り
だんだん明るくなってくる。そして展望が開け、会津駒ヶ岳方面だろうか?昨夜の雨が上がり雲海が広がる。
この辺り、桧枝岐・七入から尾瀬沼へ抜ける沼田街道で、静かで今にも忘れられそうな峠で歩くには気分爽快である。薄暗い空に沼山峠方向に向かう電線が引かれている。
現在は浅草から尾瀬夜行23:55で会津高原尾瀬口駅へ、更にバスで沼山峠まで直行するので、わざわざ七入から旧沼田街道を歩く人は少ない、でもここの登山道は美しく尾瀬を楽しむ人は歩いて欲しところです。
沼田街道:昔、自動車なども存在しない江戸時代のころまでは歩いて通る道だったそうです。国道401号は大清水で切れ、沼田街道は三平峠を越え、尾瀬沼を経て大江湿原を通り沼山峠へと続いている。切れてはいますが「会津沼田街道」という名称の道路が、群馬側からと福島県側から途中まで伸びて残っています。最も有名な湿原地帯である尾瀬沼が有るのです、尾瀬が保護地区になったことも道路が作られなかった理由です。この尾瀬を潰し大きなダムを作って、東京都民の水がめにしようと思案した都知事、それが実現していたら、交通事情は変わっていたでしょう。今では尾瀬に入る楽しいコースで、今、私が歩いています、尾瀬は綺麗です、舗装道路が入らないで大自然が残っている。
マイズルソウ
足元に、一株、ここから小沢平まであるくのだが、花を付けたマイズルソウは他に見つかりません、ニッコウキスゲが尾瀬を飾る時期に花期になる。
ホウノキ 朴の木 モクレン科
登山道は樹林帯に入り、背の高い木ホウノキが目に付く、赤法華沢に出合う、渡ると今までと違ってジグザグな登りになる。ここから登山道はだんだんと山道になってくる。
赤法華沢橋
赤法華沢、道行沢、寒川が地図に記される、沼山峠から流れ出す道行沢に出合う。そして、道行沢橋一番橋から道行沢橋五番橋を渡り行く、沢に沿って美しい渓谷を楽しむことになる、こんなところが尾瀬に有る、三条ノ滝、鳩待峠からの川上川、大清水の片品川、、、に比べ私の知っている範囲で一番綺麗です。
道行沢橋一番橋
美しい登山道と渓谷
左:道行沢橋二番橋 右:行き届いた旧沼田街道
左:藪の中に道行沢橋三番橋 右: 藪の中に道行沢橋四番橋?
それとの四番は欠番!
道行沢橋三番橋は通過不可、迂回路ができている。
左:道行沢渓谷は段々流れが細くなってくる 右:紅葉に時期、訪れたい!
道行沢橋五番橋
道行沢橋四番橋辺りから、別名:オオカメノキと呼ばれるムシカリが咲き、美しい渓谷から登山道の主役はムシカリに変わる、ブナ林に咲く白い花はとても美しい!小沢平まで楽しめる!
ムシカリ 虫狩 スイカズラ科
ムシカリは葉が虫に食われることが多く、虫狩となった、オオカメノキと呼ばれ、葉が亀の甲羅に似ているからとも言う。中央の小さな花を、白い大きな装飾花が囲んで、美しい。ムシカリは秋には実が赤色から黒に熟すので春から秋まで尾瀬の主役になる、ミズバショウの主役は今、ニッコウニスゲに主役は夏、ワタスゲは熊沢田代。
ムシカリとブナ林をジグザグに登ると、抱返ノ滝の道標が有ら荒れる。道標に従って、脇道に入ると堂々と流落ちる滝、沼山峠から30分と近いのに、三条ノ滝のような人気は無いが一度は見ておきたい滝です。七入からは約1時間40分。
抱返ノ滝
抱返ノ滝から登山道に戻って、本格的な登山道を登る、足元に積雪が残り数日前に問題なく通過できるようになったのだろう。
ムラサキシオツツジ-紫八塩躑躅
ツツジ科
ムシカリは白、ムラサキシオツツジは紫色、筑波山はトウゴクミツバツツジが咲き、葉が3個輪生するが、ここのムラサキシオツツジはハッキリしません。
突然、目の前が開け、雪化粧の山が現れる、残念なことに山容は判らない、燧ケ岳なら双耳峰なので特徴があるのだが!会津駒ヶ岳もここから見えそうなので迷うところです。
旧沼田街道 石祠 沼山峠は近い
急登が続き、平坦に変わる、ブナからモミに変わり、積雪も多く、登山道が埋め尽くされ不明になる、モミの根元に、小さな祠が置かれている。バスのエンジン音を聞き元気になる、道が不明でも心配は無い!
尾瀬自然観察の森遊歩道入口・沼山峠
6:46沼山峠に着く、尾瀬御池からバスで来ると目に付かないが道路標識はしっかり置かれている。
東武の夜行列車尾瀬夜行23:55に乗った人達の尾瀬夜行専用バスは6:10沼山峠に着く、いきなり目が覚めると大自然に放り出された彼らを見る、なかなか出発しないでうろうろした様子でその人と達と判る。こちらは既に2時間ほど歩いている、
雪解けは大木の根元から始まる
彼らが動き出さない内に、残雪の登山道を登る、木道を覆う雪はわずか、15分ほどで展望台、年々尾瀬沼の展望は悪くなっているが尾瀬にやって来た実感がわき、何度来ても新鮮な思いがする峠です。ここから大江湿原、尾瀬沼を経て沼尻へ、まだまだ小沢平はさきです。
左:ショウジョウバカマ 猩猩袴
ユリ科 右: イワナシ
岩梨 ツツジ科
雪解け一番に咲くショウジョウバカマ、大江湿原の木道脇にも見ます。
尾瀬夜行23:55でやって来た若いお嬢さんら、この可愛い花にカメラも向けている。
イワナシをうずくまって写真撮影、尾瀬夜行23:55でやって来た男性が声を掛けてくる、多くの人は先を急ぐ、、、彼は「ただ歩かず、花を探し、観察し、、」、今夜は下田代十字路泊で明日がサラシナショウマをのんびり観賞し、東武のクーポンで帰るようです。
大江湿原へ下ると、左下にミズバショウの群生が見える、、、
ミズバショウ 水芭蕉 サトイモ科
咲き誇るミズバショウの大江湿原、小淵沢田代分岐は小沢平へ流れる只見川の源流だ!この流れに沿って今日はあるくことになる。
只見川に流れだす。
ミズバショウはこの後大群落を作るが、今の時期が微笑ましく好きです!
大江湿原、長い長い木道が続く!
左:大江湿原 右: 大江湿原を離れ、尾瀬沼へ、ここはビューポイント
カメラを構える人は少ない!
長蔵小屋等が建つ湖畔手前の分岐で右折、沼尻平へ。
時間を気にし、ビューポイントの景色を楽しむ人は意外と少ない、、、尾瀬夜行23:55でやって来た男性の様にタップリ時間を取りたいものです。
一本一本姿を変えるミズバショウ、並んで、尾瀬の歌を、、、春が来れば思い出す、、。
燧ケ岳への登山口で長英新道を見送り、浅湖湿原へ入る、山頂が雲に隠される燧ケ岳を見る。
ミネザクラは尾瀬沼を飾る
沼尻休憩所、ここに真っ直ぐ行かず、燧ケ岳登山道に入り、池塘を一周する木道がある、、入る人はいない、、、ここから眺める尾瀬沼は誠に美しい姿です。
左:尾瀬沼&沼尻休憩所 右: 白砂田代
沼尻休憩所は大勢の人々、尾瀬ヶ原に向う人、尾瀬沼をグルリ回る人、引返す人、、、この時間は尾瀬ヶ原からやって来る人はまだいない。
沼尻から尾瀬ヶ原に流れ出す沼尻川、まもなく白砂田代に飛び出る、尾瀬ヶ原から登って来る早足の人がここで現れる。沼尻が近くほっとできる湿原です。
私らにとっては尾瀬ヶ原への入口です。
左:白砂乗越 右: 紫の可愛いスミレ
白砂乗越は尾瀬ヶ原&尾瀬沼を結ぶ乗越、残雪が多く、ちょっとした難所!
ここを乗越えると、沼尻川に流れこむ沢を何本も横切る、段小屋坂、ここは湿原に生えない花が咲き楽しい所です。
左:クルマバソウ 車葉草 アカネ科 右:ニリンソウ
尾瀬夜行23:55で初めて尾瀬にやって来たご夫婦と尾瀬ヶ原まで同行、彼らは鳩待峠まで行き今日帰るそうです、この後は白馬岳に行きたいとのこと、尾瀬の至仏山も花畑が多いことも知っている、ご夫婦でお花の多い山をノンビリ歩き羨ましい。
尾瀬ヶ原から至仏山
下田代十字路で彼らは直進、私は右折する。この十字路から温泉小屋道が燧ケ岳から下って来る温泉小屋まで、ミズバショウ、リュキンカが咲き誇る区間です。
左:ミズバショウ 右:リュウキンカ 立金花 キンポウゲ科
大江湿原のミズバショウも素晴らしいが、ここでも素晴らしいく、ミズバショウ散策の良き道です、尾瀬はミズバショウが一番の人気ものですね!
左:タテヤマリンドウ 立山竜胆 リンドウ科 右:タテヤマリンドウ
木道の休憩ベンチで昼食、静かな尾瀬、、、。下田代十字路や東電小屋分岐辺りは大賑わい、ここまで来ると人は少ない、トガクシショウマや三条ノ滝を見る人、御池まで回る人、小沢平へ下る人、、、。
左:1.8`道標 右:分岐
1.8`の道標を見て、慌てて戻る人は○○バスツアーの参加者、日帰りの尾瀬ツアーはここより先には時間的に行けませんヨ(笑)!
トガクシショウマの観賞コースと三条ノ滝コースの分岐と言って良い所!右折は段吉新道、左折は三条ノ滝。三条ノ滝を見て、燧裏林道で御池へ抜ける道がある、その途中の兎田代を過ぎると小沢平へ下る道が渋沢温泉小屋経由、只見川をダイナミックに眺める道である。
白色のイワナシが分岐、毎回ここを通過すると見られます。
トガクシショウマの観賞はパスし、左折し三条ノ滝に向かう、この時間は滝を見て引返す人が多い、いきなりタムシバが満開、撮影の構えにはいると、いきなり「トガクシショウマは何処ですか?」とお花おばさん「段吉新道でないと、、大橇沢(おおそりさわ)の手前、」と答えるが彼女は不服顔?説明を加え、大橇沢の手前とは、手前の分岐で、三条ノ滝では方向ではなく、段吉新道と大橇沢の出合ですから間違えないように、トガクシショウマは意外と日陰に咲いている、地図を確認してください!
タムシバ 田虫葉 モクレン科
タムシバは別名を「ニオイコブシ」といい、コブシに良く似ている、花には芳香があり、早春に白い6弁花を葉に先立って 咲かせる。コブシはつくば市に多く生え、筑波山近くの宝篋山に大木が有って、大木には名前が付けられているが筑波山にはタムシバは有りません。
左:ムシカリ 虫狩 スイカズラ科
三条ノ滝手前でムシカリの咲く急坂を慎重に下る、簡単な梯子ではない!先行する人が下に着くのをまって私も下る。
左:平滑ノ滝 三条ノ滝手前の平滑ノ滝展望台から 右:美しい渓谷
平滑ノ滝展望台は巨岩の上、足元がビビル人は手前の隙間から覗く、平滑ノ滝に近寄りたいがルートは無いようです。平滑ノ滝展望台の手前の岩場を下る、三条ノ滝の魅力は簡単に行けず、その工程にあるようです、岩場、鎖、お花、、、。
左:サンカヨウ 山荷葉 メギ科 右:ミヤマエンレイソウ 深山延齢草 ユリ科
ミヤマエンレイソウは別名:シロバナエンレイソウ(白花延齢草)で、ここではサンカヨウも一株しか無いが、見れば見るほど純白で可愛いはなである。
左:エンレイソウ 延齢草 ユリ科 旧沼田街道にて 右:大橇沢(おおそりさわ)
大橇沢は「おおそりさわ」と読む、源は燧ケ岳、段吉新道方向から流れ落ちる、三条ノ滝はまだまだ先である。上流で段吉新道に出合っている。
分岐、三条ノ滝に向かって戻りもこの分岐
後、三条ノ滝0.2`になる、御池の方向を見ると急登、ここは三条ノ滝へ下る、梯子を下りると見晴広場、ここは木々の間から覗く、展望台はもう一つ梯子を下る。
20人ほどが休憩、見晴(田代十字路)から1時間半、同じ道で見晴から往復すると3時間以上は必要ですネ。
三条ノ滝 雪解け時に数量が多くダイナミックな姿を見せてくれる!
分岐から観爆(観瀑)まで木々や、梯子が続き、最後の階段を下りる手前は覗き展望、降りるとベンチ、20人ほどは休憩、観爆と言ってもやや覗き気味!
分岐まで戻って、急登!が待っている。
綺麗なシャクナゲ 花期は過ぎた咲き残り
足元ばかり見て下る若いお嬢さん、登り返しは苦労して下ったから帰る時は余裕をもってシャクナゲを見て登ろう、教えてあげると危険な個所で慎重にシャッターを押し美しい写真をゲットし美しい笑顔、、、。花期は過ぎても可憐な花は素敵です、登山口に立つ前に彼女は多くのお花を楽しんだことだろう。
急登
分岐(兎田代と尾瀬ヶ原)まで引返す、ここから彼女は見晴(尾瀬ヶ原方向)へこのまま戻るか、私と同行し、段吉新道でトガクシショウマを観賞するか悩むが同行する事に決める。ムシカリとムラサキシオツツジを見ながら一歩一歩急坂を登る。
兎田代
急登、しばらくの間、ムシカリの間を行くと静かな地味な兎田代、特に見るものが無い。
ムシカリ虫狩 スイカズラ科
旧沼田街道、浅湖湿原、白砂乗越、、と尾瀬には今ムシカリが綺麗です。兎田代を抜けると広い三叉路で立派な道標が建っている。
三差路
御池5.6`、三条ノ滝1.1`、小沢平(こぞうだいら)5.4`であり、今までは燧裏林道で横田代を経て御池だが、今日は七入に車、ここは右折し渋沢温泉小屋へ下る。同行に遅れた彼女はトガクシショウマを観賞するために、ここで御池方向に向かい、5分程度で段吉新道と御池の分岐で段吉新道に入り、トガクシショウマの美しい姿に出合った事だろう。
左:コミヤマカタバミ 小深山傍食 カタバミ科 右:ムラサキシオツツジ-紫八塩躑躅 ツツジ科
コミヤマカタバミはここ燧裏林道近くで良く見かけると紹介されている。ムシカリは白、ムラサキシオツツジは紫色とここも綺麗に飾られる。
エゾユズリハ 蝦夷譲り葉 ユズリハ科
良く庭で見る、こんな山の中に生えるのか?葉が枝先に輪生状に集まって互生、縁は全縁、革質で深い緑の表面。写真はユズハリの変種で日本海側に多いという、下部から良く分枝、高さ1〜3b、確かにユズハリのように高い木(4〜10b)は無かった。雌雄異株。果実は藍黒色に熟すとか、紅葉に歩きたいコースです。
左:美林のブナ林 右:何か咲いている?これは、ツリバナ
吊花 ニシキギ科
美しいブナ林が続く、渋沢温泉小屋の案内が大木のブナに!
ツリバナは花も実も吊下り、小沢平と御池の林道にも生え、果実は熟すと5つに割れ、中から赤色の種子が、これも吊り下がるように顔を出す、マユミも同じように種子が可愛く、秋にならないと判別しにくい。
左:葉がムシカリの様に明確な脈のスミレ 右:ムシカリの坂道 周囲は美林のブナ林
地図にジグザグの急坂と記される、ジグザグと急坂を下る、登山道は細い、、。
左:紅葉にここを通過したい 右: 古い橋
急な坂は終わって、小さな沢を横切る。地図から判断し、既に渋沢温泉小屋に着いているころだがと、思いつつ、、、。
御池との分岐
ウサギ田代・天神田代・小沢平分岐の道標、天神田代方向に渋沢温泉小屋があることを知らず、小沢平へ下って渋沢温泉小屋に立ち寄ることが出来なかった(笑)。
渋沢温泉小屋に入るコース:
渋沢温泉小屋経由天神田代と渋沢大滝がまだ歩いたことないルートだ!これから下る小沢平から登ってこれる(これから2組の渋沢温泉小屋泊の人達に出合う)。
泊まってみたい、渋沢温泉小屋
御池への分岐からちょっと下って振り向くと木々の間に渋沢温泉小屋が見える、、、シマッタ!立寄って視たかった!
今年のブログによると:
渋沢温泉小屋は2013年6月8日(土曜日)から10月19日(土曜日)のお泊まりまでの営業です。ご予約・お問い合わせは[代表番号]0241-75-2105。
2013来シーズン!新たなスタートとなる51年目(僕が渋沢に入って5年目になります)。先代からの大切な変わらないものとシボッ沢にあった新しい風が流れる様にと思っています。
*とても自然豊かな環境にあって、一度泊まって見たい山小屋ですネ。
この橋渡れるの? 私は下の安全な橋を渡って撮影!
小屋のブログでシボッ沢らしい、上流に渋沢大滝がある、自分にとって幻(観てないから)。
尾瀬から流れだし、三条ノ滝を経て流れる只見川
今13:40です、気になる最終の小沢平初の会津バスは16:15、1時間ほどで着く予定。
ツルアリドウシ 蔓蟻通し アカネ科
尾瀬でこの辺りに見かけるらしいツルアリンドウだそうでとてもラキーですね!
古い道を導く古い橋
渋沢温泉小屋は2012年で50年とのこと、この橋は50歳!だろうか?
美味しい水場が現れる
この水場、他の水場には無い仕掛け、小枝から紐ごと手にし、紐を垂らしコップを沢に落とし、引き上げる。一杯の美味しい水が飲める!渋沢温泉小屋の心憎いもてなしだろう。
ギンラン 銀蘭 ラン科
「天神田代〜渋沢温泉小屋で、6月下旬に一株を見かけ撮影しただけです」とブログに紹介!つくば市茎崎自然の森でキンランとともに見かけます。
左:只見川は左に見える! 右:徒渉
足元の沢は只見川に流れ込む、雨が降って増水しても渡らないと小沢平に下れない!
左:渓谷釣の名人達 右: 朝から6時間釣ったがゼロ匹、ここへ移動し3匹も釣り上げ、笑顔!
高石沢出合、高石沢が只見川に流れ出す、名人の見守る前で、イワナを三匹も釣り上げる美女!彼女の手先の器用さ、竿のさばきは名人譲りだ!登山中釣り人を見かけるが、目の前で釣り上げる姿は初めてで感動、しかも釣った女性の笑顔は美しい。名人は山菜取りだったそうです(笑)
左:パイプの階段 右: この沢で時間調整
小沢平 2020/8/1
七入から小沢平までやって来た、小沢平は「こぞうだいら」と呼ぶそうです。
小沢平では尾瀬沼峠方面と尾瀬口船場方面のバスが走っている。但し、尾瀬沼峠・尾瀬口船場間2往復、休日は3往復。
以下:バスを待つ間の小沢平です;
左: トチノキ 栃の木 トチノキ科 右: ウワミズザクラ 上溝桜 バラ科
左:シナノキ 科の木 シナノキ科
? 右:アキグミ 秋茱萸 グミ科
グミ 釣り名人「実が秋には美味しくなる、、」そうです。
左:クルマムグラ 車葎 アカネ科 右: ミヤマタニソバ 深山谷蕎麦 タデ科 花が咲くまで?ですね!
葉が6個輪生、茎の上部に集散花序、10数個の白色の花。クルマバソウ(車葉草)は葉が6〜10個輪生。
16:15会津バスが定刻でやってくる、バスは2台やって来るが、2台とも乗客無し、小沢平15:45発尾瀬口行は2台とも満席、尾瀬口を発車するときは乗客無しで小沢平に戻って来る。終点の尾瀬御池には16:50着です。
以下、御池でバスを待つ間の御池田代です;
左:ミズバショウ 右:サンカヨウ
今が見頃、明日尾瀬ヶ原+尾瀬沼を散策予定のご夫婦をご案内、大喜びでした!
ツバメオモト 燕万年青 ユリ科
17:30御池発の最終便が定刻で発車、乗客は私一人!
御池と七入間の紅葉が見事と運転手さん、、今日歩いたブナ平・旧沼田街道です。
尾瀬御池から一番目の広い駐車場のある、七入バス停で降り、愛車の一台のみ停まっている、広大な駐車場でヒッソリと!
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