神の山から二つの三峰山を展望 大山(標高1252b) 蓑毛からヤビツ峠、大山を越え、唐沢峠から不動尻、
山ノ神ずい道を抜け広沢寺(こうたくじ)温泉、七沢(ならさわ)温泉入口
へ下る

 

 

日程 2006211日 (土)快晴       2006年1月28 (高取山を経て秦野に下山)

 

大山、丹沢連峰からちょっと離れ、独立峰の美しい三角錐の山容、
新宿から小田急線に乗って、最初に「あの山は何?」と聞かれる山。
特に本厚木駅から伊勢原駅間からが良い、右に三峰山・仏果山を従え、
左に高取山・権現山を従がえる。特に伊豆の天城山から眺めると立派!

 

イタツミ尾根から富士山 手前は二ノ塔・三ノ塔

 

コース

 

JR常磐線天王台駅4:39=JR)⇒5:13日暮里駅5:23=JR)⇒5:46新宿駅6:01=(小田急)⇒7:07秦野駅7:25=(神奈川中央交通バス)⇒7:45蓑毛バス停7:45―(0:02)―>蓑毛越分岐7:50―(0:15)―>日本百名水秦野湧水群標識8:05―(0:10)―>9:00ヤビツ山荘(ヤビツ峠9:15―(1:10)―>表参道合流10:20―(0:15)―>鳥居10:35―(左の登山道へ)―>10:35展望の登山道10:45―(0:05)―>10:50大山山頂・阿夫利(あふり)神社11:15―(0:15)―>唐沢峠分岐11:25―(0:10)―>平坦地11:35―(0:25)―>12:00東屋・案内版12:10―(0:10)―>ピークで右に曲がる12:20―(0:10)―>鹿柵越え12:30―(0:30)―>13:00不動尻青少年キャンプ場13:15(0:25)―>山ノ神ずい道13:40―(0:10)―>車ゲート13:50―(0:20)―>車ゲート14:10―(0:02)―>公衆トイレ14:12―(0:03)―>14:15広沢寺温泉バス停―(0:30)―>14:45広沢寺温泉入口バス停15:12=(バス)⇒17:30本厚木駅

 

 

今日は、秦野駅で友人と待ち合わせ、小田急線新宿駅発6:01、秦野には7:05に到着、この時間7:05,7:25発の蓑毛行きがある、友人の話ですと7:05の方が乗客は多かったようです。

  バスは「まほろば大橋」は渡らず左折、次の橋を右折して行く、今日は二週間前に比べ乗客は多く満席。蓑毛バス停から徒歩、蓑毛橋の手前から舗装された道を登り出す、春岳沢に沿い、すぐに蓑毛越への道を見送る、民家が終わると古いキャンプ場、さらに道幅が狭くなると「日本百名水秦野湧水群」の標柱、ほっとするような美しい沢で、木の橋を渡り春岳沢から離れる。登山道は斜面を大きくジグザグに登るので気持ち良く歩ける、時々秦野盆地や駿河湾が見え、今日は江ノ島も見えている。

  ヒノキやスギ林を抜ける手前でヤビツ峠が見えてくる、山腹を大きく巻いて緩やかに登って行く、ここが蓑毛とヤビツ峠間では美しいところだ、枯れた沢(谷)を二度横切ると、道が崩壊し直進出来ず、嬉しいことにヤビツ山荘に直接登る道が設けられている。ちょうど、9:00 秦野発8:122台のバスが登ってくる。私達のように7:25分発のバスで蓑毛から徒歩、どちらが良いか楽しいかは個人の考え一つ。

  ヤビツ山荘のトイレを借り、小屋の右からイタツミ尾根に取付く、石畳の道を5,6b登ると大きなベンチがここにも有る。5,6分ほど登れば数本の松があり、振向くと岳ノ台と二ノ塔の間に大きな富士山が見える、尾根道を登る、一度平坦になって、また登る、今度はベンチの有る平坦な道になって左の藪の間に立派な富士山が見え、狭い空間を探し富士山の撮影、再び登って数本の松を過ぎ、ちょっと下る(ここの富士山も綺麗だ)、小さな鞍部で登り返す、露岩の急登、短いクサリが置かれている。巨岩の横を過ぎると富士山は二ノ塔と三ノ塔の上に見えてくる。登山道は笹や樹林に囲まれ尾根道になり、大きく右に曲がる所で視界が大きく開け富士山、丹沢連邦、富士山と丹沢連峰の隙間に南アルプス美しく見えている。丹沢から右に三ツの峰、丹沢三峰が美しい。

 

  再び笹と樹林に囲まれ、凍結の厳しい登山道を登り詰めると、下社からの表参道合流地点手前の展望の良い地点に飛出る。ため息が出るほどの美しさ、思わず誰しも立ち尽くす所だ。

  表参道に合流し、広い登山道を登る、大きな石がゴロゴロして歩き難いが、直ぐに銅製の鳥居、鳥居の手前を左に折れ狭い登山道に入る、展望の良い地点に出る、登山道の左に踏み跡、入ると大木のツツジの上に美しい富士山が見える。

  登山道に戻って、数10b登れば阿夫利神社の裏に当たる大展望地点、富士山、南アルプス、丹沢連峰、丹沢三峰、その奥に真っ白い峰々が並んでいる。

 

 

丹沢三峰:太礼(たれい)ノ頭、円山木(えんざんぎ)ノ頭、本間(ほんま)ノ頭
この峰々はシロヤシオツツジが見事です

 

  トイレの横を通過し、山頂へ、社殿前は大勢の人々、雪が融け田んぼ状態、大山山頂からは関東平野の大展望。一段下がった展望台、大きなベンチが二つ、泥んこ広場になっているがベンチの上は大丈夫。大山三峰が立派、今日はこの三峰を経て煤ヶ谷(すすがや)へ下る予定だ。

 


こちらは大山三峰山、奥が仏果山

 

  昼食を取り、日向薬師と唐沢峠の分岐へと下る、急降下、すぐに平坦になって美しい樹林に囲まれる、幹の黒い木で落ち着くところだ、足元は雪が多く、凍結、アイゼンの無い人は危険だ。

 

大山から日向薬師・唐沢峠分岐までの間の美しい樹林

再び潅木と笹に囲まれた急登になって、日向薬師との分岐

今日は日向薬師への道を右に見送って左に下る、この辺りは日陰だろうか、雪が多い、その上急坂、日向薬師への道に比べ狭く急坂が続く、左に三峰山が立派、仏果山も良く見える。

 

ようやく傾斜が緩み、振向くと大山が大きく見え、しばらく平坦な尾根道を進む、時々厚木方向の展望が木々の間から覗く。突然、崩れた地点が現れ、吊尾根状の峰が続く、クサリが置かれ危険は無い。大山2.0`―不動尻2.2`地点 12:00

 

リベンジになった大山三峰山:南と北峰だそうだが、三つ以上、

唐沢峠と不動尻の間に三峰山との分岐がありそうだが、
不動尻が実際の大山・三峰山の分岐でした。

 

  直ぐに、東屋とベンチの置かれた鞍部に到着、唐沢峠。次のピークに向う直進道・ピークを右に巻く道に分れる、この巻道が不動尻へ下る近道、私達は次のピークへ向かう、三峰山へ登る為に!

  この道はピークを左に巻きだすが、直ぐに大きくうねってピークへと登る、大きなモミの木が目立つ所だ。 三峰山への標識が出てこない、道標は不動尻だけ、そうこうしている内に木の梯子で鹿柵を越える、左に分れる道、ちょっと入って見るが歩いた跡も無く、戻って、鹿柵を越え、杉林に入る12:25。薄暗い杉林、道はU字に窪み歩き難い、右に鹿柵を見て、まもなく二度目の鹿柵を梯子で越える、12:32

  林業道路と登山道が入り乱れる、どんどん下る、ここまで下ってしまうと三峰山はあきらめムード、友人には気の毒だったが三峰山は中止、物見峠手前辺りで16:00、下山前に日没になるかもしれない、物見峠と三峰山の分岐後、U字状にえぐらえた道で歩き難い所が有るらしい、又尾根から下った辺りの道はジグザグで暗くなると危険らしい。ちょっぴりスリルの有る大山三峰山、楽しみに残すのも悪くは無いでしょう。

  まもなくキャンプ場に下る 13:00 不動尻に到着、三峰山への標識は無かった(有ったが見逃し)。唐沢川に降り休憩。その間三峰山ルートを探してみた、有りました、不動尻からちょっと上に向かったところに三峰山・大山と明記、ただ大山の方から下って来ると「三峰山」の字は板の裏で見えない。道標も下って来ると見落とす位置、道の反対側に置かれていると有り難い所だが、見落とす奴が悪いのだろう。ちょっと三峰山方向に、数分入ると唐沢川の美しい滝が見られます。

 

  広沢寺から不動尻まで広い林道が続いている、途中二度車ゲートが現れ一般車は入れないようです、煤ヶ谷3.5`―広沢寺(こうたくじ)温泉3.2`地点 13.25。続いて山ノ神ずい道(約200b)を抜ける、中心点は真っ暗、足元に何が有ろうと解らない、抜けた所でご夫婦のハイカー、鐘(かね)ヶ岳(鐘ヶ岳からの登山道はトンネルの広沢寺側)を広沢寺から周遊して登って来たそうだ、「丹沢って良い所が多く、もっと来たいですね!」と言う、本当にそうである、車ゲートを二つ通過、まもなく弁天岩(ロッククライミングのゲレンデ)や日向山・日向薬師方向からの道が合流し、公衆トイレ 14:12に着く、清潔に掃除されており感謝してお借りする。左下に広沢寺温泉の建物が見え、焼き魚の香ばしい匂いが気になるがそれ以上にバスの時刻、広沢寺温泉バス停に着くバスは一時間後まで無い、広沢寺温泉入口バス停に出ると本数が多いというので先に進む、友人が「ここでラーメン!」をと言う、店の名は「ZUNDO Bar」、美味しいと評判だそうだ、ただ後30分から1時間待たないと無理らしい、これでは次のバスにも間見合わない、また、気になるのは待っている客のほとんどが女性、登山者はいない。

今回は見送って広沢寺温泉入口バス停へ向う、途中に鐘ヶ岳バス停を見て三差路に出る、右折し50b先の広沢寺温泉入口バス停に14:45到着 15:13発のバスで広沢寺温泉から乗るバスと同じ、確かに本数は多い、下記の通りです。

登山者は一人の女性登山者、バス停を過ぎてゆく登山者二人、と私達、定刻にやってくるバスに乗り、大きなリハビリテーションセンター経由で本厚木へ、駅に着きラーメンの思いをここで、「ZUNDO Bar」の方が美味しいかどうか?三峰山をリベンジする時に確かめて見たいものだ。

三峰山(標高935b)と仏果山(標高747b)は近くに並んでいる、半原から仏果山に登り、土山峠に下って辺室(へんむろ)山―三峰山―不動尻―広沢寺温泉が良さそうですね。  

2006/4/22半原から仏果山に登り、煤ヶ谷(すすがや)から大山三峰山に登り返し不動尻へ下った。

 

バス時刻 土曜日 24日現在 下山の時から最終

広沢寺温泉 15:10,19:05

広沢寺温泉入口15:13,15:46,16:16,16:41,17:01,17:21,17:41,18:06
18:31,19:08,19:41,20:11,20:40,21:20,21:55

 

HP:わたしの天気予報