神の山大山(標高1252b)浅間山(標高679b)高取山(標高556b)弘法山(標高230b)権現山(標高244b)

 

小田急線秦野駅⇒蓑毛バス停→ヤビツ峠→大山→蓑毛越→高取山→弘法山→小田急線秦野駅

 

 

日程 20101229日 (土) 快晴     2006年2月11(広沢寺温泉に下山)

 

 

左:権現山展望台から 16時ころ                  右:大山山頂の社殿の裏手広場から富士山を望む

 

コース

牛久駅5:35=(JR常磐線)=>6:23日暮里駅6:32=(JR山手線)=>6:52新宿駅7:01=(小田急)=>8:09秦野駅8:35=(神奈川中央交通)=>8:50蓑毛バス停8:50―(0:05)→みのげ茶屋8:55―(0:20)→全国名水1009:15―(0:40)→沢源頭9:55―(0:10)→ヤビツ峠「大山2.4`・蓑毛3.4`地点」10:05―(0:15)→春岳山10:20―(0:10)→鎖場10:30―(0:10)→巨岩10:40―(0:20)→最初の展望ポイント11:00―(0:05)→二番目の展望ポイント11:05―(0:00)→下社「阿夫利神社」分岐11:05―(0:10)→11:15大山山頂(標高1252b)12:10―(0:05)→展望ポイント12:25―(0:05)→展望台・蓑毛裏登山道・下社分岐12:30―(0:10)→蓑毛・下社分岐12:40―(0:15)→石仏群12:55―(0:00)→蓑毛・蓑毛越分岐12:55―(0:05)→浅間山(標高636b)巻き道13:00―(0:15)→NTTドコモ秦野無線中継所13:15―(0:10)→小さいピーク大山展望13:25―(0:10)→13:35送電線下13:40―(0:05)→浅間山林道「高取山30分・大山2時間地点」13:45―(0:25)→高取山山頂(標高558b)14:10―(0:05)→聖峰分岐14:15―(0:30)→14:45念仏山15:00―(0:10)→送電線下15:10―(0:05)→鶴巻温泉分岐15:15―(0:10)→R246分岐15:25―(0:05)→めんようの里分岐15:30―(0:05)→弘法山15:35―(0:15)→15:50権現山展望台16:00―(0:15)→16:15浅間山16:40―(0:10)→弘法山登山口16:50―(0:15)→17:05チャイム塔秦野駅17:14=(小田急線)=>18:22代々木上原駅18:28=(メトロ千代田線)=>19:16松戸駅18:31=(JR常磐線)=>19:09牛久駅

 

秦野駅からヤビツ峠へのバスは、土日には7:35,8:18,8:55発がある、蓑毛までだと6:05,6:35と早い時刻も有る、今日は8:18に乗る予定で秦野駅まで来たが、ぎゅうぎゅう詰めの満席であり、大山登山なので、無理にヤビツ行きに乗らず、蓑毛から春岳沢に沿っての古道を歩くことにし、次の7:50蓑毛行に乗る、こちらはガラガラです(笑)。

蓑毛バス停、蓑毛橋の手前を緩やかに登る、登山姿の人も二人ほど見かけたが登ってこない、蓑毛越へ向かうのか?

春岳沢に沿って進むと、みのげ茶屋があり、立ち寄って見たい雰囲気のよさそうな店である、続いて庭先に水飲み場の茶店もある。

 


美味しい!

 

ここを最後に民家は無くなり、傾斜も大きくなる、直線の道が「日本百名水秦野湧水群」の標柱の立っている堰堤まで続く、ここで春岳沢を横切る、杉林をゆるやかに登る、気持ちの良い道が続き、時々秦野市が見える、古道の雰囲気が良い、登山道の左右の斜面から岩が転げ落ちる所だが良く整備されている、二回目の大曲から左の沢から離れる、石畳のような道になり、右斜面をトラバースする所で大山がちょっと見える程度で展望はあまり良くない。

ジグザグにコースを取り、山腹を左に大きく巻き込む道になると、木々の間から太平洋が見え、眼下に秦野市が広がる、ヤビツ峠が見えているが、谷を深く巻き込むので結構時間がかかる、露出の岩道、崩壊地もあるが危険は全くありません、二つの沢源頭を左下に見るが、右斜面もその沢続きで、岩が何時崩れてもおかしくない、従ってここはさっさと通過してしまいたい。

 


危険が無い、足元はしっかりしている!

 

崩壊地の工事完成の上部を通過し、木段を登れば、大山2.4`・ヤビツ峠50b・蓑毛3.4`地点で、ヤビツレストハウスを解体し新しい建物が生まれている、石畳の登山道を登ると広場でベンチが置かれているが展望は無く、先に進む、ヒノキ・スギ林に囲まれ展望は無い、丸太の階段が続く、右に太平洋が見え、頑張ると松林、この辺りが春岳山、小さな祠が祀られており、ここから待望の富士山が良く見える、今日は富士山が雲を吹き出すような感じで、右肩が見えるが山頂は見えず一寸残念です。

 


辛い丸太の階段が続く

 

しばらく平坦な道が続き、ベンチもある、大山1.9`地点、次の松林ではちょっと下る、その先は急登になって鎖場がある、登り切ると再び水平だが、直ぐに急登になる、木々の間から丹沢連峰が雄大に見え、目の前に巨岩が現れる、イタツミ尾根の中心部、丸木の階段が続き、背の高い笹に囲まれて登山道を一歩一歩登ると、素晴らしい展望ポイントに出る。

 


丹沢連峰の向こうに雄大な富士山、そのさらに左が愛鷹連峰 

 

ここから稜線に出る、次の展望ポイントを過ぎると直ぐ、下社・大山分岐で大勢の登山者が登ってくる、山頂まで後10分の所だ、岩場をグイグイ登る。

大山山頂、阿夫利神社の奥社周辺は登山者でいっぱい、関東平野は一望、素晴らしい、双耳の筑波山は確認できないが東京スカイツリーが見える。

富士山と丹沢連峰の展望は神社の裏になる、知らないで裏に回らない人もいるから注意したいですね!

裏に回って見る、何時もの風景だが、何時来ても感銘する、左奥に富士山、その前衛に三ノ塔、塔ノ岳、、、と丹沢の主峰が姿を見せる、実に素晴らしい展望です。

秦野から表参道を登って、下山は蓑毛と言う女性と昼食、つくば市から来たと聞くと彼女は「せっかく来たのに、富士山の山頂が見え無くて、、」と慰めてくれ「きっと弘法山に着く頃には雲が取れますよ!」と言ってくれる、その期待を込め山頂でお別れする。

 


伊豆半島を望む

 

彼女と別れ、奥社から下りかけたが、再度社殿の裏コースにはいり、ポカポカ日の当たる芝生に腰を降ろし、富士山が山頂を魅せるかと待つが、、だんだん体が冷え、寒くなり時間も少ないので弘法山での再会を期し、下山することに。

登って来たヤビツ峠・下社分岐から一気に下る、表参道は岩場に道で大変、これが断続的に続くので登りも下りも大変、富士山の良く見える展望地、続いてベンチが置かれこちらは関東平野が良く見える展望地、ここは蓑毛・下社の分岐で、蓑毛方向(こちらは蓑毛バス停分岐から下社に下れる)に道を選択。

 


ベンチから関東平野が見える

 

岩場の急坂、岩の階段でキツイ、それでも次々と登山者が登ってくる、三歳くらいの子供が大泣き!この辺りは下社から登って来たばかりでご夫婦の気持ちが良く解る、大山は都心から近く簡単に思えるが実は筑波山、高尾山等の山とは違い大変な登山コースです、この子二度と山に行きたくないと言い出さなければ良いのだが!

傾斜が緩むと下社・蓑毛分岐、左折90度が下社、ここはなだらかに蓑毛への道を進む、大きな石碑:女人禁止の碑が立っている、この頃は女性の方が多い大山である。

首のとれた仏像群を見て、下り坂になる、木々に囲まれ、一度だけ木の間から、展望が有るだけの道が続き、蓑毛分岐を右に見送りなお下ると直ぐに、下社・蓑毛バス停・弘法山分岐に着く。

蓑毛から登山者が登ってくる、蓑毛バス停からヤビツ峠に向う途中の常夜燈の有った所からだろう、下社からの道は以前歩いたがなかなか面白い道です。蓑毛―浅間山―高取山―善波峠―鶴巻温泉のコースはガイドブックにも紹介されている。

続いてのピークは鉄塔が立つ浅間山で右の道で巻いてゆく、しばらくトラバースして、浅間山から下る道に合流する。

ここをのんびり下るとNTTドコモ秦野無線中継所の横に着き、広い舗装道路で右に曲がった所に、登山道入口の道標がある、スギ林で展望は無いが広くのんびりと快適に下る。

また無線中継所があり、しばらくすると、小さく登ると大山が良く見える地点がある、このピークを下って登り返すと再び平坦の道が続く、左右木々の間から左:伊勢原、右:秦野の町が覗く、飽きた頃急に傾斜が増し、送電線下に着く、決まって送電線の下は展望が良い、ススキの原に腰を降ろし休憩。

 

さらに下ると浅間山林道出合「不動越」、大山山頂2時間、高取山30分の道標、林道を横切って急坂に取付く、山道の丸太が新装され、気持ちよく登れ得るが大山から緩い下りが続いたため、足が付いてこない。ようやく高取山の肩に着き平坦になる、この辺り伐採がされ、スギ以外の木々も切られている、雑木林は保護したい所?

大山、丹沢連峰が見え、高取山山頂に飛び出る、鶴巻温泉6`、弘法山4`地点、展望の山と案内が出るが期待しない方が良い、NHK無線中継所が建っている。

狭い尾根道の急降下、聖峰分岐、この後は木の根が張り出す急坂、次のピークの右を巻いて行く、人の声はゴルフ場から聞こえる、鹿の柵に沿って進むと、次のピークも途中で巻いてしまう、木の根の多い急降下、再びピークを登り始めると、後ろからマラソン登山の男女5人に次々と抜かれる、念仏山山頂

マラソンの彼らもここで小休止、聞くと「富士登山マラソンに参加しており、週に数回このコースを走って大山を往復する」とのこと、「さよならー」と言う間に彼らは消えてゆく。

気持ちの良い尾根道コースが続き、送電線鉄塔の下を通過、鹿柵のカギを開け閉めして通過、小さなピーク(標高300b)を越え、再び送電線鉄塔、市内/名古木分岐、善波峠、左下のモーテルの大きな建物を見て、鶴巻温泉の道を見送って弘法山へ向かう、小さく登ると、ミズキ、コナラ、サクラ、クヌギ、クリ等の木々が続く尾根道、ミカン園を見て下ると国道246分岐、右に大山、丹沢連峰が雄大、弘法山への道標を追って行けば、弘法山に着く、関東平野が広角に広がる。

 


大山・丹沢連峰が美しい

 

綺麗に整備された道を下って進むと、馬場道、道路の様に広い桜並木の道が続き、最後は長い階段状の坂道を登れば、権現山展望台に着く。

 


権現山の展望台から雄大な富士山

 

まるで、待ち望んでいたかのような美しい富士山が向えてくれる、大山山頂で「弘法山に着く頃は、、」が的中、ここまでやってきて本当に良かった。

16:00 小田急線秦野駅前のチャイムが鳴る、階段を下って、車道を横切って、ロウバイの咲く道を登る、もう夕焼けの時間だ。

 


ロウバイ、前回通過した時も咲いていた!

 

そこは浅間山、桜並木を下ると、秦野市の向こうに立派な富士山が見える、権現山からと違い、ここでは夕日に赤く染まる富士山が美しく見える。

 


夕焼けの浅間山

 

浅間山のピークを少し下ると、大木の桜に囲まれた富士山の綺麗に見える秦野市自慢の展望所がある。

 


日の入り数10秒後、神秘的な富士山に感動

 

この展望所で同じ現場に立ち会った青年は、時々ここに登って来るが、これほど綺麗な富士山の夕焼けを見たことが無いという。

9月頃には富士山に近い位置に夕日が沈み、その時はもっと美しいとのことです。

 


道士山塊の山々に日は沈んだ!

 

富士山から赤みが薄くなっても、日が落ちた道士山塊の山々の上空の雲が真っ赤に染まっている、日没後は真っ暗になる登山道を急いで下る、樹林帯の遊歩道を下ると、川のほとりに飛び出る、立派な登山口の道標が印象的です、左に折れ、次の信号を右折し、バス通りを進む、道路のピークを過ぎ二つ目の細い道を左に曲がって川のほとりまで進み、右折、チャイムの塔が見え、「まほろば大橋」を渡れば、小田急線秦野駅前です。

小田急線に乗るころには、外は真っ暗に!

HP:わたしの天気予報