奥武蔵:馬蹄型縦走【比企三山】 |
日程:2007年1月21日 (日)曇り
定峰峠付近から堂平山
奥武蔵、のどかな山々多いのが魅力で人気は高い、この時期富士山の良く見える奥多摩・丹沢・中央本線沿線・富士五湖周辺に出かけていたが、今日は比企三山(ひきさんざん)を縦走して見ようと、つくば市から電車で埼玉県小川町にやってきた、小川町駅からバスに乗って橋場バス停登山口、大霧山、定峰峠、白石峠、堂平山を縦走し笠山(笹山はパス)に立寄って白石バス停(白石車庫)へ下山、バスで再び小川町駅に戻りました。
*<愛宕山・皇鈴山・登谷山・釜伏山(上之貝戸林道・大宝林道)>:ここ
コース JR常磐線天王台駅4:39=(JR常磐線・山手線)⇒5:38 池袋駅 6:00=(東武東上線)⇒7:16小川町駅7:23=(東武バス)⇒7:45橋場バス停7:50―(0:05)―>近道入口7:55―(0:25)―>登山道入口8:20―(0:25)―>林道出合8:45―(0:05)―>粥新田峠(粥仁田峠)(標高565b)8:50―(0:30)―>大霧山山頂9:20―(0:20)―>桧平9:40―(0:15)―>旧定峰峠9:55―(0:15)―>獅子岩10:10―(0:15)―>ピーク(標高701b)10:25―(0:10)―>10:35定峰峠10:45―(0:10)―>立派な手すりの急登10:55―(0:30)―>11:25伐採地の展望・ベンチ11:35―(0:20)―>白石峠11:55―(0:15)―>林道出合12:10―(0:05)―>12:15剣ヶ峰12:20―(0:40)―>12:35堂平山山頂・展望台12:40―(0:20)―>七重峠・笠山峠13:00―(0:10)―>林道出合・笠山登山口13:10―(0:20)―>13:30笠山(西峰)・笠山(東峰)13:40―(0:02)―>白石バス停下山口13:42―(0:03)―>林道出合13:45―(0:20)―>林道出合(白石・経塚バス停分岐)14:05―(0:20)―>14:25白石バス停(白石車庫)15:17=(東武バス)⇒16:00小川町駅16:04=(東武東上線 特急)⇒池袋へ 埼玉県に比企三山(大霧山・堂平山・笠山)、秩父三山(両神山・三峰山「妙法ヶ岳」・武甲山)の三山がある、群馬県には上毛三山、小野子三山・栃木県には那須三山、日光三山、東京都にも高水三山・戸倉三山・奥多摩三山、ここに選ばれた山々は人気の高い山ばかりで私も足を運んでいる、今日はその「比企三山」を馬蹄型に縦走してみたい。 つくば市に住む、私の場合はJR常盤戦牛久駅が近いが、JR取手駅始発をJR天王台駅(駐車場駅は天王台が便利)から乗って、JR常磐線のJR新松戸駅からJR武蔵野線に乗換えJR北朝霧駅で東武東上線朝霧台駅に乗換えると小川町駅に最短で着けますが、今日はJR日暮里駅経由でJR池袋駅に行き、東武東上線池袋駅から乗換え無しで小川町駅行きが便利です! 東武東上線池袋駅発は6:00を前後して5:45(準急)、6:00(準急)、6:15(普通)、6:30(急行)と有り、6:15発は森林公園まで、小川町発7:23(土日は始発)のバスに乗るには、池袋駅発は6:00発が良い、これに乗ると川越駅には6:35で中間点、定刻に小川町駅に到着、駅前のバス停7:23定刻に発車、切通し(私以外の乗客は降りる)・学校入口・落合・・と続き橋場バス停に7:45着、ひとりポツンと登山姿で降りました。 橋場バス停にはトイレ、その脇に数台の駐車場(良く整理されています)、既に一台停まっていました、ここに車を置いて下山後このバスで戻ると便利ですネ!
ところが、大霧山へのコースの道標は見付からない、バスの進行方向、右の大きな橋(槻川)を渡ります。バス通りと同じ道幅、工事中、登り切ると大霧山方向が見え、右に曲がった所に皇鈴山方向の案内標識「外秩父七峰縦走ハイキングコースは「小川町駅〜官ノ倉山〜笠山〜堂平山〜剣ヶ峰〜大霧山〜皇鈴山〜登谷山〜寄居駅」であり正解! ここが大霧山への近道です、大霧山の文字が無く道路を真っ直ぐ登る、ちょうど一台の車、手を振って「大霧山は?」と聞くと、笑顔で「この道を行けば大丈夫」と教えてくれる、大きく右にカーブし登ると右下に神社(稲荷神社だろう)を見る、まもなく近道が右下から登って合流する。
そのまま道路を上に上にと進む、振り返ると笠山が見え、左に大霧山、放牧場も良く見える、どれの山も、かなり高い位置である。旧道と新道が並び広い所になって、道路は大きく右に曲がる所に、粥仁田峠(地図には粥新田峠と標記)・大霧山入口がある、民家の前を通り、直ぐ分岐、ここは右に登って行く、道幅は狭いが舗装されている、8:20。 道端にスミレが咲いている、まもなく舗装道路と分岐し登山道は未舗装に入って行く、周囲は竹林、竹林は短く終わると薄暗い登山道、急坂が続く、8:40 ようやくゆるやかになって、平坦な道を行く、小さな地蔵が祭られ、その先が林道出合になる、8:45。
ここを右折すると「関東ふれあいの道」の道標で三差路、直進すると、粥仁田峠で東屋が有る、数台の駐車エリアで一台停まっている、ここから本格的な登山道、いきなり急登 8:50。 直ぐに稜線に立つが、雑木林に囲まれっぱなしで山頂まで続く、新緑や紅葉の綺麗なところで、展望は木々の間からになる、時々平坦になる所があるが急登が続く、最初の丸太の階段には右に巻道があるが、ここは直登、登り切ってしまえば平坦、直ぐに右から巻道が合流する。
ヒノキ林で展望は無い、そして2つ目の階段、登れば大霧山山頂に到着。橋場バス停から定峰峠間では展望はここと、山頂から桧平間手前の牧場のみです。 秩父の山々:武甲山、両神山が霞んではいるが見事だ、晴れていれば浅間山や谷川岳も望めると言う。9:20。 旧定峰峠に向かって緩やかに下る、左はヒノキ林と牧場の柵(有刺鉄線)が山頂から続く、右は雑木林だがブナ林が美しい、直ぐに放牧場の直ぐ横を歩くようになって、笠山と堂平山の姿が大きく見え素晴らしい展望になる。
一瞬ちょっとだけ、武甲山が美しく見えるポイントがある、うっかりすると見落とすだろう、そこから登山道は深い樹林帯に入り下り続けると、直角に左折する桧平、ベンチがある、薄暗く展望は無い、ヒノキ林の中を行くと、9:50 大きく下って行くと旧定峰峠に降り立つ 9:55、四差路、右:林道の定峰峠、左:経塚バス停、直進が定峰峠である。暗い旧定峰峠です。 ここは直進する、これでもか、これでもかとヒノキ林が続く、ここまでくると展望は期待する気持が無くなる、そんな頃 10:05 ヒノキ林から出る、振向くと大霧山がずいぶん遠くなっている、左下に凍結した林道が見える、急登になって、目の前に、シシの子に似た獅子岩が出現する。根元から三本に別れた桜の木、マツ・サクラなど多種の木々の中を登ると標高701bのピークに到着するが展望は無い。
展望無し、先を急ぐことにする、ゆるやかな下り、再びヒノキ林、昼なお暗い稜線も珍しい、急坂になって明るい定峰峠に降立つ、二軒の茶店、白石峠の登山口側のお店が営業中、娘さんとお母さんだろうか朝のお掃除中 10:35。甘酒を注文、アツアツの甘酒はおわんに満杯、美味い。サクラが多くお花見と外秩父七峰ハイキングの時は大混乱らしい。
茶店の裏から白石峠に向かう、10:45 いきなりの急登、笠山と堂平山の展望はバツグン、振向くと両神山(霞んでいる)も美しい、そして気になる前方の峰、最初は右に巻いて行く、右に秩父の山々、振向くと大霧山が見える辺りで登山道は左に曲がり、巻きそうな峰に向かって直登する、立派な手すり付きの階段を登る、キツイ所だ。 登り切ると大木に松、再びヒノキ林、平坦な道は短く、登りになって雑木林に変わり、笠山が見事に見え、ピーク、背の低いササが林床一面、今度は下る、右が伐採の為大きく開け秩父側の展望がよい、鞍部にベンチ、ここで昼食 11:25。 だらだらと登りが続く、登るに従がって秩父側の展望はさらに広がって、谷の奥に両神山が悠々と聳える、前方に川木沢ノ頭の鉄塔が見えると、まもなく左:白石峠の標識、左折してゆく、川木沢ノ頭の左斜面を巻いて行く、ちょっと藪、足元は日陰で積雪(10a程度)、前方に剣ヶ峰の鉄塔が見え、170段の丸太の階段を下る、女性3人+男性1人が登って来る、笠山の山頂近くと粥仁田峠に車を置き縦走とのことである。定峰峠から白石峠間は手すり付きの急登や170段の階段と今日のコースでは一番キツイ所です、従がって時間に余裕があるからと定峰峠から足を延ばすのではなく、最初からきちっと計画したいところです。 下り切ると広々とした白石峠、東屋が建つ、11:55、展望は素晴らしい。
剣ヶ峰を目指し急登、さらに展望は増し、大霧山の全容を初めて目にする、林道出合、さらに展望は良い、美しい木々に囲まれた道を急登、武甲山が良く見えるピーク、大きなアンテナが占めている。丸太の階段を急降下、数回「森林学習道」を見送って林道を行くと、堂平観測所(展望台)の正門、観測ドームまで登る、芝生の原、展望は一級品、簡単に車で登れる所、大きな駐車場が有って、ここが満杯でもちょっと下にも駐車場が有る。
堂平山山頂、比企三山の最高の展望台、秩父の山々、その奥に奥秩父、晴れていれば浅間山、谷川岳と大展望(今日は奥秩父まで)、ただ富士山は望め無いらしい、そして関東平野が一望。国立天文台堂平観測所には大きな反射望遠鏡が置かれ一般の見学もできるとか、今日は雲が多いのかそれらしき人達はいない。 堂平山の芝生の原から、奥秩父の山々を望むことができ、車で登ってくる人々も多く見かけます。笠山への案内に従がって、芝生の原の淵を行く、展望は素晴らしい、近くに丸山(標高960b 今日通過した白石峠から登れる)も展望の峰だが標高876bの堂平山の方が広角な展望である 12:40。「今年の歩き始めは笠山、、」と言うご夫婦、堂平山に車を置き笠山の往復、堂平山から雑木林の大きな下り、新緑には綺麗だろうが展望は無い、七重峠で林道を横切る、雑木林を登る、右に笹山が立派、往復20分とのことだが、ご夫婦も単独の女性も見向きもせず通過、私も笠山へと進む。 直ぐに再び林道、ここは少し左に行き、笠山山頂への道標(この辺り笠山峠?)、山頂迄キツイ登りが続く、展望は山頂までは無い。稜線に出ると萩平・和紙の里を経て菅ノ倉山へ向かう登山道が左に分岐、右折すれば笠山(西峰)山頂に出る。さらに先の岩峰の東峰(標高837b)には露岩の狭い登山道で笠山神社が建っている。 展望は東峰に比べ西峰の方が良く、笠山山頂の標識が置かれている、展望の方向は寄居町。 東峰に切通しバス停に下る登山道がある、白石バス停に下るので見送るが小川町に一番近く魅力なコースである。露岩の鞍部を経て西峰に戻って、展望を楽しむ。
さて白石(白石車庫)バス停に下るコースだが、13:40 登って来る途中には道標が見付からなかったので、慎重に道標を探す、萩平へ向かう分岐の道標に小さく「白石」と書かれているだけ、笠山峠方向に戻り、右に下る急降下の登山道、ここに「白石バス停」の道標が欲しいところだ、道は凄い急坂だが良く踏まれ特に問題は無い。 数分下ると林道(未舗装)に出る、真っ直ぐ横切って再び登山道に入る、13:50 ようやく急坂が終わる、右上にはガードレールが見えるが暗く寂しい杉林の登山道である、時々ピンクや赤、青のリボンが有る、14:05 再び林道出合(舗装)、ここには道標が立ち、横切った所に「経塚バス停・白石バス停」の道標が有り、一休みしてから白石バス停に下る。 綺麗な沢を横切って、民家の横に出る、明るい集落で好ましい風景、14:25 白石バス停に到着。小川町行きのバスは15:17と1時間待つことになる、単独の男性2人、2人の女性、10人程の団体が次々と下ってくる。2人の女性からのお話ですと、橋場バス停から、近道を登り、大霧山を登って、定峰峠から下って来たという、比企三山を歩く人はいなかったようです。 定刻にバスは発車、経塚バス停で登山者(大霧山登山者)が乗ってくる、16:55 小川町駅に到着、17:05池袋行きの特急があり、2人の女性と乗り込む、お話を聞くと「電車とバスで便利な山は2人でよく登る」らしい。 さて小川町を出た特急は、東松山まで各駅停車、次は坂戸、川越市、川越(川越線乗換え)、朝霞台(北朝霞駅、武蔵野線乗換え)と停車、私は朝霞台駅で武蔵野線乗換え、武蔵野線の北朝霞駅は徒歩数分であり乗換えは楽である、ただ、西浦和・武蔵浦和、南浦和、浦和、北浦和、東浦和、おまけに中浦和まであって、この辺りで待合わせをすると大変ですネ! 次回は新緑の頃、のんびり歩いて見たい比企三山の尾根道でした! <愛宕山・皇鈴山・登谷山・釜伏山(上之貝戸林道・大宝林道)> 小川町駅(東武バス☛イーグルバス)から今日と同じバスに乗って、内出(打出:二本木峠登山口)バス停で降り二本木峠(橋場バス停から更に奥の経塚バス停降り旧定峰峠へ上がって大霧山をへて秩父高原牧場を歩き二本木峠へ)まで登り、愛宕山(標高:655b)から皇鈴山(標高:679b)、次ぎのピークが登谷山(標高:668b)、そして釜伏山(標高:582b)と続く、外秩父七峰縦走ハイキングコースは寄居駅方向だが、中間平から風のみち歩道で秩父鉄道波久礼駅かは?体調しだい。尚:上之貝戸林道・大宝林道が近くにあるので車で出かけた時車で回るのもお勧め! |
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