日光  男体山  (標高2,486b) 二荒山神社バス停駐車場から

 

日程200593日(土)


男体山の北側
中禅寺湖側からは想像できません

コース

つくば市5:30=(国道294408号)⇒宇都宮=(国道4119120号)⇒8:20中禅寺湖・二荒山神社バス停・駐車場8:25―(0:05)→二荒山神社中宮8:30―(0:35)→三合目林道出合9:05―(0:25)→登山道入口9:30―(0:20)→五合目9:50―(0:10)→六合目のガレ場10:00―(0:05)→六合目10:05―(0:55)→八合目避難小屋11:00―(0:05)→傾斜緩み広い登山道11:05―(0:15)→九合目11:20―(0:10)→木道切れる11:30―(0:00)→稜線の階段11:30―(0:20)→11:50男体山山頂12:05―(0:15)→ケルン12:20―(0:30)→登山道左側崩壊地12:50―(0:00)→登山道右側崩壊地12:50―(0:25)→左沢の斜面・太朗山と大真名子山展望13:15―(0:10)→凹地通過・笹原13:25―(0:00)→志津小屋13:25―(0:10)→林道出合(左右に駐車場)13:35―(0:00)→三本松・富士見峠分岐(馬立方面)13:35=(車に載せてもらう)⇒14:05三本松14:14=(0:16)⇒14:30二荒山神社バス停・駐車場

今回は志津越えから三本松方向に約10分の地点で、親切な男性(二週間前太朗山に登った時、徒歩で、この林道を光徳牧場と三本松分岐経て山王烏帽子登山口まで歩いたそうである)に三本松バス停まで車で送ってもらう
徒歩だと:(1998/6/14)志津小屋―(1:00)→太郎山分岐―(1:30)→三本松

 

何時もなら早朝奥日光に着くのだが、今日は820分頃に中禅寺湖に着く。都心からやって来た人に聞くと、浅草駅発準急5:00東武日光駅7:32着、東武日光駅発7:37にバスに乗って中禅寺湖(二荒山神社バス停)8:20頃とのこと、浅草からはこれが一番早い(新鹿沼発5:37に乗ると中禅寺湖には7時頃着く)。


男体山登山の登山口はここ!日光二荒山神社

二荒(ふたら)山神社バス停と二荒山神社境内に駐車場が有る、神社境内の駐車場にトイレもある、駐車場は無料です。バス停は国道120号沿いの中禅寺湖湖畔、階段を登って日光二荒山神社中宮祠社務所にて登排料500円を支払って名簿にも記入、今日も大勢の人が記入している。志津越えからだと無料だが、男体山は中禅寺湖からの表参道を使って、大斜面を登ってこそ面白く、満足する。

社務所から門をくぐり抜け樹林帯に入り、石段を登って、本格的な登山道に入り、林床が笹に覆われた美しい樹林を急登する、展望は無く、風も入らず汗が額を流れ落ちる。

ようやく林道に出合う、三合目。林道は、火山の崩壊が激しく砂防工事用の道。そのまま林道(三合目から真直ぐ近道が有る)を緩やかに登り、数回カーブすると20分程で四合目の鳥居、登山道入口に到着。鳥居をくぐり階段を登ると中禅寺湖が見え、半月山から社山の稜線が望める。


中禅寺湖を見下ろす

登山道は大きな石がゴロゴロ、その石の上に登ったり横をすり抜けたり、急登である、小屋の横に着き、五合目 数b進むと展望の良い所に出る、再び急登、大木のツツジが見事、この辺りは中禅寺湖の眺めが良い、ガレ場が現れ六合目、ここは巨岩を避け左の林に入る、岩の裏に回って上に出るとガレ場に入り、まもなく小屋の横に出る。ここで休憩する人も多い。七合目、樹林から抜ける、見上げるとガレ場。

新潟市からのご家族、アカヤシオツツジの話題、日光周辺にはツツジの美しい山が多い、日光市の鳴虫山、中禅寺湖南の半月山、明智平から夕日岳、袈裟丸山、、などである。越後三山の紅葉は1010日頃が良いという、近くの荒沢岳の紅葉を思い出す。

  小屋を見送って、本格的なガレ場が続く、赤い矢印を追って登る、朝早く登った人が下ってくる、一歩一歩上に上にと登り続ける、涼しい風が吹く、展望は残念ながら中禅寺湖だけだけ、上を見上げると長いガレ場がまだまだ続く。

ようやく鳥居が現れ、左の巻道に入り、折り返すと、滝尾神社、八合目、神社の前に巨岩が有って休憩するには良い、尚、神社のすぐ裏の岩に上がれば、さらに展望が良く二人程のスペースが有る。

神社で樹林帯から抜け、ガレ場を5分程登れば広い安定した登山道になる、ここは崩れがこれ以上進まない為に土留めが施され、効果を上げている。やや傾斜は緩むがまだまだ登りは続き、九合目の立派な標識が立っている。


崩れは毎日続いている

土留めの枕木の階段が続き稜線に飛び出す、火山岩の砂礫が続く、身軽な青年が抜いて行く、火山の砂礫は歩き難い、直ぐ上に山頂が見えるのになかなか着かない。

ジグザグに登り詰めると火山岩がむき出しに現れその凄さに触れる。登山道になっている砂礫には草木は無いが左右の斜面には針葉樹林が延び、シャクナゲも多い。

登り切ると二荒山神社奥宮が建つ山頂一角に到着。正面に太朗山、その左に日光白根山、さらに左奥に尾瀬の至仏山・燧ケ岳、右は大真名子山・小真名子山・女峰山、振向くと中禅寺湖南岸の山々から皇海山が見えるところだが、志津峠辺りの深い樹林帯が望めるだけの展望である。山頂から左に下る所に男体山神社、ここから男体山の裏側(志津峠側)を覗くと以前より樹木が伸び荒々しさは無いが、火山の厳しさを伝えている。

奥社から右に向かうと一等三角点が立つ男体山山頂。大勢の登山者が記念撮影。

帰路は大半が往路を引き返すが、12:05 山頂から志津峠に向かう、平坦な稜線歩き、以前に増し危険防止の綱が張られ景観を損ねている、安全確保は優先。稜線は展望も良く、シャクナゲの群落が続く、約15分程で稜線漫歩は終わる、ケルンが立ち、1220雄大な眺めを最後に志津峠に向かって砂礫の急降下。火山の砂礫は滑り易い、雨水に流されて深く溝になった登山道。志津峠登って来る登山者は足元が不安定で辛そう。

この斜面もシャクナゲの群落、咲いた後の種が無数に付いており今年は綺麗であったようだ、どんどん下る、足元にウメバチソウが一株5,6個の花を咲かせている。

一段落し尾根筋が変わると左側に崩壊地が現れ、12:40 その上部を横切ると、次いで右に大きな崩壊地が現れる、覗き込む、谷底まで崩れ落ちている。

ここから昼なお暗い針葉樹林帯に突入、木々の根が露出し、急降下で一歩一歩の高低差が歩幅の範囲を大きく越えて苦労する、登山道は雨水で深い溝、人の声が聞こえ一人の女性、続いてもう一人、この荒れ道に四苦八苦、先に男性二人が待っている、ここは樹林がとくに密生で登山道がやや分れており迷い易いが、踏跡を行けばどの道も本筋に合流する。更に下り続けると7,8名の団体、こちらは整然と列を乱さず離れず行進、快く道を明けてくれる、彼らも悪戦苦闘。

正面に樹林の間から太朗山大きく見えてくる、堰堤が階段状に続くガレ場に飛出る。13:15 一本の丸太が置かれ休憩、右の大真名子山の山頂は雲に包まれている。


志津越えは近い

再び樹林帯へ入るが、傾斜はやわらいで、深い樹林たいを5,6分進むと、数b登る手前に下り、上って笹の原、地蔵さんが5,6体並ぶ広場に飛出て、直ぐに志津小屋に到着。13:25 小屋の前の水場は綺麗だ充分利用できる。

志津宮社務所でもある小屋の前で左に90度折れ、笹原を一度小さく下って登れば林道に飛出る、右奥に駐車場、左に折れて直ぐ、大真名子山登山口前の駐車場に着く。

志津峠は標高1785b、中禅寺湖は1269bで500bの標高差は有るが、登山ルートの暗さ明るさから比較し、表参道の方をお薦めする。

志津峠から太朗山登山口出合いまで約40分、さらに光徳牧場・三本松分岐まで1時間15分、分岐から三本松バス停まで15分、計約2時間、完全舗装の裏男体林道を歩き出す。

「乗りませんか?」「はい、お願いします」、先々週、山王烏帽子山登山口から太朗山を登って、下山は裏男体山林道、ここから山王烏帽子山登山口まで歩いたと言う男性、三本松茶屋まで送ってくれる。14:05 三本松バス停 1214,49分/1324,44分/1414,44分/1529分/1619分/1713分/1824分/1918分 午前中は省略)。

1414分を待つ、定刻通り、赤沼・滝上・竜頭ノ滝バス停でほぼ満席、二荒山神社バス停で下車、14:30 駐車場は目の前です。

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