道志山塊:大きな山で丹沢・道志山塊で最高峰 |
山伏峠から日の出前の富士山
御正体山の主要なコースには都留市細野(三輪神社)コース、
道坂峠コース(今倉山登山口)、山伏峠コースで、
鹿留林道コース(都留市から砂原をへて池ノ平から、短時間)、
道志村白井平コース(長又・御正橋、菰釣山登山口)等もある。
日程 2003年12月13日 (土)快晴 コース 今回は石割山に立ち寄る予定でしたが、石割山から平野へ下った場合にどのようにして山伏峠に戻るかも問題になる、石割山から日向峰まで約40分、日向峰から石割山(標高1682b)まで約1時間である。今日のように快晴なら石割山からさえぎるものが無い大展望は間違いないのだが。 下山口の山伏峠から道志村に下ると白井平をへて、中山、神地・唐沢分岐で道志隧道・道坂トンネルへ向かうと、道坂トンネルには今倉山(標高1283b)の登山口が有って、今倉山から菜畑山(標高1283b)へ縦走し曙橋へと下ることができる。 つくば市:自宅22:30⇒野田市=(国道16号)⇒橋本2:00=(国道413号)⇒津久井市=(国道413号)⇒道の駅「どうし」2:58⇒3:30山伏峠6:20−(0:50)→7:00石割山分岐−(0:20)→7:10奥ノ岳(標高1371b)送電線鉄塔展望台−(0:40)→7:50中ノ岳(標高1411b)−(0:30)→8:30前ノ岳(標高1471b)−(0:50)→9:20御正体山山頂(標高1682b)9:25−(0:25)→10:05前ノ岳−(0:25)→10:30中ノ岳−(0:25)→11:25奥ノ岳−(0:15)→11:30石割山分岐−(0:30)→11:55山伏峠 道志には、国道16号の橋本から国道413号に入る、相模湖方面で城山ダムを渡って津久井湖までは1本道だが三ヶ木で国道412号と交差、ここは左折して厚木方向へ、青山で道志の標識を見て、右折し再び国道413号へ、ここがちょっと迷い易い。 月夜野までは広く走り易いが、神奈川・山梨県境は「道志みち」で最高点でもあり道幅が狭くなり、くねくねとカーブが多くなる、慎重かつ安全運転が要求される、道志村役場、道志の湯入り口、道坂トンネル経由都留市への交差点、道の駅「どうし」と走り、公民館で御正体山の登山口を見送り、国道413号は峠越えになって、まもなく、山伏トンネル(短いトンネル)で山中湖村に入る、トンネルを抜けすぐ御正体山入口の道標を左折、広い駐車場で止めるのに迷う、後から到着した人に邪魔にならないよう舗装が切れた端に止める
3時半。 外は満天の星である、仮眠する(12月中旬なのに以外と暖かい)、6時明るくなって山伏峠を6:20出発まだ人の気配が無い。 6:20では遅く、紅富士は石割山分岐の手前で雑木が邪魔になってしまった、紅富士を撮影するなら6:00前には出発したい、富士山のゆく見える送電線鉄塔に6時半前に着くと良い、後悔先にたたず! ホテル跡の前に小さな鳥居があって、ジグザグの緩やかな道を登る、振り向けば山中湖へ裾野を伸ばす富士山が、日の出前の薄紫に染まった大きな姿を見せる。三差路で東海自然歩道が通る大棚ノ頭は右、ここは大きく左折し奥ノ岳を目指す、ここから登山道らしくなってくる、急な坂になり、これは手ごわいぞ! 20分ほど苦労しようやく小さなピークへ着く、大きく下って、再び登る、6:45 富士山は紅富士の演出が終わり、薄紫から色の付かない姿になる、静かな落ち着いた富士山である、振り向くと丹沢連峰(加入道山と大室山)の上から日の出が昇る。 富士山はピンクに染まって、紅富士である、残念!雑木に邪魔されて撮影は不可能である、日が昇る前から完全に昇るまで展望の良いところでじっくり構えて撮影しているカメラマンの姿を思い浮かべることになる。 石割山に富士山が隠されると石割山分岐、葉の周りが白いササが多い(中ノ岳に多い)現れる、 箱根の山々も見えその先に見えるのは赤城山だろう、左には鹿留山(杓子山は鹿留山に隠れる)の左右に金峰山方面と南アルプスが見へ、富士山の裾野の先には長者ヶ岳や毛無山の富士山周辺の人気の山々が三ッ峠へと続く。 石割山分岐に着いたとたん北風が当って寒い、すぐ奥ノ岳(標高:1371b)、真新しい道標が建っている、ブナに囲まれ展望は無い広場だ、道標がないと山頂とは気が着かない。 送電線が三ッ峠方向に伸びている、深い落葉をかき分で緩く下ると大きな送電線鉄塔に着く、最初に南アルプスがドーンと見え、振り向くと大きな富士山、紅富士から早朝の富士に変わって本来の姿だ!富士山と反対側は道志村一望、村を囲む山々美しい。 鞍部まで下って、長い急坂を登る、周囲はササ、展望は無い、鞍部から約20分、平らになって、中ノ岳(標高:1411b)、ここも道標が無いと通り過ぎてしまう、奥ノ岳より広い。 前ノ岳と御正体山が重なって見え、まだまだ先は長い、葉の枠が白いササが美しい山道を行くと再び大きく下る。 鞍部からまた急な登りが続く、ようやくピークだが、ここは前ノ岳では無い、カラマツが伐採され展望があって嬉しい、鉄塔が立ち並ぶ三ッ峠、ようやく前ノ岳(標高:1471b)の道標に、また鞍部までくだる、鞍部は右が切れ落ち危険だ、広葉樹林が美しいところだ、こんどは凄い急登、急坂である。 ところどころカラマツが伐採されて展望は素晴らしい、特に南アルプスが素晴らしく、八ヶ岳も見えている、急な坂が終わると大木が茂る美しいブナ林になる、コメツガも見られる、小さな神楽風の祠が右にあって、数分でようやく雑木林に囲まれた御正体山山頂(標高:1682b)である。 山梨100名山、やまなし広葉樹林100選などの看板が建っている、大きな木には巣箱もある、山頂は三差路で、道志村に直接下る道・峰宮跡を経て都留市へ下る道が分かれている。人の気配は全く無く、小鳥の鳴き声も聞こえない、真っ青な空のみが迎えてくれた。 下山開始、しばらく山頂から続く広葉樹林100選を楽しむ、時々右の林奥に入り南アルプス・八ヶ岳の展望を楽しむ。 長い急坂(ここで一人のおじさんに出逢う)を下って登って前ノ岳、また下ってピークへ登って下って、中ノ岳へ登り。 また長い急坂を下って登って、送電線鉄塔の建つ展望台に戻る。 ここはゆっくりしたい、富士山に大きな雲、良く見ると雲は富士山から生れている、富士山自身が日笠を広げているかのように見える、山頂は純白の雪化粧。 緩やかに登って振り返ると御正体山が大きく見える、奥ノ岳+中ノ岳+小ピーク+前ノ岳と上下を繰り返したが、想像したよりは比較的短時間だった、やはり展望、特に富士山が美しく、短く感じたのだろう。 山頂のブナ林、前ノ岳のカラマツ、中ノ岳のササ道、奥ノ岳(鉄塔)の展望はこのコースの特徴である、都留市から登られる人が多いようだが、早い時間に富士山が望め、下山は一変する風景を楽しめるどで、このコースをお勧めする。 奥ノ岳道標を過ぎ、金峰山方向と丹沢方向の展望を確認し、石割山分岐からふたたび急降下、登りの時は富士山を見ながらであまりこれほど急とは感じなかったが、よくこんな急な道を登ったものだと感心。 一度小さな鞍部、ちょっと登ってまた急な坂を下って、大棚ノ頭分岐にくれば、ホテルの屋根が見える、大棚ノ頭から高指山へ登ったらしい車が二台止まっている、残りは私と前ノ岳であった人の車、計4台のみ、静かな登山でしたが御正体山はなかなか見所の多い山で良い思い出になった。 次回は、都留市細野(三輪神社)コースで登り、下山は山伏峠コースの奥ノ岳を経て、石割山から平野か大平山を経て湖北のコースも面白いようです。 山伏峠からトンネルを抜け、道志村に水源の森百選記念碑、山伏オートキャンプ・奥道志オートキャンプなどある、道志川に沿ってキャンプ場が多く夏は賑やかだろう、道の駅「どうし」に寄って見た、大きなボトルを持って道志の水源水「清流の水モニュメント」をくみに来た人の列、売店には特産品の漬物が多いようでした。 交通機関:土日祝日(2014/1/17現在) |
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