太刀岡山(標高1325b)鬼頬山(標高1516b)
黒富士(標高1635b)升形山(標高1650b)曲岳(標高1642b)
 
昇仙峡 甲府駅から清川経由 金桜神社・昇仙峡滝上行きに乗って、清川バス停で下車

 

日程  2007310日 (土)晴れ 

日程 2007年1月13 (土) 晴れ
曲岳・黒富士・太刀岡山・升形山・昇仙峡(金桜神社)

 


黒富士山頂から曲岳&八ケ岳連峰

JR常磐線天王台4:39=(常磐線)⇒5:16JR上野駅5:27=(山手線)⇒JR神田駅5:32=(中央本線)⇒JR国分寺駅6:20=(中央本線)⇒6:28JR立川駅6:43=(中央本線)⇒8:46JR甲府駅9:00=(山梨交通)⇒9:40清川バス停9:40―(0:15)―>太刀岡山登山口入口50b先に駐車場)9:50―(0:00)―>登山道入口9:50―(0:30)―>ロッククライミング10:20―(0:02)―>10:22鋏(はさみ)岩10:25―(0:10)―>二番目の岩10:35―(0:10)―>松の岩場・富士山展望10:45―(0:15)―>11:00太刀岡山山頂11:05―(0:05)―>北峰(太刀岡山より高い)11:10―(0:15)―>越道(こいど)峠・草鹿(草加)沢林道出合11:25―(0:30)―>鬼頰(おにかわ)山の頬(ほほ)岩展望ピーク11:55―(0:10)―>12:05長い綱場12:25―(0:05)―>ピーク12:30―(0:02)―>12:32鬼頬山山頂12:35―(0:15)―>ピーク12:50―(0:10)―>ピーク(笹原)13:05―()―>草原の展望・富士山展望13:15―(0:05)―>八丁峠13:20―(0:00)―>黒富士・曲岳・太刀岡山分岐13:20―(0:15)―>13:35黒富士山頂13:55―(0:15)―>黒富士・曲岳・太刀岡山分岐14:10―(0:00)―>升形(ますがた)山分岐14:10―(0:10)―>14:20枡形山山頂14:25―(0:03)―>升形山分岐14:28―(0:07)―>八丁峠14:35―(0:05)―>ピーク14:40―(0:10)―>ピーク14:50―(0:05)―>急斜面取付き点14:55―(0:15)―>15:05山頂手前の展望岩15:10―(0:00)―>15:10曲岳山頂15:15―(0:00)―>展望の岩15:15―(0:15)―>めまい岩15:30―(0:10)―>曲岳登山口・観音峠15:40―(0:30)―>ゲート16:10―(0:20)―>ビックボーンオートキャンプ場16:40―(0:10)―>太刀岡山登山口者用駐車場16:50―(0:00)―>太刀岡山登山口入口16:50―(0:10)―>17:00清川バス停17:15=(金桜神社・昇仙峡滝上まで乗って戻る)⇒19:00JR甲府駅19:43=(1:53)⇒21:06JR新宿駅⇒都心

 

新宿発7:00スーパーあずさ1号は8:28に甲府に着く、立川駅6:38発甲府行きに乗ると、20分後の8:46着、甲府駅前から清川バス停経由金桜神社・昇仙峡滝上行きの始発は9:00。もちろん便利さは特急には負けるが、新宿−甲府間の指定席特急券は1,810円、早起きして立川駅へ。

大月駅で曇り空、笹子と大日影トンネルを抜け甲斐大和駅に着くと青空である、そして、勝沼ぶどう郷駅からの南アルプスの展望は素晴らしい、乗客の1人として展望の悪い塩山駅で特急待ちをしないで、展望の良い駅で、停まって欲しいものである、事情はおありでしょうが。

甲府駅でバスを待つ、同じ電車で着いた男性(来週は羅漢寺山を25人案内する下見)、男性1人と女性2人(羅漢寺山登山)、他数名が乗込む、この路線は行政路線で乗客が少ないけど運行は続けられている、私達登山者にとっては獅子平羅漢寺山登山口、北側の羅漢寺山登山口、ロープウェイ駅、昇仙峡滝上(弥三郎岳経由)、金峰山からの昇仙峡の下山口金桜神社と利用でき価値有るバス路線。

バスの中から、南アルプスの展望を楽しみ、敷島へ入って行く、時々茅ヶ岳、曲岳も見えます。

清川バス停9:40着、羅漢寺山へ向かう人達とはここでお別れ、振向くと富士山が見えてくる道路を観音峠方向に歩く、9:50 宝勝寺だろうか、お店の前で前回訪れた時は始まったばかりの工事がだいぶ進んでいる、大きな道標の太刀岡山登山口入口、右折し沢を渡る、後は道なりに行けば民家の左横を入り、民家を巻いて、工事現場に出るが良く案内されている、現場の人「工事後は登山道入口が設けられる」とのこと。

いきなり急坂、山頂まで続く、太刀岡山登山者用駐車場辺りから見上げる鋏岩へ登るのだから仕方が無い、15分ほど登ると尾根らしくなってくるが細い木々が密集し、展望は無い。新緑や紅葉時期、特に紅葉が良さそう。時々木々の間に南アルプスが見え出し、上の方に人影、2人の若い男性がロッククライミング中。10:20


鋏岩から見下ろす

太刀岡山をピストンして、観音峠迄車で上がって曲岳・黒富士を往復すると言う男性に女性2人が下ってくる、どこかで再会を誓って別れる。

巨岩を左に巻き、チョット荒れた斜面を横切って登り切ると巨岩の裏に出る、山頂は右折。この岩が鋏岩で、岩に上がってみる、岩に挟まれるルートを越えると目の前に茅ヶ岳、右方向に曲岳が大きい、さらに左の石祠へて登ると南アルプスの大展望、眼下に駐車場が見える、足が震える恐さ。


鋏岩から茅ヶ岳

登山道戻って、10:25 ツツジに囲まれた狭い尾根道を登って行く、再び大きな岩(鋏岩に比べると小さいが)が現れる、二つの巨岩で構成され一個目から二個目に飛び移り上に立つと、甲斐駒ケ岳が正面に見える特等席だが狭くのんびりはできない。

さらに、上にも岩が有るが、ここは上がれない、10:45 自然が作り出した美しい松に囲まれた岩場に飛出る、登山道上だが広い岩が有って休憩に良い、ここで腰を降ろし休憩、ところが腰を上げ数b登ると綺麗な姿の富士山が見える、ここからの富士山は太刀岡山山頂からよりも右眼下に甲府盆地が大きく広がっていて光景としては上級である。


太刀岡山山頂から甲斐駒ケ岳

再び展望の無い、急坂登り、右斜面を登るようになると、松が多くなって南アルプスが見事、真っ直ぐ山頂に登るコースになって富士山の展望の良い太刀岡山山頂に到着。富士山方向に数b下りるとさらに展望は良く、南アルプスの大展望が広がる。

平見城方向に向かう、左に双耳の茅ヶ岳(茅ヶ岳と金ヶ岳)、曲岳が美しい、最初は下り、しばらく気持ちの良い尾根歩き、緩やかに登って11:10 北峰、太刀岡山より標高は高いが美林に囲まれ展望は木々の間から、ちょっと広い山頂は新緑・紅葉時季にはここノンビリしたいところです。

先を急ぐ、5分ほど水平でしたが越道(こいど)峠へ下り坂、松林に囲まれた草原風の広場に出る、茅ヶ岳、曲岳、鬼頬山が見え、続いて左に南アルプスの大展望。

平見城への登山道が登って来ている、直進するとガレ場で林道に一度下って行くと、ここが越道峠。一台の車が停まっている、林道を右(古い車の跡があるが)に行けば金桜神社、左は平見城入口。

11:25 登山道は「黒富士」の道標で尾根道に導かれ、しばらく左に林道が並行する、松林の登山道は刈入れも行われ快適、だんだん傾斜が増すと右の展望が広がり帯那山から脈々と北上する峰々が美しい。

鬼頬山に近づく、「おにかわやま」→「おにほほやま」、「ほほ」と呼べばイメージが良いのに、その顔、頬が見えてくる、読み方によって鬼、姫にもなる。

  登りがキツクなって、一個目の段  二個目の段 三個目の段 、、と数えながら高度を上げる、下りが少ないのが嬉しい、頬がだいぶ近くなってピーク、少し下って登ると、鬼の頬が良く見えるポイント、11:55 鬼頬山への鞍部。

 ここから本日最悪の「急登よじ登り」が始まる、植林のカラマツ林を登山道はほぼ真っ直ぐ登る、初めの内は最近登った沼津アルプスの急斜面を思い出す、ところが、ルートが不明、赤いリボンを探して登る、12:05 綱が現れる、アキレス腱を休めるところも無い急登の連続、沼津アルプスの急坂は忘れている。

それでも展望を確認して登る気持ちはある、見えてきました八ケ岳連峰です、茅ヶ岳と曲岳の稜線の谷間に見える、雪化粧は綺麗ですが、今年は化粧が薄い、来年は厚化粧(女性の厚化粧はどうも)の姿を見たいものですね!

ここで綱から離れ、滑り落ちないように木の根元で休憩。

綱に頼って登り切ると平坦な尾根歩き、まもなくピークで鬼頬山の山頂、長い山頂、一段と太いブナに囲まれ美林の峰である、さらに数分緩やかに登ると鬼頬山山頂である。手前の峰は鬼の肩でした。

山頂の風格、展望は木々の間ですが素晴らしい、美林を楽しんだら今度は急降下です。この斜面には綱はなく、積雪時は危ないところです、木々の枝を頼って下ります。

12:40 黒富士が右に大きく見えだし、急降下が終わって今度は緑の笹原の尾根道、回りの樹林がより美しく感じます、また一段目、二段目と登り、左の方向に太刀岡山が見え、北峰との双耳で美しい。

大きなピークで黒富士が真横に見えてくる、誰にも会わず静かだ。

そして八丁峠へと急登、小さなピーク、笹に覆われ、一度その笹原を下って緩やかに登って行くと再び八ケ岳が見え、尾根道が大きく左に曲がって笹原が終わるとカラマツ林、緩い登りが続き、急に思わぬ明るいカヤト風の草原に飛出る。

太刀岡山から飢えていた展望が得られる、13:15 南アルプスの大展望、そして八丁峠への最後の登り斜面は広く、鬼頬山と黒富士に間が大きく開き、その向こうに大きな富士山が見えます、素晴らしい。

13:20 富士山を振向きながら八丁峰、薄暗い峰、大きく右折すると、直ぐに曲岳と黒富士分岐、黒富士へ向かって右折し下ると、すぐ八丁峠を巻いてきた曲岳からのコースと黒富士へのコースが合流、ここも右折する。

緩やかに下って、湿原風の所から緩やかに登る、この辺り薄暗いほど雑木林が密集、カラマツも多い、傾斜がキツクなってカラマツが無くなると黒富士山頂への最後の急登になる。

岩場をよじ登ると、金峰山から大弛峠を経て国師岳・北奥千丈岳への美しい稜線、ゴツゴツ峰の瑞牆山、もちろん五丈岩もクッキリ、八ケ岳連峰、南アルプスは屏風のようです。山頂は5,6b先です、黒富士山頂からは見事な富士山、今日は見えているのですが春霞みでクッキリとは見えず残念です。

これから向かう曲岳、その奥に茅ヶ岳、360度の展望と教えてもらった升形山も確認。

太刀岡山の登りで出会った3人の方々も到着、彼らは結局ゲート(4月末まで開かない)前に車を停め最悪の判断になったようです。曲岳・黒富士周辺で登山を楽しむなら黒頬山をパスしないで経由したい所です、太刀岡山から鬼頬山・八丁峠間で時々現れる展望ポイント、ブナの美林は忘れられなく印象深いものです。


黒富士から金峰山

黒富士山頂から最初の大きな岩場からの展望を楽しみながら昼食。ここからの金峰山は綺麗で、南アルプスは屏風、八ケ岳連峰も負けてはいません、強い風が出てきました、空模様もすっかり冬に戻ったようです。

岩場を慎重に下って、八丁峰(鬼頬山方面)分岐を曲岳へ、八丁峰を巻き終わった所に升形山登山口、升形山方向に1歩踏み込み振向くと黒富士の右に大きな富士山が見えます。

5,6分で升形山山頂、ここを教えてくれた方は女性、最後の岩登りは簡単だったのかな、立てば想像以上の360度大パノラマ、数人で満席。14:20

今日登った全ての峰で最高の展望です、ただ今日は太刀岡山から登ったので時間的にも遅く、展望は南アルプスや八ケ岳連峰は雲の中、富士山は霞んでしまい、見えるのは270度でした。次回はここを目標に工程設定して登りたいものです。

登山道に戻って八丁峠へ、八丁峰巻道だけに積雪、でもアイゼン無しで大丈夫です、八丁峠は薄暗く、四差路で平見城・観音峠そして曲岳・黒富士へ分岐しています。曲岳に向かって緩やかに登って、笹原に出て、今度は美しい笹原の道をジグザグに登り、木々の間から金峰山が見えるだけの深い樹林帯の尾根道を進み、右の斜面に移って、直ぐに曲岳山頂への急登が始まります。次々と木の根を見つけて登る、ポット開け空が広がって岩場の展望だが現れる、岩の上に立つと富士山が大きい、この展望を見てしまうとまたここに立ちたいと思う、振り返り山頂に上がる、曲岳山頂は必要以上の道標が立つが展望は金峰山方向は良いが全て木々の間からになっている、腰を降ろして休むにはよい岩が並んでいる。


曲岳から黒富士を望む

観音峠に下る、観音峠まで車が入れない、今日(1210日から427日間通行止め)は、太刀岡山登山口に車を置き、曲岳山頂から八丁峠に引返し、平見城へ下っても良い、曲岳リベンジの私は観音峠に急降下。

急斜面は木の根と枝が頼り、直ぐに展望の岩、巻く道が右に下り直ぐに岩を綱でよじ登る、越えると綱・鎖で下る、林道が右下に見えて直ぐかなと思うと、次の岩場に登る。

ここが「めまい岩」ですが、八ケ岳や南アルプスは雲の中、危険を犯して岩に上がる必要はあるまい、15:30 ここは右の巻道を選択、ところがこの巻道が危険、巻いてから振り返ると、この岩は上に立つだけで越えるルートは無い事が解る。

直ぐ下に林道が見えるが、安心は出来ない、15:40 無事林道に降立つ、北風が吹き付ける観音峠、前回積雪で不明だった登山道周辺にはまとまった駐車場は無いが空きスペースが5,6台ほどある。

清川バス停最終便は18:2014:20発は論外)、17:15発の昇仙峡滝上行きが有る。この時間ですと17:00頃清川には余裕で着く全く急ぐ必要は無い。

ノンビリ林道歩き、茅ヶ岳登山口、そこから少し下った富士山展望地点、ぼんやりと大きな富士山、どんどん下ると観音峠から約30分にゲート420日まで閉鎖されている、相模bフ車が一台停まっている。

大きな水道施設、ここで巨岩の下に岩祠、その手前に鳥居が立って綺麗な沢が流れている、16:15

平見城を過ぎ、ビックホーンキャンプ場で橋を渡る、太刀岡山登山口の駐車場は近い、登山口は直ぐだ。


神秘的な富士山

太刀岡山登山口を過ぎ、沢が右になった所で富士山の九合目以上が雲の中に現れる、神秘的です。

17:00計算したように清川バス停に着く、どんどん日が暮れる、バスは定刻、運転手さんに「終点に行けば甲府に向かうバスは? 金桜神社で飯屋は?、、、」と聞くが「どうせ、このバスはここに戻るから乗ってよ」とご返事、乗客は金桜神社の先で降りるおばさんだけ、バスに飛び乗る、暖冬とは言え、今日はまだまだ寒い、この上ない最高のサービスでした。

17:40頃昇仙峡滝上、折り返す時刻は18:00、昇仙峡で熊が出た話、水晶を拾った話、この辺りと南アルプスの水質、、等話題は尽きない、定刻発、清川バス停に立寄る、無人バス停が続く、敷島町に入るとお酒をのみに向かう人が乗ってくる、飲んだ帰り飲酒運転はしない、「今時 飲酒運転するような人はいないよ!」、市街に入ると乗客が二人、甲府駅。

JR甲府発19:44大月行き・大月駅乗換えで新宿駅22:1719:42発新宿行きスパーあずさ34号だと21:06、特急に飛び乗る、甲府駅を出ると八王子駅で次は新宿駅終点。

HP:わたしの天気予報