栗駒山 (標高1627b)   紅葉狩登山

表掛(御沢)コースを登り、下山は中央コースで、いわかがみ平

 

日程 20031011日 (土)快晴  紅葉狩り登山

2015/7/9-12 栗駒山&虎毛門


稜線が見えてくる 紅葉真っ盛り

コース

つくば市23:00=(国道408249号)⇒矢板IC=(東北自動車道)⇒若柳金城IC=(国道4号:)⇒金城=(中田栗駒線4)⇒栗駒町=(国道457号)⇒桑畑=(県道42)⇒5:40栗駒オートキャンプ場:表掛コース入口駐車場6:00−(1:10)→7:45御沢入口−(1:30)→大日沢出合10:05−(0:50)→御室下お花畑10:30−(0:30)→御室11:45−(0:40)→須川分岐12:35−(0:15)→天狗岩12:40−(0:05)→13:15栗駒山山頂13:50−(1:10)→15:10いわかがみ平15:30=(バス:10)⇒表掛コース入口駐車場

栗駒山へ登山コースは:須川温泉から2コース、湯浜温泉から、いわかがみ平から2コース、そして裏掛と表掛コースと幾つもある。私たちは表掛コースを登って中央コースを下山にコースを選び紅葉狩りを楽しみました、東北の紅葉狩りは現地の人から例年:10/10頃と聞いている、まさに!言うことなしの一日でした。

 
大駐車場は無料だ!

早朝、日の出前に表掛・御沢コース登山口入口の大駐車場に到着、若柳金城ICから約35`だ、若柳金城ICから一度国道4号に出て、古川方向にちょっと向って栗駒山の標識ですぐに右折、後は案内に従って国道457号、県道4と走る、林道手前に行者滝が右側にあって、数台の車が停まっていた、そのまま、いわかがみ平に向う、まもなく大きな駐車場があって、大きな案内図のある、ここが表掛・御沢コース登山口入口の大駐車場。

 
表掛・御沢コース登山口入口

準備をしていると一台の車が到着、彼らは既に登山姿で、登山道の様子を聞く間もなく、アットいう間に登山口に消えて行く、駐車場も色付き紅葉が美しいが、登山道の入口は草原風のヤブ道だがすぐ、美林のブナ林になって、山の斜面に水平な登山道(トラバース)がつけられ、道はちょっとぬかるみが有るが、木々は色付き、楽しい紅葉狩になる、大きなブナが美しい色に染まった葉を見せてくれる、新緑も美しいところだ。

 
左:デロコ沢                  右:美林のブナ

少し下って沢に出る、岩の多い沢を渡る、さらにブナ林が美しくなってデロコ沢という標識の沢を渡る、ここで朝食、落葉が腐葉土になって独特の臭いがただよう。大きなブナの木が目立つ、美しいブナ林、真っ盛りの紅葉、美しすぎる!そんな紅葉狩りを楽しみながら、なだらかに登ってゆく。

 
左:ムシカリ(虫狩)スイカズラ科 別名:オオカメノキ                                右:東北の紅葉は美しい!

時々谷の反対側の山肌や稜線が見える、紅葉で美しく燃えている。

 
御沢出合

急に下って、温泉の臭いのする御沢に出る、大小の岩がゴロゴロし、ここの紅葉はまた一段と美しい、一人の男性が追いつくる、彼は数回栗駒山を登っているがこのコースから登って裏掛コースを下るという、一番好きなコースという。「きっと稜線に出ると大勢の登山者がいいますよ!」、御沢を登る人は稀で静かな登山ができるという。

確かに彼は5人目の人でした、さらに地元のご夫婦が登って来る、奥様は飛石歩きが得意で、旦那さんを上手くリードしている、周りは美しい紅葉に囲まれているが足元は飛石八里と呼ばれ、飛び石伝いに登るコースで時間が掛かる、時には両手を使ってよじ登るところもある、良く探すと必ず矢印があって行く手を読んで進むことが出来るが、沢が少し狭くなり、その矢印も見当たらない、先行したご夫婦も見えなく、途中の斜面を登った? でもこんな時は上に向かった方が良いから先に進む、

 

大きな岩を越え、大きくカーブすると「山頂」という標識が再び見つかってホットする、

二つの沢の分岐:大日沢ノ出合に着く、裏掛コースを下る彼が「途中綱が張ってある、、」と言っていた箇所だ、積雪時はこの縄を越える方向に登るのだそうです。

 

左の沢へ、

 

そろそろ稜線に取り付くのかと思っていたが、さらに傾斜がきつくなって、崩れたような沢をよじ登る、小さな滝に着く、ハシゴ滝だ、これといって美しい滝ではないが、こんな標高の高いところので、水量も多く驚く、左側に長いロープがぶら下がっている、滝を巻いて登る、岩登りには慣れている家内、難なく登って来る。

 

ハシゴ滝を過ぎると、展望は一変、紅葉にそまった東栗駒山方面が大きく見える、美しい。

滝の上は沢がせせらぎになって平坦、潅木の合間から栗駒山が見える、足元は源流の雰囲気があって、ミズバショウが大きな葉を黄色く染めている、前方には黒い岩壁帯が奇妙な風景を見せる、稜線が青空に広がって早くあそこに着きたい!

 

沢を渡って、緩やかに潅木帯を進み、右側がまた大きく開け、左が沢の右斜面を行く、周りが秋というのにここは真夏の温度、アザミが沢山咲いている。

登山道がガケ崩れで崩壊し、足跡だけが便りの斜面を登る、この辺りの紅葉は一番色が華やかだ、大きなナナカマドが美しい、ちょっと平らになって、またロープの斜面を登る、一気に高度を稼げると言う家内、上で人の声、5,6人グループが宴会中。ここが御室下の大雪渓とのこと、もちろん今日は雪は無い、はっきりした登山道が無い。

 
左:ヒナザクラ            右:紅葉真っ盛り

清水が流れ落ちる、お花畑を登る、足元にはヒナザクラ、イワイチョウ、ダイモンジソウと秋本番というのに夏の可憐な花に出会い感動する。


ツリガネニンジン(釣鐘人参)はキキョウ科

お花畑を登り切ると御室、駒形根神社の奥ノ院の小さな祠がある、祠の前の水が美味しい!

 
ナナカマド

湯浜コースが祠で合流、大きな岩の下の斜面をなだらかに、栗駒山頂上を目指し登って行く、暑い、日影の岩陰を見つけ、昼食とする、山頂には人影が大勢見えここなら静かだ。斜面の道が稜線に直接登る道になって、ハイマツ帯、松波八里と言われる潅木帯になる、ナナカマドが真っ赤な実を付けている、大地森コースが合流、ここからは、辛い急な坂は無い、須川温泉からの合流点を経て天狗岩に着く。

 
左:月山方面                   右:大展望

虚空蔵山の右奥に鳥海山、左奥に月山が美しい姿を見せてくれる、大展望広がっている、木の階段と木道を経て、栗駒山山頂へ、山頂には大きな標識が建っている。

 
山頂から、、、、

焼石岳の向こうに岩手山が頭だけ見せている、その左が秋田駒ケ岳だろうか、そして岩手山のちょっと右に姫神山、さらに右、早池峰山が美しい。その右に五葉山(標高1351b)も雲海に浮かぶ。月山の左には朝日連峰、その手前が船形山でその奥が蔵王だそうだ。岩木山も見えるというので探した、確かに鳥海山から右側を探すと高い山が見えている。鳥海山の手前には高松山、虎毛山と並んで見える。

 
中央コースから

下山は中央コース、木の階段が歩き難い、多くのハイカーが登って来る、家族連れも多い、小さなピークを越え、コンクリートの荒れた山道を歩くようになる、この道は歩き難い、いわかがみ平3時半発のバス(一日2便)に間に合う、満席、御沢で合ったご夫婦が乗っており笑顔で迎えてくれる、彼らは東栗駒コースを下ったという。バスは一人200円、栗駒オートキャンプ場:表掛コース入口駐車場にはバス停は無いが快く停めてくれる。

 

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