早春の一輪 ユキワリソウ

角田山(標高:482b) 【早春の花】

2004320 () 晴れのち曇り

2004320 () 快晴

海と山の景色

自動的に生成された説明

2コースの出発地点のある角田岬

白い花が咲いている

自動的に生成された説明 屋外, 水, 自然, 山 が含まれている画像

自動的に生成された説明

左:上越国境はまだ真っ白の山々、ここ角田山花々に飾られている

右:越後の明峰 小出の魚野川に架かる橋の上からの展望

 

今日は新潟市で今年一番の快晴、可憐な雪割草を観賞に角田山(標482高b)へ、前回2004/3/20は国上山(くがみやま)、弥彦山と角田山を巡りましたが、今回は絞って角田山のみです!

 

コース

 

つくば市21:40=(国道294号)下館=(国道50号)前橋=(国道17号)関越自動車道渋川IC=(関越・北陸自動車道)三条燕IC(巻潟東ICの方が近い)=(国道286116号)旗屋・JR越後線そね駅=(県道463:30角田浜駐車場(トイレの有る)5:30―(0:05)→桜尾根登山口5:35―(0:15)→左から登山道合流6:50―(0:05)→短い杉林6:55―(0:15)→主尾根に出る7:10―(0:15)→登山道コース分岐(灯台・浦浜・五ヶ峠・桜尾根)7:25―(0:05)→7:30角田山山頂7:45―(0:01)→登山道コース分岐7:46―(0:14)→小さい広場のピーク8:00―(0:01)→三望小屋8:01―(0:01)→登山道コース分岐(浦浜・五ヶ峠・灯台)8:02―(0:03)→浦浜コース分岐8:05―(0:25)→中間点の展望台8:30―(0:25)→吊尾根鞍部・登山道分岐8:55―(0:25)→角田岬灯台9:20―(0:05)→角田浜9:25―(0:20)→9:45角田浜駐車場

 

早朝角田浜に着き、夜明けまで仮眠、ドタン・バッタンに大きな話し声が加わって起こされる、まだ5時前真っ暗、これから三山「角田山・弥彦山・国上山(くがみやま)縦走の10人程の人達、「登山口を教えてください」と聞くと、「ここも・あそこも、、」と幾つもコースを紹介してくれる、彼らは桜尾根コースを登るというので、登山口まで同行して教えてもらう。5時登山道を出発して行く彼らは17時に国上山の登山口に下山する予定と言う。

角田浜駐車場は広大で彼らもトイレの脇に集合場所を決めたと言う、そこに戻って準備。

彼らが去った後は誰一人現れない、一度国道402号に出て弥彦山方向(角田岬灯台方向)に進むと角田岬登山口前バス停「巻駅前発の便で、五ヶ峠と浦浜登山口を経て、ここには 9:40,10:55,13:00,15:05到着し、稲島登山口を経由して巻駅前に戻る」がある、そのバス停で道路の左側に移り弥彦山方向少し進むと、5,6台の駐車場空間が現れる、その駐車場の奥に桜尾根登山口が有るが、道標など無い 5:35

 

角田岬灯台を眺めながら登り出すと、大きな木が倒れ、荒れた登山道で急坂です。斜面の雑木林の床に雪割草が現れないか探しながら登れば5,6分で綺麗な花が次々と目の前に現れる

 

屋外, 草, 工場, 花 が含まれている画像

自動的に生成された説明

桜尾根 次々と顔を見せる花々

 

桜尾根と呼ばれるだけに桜の木も多いが雪割草の時期は桜はまだ冬眠中。登山道は凍結しており歩き易い、前回は遅い時間で融けどろどろぬかった泥道、今日は山頂から下山まで泥つかず。

 

普通、何処でも見られる雑木林の中に妖精の様に咲き誇る雪割草は魅力タップリです。タップリ時間を掛け鑑賞、地元の男性は花を横目に、元気な声を掛け追い抜いて行く。

 

花が咲いている

自動的に生成された説明

魅力タップリの可憐な雪割草

 

ようやく尾根の傾斜が緩み背の高い笹に覆われる、登山道が二分、右に入ってみると日本海の展望が美しい、分岐に戻って左へ少し下る、鞍部から緩やかに登り返して行く、心地よい尾根道が続く、左右が切れ落ちた吊尾根になって右の斜面にカタクリが一面広がっている、開花は数日後のようです、それでも数輪足元を飾ってくれる。

 

軽快に地元の男性が追い越して行く10時を過ぎれば近所のおばさん達で登山道は歩けないほど混む、、、次の土曜日辺りカタクリが満開」と教えてくれる。

 

森の中にいる

自動的に生成された説明

低山とはいえ、美林が続きます

 

ここから傾斜は大きくなって、木の根の階段が長く続く、左から登山道が合流する。数分でカタクリ大群落斜面の上部に出る、上からの鑑賞も良いだろう、続いて杉林を抜ける、再び急坂、登山口から山頂の中間点とのこと。

杉林を抜け、斜面に雪割草が現れ、辛い急登も平気になる、ここも木の根の階段、最初に出会った男性が「良い写真を写せましたか」と言いながら下ってくる。

再び尾根道は平坦になって一息つき、今度は一段と美しくなった美林帯を行く、7:10。左方向に新潟平野が見え、主稜線に出たようだ。日本海には船ひとつ浮かんでおらず静か、水平線が地球の丸を証明している。それにしても雪割草が背の高い笹の根元に咲く光景は見どころタップリでした

主稜線の吊尾根を行くと、登山道分岐に到着。右下から灯台・浦浜・五ヶ峠コースが一本で合流して登って来る。「山頂は直ぐですよ」と二人目の男性が身軽に下って行く。

ここから木道が山頂直下まで平坦に続き、木道が雪に埋まっている箇所も有るが特に問題は無い、前回はスッポリ雪に覆われていたところだ。広い角田山山頂に到着。

山頂は日本海が大きく広がっている、素晴らしい 7:30

 

屋外, 記号, 雪, 草 が含まれている画像

自動的に生成された説明

角田山 登山道は花々だが、山頂は積雪

 

山頂の道標には「稲島・五ヶ峠・浦浜・灯台・湯之腰・五りん石・福井ほたるの里」のコースが示されている(何故か桜尾根コースは掲示されていない?)。

稲島コースを登って来たと言う、ご婦人に「下山はどのコースがお薦めですか」と訪ねると、「灯台コースが良い」と教えてくれる。

彼女は時々一人稲島コースを約30分で登ると言う「お花の見られるコースは日本海側のコースで、西日が沢山当るから、そして関東からバスで大勢やって来て賑わうのも日本海側のコースです」とのこと。

下山開始 7:45 毎週山頂を訪れる男性「灯台コースは初心者だと時間が掛かるけど(岩場が多いからだろう)、一番展望が良く楽しめます、だけど花は桜尾根に比べると少ないですよ」と親切に案内をしてくれる。

桜尾根コースの分岐に戻って、五ヶ峠・浦浜・灯台コースに向う、美林の中を左に下って行く、木道が切れる、深い樹林帯をしばらく進むと登りになって三望平園地に飛出る、展望はあるが木々に囲まれている、昼頃の時間になると弁当を広げる登山者で賑わう所だ。

五ヶ峠・浦浜・灯台へ下って行く三望小屋が登山道の下に建っているが使われてはいないようだ、T字路の五ヶ峠・浦浜コースと灯台コースの分岐 8:02、右へ90度折れ、灯台コースへ入る、緩やかに下って、緩やかに登り返す、浦浜コースの分岐をここでも左に見送る。

急に目の前に木の階段が現れる、足元に数は少ないがカタクリが現れる、ショウジョウバカマが大きな蕾みを膨らませている、大木の桜が多くその本数は桜尾根より多いようだ、明るい登山道は美林に囲まれとても気分が良い、急な階段が多いがプロムナードが続く。

 

屋外, 草, 立つ, フィールド が含まれている画像

自動的に生成された説明

カタクリ群生地 見頃は2週間後とのこと

 

日本海が大きく見えるようになってカタクリ、雪割草も現れ実に好ましい登山道が続く。

 

森の中の花

自動的に生成された説明

一輪!

 

日差しをたっぷり浴びて美しい雪割草が続き、灯台が見える展望台に到着、ここで一息。

ここから急な階段が続き、灯台から登って来る5,6「直ぐ下にカタクリが綺麗に咲いていますよ、今タップリ楽しんで来たところ」と言う、「この先沢山雪割草が咲いていますよ」と返答。

小さな鞍部に降り、登り返すとそのカタクリの群落を鑑賞しながら登り返す。ここでカタクリを楽しみピークに到着。日本海、佐渡の展望が素晴らしい。

登って来る人が多くなってくる、雪割草が多い斜面で「きれいですね」「可愛いですね」、とお互いに連呼する所だ、露岩も多く木を頼って急降下して行く、雪割草が多い所。

急な斜面に沢山咲き誇る突然、大きな露岩地帯に出る、前方に鋸状の吊尾根に登山道が続いているのを一望、鞍部に下ると良く踏まれた登山道がツバキの多い林の中を下っている(直接駐車場に下る短路だろう)、これを見送って鋸状の吊尾根に取付く

吊尾根には鎖が張ってあり、足元に気をつければ、危険は無い。

最初のピークから角田山を振り返ると、荒々しい鋸尾根が一望、周辺にツバキ(ユキツバキでは無いらしい)が多く咲くがカタクリや雪割草はここには無い、一つピークを越えるとまた下って次のピークへ登り返す、この繰り返しを数回、やっと灯台が眼下に見え、最後の展望台に着く。

あれが「佐渡の金北山(きんぽくさん)ですよ」と教えてくれる、どんどん灯台コースを登って来る人が増えてきた。「あれが潮の道、潮の変化で境目にできるのですよ」とのこと。

 

草が生えている木

自動的に生成された説明

大木のツバキ

 

灯台に向って急降下、美しい角田岬灯台に到着、角田浜の海岸線が印象的な美しさで新潟市中心へと続いている。

 

ここから前方右に階段があって海に向って下る、目が回りそうな階段を下りると、海沿いの岩場に下り立ち、海抜ゼロに立つ。

 

砂浜を横切って、駐車場へ、50台以上の車、広大な海岸の駐車場はそれでもガラガラ。

 

巻町の即売会場に立寄る、「こしひかりの五目弁当(250円)」はお薦め。

 

灯台コースは海抜ゼロbから灯台に上がって吊尾根を経て、日本海と佐渡の大展望を楽しみ、角田山に登るコース。実に豪快で魅力タップリ、しかも中腹にはカタクリと雪割草の群落に会え、素晴らしいコースでした。

 

つくば市から関越自動車道渋川ICまで148`、六日町ICまで232`、三条燕ICまで266`、巻町まで335`でした。上越国境を越えるには約150`走ることになります、近いと思うか、遠いと思うかはどれだけ楽しめたかどうかで決まる、今日は楽しいドライブでした。

 

国道402号で柏崎に向う、良寛記念館近くに弥彦山が良く見える場所がある、雪化粧では無い、標高638b。一方観音岬で雪山が見える、なんと米山は雪化粧、標高993b。米山は刈羽三山(米山、刈羽黒姫山、八石山)の主峰。雪が少なければ登って帰ろうと予定していたけれど、角田山とはまったく違った環境である、日本海の三角錐の綺麗な山が米山、この米山のさらに奥に焼山・火打山、妙高山が雄大で素晴らしい。

 

刈羽から国道8号に入り、大積トンネルを抜けると道路には雪が無いが雪壁に囲まれた道になって国道404号の七日町で小千谷へ、国道17号を走ると越後三山が見事だ、特に小出の魚野川に架かる橋の上からの展望は素晴らしい。魚沼市の六日町ではカタクリが咲き誇る坂戸山、紅葉の綺麗な金城山、その奥に美しい巻機山。

 

湯沢のスキー場を右に見て、ガラガラの三国街道(国道17号)に入る、谷川連峰の展望は関越自動車道の方が良い、真っ白い谷川連峰の峰が見えるが万太郎山か仙ノ倉山だろう、三国峠を越えると、稲包山が左に見え、赤谷湖手前で振向くと真っ白のピークが見えこれは仙ノ倉山だろう。

 

 峠を下り終わると、右に子持山と大黒岩が見え、小野子山が並んでいる、左に大きな赤城山が夕日に焼け綺麗だ、子持山に続いて右に榛名山、榛名山の右端のピークに夕日が落ちる。関東に入った!

 

HP:わたしの天気予報