東谷田川を遡る 牛久沼から科学万博記念公園散歩 |
日程:2012年2月27日(月)晴れ
科学の門
1985年に開催された「国際科学技術博覧会(EXPO'85)」跡地
昨日26日は【高崎の森を歩こう 【つくば歩いて見る会】第107回】がつくば市高崎自然の森を中心に行われ、地元の私も参加、今朝27日は朝から太陽微笑んでいる、天気予報では29日夜明けから関東地方は雪、という訳で、自宅を10時過ぎに歩きだし、高崎自然の森を経由し、おぐろくの森へ入って行く。地図で確認すると科学万博記念公園の手前で二分、左に分かれる川は、筑波北部公園辺りまで続くが、散策路としては、牛久沼から科学万博記念公園の間が面白い所です。
コース
つくば市城山10:20―(0:30)→おぐろくの森入口10:50―(0:20)→六斗の森11:10―(0:02)→六斗の森東谷田川川出口11:12―(0:08)→送電線鉄塔11:20―(0:15)→ぼううち橋11:35―(0:15)→筑波茎崎霊園11:50―(0:08)→こうなん橋11:58―(0:05)→なるみ橋12:03―(0:08)→はなり橋12:11―(0:09)→てんてつ橋12:20―(0:07)→榒手橋12:27―(0:02)→じんや橋12:29―(0:03)→谷田川橋12:32―(0:08)→ふくだ橋12:40―(0:04)→小白硲橋12:44―(0:21)→流れ分岐:右は蓮沼川13:05―(0:02)→講和橋13:07―(0:04)→柵・沢分岐13:11―(0:04)→科学万博記念公園0.5`・万博記念公園1.1`地点13:15―(0:10)→科学万博記念公園池湖畔13:25―(0:15)→科学の門・つくバス科学万博記念公園バス停13:50―(0:11)→科学万博記念公園0.5`・万博記念公園1.1`地点14:01―(0:05)→科学万博記念公園0.8`・万博記念公園0.8`地点14:06―(0:06)→科学万博記念公園1.3`地点14:12―(0:05)→14:17万博記念公園駅0.8`14:59=(つくバス
自由ヶ丘シャトル)⇒みどりの駅15:12・谷田部窓口センター15:17・茎崎運動公園15:36・茎崎窓口センター15:40―(0:15)―>15:55つくば市城山
徒歩:27,343歩 約16.4`
自宅前の杉林 シロダモ
自宅から高崎自然の森までは、シロダモ、アオイ、シラカシ、シュロ、ヤツデ等の他にクヌギ、クリ、ウワミズザクラ、ヤマザクラ、イタヤカエデ等、さらに高崎の民家では庭先に、珍しい木々が植えこまれており、四季を通し楽しめます。
左:自宅前の杉林 シラカシ(白樫) 右:おぐろくの森入口
高崎自然の森を抜け、田んぼを横切る、天候は晴れだが、冷たい風が吹き付ける、おぐろくの森ウォーキングロードに入ると、木々が防風になってくれ有りがたい。
左:フッキソウ (富貴草)と言い切っていいかな? 右:フッキソウ 2011/12/20 筑波実験植物園にて
おぐろくの森ウォーキングロードは昨年秋に解放されたばかり、高崎自然の森と六斗の森を結んでおり、稲荷川と東谷田川を結んでおり散策路が広がって嬉しい、時々ランニング姿の人、ご夫婦で散歩を楽しむ方と出合ます、解放にあったって切られた木々も多いだろうが深山・里山の緑化にはどんどん進めて欲しいものです。
大木のケヤキの床にフッキソウが群生、ムラサキシキブ、モミジ、クリ、クヌギ、ヤマザクラ、ウワミズザクラ等
ゴンズイ(権萃)
ゴンズイだろうか?春が進めば判定できるかな?新芽がだいぶ膨らんできた、まもなくつくば市指定管理者
中泉建設に着き、道路を横切って茎崎こもれび六斗の森に入ります、昨日は近くの幼稚園の行事があって賑やかでしたが、今日は平日、人の気配は有りません、森を突き抜け、東谷田川川に下ると、東屋と小さな池(沼)がある。
田んぼが広がる 森の奥が森の里団地
東谷田川の岸に近づかず、舗装道で東谷田川を遡る、右の斜面に石段、ここを登って見るが送電線鉄塔の保線用の道で、鉄塔に下に出るだけ、引き続き遡る、九万坪(愛宕神社)へ登る道が分岐、ここを左折し東谷田川岸の道を選択。
東谷田川 堤防道
散策には楽しい道、桜ヶ丘と房内を結ぶ、ぼううち橋に着く、真っすぐ進むと、春の花:タンポポを見つける、冷たい強風が吹き付ける、桜ヶ丘から散歩に出てこられた二人の他人影は無い、小鳥すら見えない。
冷たい強風の通過をロゼット状で待っている
冷たい風を避け、筑波茎崎霊園方向に曲がって、広大な田んぼが広がって、ようやく筑波茎崎霊園の看板の前に着く、数人の散歩の方に出合いますが、この先のつくば牡丹園と筑波茎崎霊園の回りを散歩しているようです。
左:つくば牡丹園の森 右:こうなん橋から若栗方向
つくば牡丹園から再び東谷田川岸へ、こうなん橋、この道は若栗からTxみどりの駅に向うには便利になった道です。
進行方向に、常磐高速道路谷田部ICが見えている、まだまだ遠い!なるみ橋に着くと常磐高速道路谷田部ICは直ぐ。しかし吹き付ける風は強いしその上冷たい、金峰山の山頂で真冬に吹き付けられた冷たさに比べたらまだ温かいと思いながら進む。
常磐高速道路谷田部インターのループ橋
学園都市も、常磐高速道路谷田部IC、科学万博等がここに建設される前の光景はどうだったのかと?
広大な林が広がっていたのだろう、改めて科学万博が開かれた意義を感じる場所です。常磐高速道路施設の下付近には釣り人の足場が組まれている。有りがたいことにこの施設が風を防いでくれるようです。
東谷田川の流れ
牛久沼に近い森の里近くから東谷田川の川幅は狭くはなるが、水量は満ち、強い風が吹くと波打つこの風景はどちらかと言うと好きな方です、枯草に青々とした水面の広がりは春本番には草の匂いと水温が上がると廃棄物の匂いが立ち込める、そんな季節には散策に向くのだろうか?
それにしても稲荷川の土手には木々が結構あるのに、ここは科学万博記念公園に着くまで見当たらない。
はなり橋
はなり橋、佐川急便つくば店・羽成公園(羽成観音)が右に、左には常磐高速道路谷田部ICを見て進むと、真新しい橋てんてつ橋、谷田部の街が近くなる。この寒さなのに対岸には愛犬と散歩をしている女の人、完全防寒である!
左:ジョギングコースの看板が有る 右:じんや橋
ジョギングコースの看板が現れ、足元は舗装道、榒手橋を過ぎ、アーチ形のじんや橋。
この辺りが谷田部の中心街、東谷田川で一番賑やかで、この橋が一番芸術的であるが、ちょっと場違いの気もするが、谷田部総合運動公園、谷田部野球場にはイチョウ・サクラ並木があって、綺麗な公園になっている、若者がランニング中、ジョギングコースを楽しんでいるのかな?
ここで行き先を中断すると、谷田部窓口センターバス停でつくバスに乗って戻ることもできるけど、これでは自分自身に怠け癖が付いてしまうだろう、私の知人にあと少し頑張れば山頂なのに「登山は山頂に登るだけが目的ではない」と言って、手前で下ってしまう人がいる、その人は最後の詰めで諦める、これって癖になっている、人間5分歩けばかなり登れるものです、今日のコースでは半分以上歩いている、科学万博記念公園の良いイメージばかりを思いながら先に進む。
谷田部と言えば私が今の地に住み始めた頃は日用品の買物はここの大手スパーに買いにきたものです。子供達は夏はここの市民プールに自転車で良く通ったものである、そのプールが有った谷田川橋「東日本大震災で長い間通行止めだった」を過ぎ、橋の名札が無い橋を過ぎると再び田んぼばかりになり、一段と冷たい風が吹き付ける、この辺りタンポポも見えず、タンポポも生えないところかも知れない!
名札のない橋
谷田部を過ぎ、ようやく筑波山が見えてきた、ここまで見えなかったが不思議なくらい大きく雄大に見える、、、双耳の筑波山は科学万博を訪れた人が眺め感動しただろうか?
子供達は何度も入場、その都度入口まで送ったことを思い出すが筑波山を眺めた記憶は無い。きっと展示会場の長蛇の列を思い出すがこの風景をしみじみ思う人は少ないかも知れない。
左:筑波山が見える 右:万博記念駅周辺のビル群
右に鹿島神社、左に春日神社のふくだ橋、続いて小白硲橋を過ぎると、川幅もだいぶ細くなるが水の流れは綺麗です、足元はイネ科の枯草でいっぱいだ。
東谷田川はここで二分する、ここは右折以外に進めない。足元は草が伸び放題ですが、散策にはまったく問題は無い。右が平で川の反対側は諏訪・万博記念公園駅の所です。
左:右に別れた川 蓮沼川 右:水位流量観測所
蓮沼川に水位流量観測所が置かれていた、意外と水が綺麗で、水量もかなりある、気を入れて探せば小魚も探せるかも!
水位流量観測所を過ぎると講和橋で蓮沼川を渡って反対側に出て、遡ると鉄柵で進行を遮断、直進の川の方が幅は広いが、科学万博記念公園を左巻に流れているように見える、機会が有れば調べて見たい。
ここは左に進む!科学万博記念公園の南端の広大な堤防が目に入ってくる、公園の木々が風邪を防ぎ、風が無ければ、もー春の陽気です。
左:行き止まりの鉄柵 右:科学万博記念公園
ここは科学万博記念公園の南側、ルートを探すと、左の田んぼのすみに道標が立っている「科学万博記念公園0.5`・万博記念公園1.1`」、示された方向に進み、科学万博記念公園の南側の土手を越え、芝生以外一本生えていない斜面に十文字に体を投げ出し青空を見上げる、大きな池の淵に到着。ぽっちゃん湖である。紅葉シーズンのぽっちゃん湖
左:水鳥と遊ぶ男女 静かです! 右:池の北側にはちょっとした湿原がある
公園内を真っ直ぐ横切って、池の中央の橋、マガモが数羽飛来。
湿地帯には飛び石が置かれ子供さんがピョンピョンと渡るのが面白所です、その終わりにマンサクが沢山植えられ満開。
左:マンサク 右:科学の門
1985年(今から17年前)開催の科学万博のモニュメント
つくバスの科学万博記念公園バス停は科学の門の側にある。
高さ10bの科学の門は健在である、釣り下がる飾りは見る方向から歴史上の科学者の顔が現れる、、機会が有ったら実験して科学者にお会いください。
ここで万博記念公園駅に向かう、ツバキが大きく育ち沢山蕾を付けふくらましている、咲きだしたら綺麗だ!続いて長い美しいイチョウ並木を過ぎ、テニスコート(プレイ中の人、周囲の木々ここでは風を防いでくれている)を右に見て公園内から抜け出す、再び「科学万博記念公園0.5`・万博記念公園1.1`」の道標に戻って、万博記念公園駅を目指す。
左:万博記念公園を目指す農道 右:記念のオブジェクト 岡本太郎作のオブジェクト
先ほど東谷田川が解れた地点に出て、万博記念公園は直ぐです。
万博記念公園から移されたオブジェクトだけがポツンと駅前に置かれている、広大な公園内に置かれていれば多くの人に愛されるところだが、ここは記念公園駅とあってシンボルが一つ欲しかったのだろう!
駅の周辺にはコンビニは無いので、従ってインスタントラーメンを厚い湯で頂けない、近くのカスミストアーには休憩のテーブルが置かれているがお湯のサービスポットは無い、まー突然訪れて暖かラーメンを頂くなんて虫が良すぎるかな?
TX万博記念公園駅のバス停は風を防いでくれず!たまらない寒さ、駅改札口には椅子も無い!
1985年に開催された国際科学技術博覧会会場はこの辺りに位置。その会場の中心から散策、今では万博記念公園や筑波西部工業団地とかわり、豊かな自然と企業の研究施設の集積地となっています。
定時にやってくる「つくバス」、ここから茎崎窓口センターまで300円、乗客は私以外お二人のご婦人のみ、バス内はポカポカであり眠気に誘われる!茎崎窓口センターで降りたが、乗込んだ状況でバスは発車して行く!
茎崎窓口センターから市民ホールくきざきの横を通り、稲荷川を渡り田んぼを横切れば直ぐですが、途中の天宝喜と城山団地の間の森は竹林でツバキ、ヒサカキ、シロダモ、シラカシ、ヤツデ、シュロ等が多く朝晩散歩を楽しむ人が多い農道です。
HP:わたしの天気予報