燕山(標高701b)・加波山(標高709b)

花の入公園から一枚岩を通り、天狗ノ踊場経由で燕山をへて加波山へ、ツツジがとても綺麗です!
   

日程:2013515(水)晴れ 


見頃のヤマツツジ 燕山中腹  燕山から加波山間の車道

コース

つくば市城山6:45=(国道408125R14)⇒花の入公園上部7:52―(0:20)→三差路:一枚岩・加波山道標8:12―(0:38)→渡渉点8:50―(0:08)→一枚岩・綱渡り8:58―(0:11)→天狗ノ踊場・加波山分岐9:09―(0:16)→9:25天狗ノ踊場9:29―(0:27)→中間点9:56―(0:12)→燕山稜線10:08―(0:02)→燕山山頂10:10―(0:04)→東屋10:14―(0:22)→加波山神社10:36―(0:09)→たばこ神社10:45―(0:13)→加波山山頂・加波山大神社10:58―(0:08)→林道出合・加波山登り口11:07―(0:15)→林道出合・加波山登り口11:22―(0:22)→一枚岩下り口11:44―(0:13)→天狗ノ踊場・加波山分岐11:57―(0:07)→一枚岩・綱渡り12:04―(0:36)→12:40花の入公園上部

 

512日は筑波山に、今日は加波山にやって来た。

 

 
オオツクバネウツギ(大衝羽根空木) スイカズラ科
花の入り公園に咲き素晴らしい

花の入公園入口の手前に駐車場とトイレがある。

 

 つくば市の田中交差点は国道408号と国道125号が合流する、更に筑波山を眺め北上するとR14R42(筑波山神社、筑波山への路)が合流し、R14R41と合流、ここでR41に移る、右につくし湖入口を見送り、樺穂小学校加波山登山口を見送って、()吉田製材所の看板が見えその後方に花の入公園の案内が有り、ここが入口で右折、直ぐに民家を離れ林道を走れば花の入公園駐車場でトイレも有る。

 

 

左:キツネアザミ(狐薊) キク科 右:アメリカフウロ(アメリカ風露) フウロソウ科

 

左:シャリンバイ(車輪梅)バラ科       右:コゴメウツギ (小米空木) バラ科


 

左:キンラン(金蘭)ラン科           右:トサミズキ (土佐水木) マンサク科

 

ここでちょっと休憩、花の入公園入口を見て更に走ると、左に家があり、花の入公園の上に出て、空地を道路の脇に停めて、道路から右折し公園を右に見て歩き出す。

 

 
オオツクバネウツギ (大衝羽根空木) スイカズラ科
小さな道標を見る、ここを右折

 

公園の縁を登り詰めると広い四差路、一本は右に進み、一本は斜めに下って車を停めた方向に下り、90度曲がって左の道を行く、ここにオオツバネウツギは生えている、そして明るい所に出て、三差路、ここに手製の道標「一枚岩・加波山」が置かれている。

直進の林道をそのまま進むと途中に車ゲートがあっって、このゲートから徒歩で天狗ノ踊場へ続くが、ここは右折し、一枚岩に向かう、道は車の跡がついている、こんな悪路を車で走る人は常連の人であろう?

 

左:クリ(栗) ブナ科
虫コブ:有害な虫こぶとして有名な、クリタマバチによるクリメコブズイフシ。
萌芽と共に出現しきれいな桃赤色で美味しそう!5月〜6月に成熟すると緑色になる。

右:ホウノキ 朴の木 モクレン科

 

この林道、私の車なら腹を打つだろうが、確かに走った跡がくっきり、木々の枝も良く茂り、車に触れるだろう、大きなホウノキ、ここが林道終点、停まっている車は無く、ここから加波山山頂まで人の気配は有りませんでした。

 

 
左:ウワバミソウ(蟒蛇草)イラクサ科 別名:ミズナ              右:ノブキ(野蕗)キク科

 

林道から離れると、狭い登山道、ちょっとヤブ道、ここを抜けると、まもなく沢の縁にでる。ここから一枚岩まで沢に沿って進み、徒渉点もある。

 


アオダモ (青ダモ) モクセイ科

 

渡渉点を過ぎると、まもなく一枚岩、筑波山周辺で一番大きな一枚岩、一見の価値は充分、私の好きな場所です。

 

 
左:一枚岩 筑波山周辺では大規模          右:フタバアオイ (双葉葵) ウマノスズクサ科

 
カンスゲ (寒萓) カヤツリグサ科
天狗ノ踊場・加波山分岐

 

天狗ノ踊場・加波山分岐です左はトラバースの登山道で天狗ノ踊場へ、天狗ノ踊場に着くと「一枚岩・加波山」の道標で別れた林道とに出合、この出合に燕山へ登る登山道がある。右は樹林帯の沢を進み、急登し天狗ノ踊場の先で同じ林道に出て、加波山へ登る道。従って燕山経由で加波山に登るなら左です。

 

 
左:キバナアキギリ(黄花秋桐)シソ科       右:ウラジロノキ (裏白の木)バラ科

 

トラバースの登山道が終わった所が、天狗ノ踊場の巨岩群の根元、ルートは有るが、不明な場合は、木々の根と枝を頼って上に向えば林道に飛び出る、天狗ノ踊場は巨岩の上、なかなかの見晴で休憩は気分最高!晴れていれば富士山が綺麗ですが、見えるタイミングはまれである!



天狗ノ踊場から燕山へ、ここから急登開始

 

 

ここの道標から燕山まで直登が続く、途中、小さな広場があり、ここは傾斜が緩み小さく下るが、ここ以外休み無く急登です!

 

 

 

 

 

 

 


 
左:ツクバネウツギ (衝羽根空木) スイカズラ科                  右:巨岩には近寄れない

 

急登の続き、ヤマツツジが綺麗、この辺りアカマツが多い、息を切らし登り切ると、まず小さな広場に着く、ここから山頂まで傾斜が続きますが見頃のヤマツツジが続き楽しい所!


 
左:ツクバネ (衝羽根)ビャクダン科 右:ヤマツツジの登山道

 

 登山道の脇にツクバネが群生、雌雄異株の半寄生植物でマツやツガなどの針葉樹の根に寄生して養分を吸収、雌花の4枚の羽根のように見えるのは包で、写真のツクバネはまだまだ小さく良く分からない。4枚羽根のツクバネの実は茶花として可愛く人気がある。羽根つき遊びは、この実を手で衝いて遊んだのが始まりと言われていますが私は自信が無い!筑波山の男体山や自然研究路に見られます。

 筑波山の男体山・女体山には、トウゴクミツバツツジとヤマツツジが多く人気だが、ヤマツツジの見事さは、この急坂の方が良い。

 

 
左:燕山 岩瀬から筑波山への縦走路、まだまだ前半                  右:ハナイカダ (花筏)ミズキ科

 

傾斜を登り切ると筑波連山縦走路に合流する、ここはJR水戸線岩瀬駅から雨引山を経て燕山の山頂の手前で、標高:701bの燕山山頂は直ぐである。加波山への通過点だが、今日はヤマツツジが燕山山頂を飾り美しいピーク、のんびりしたい所ですが展望は全く無い。加波山の標高:709bで花の入公園方向から見ると双耳峰に見えます

燕山から鞍部へ降り、登り返すと東屋があり、ベンチのある、ここは縦走路の休みでもある、NHKのテレビ鉄塔へは登山道を離れて立っている。岩瀬から筑波山縦走路の前半の位置だが、展望は無い。

 

東屋から、林道を下る、とても歩きやすい道で、花も綺麗に咲く誇る。

 

  
ズミ (酸実) バラ科 燕山から林道で加波山へ、途中に一本大きな木、ズミでしょうか?

 

 
ミヤマガマズミ (深山莢迷) スイカズラ科

 

 
左:ツクバネウツギ (衝羽根空木)スイカズラ科
右:ニガイチゴ (苦苺) バラ科 葉の裏が粉白色、果実は赤く熟し、甘い、小枝は苦味がある。

 

林道を下り切った所が樺穂小学校・加波山神社里宮方面からの登山道と八郷方面からの林道が合流して、加波山神社親宮の境内に入る。

 

 
左:セントウソウ (仙洞草)セリ科       右:ムラサキケマン (紫華鬘)ケシ科

 

加波山神社親宮の境内は大木に囲まれる、ここから苔むした大きな石段を一歩一歩登る。

 

 
左:加波山神社親宮から加波山山頂へ                      右:たばこ神社

 

石段が大きな岩の道になり、登り切ると加波山山頂になる、山頂には加波山神社本宮、たばこ神社、加波山天中宮、加波山大神社が置かれて、何処が山頂か判らない。

 

 
左:加波山天中宮は展望も良く、ヤマツツジも咲き、明るくお弁当を広げる人が多い!右:
左:オトコヨウゾメ(男ヨウゾメ) スイカズラ科

 

オトコヨウゾメは56月に枝先から散房花序を出し、510個ほどの白い花を垂らす、ガマズミの仲間は、花序を上向きに付けるが、オトコヨウゾメは垂れるのが特徴、花冠は5裂、雄しべは5本。

 

加波山山頂

 

加波山大神社に山頂(標高709b)の手製の標識が置かれ、近くの木にも吊るされている。ここが山頂らしく最高峰の様ですが、手製の標識でありちょっと心配でもある。

 

加波山山頂から、本宮路(加波山神社里宮経由樺穂小学校へ下る道)へ下る、ジグザグに下り切ると林道に出合、ここを右折し進むと、加波山神社親宮から下って親宮路(採石場を下って三合目で本宮路に合流する道)に向かう登山道に出合、ここもそのまま林道を進むと天狗ノ踊場へ向かうことができる。

 

この林道にはスミレ、ハナニガナ、ヤマブキなど咲き誇る。

 

 

 

 

 

 

 

 
左:オオジシバリ (大地縛り) キク科
ジシバリとの違いは、ジシバリの葉が丸いのに対し、葉の形が大きく細長いこと。
右:ハナニガナ (花苦菜) キク科
ニガナより花が美しいためこの和名がある。ニガナが花びらが5枚、ハナニガナは7枚以上というのも特徴の一つ。

 

 
左:ミツバツチグリ (三葉土栗) バラ科

花や草姿が似たキジムシロ、葉が羽状複葉なので区別でき、同様にオヘビイチゴは、葉が5枚の小葉からなる掌状複葉。
ヘビイチゴの花が、ミツバツチグリやキジムシロの花に似ていますが、
ミツバツチグリやキジムシロでは花茎の先で枝分かれして数個の花をつけるのに対して、
ヘビイチゴの花は花茎の先に1個だけつけます。
また、ヘビイチゴの花では、花弁の間に隙間があって基部の緑色の萼片が見えるのも特徴のひとつです。   

右:ヤマブキ(山吹) バラ科

ところで、シロヤマブキもヤマブキソウも4弁、ヤマブキは5弁。シロバナヤマブキは園芸種で5弁ですって。


 
左:チゴユリ (稚児百合) ユリ科
加波山から林道に降りる登山道にも多数、親宮路を過ぎて、林道に無数に生え、驚きました!
右:ミズキ (水木) ミズキ科

クマノミズキ(熊野水木 ミズキ科)があって、クマノミズキはミズキより一ヶ月ほど開花が遅いようです、
またミズキは葉が対生、クマノミズキは対生。6月には同じコースを歩く必要がありそうです。

 


エゴノキ (野茉莉) エゴノキ科

今年の枝先に白い花を14個下垂、一度見て確認すると忘れない。
筑波山の薬王院コースにも生えているし、自宅の近くの林に大木がある。

 

天狗ノ踊場方向に林道を進むと、右の斜面は大きく崩れた箇所が現れる、ここは、天狗ノ踊場に登る手前の「天狗ノ踊場・加波山分岐」で「加波山方面に向かうと林道出合になる」、ここがその林道出合です!

 

ここで林道も左に一人がやっと通過できる下りの登山道がある、ここを急降下すると「天狗ノ踊場・加波山分岐」に着く。



サワシバ (沢シバ) カバノキ科

クマシデ、イヌシデ、アカシデが似ている。雌雄同株、雌雄異花。
サワシバの花は45月に咲き、本年枝の先から雌花序が、前年枝から雄花序が垂れ下がる。

 

再び一枚岩を見て、花の入公園へ、

 

ベニバナトチノキ (紅花栃の木)トチノキ科

トチノキの花は白色、若葉が綺麗

 

今日は平日、花の入公園から燕山・加波山を縦走したが、加波山山頂で一人の男性に出会っただけ、静かな山あるきになりました。

 

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