文化の日 紅葉狩り&一枚岩 |
日程 2013年11月3日 (日)薄曇り 筑波山の北に位置する燕山と加波山は、JR水戸線岩瀬駅から筑波連山縦走路の中間にあたる。筑波山は標高:877bで縦走路では最高峰、JR岩瀬駅から御嶽山・雨引山・燕山・加波山・足尾山・きのこ山、最後が筑波山。JR土浦駅始発5:48に乗って、JR岩瀬駅6:47着‘筑波連山縦走’駅から歩き出すと筑波山には夕方16時頃、筑波山口バス停には18時頃、関東鉄道バスJR土浦駅行きがある。 今日は筑波連山縦走路の中間の燕岳と加波山を花の入公園から歩きます、筑波連山縦走路からは外れますが、一枚岩は、筑波山周辺で一番大規模の美しい滑沢です。
今日は、加波山の一枚岩(筑波連山縦走路から外れる)と紅葉狩りに出掛ける。加波山登山口は樺穂小学校の岩瀬よりに道標があり、民家を過ぎると加波山神社、登山口がある。樺穂小学校を見送り、しばらく車を走らせると「花の入公園」の看板がある、小さくR41から見逃し安い、ここを右折、民家を過ぎ、林道に入ると「花の入公園」入口で駐車場とトイレがある、この先トイレは無いのでここを利用する。さらに林道をクネクネ登れば、花の入公園の上部のアジサイや桜の遊歩道があって、左に2台分の駐車場がある。 コース 花の入公園上部10:40―(0:05)→一枚岩・加波山道標(三叉路)10:45―(0:10)→林道終点10:55―(0:15)→渡渉点11:10―(0:10)→一枚岩綱渡り11:20―(0:15)→天狗ノ踊り場・加波山分岐11:35―(0:13)→11:48天狗ノ踊り場・林道出合11:58―(0:23)→中間点12:21―(0:15)→燕山山頂12:36―(0:19)→加波山神社12:53―(0:17)→加波山山頂13:10―(0:10)→加波山取付点@(親宮路コース)13:20―(0:11)→加波山取付点A(本宮路コース)13:31―(0:10)→崩壊地・一枚岩下山口13:41―(0:13)→天狗ノ踊り場・加波山分岐13:54―(0:04)→一枚岩綱渡り13:58―(0:08)→渡渉点14:06―(0:22)→一枚岩・加波山道標(三叉路)14:28―(0:04)→14:32花の入公園上部 この駐車場の先に加波山山麓の林道入口、雨引方向からこの山麓の林道に入る、右から花の入公園を登ってくる遊歩道に合流、林道は見晴らしが良くなって、直ぐ三叉路、一枚岩・加波山道標(道標は手作り!)が刈払で壊されている、ここをこのまま直進するとまもなく一般車通行止めゲートがあって天狗ノ踊り場、崩壊地・一枚岩下山口、加波山取付点@/Aに向かっているから、この林道をのんびり歩く方法もあるが、帰路に使う方が良い!
ここは手作りの道標に従って、一枚岩経由加波山の林道に入る、荒れた林道ですが、驚くことに車の跡がある、今日も走っている(既に運転者は往復済み)。薄暗い林道を数回曲がると林道終点の広場があって、ここから登山道が始まる。
狭い登山道を抜けると、沢の音が大きくなって、沢に出合、足元はジメジメ、再び道幅は狭く、荒れて水が流れ、右の沢は美しい姿を見せてくる。
美滝の左に登山道は続く、続いて目の前におむすび形の大きな岩、ここは渡渉点、水量が無いと難なく通過、今日は水量が多く、おむすび岩の手前を渡って、右の斜面に薄い足跡があるので藪道だが、ここを迂回する。
渡渉点を迂回し、沢を渡り渡渉点の上に出ると、安定した登山道が続く。
渓谷がちょっと荒れ、登山道も荒れる、一枚岩が姿を現す、美しい、筑波連山の山々でこの滝が一番美しい!一枚岩の写真を紙面の都合で全部掲載できませんが、以下の写真で想像してください。
一枚岩に「一枚岩綱渡り」場がある、うっかり綱に捕まって渡ると足元が滑って危ない、あくまで足元の安全を確認し渡る必要がある。嬉しいことにこの綱は絶えず保守され切れる事は無い!
一枚岩綱渡りを通過しても一枚岩はまだ続く。
登山道は安定し歩きやすい、ミヤマシキミが沢を飾る。
歩きやすい登山道は杉林で薄暗い沢道に入る、石がゴロゴロ、浮石に注意、渡渉点はあるが、まったく問題はない、半分破壊の道標が現れる「林道を通って加波山へ・天狗ノ踊り場」の分岐。
天狗ノ踊り場は左折、道幅の狭い藪道が続くが木々に捕まって登る、一度緩く下り、大きな岩の下を明瞭はルートを進むと、大きな岩壁の前に着く、T字路で左コースがあるが、ここは右コースを選択しないと大変(始めての時左コースをとって失敗)、右コースに入り、迷ったら右へ右へと進むのが正しい。
コウヤボウキの群生、道の様な道では無い路が巨岩の下に続く、一人やっと通過の岩場、美しい紅葉が現れる。今度は通過不可能の岩穴を見送る、木々の根・幹に捕まって登りきると、天狗ノ踊り場脇の加波山側の林道に飛び出る。
林道の縁にはヤクシソウが群生、車の跡は有るが一般車の通行は禁止、この道を下ると花の入公園まで、逆に進めば加波山に着く。
天狗ノ踊り場の巨岩に登って一休み!ウラジロノキが赤い実を付けている、春には葉の裏が白く、可愛い小さな白い花が綺麗だった、ウラジロナナカマドもバラ科、那須や赤城山を思い浮かべる。
踊り場、巨岩が積み上げられ、上に登れる、数人ならゆっくり休める、小さな祠が祀られ、ここから燕山まで巨岩があって、山を守る人が時々登っている様です。 天狗ノ踊り場から林道に戻って燕山登り口に取り付く、一本の細い縄を使って登る。体を前に降り、木々の枝を両手でつかみ急登すること数分、左からややなだらかな登山道が合流、10月中旬頃‘ここ’ツルリンドウが咲く、今日は足元で寒い冬を待つ。 大木のアカマツの下を登る、ヒサカキが茂る、ミヤマシキミが赤い実を見せる、雌雄異株で実の無い株もある、3〜5月に咲くが花芽を付けて今にも咲きそうなものがある。
雑木林になって、傾斜がキツクなって、登りきると中間点、ツクバネの株が生え、数本のリョウブが紅葉で美しい、春には円錐状の花を咲かせる。 石垣の残骸、まだ半分、燕山への急な坂はこれからの続く、12月初旬‘ここ’に紅葉は見頃を過ぎるが、モミジが最後まで残って綺麗、このころ雨が雪に変わります、一番花が咲き乱れる季節は5中旬‘ここ’でヤマツツジが見事です。筑波山に静かですが花の多さは負けません、ただここは交通の便、登山道等があまり整備されず残念です。
春はヤマツツジが多く、ツツジの紅葉?と思ったが青々し、ところどころ花が咲き、まだ先のようです、登山道にツクバネの群落、雌雄異株ですが雌株が多く、美は大きく成長し、正月には間に合いそうです。 ササが高く深くなって、一度ゆるく下る、時期なら紅葉・ツツジが咲き誇ります、今日はどちらも時期はずれ、ササが今度は背が低くなって、燕山目指し筑波山周辺では一番の急登、筑波連山縦走で雨引山方面から縦走して来ても燕山の手前の長い長い急登に泣かされます。落葉で滑り、木々を飛び飛びよじ登る、足元は道なき道。 雨引山方面からの筑波連山縦走に飛び出る、壊れた「花の入公園」の道標が有るがこれも手作り、今までとは変わって登山道は広く、良く整備されている。稜線漫歩、直ぐに燕山、標高:701b、展望は樹林に囲まれ期待外れだが、美林、紅葉も素晴らしい。ここから加波山経由、筑波山まで道標が有って迷う事は無いが、風車のある丸山・一本杉辺り、足尾山を過ぎ湯袋峠間は林道歩きが多くツライ所です。
燕山から下って、ヒトツバカエデを見る、大きな木だが根元分家、葉に切れ込みが全くなし、先は短く尾状に尖る、オオモミジやウリハダカエデの様なカエデの葉らしくない! ちょっと登ると筑波連山縦走の案内がある東屋に着く、ここから林道歩きで加波山へ。
数回大曲の林道、樹林に囲まれ展望は無い、ひたすら下り坂、林道から離れ加波山神社境内に入る。
参道手前で、樺穂小学校から三合目経由の親宮路コースが合流、 参道を登って、加波山神社境内、ここから加波山山頂まで神社が幾つも続く、境内から石段を登る、大木の木々、美林です、登りきると加波山神社本宮で加波山山頂、標高:709bで燕山をちょっと超える。展望は期待できないが、燕山方面が見え美しい、筑波山・富士山が見えるが雲と樹林で確認はできませんが、神社とそれを覆う巨木の深さに感動する。
山頂で数組の登山者に出合い、加波山取付点A(本宮路コース)へと下る。
林道に出合、ここが加波山取付点A(本宮路コース)で、細い登山道は三合目で親宮路コースと合流して樺穂小学校へと下山、林道を数b左に行くと筑波山が雄大! 分岐に戻り、上下の無い林道を進むと加波山取付点@親宮路コースがある、樺穂小学校方面から二つのコース:親宮路と本宮路を上下に使って登る人が多い。
親宮路コースを見送り、ここから下りのみの林道をひたすら歩く、開けた箇所は一箇所でここは紅葉が美しい、同時に眼下に桜川市を見下ろすが今日は曇り空!
崩壊地・一枚岩下山口は燕山斜面の崩壊地が目印、ここから左の林に入ると、一枚岩下山口道がある、いきなりの急坂、一気に谷へと下る、10月終わり複数の台風の被害で木の枝が落とされ、谷は水害で道が荒れ、薄い足跡を探して下る。靴はビショビショ!
なんとか、天狗ノ踊り場・加波山分岐に降り、登山道はどんどん荒れてしまうが渓谷の美しさは変らない。
一枚岩綱渡りを通過し一枚岩を今度は上側から楽しみ下山。滑らないよう注意し一枚岩に上がってみるのも面白い。
一枚岩は水量は多いと美しいが、渡渉点が心配ですね、途中一人の男性と声を掛けただけ!
一枚岩・加波山道標(三叉路)に出ると、別世界! 花の入公園の駐車場は混み、ちょっと早い紅葉狩りを楽しんでいるようです。 |