沢向きの滝と首洗いの滝 |
日程:2020年10月13日 (火) 滝入不動尊と沢向きの滝
左:沢向きの滝 右:首洗いの滝 笠間市立岩間第二小学校の記事
コース
自宅⇒あたご天狗の森管理事務所 駐車場10:45=(林道)⇒乗越峠 ハイキングコース入口10:46=(林道)⇒駒場(滝入不動尊から団子石林道・難台林道へ向かう分岐)10:51=(林道)⇒団子石林道 団子石峠 八郷町/難台林道 小田五郎碑 難台城跡 難台山分岐10:53=(林道)⇒沢向きの滝の先10:58―(0:10)→首洗いの滝入口11:08―(0:08)→11:16首洗いの滝11:20―(0:06)→首洗いの滝入口11:26―(0:10)→沢向きの滝の先11:36=(林道)⇒11:36沢向きの滝11:48=(林道)⇒団子石林道 団子石峠 八郷町/難台林道 小田五郎碑 難台城跡 難台山分岐11:54=(林道)⇒11:54駒場(滝入不動尊から団子石林道・難台林道へ向かう分岐)=(林道)⇒乗越峠12:01=(林道)⇒12:02あたご天狗の森管理事務所 駐車場12:12⇒自宅
前回は滝入不動尊を見て沢向きの滝を見て来たが、今回は愛宕山経由に変えた、国道355号を石岡から北上、途中で国道355号は二分、ここは左折、JR岩間駅の手前で愛宕山への道標がある、JR岩間駅から愛宕山への登山者が5,6人歩いている、後は案内に従うと、あたご天狗の森管理事務所が建つ広い駐車場に着く、愛宕神社の大鳥居もある。
ここで管理人のおじさん(山をめぐり 愛宕山の周辺は知り尽くす)に沢向きの滝と首洗いの滝に着いてお聞きする、彼は初めて行く人は迷う事を前提に親切に教えてくれる。駐車場の奥の道を真っすぐ行き、乗越峠で右折、後は下って滝入不動尊へ着くという。滝入不動尊以降については:林道400b先に沢向きの滝、この滝から進むと分岐、この分岐を右折、しばらく行くと首洗いの滝の案内版(左側にある)が有り10分ほど。沢向きの滝まで一度行っている事を伝えました。彼は「見つかるかな?・・・」と言って心配そう!
左:乗越峠 右:駒場(滝入不動尊から団子石林道・難台林道へ向かう分岐)
乗越峠には広い駐車場、ハイキングコース入口でハイキングの人はここに停め団子石や難台山等に向かう、滝入不動尊は右折し山道を下る、下り切った所が滝入不動尊で、T字路で右折、滝入不動尊から団子石林道・難台林道へ向かう分岐で橋を渡り、直ぐ左折し、細道を行く。
左:団子石林道/難台林道分岐 右:左右がヤブで囲まれる 完全舗装
三差路だが、直進、完全舗装で両側がヤブ、軽車はギリギリでこすらないが普通車は滝入不動尊の無料駐車場に停めて歩いた方が良い。
左:この辺りに停める 右:崩れ箇所
分岐からヤブを抜けると、スギ林、舗装が切れた左に沢向きの滝がちらっと見える、この先道が荒れ、愛車なので停めるエリアを探す、狭い幅だが方向を変え済に停める。
歩き出すと崩れ地、ここ辺りに来ると、車はやや走りやすくなるが歩くほうが良いだろう。
大きく左に曲がる所に、右下に下る道(道かどうか不明)?でもここは右で、先に進む。
次に三差路、左に大きく曲がる道、ここは左の道をそのまま進む。
左:赤いテープが見つかる 右:右に沢が流れる 「首洗いの滝から流れる沢」
気になる「左のリボン」が気になるが滝に入口の路らしい踏み跡は無い、直ぐに今度は音の綺麗な沢、この沢に沿って進む。
左:駐車場が有る 右:☚難台城攻防戦 首洗いの滝 この上400b
右に2台程の駐車場が有り、直ぐ先のカーブに「☚難台城攻防戦 首洗いの滝 この上400b」が草むらに隠れている、前回は登り・下りにも気が付かない小さな板で、草に隠されていたようです、たぶん右の谷に気が取れたようで大失敗です(笑)!
左:深い谷 右:木々が倒れ、足元はクネクネ
「☚難台城攻防戦 首洗いの滝 この上400b」とある、滝まで400b? 後で「あたご天狗の森管理事務所のおじさん」に聞くと、滝までは200bで上の小屋(難台城攻防戦)まで200bとことで、どうやら400bは上の小屋までだったようです。
入口には薄い踏み跡、木々が倒れ歩き難いが、沢に沿っての道、極一般的な隠れ滝への道だ、一ヶ所足を取られ沢に滑り落ちそうな所があったが、アオキの棒に助けられた。
左:沢底に降りる 右:首洗いの滝でしょう?
首洗いの滝らしき物が見える、遮られた大きな岩をちょっと戻って急な斜面をよじ登って、何とか首洗いの滝の滝壺まで入れました。
笠間市立岩間第二小学校の記事:首洗いの滝 をご覧ください!
左:水量は微々たる量 右:滝壺もご覧の通り
大雨の後だと、入口から滝壺まで入れたかどうか!
林の中に隠れる滝 首洗いの滝
水量の多い時に来て見たいが・・・・・・入口からの道は変える必要がある
首洗いの滝を見る ある程度の覚悟が必要です
左:手前の分岐 右:手前の降り口は無視
帰りに見た分岐、上に行くと小田五郎像碑に着くそうで、難台山山頂に行けるとの事です、従ってここで首洗いの滝を見るか見ないかの分かれ目になっているようです。
左:大木のヤマザクラ 右:この前に停めた
車に戻って、林道から見える沢向きの滝の空き地に停める。
沢向きの滝
林道から川底に降り、滝壺に向かう。木々は倒木が多く流されここを越えて行かねばならない。踏み跡も無い荒れ地。
長年の月日をかけ、曲がれる水が自ら作った水路を流れ落ちる
滝の上部 水量が多いと一気に流れ落ちるだろう
更に撮影位置を上げる
愛国愛宕山ハイキングコースを何度も歩いているが
この迫力は初めて、四季を変え来て見たい
平日なのか人の気配も無く、静かな滝である
この滝を昔は整理たが現在はされず、自然のままで沢に枯れ木が倒れ「整備をする人も・見に入る人」も少ないようです、踏み跡は無いが検索すると多くのページが参考になる、滝は本当に見て欲しい所です。
この様な写真を見てもだめで、現地に入り実物を目にして、感動していただきたいものです。
そろそろ滝の森から抜けよう
車に戻り、左に堰堤が見える。
左:駒場(滝入不動尊から団子石林道・難台林道へ向かう分岐) 右:乗越峠
戻りも同じ、大きく立派な道標の乗越峠に着く、車の停める敷地は少ない所です。
あたご天狗の森管理事務所 駐車場
あたご天狗の森管理事務所に着き、案内のおじさんにご報告。「首洗いの滝入口の道標に400bと書いてあるが、入口から首洗いの滝まで200(私が150b以下0)bで、その上の小屋まで入口から400bだ・・・・」と教えてくれる、次回は挑戦したいものです。
*首洗いの滝は笠間市立岩間第二小学校の記事を参照して下さい。
笠間市立岩間第二小学校の記事
難台山のふもとの黒丸という所に、山脈の自然石を伝わって流れる長さ約八bくらいの滝があります。これを「首洗いの滝」とよんでいます。 今から六百年余りむかし、難台山城にたてこもった南朝方の大将小田五郎藤綱の軍勢と、一気に攻め落とそうと三千よきの大軍をひきつれて、館岸山の朝日城に対陳する北朝方の上杉朝宗の軍勢が、入り乱れて戦いました。 両軍の勇気ある大将は、この戦いで手柄を立てて、自分の家名を挙げようと大音声に名を名のりながら、相手の大将の首を討ちとろうと競って先陳へと進みました。
続く家臣の勇士たちも負けずに戦場を駆けめぐり、火花を散らしての戦いに両軍とも傷を負ったり、たおれたりする者数多く出て、水を求める人々で山中の池がまっ赤に染まりました。人馬たおれ、その死体をのり越えて戦う戦場の悲惨さ、すさまじさは目をおおうばかりでした。 小田五郎藤綱は常に七人の影武者を使い、その行動は常に神出鬼没で敵方の意表をつく作戦にでましたので上杉勢の肝を冷やすなど善戦しました。けれども上杉方の入れかわり立ちかわりの新手の攻撃に手を焼き、その上に兵糧功にあって遂に敗れました。元中五年(一三八八)七月十九日城に火を放ち一族と共みに腹を切って討ち死に落城しました。 この滝は、戦場で討ちとった名ある大将や勇将の血と汗と泥に汚れた首を洗ったのでその名がつけられました。 そのころのサムライは、戦で手柄を立てることによって身分の保障がされていました。戦で名のある大将を討ちとりその首を御大将に差し出して首実験を受けてその働きによって領地など配分もきめられたといわれます。 己れの傷の手当てにかかずらうことなく、敵の大将の首をこの滝で洗い浄め、鎧の袖に包んで大事に持ち運んだであろう鬼気迫る光景がしのばれます。 新緑にいろどられる美しい山肌を縫いながら、サラサラと心地よい音をたてて流れるこの滝川は、過去の悲しい歴史の足跡などさぐるすべもないほど、静かで美しい渓谷のたたずまいでした。 |
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