西上州:下仁田を囲む山 農耕の神・伝説を秘める山を登ってみた! 
稲含山(標高:1370b)物語山(標高:1091b)
  浅間山、妙義山、荒船山の展望!

日程:200436日 (土)早朝吹雪 稲含山 物語山

【稲含山】


荒船山   稲含山から

 

コース


群馬県国道254号富岡(上信越自動車道富岡IC入口)2:10⇒富岡IC入口を右に見送る⇒秋畑⇒那須⇒2:26那須登山口駐車場⇒神ノ池園地⇒2:45鳥居峠駐車場7:350:10)→林道終点―(0:20)→7:55尾根:稲含山山頂見える−(0:05)→8:00展望ベンチ−(0:15)→稲含神社−(0:03)→8:20稲含山山頂8:45−(0:25)→9:15鳥居峠駐車場9:209:55国道254号

 

群馬県の山で国道254号下仁田、上信電鉄下仁田駅から直接歩けます、鳥居峠に大きな駐車場があるというので、国道254号から上信越自動車道豊岡ICの標識を見て左折、秋畑に向って進む、舗装道路は那須を過ぎ、那須登山口まで続く、大きな駐車場があるが、神ノ池園地より先にも駐車場があるというので、更に先に進む。

一部舗装と未舗装を通過し、工事中の鳥居峠に着く、「登山者用」と看板があって、その横に停める。工事中らしいが、工事用の重機や小屋は無い。

 

夜が明けるまで仮眠、5:30目を覚ます、驚き車が積雪に囲まれ、なおもコンコンと雪が降り続く、予期していない事態である、天気予報を聞く:日本海に発達した低気圧が今夜三陸沖に抜ける、日本海は大荒れ、信州や関東北部は雪、多いところで40aくらい積もるという。

 

7時のニュース:「関東平野は急速に天候が回復」という、7:30ようやく雪は止んだ。

 

歩き出す、鳥居峠から稲含山登山口へ向う、約1`、緩やかに登ると送電線鉄塔が見え、右に大きく曲がると林道終点で、ここが稲含山登山道入口で案内図がある。下仁田から栗山をへて茂垣から登ってくる登山道が合流する。

 

登山道に入ると大きな鳥居、良く手入れされた登山道を緩やかに登る、階段が延々と取り付けられて歩きやすい。登り切って尾根に出ると展望の良いベンチがある、稲含山山頂が見えてくるとピークを下って、両側に谷がある鞍部を過ぎる、ここは柵が取り付けられ危険は無い。山頂を巻くように左が谷の道を行く、ここにも柵が取り付けられ、危険は全く無い。

 

難なく稲含神社の前に着く、神社の裏から展望も良い。女性用トイレあり。

神社からツツジの登山道を登ると数分で稲含山山頂に着く。

 

朝の雪には予想していなかっただけにこのように天候が早く回復するとは、お目当ての浅間山は見えないが、独特の山姿の荒船山は素晴らしい、群馬の山を代表する南小太郎山・日向山・日影山の三山、赤久縄(あかぐな)山、特に御荷鉾山の姿が印象的である。妙義山の荒々しい峰も何時見ても驚かされる。

 

 

まだ雪雲の中でハッキリしないが赤城山も見えてきた。目の前には小沢岳(標高1089b)「西上州のマッターホルンと呼ばれる」が鋭い峰を見せている、笠丸山2002413日)は小沢岳に並んでいるはずだが?

 

稲含山は西上州の山々の中で東端に位置し、標高は1370bとあって、西上州の山々の展望台として玄関から眺めるような展望で、これから西上州を登って見ようと思われる人は一度登られることをお勧めする、私も今日が初めて、4月下旬から5月初旬は、山頂に沢山ある、アカヤシオツツジがピンク色に咲き誇りきっと満足させてくれるでしょう。

 

雪は止んだが。強風が荒れ吹く山頂を後に下山、下仁田から茂垣を経由で登ってくる56人のグループに合う、雪が再び降ってきた、鳥居峠からの林道は雪があったが、すでにだいぶ融け難なく神ノ池園地を通過し、那須へ下った、心配の雪もすっかり上がり、今頃山頂に着いたグループも満足な展望を楽しんでいることだろう。

 

国道254号に出ると、快晴モードで妙義山が美しい、このまま帰宅するのはもったいない、国道254号から歩ける物語山へ向う。

 

【物語山】

山頂からの浅間山はとても美しい、今日は荒れ模様で、早朝から吹雪、そのせいか浅間山が一段と美しい、妙義山・榛名山・赤城山・浅間山の大展望です。

 


浅間山   物語山から

 

コース

 

稲含山から下山して

 

群馬県:国道254号下仁田から内山峠方向⇒途中:妙義山、軽井沢への道を見送る⇒荒船湖の標識を左折(荒船の湯より下仁田より)⇒深山(みやま)橋を渡ってすぐ登山口⇒駐車場:登山口の右、サンスポーツランド前(無料)11:30−(0:01)→阿唱念(あしょうねん)ノ滝分岐−(0:50)→12:25林道分岐:左折−(0:01)→12:25林道終点:登山道入口−(0:45)→13:00西峰との鞍部(コル)−(0:13)→13:15物語山の肩−(0:02)→13:15物語山山頂13:30−(0:10:一度に分岐に下って)→13:40西峰13:45−(0:15)→14:02林道終点:登山道入口−(0:40)→14:50サンスポーツランド

 

荒船湖の標識を見逃し、「荒船の湯」入口まで走ってしまった、この辺り国道254号は内山峠にさしかかりカーブも大きく見逃し易い。戻って、サンスポーツランド入口で橋を渡る、道路は坂になって右にカーブするが、物語山登山入口は橋を渡ったところだ。大きな案内板もあってここでは見逃す事は無い。

 

すぐ右にサンスポーツランド正門前に無料の駐車場がある、数10台可能。今朝まで降り続いた雪、悪路(走れなくも無い)という事で林道は歩くことにした、駐車場から道路を横切って、物語山の案内版を確認、左下に小屋を見て、沢を渡ると阿唱念ノ滝分岐で滝まで約40分。

 

林道には車の跡、走れそうである、水量の少ない沢(丹沢:幅は結構広い)沿いを登ってゆく、杉林を過ぎると鉄砲を担いだ猟師(休日だけの)たちがイノシシ狩り中

 

車の跡は彼らの軽トラックの跡で登山者ではなかった、土地勘を知らない場合は徒歩に限る。緩やかな登りで何度か大きくカーブするがカーブをカットする登山道は見当たらない。

 

30分ほど行くと大きな岩壁が右に見え、左頭上にメンバ岩が奇妙な形で見える。物語山までの歩行時間表示の道標が二回ほど現れる、ときどき沢にナメや小滝があって水場になっている。林道が二手に分かれ、右の林道はかなり急になっているが、登山道は左を行く、道標もある。

 

すぐ林道脇に登山道入口の道標が立っている、今朝までの雪の上には動物の足跡も無く、どうやら、今日は私のみらしい、どうやら、イノシシ狩の人々は物語山方面には入り込んでいないらしい。

 

登山道入口から林道を離れ、涸れ沢に下って、杉林に入る、いきなりの急登で大変な登山道である、立木に頼って登る、杉林から抜け、二回目の道標を過ぎ振り向くと木々の間から荒船山が大きく見える、一度緩くなってほっとするが、今度は石が敷かれたような登山道になってまた苦しい急登になる、階段が付けられ、ロープがあって、危険は無いがロープを頼りに登ることになる。

石畳が無くなって、歩き易くなると、稜線のコルに着く、休みたいが強風が吹き荒れ、とても無理だ、コルとは西峰・南峰の間で口を細くして口笛を吹く感じ。

 

左:西峰5分、右:物語山15分と落書きされた道標が建っている。

まず、本峰の物語山へ向う、ここまでくると登山道は踏跡程度、木の枝・根に捕まりながら登る、取り付くときは多少危険を感じたが、取り付いてしまえば夢中になって問題が有っても三点確保に集中する。振り向くと雄大な浅間山が木々の間に姿を現す、美しい!

その上、太いツツジはアカヤシオツツジだろう、稜線に沢山あって花期は鮮やかだろうな、右には荒船山も大きく、間もなく物語山の肩に着く。

ここからは平らになって、樹林の中を進むと浅間山方向が大きく開け素晴らしい展望の物語山山頂である。正面に浅間山、小浅間山が見える、浅間山の右奥には横手山、白根山。手前には鼻曲山、浅間隠山。榛名山、赤城山と続き、その奥に谷川岳だろうか真っ白の化粧した姿が見える。妙義山は模型を見るかのように峰々が見える、足元には山村風景画が描かれている。

 

山頂から5,6b先に進むと今朝の登った稲含山方面の山々が美しい。

 

アカヤシオツツジ、トウゴクミツバツツジの林に囲まれ、花期(4月下旬から5月上旬)に訪れたいところだ。

 

南峰は雪が深く今回はパス、ツツジのころ登ったときのお楽しみとしたい。

 

コルまで下って、約5分とあるが、西峰はルートもしっかりして、2分弱で到達、展望は本峰の物語山以上である、こちらは荒船山もクッキリ見える。

 

展望を楽しみ下山開始、往路を戻る、石畳の急坂はロープが有りがたい。

 

 

今日も物語山・稲含山も稜線は美しいツツジに飾られる、その時期に再チャレンジしたいものです。

 

HP:わたしの天気予報