常願寺コースを登って極楽寺コースを下る 小滝が多く涼しい

宝篋山(標高461b)  5月の連休で山頂は大賑わい、綺麗な小滝を楽しく歩きます!

 

日程201855日 (土)晴れ こどもの日

 

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筑波山が見え、美しい山頂

コース

宝篋山小田休憩所1035―(0:45)→新池10:45―(0:18)→沢の小路入口11:03―(0:14)→沢の小路出口11:17―(0:27)→長長坂11:45―(0:18)→11:53尖浅間山山頂12:00―(0:09)→野鳥の森12:09―(0:15)→12:24極楽寺・常願寺コース合流点(山桜の森)12:40―(0:08)→宝篋城跡12:48―(0:09)→12:57宝篋山山頂13:17―(0:09)→極楽寺・常願寺コース合流点(山桜の森)13:26―(0:10)→純平歩道分岐13:36―(0:08)→大岩群 純平歩道分岐13:44―(0:26)→慈悲の滝14:10―(0:10)→地蔵菩薩立像1420―(004)→14:24宝篋山小田休憩所14:25⇒帰宅

歩数:14,373

 

 

昨日も宝篋山(小田城・極楽寺コースを歩く)へ、SDカード不備でデジカメ不調で撮影不備、SDカード不備を確かめに出かけて見る。宝篋山小田休憩所に着くが、駐車場は満車、どうにか一番奥のヤブを切り開いた10台ほど停められる場所に一台の空きを見付け停める、直後に車がくる、早い者勝ちでした。下山時の14時でも数台分空いただけ、この人気はすごい!

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新池

 今日は常願寺コースに入る、田植えが終えた田んぼが続く、宝篋山が見え、人気の風景である、ザル池と新池がある、このコースは極楽寺や小田城コースに比べると歩く人は少ない。

 

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美しい田園風景

 美しい田園風景をノンビリ歩くと、足元には夏の花が春を追い越す、山を見上げても厳しい姿は無い、楽に登れそうな山に見えてくる。

 

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左:ニワゼキショウ(庭石菖)アヤメ科   中央:ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)キンポウゲ科   右:ヘビイチゴ(蛇苺)バラ科

 ヘビイチゴは真っ赤な実を付けだし、他のイチゴの仲間と比べ、なんとなく毒々しい。この実のイメージで蛇という名が付いたかも。登山者が足を止めて見て行く人はいない。

 

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左:ノイバラ      右:沢の小路入口

 道は二つに分かれ、多くの人はここで、沢の小路にはいる、沢沿いを歩く道で、普段歩けない自然の道、足元がぬかり、ぬかりを避けて通過する必要があるが、これがまた人気がある、平凡な歩みは人気が無い。

 路から離れ、巨岩の上に登る場所がある、連れ添った若いカップルが登っている、以前孫と登って見た岩で下から見るだけです。

 

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イトトンボ      オオアオイトトンボ?

 美しいイトトンボが2匹、専門家ではない私だが、羽の色が違っているように見える、ここでしばらく止まって観察、綺麗です。登山口でお子さんを連れたお母さん、彼女はバケツと昆虫網、子供も昆虫網をもつ、シマゲンゴロウを見せてくれた、彼女らに帰りの極楽寺コースで再開、一日昆虫観察だったようです。

 

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左:沢の小路               右:ジャケツイバラ(蛇結茨)マメ科

 足元に黄色い花、皆さん踏んで行くだけ!ここは見上げてください、このジャケツイバラを目の前に見るには筑波実験植物園へ、鋭い棘に触れられる、花に触れます、特に新芽が膨らむころ見に行くと、複数の芽が並び面白い。この近くでは宝篋山、筑波山に生えているが人の目にはあまり触れません、花は高い位置に咲き見上げるだけです。茎や葉の中脈には著しい棘がある。葉は2回羽状。花は黄色で美しく、5月に花穂を付ける。中央上の花弁には赤紫色の網目紋がある(筑波実験植物園で!)。大きな豆果には10個前後の種子が入っており、秋に裂開するが種子はなかなか散布しないで残っている。登山道を歩いていると幼いジャケツイバラが生えている、抜かないように、宝篋山や筑波山は自然宝庫の山で残したい!

 

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怪しげな巨岩    左:宝命の滝     右:天狗岩

 足元が悪いが、この辺り岩場が続く、小さな渓谷だが、綺麗な流れが続き、時々ここに来て見たい、暑い夏でもここはとても涼しい!

 

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左:尖浅間山    右:ナルコユリ(鳴子百合)ユリ科

 沢から離れ、スギ林に入る、くねくねと傾斜がキツクなる、長長坂辺りから更にキツク、スギ林が雑木林になって山桜が多くなる、この時期は桜の葉は満開、まもなく宝篋山分岐、ここを宝篋山に行く人は少なく、道は見えなくなってきた、直登すると、巨岩と山桜が重なり合う尖浅間山山頂(とがりせんげんやまさんちょう)、連休外なら人の少ない山頂だが、数個のベンチが埋まりちっと変わった光景、お元気な女性に聞くと「ここと宝篋山間を二度往復して・・・宝篋山は混み、お昼どころではない」とのことです、何故、二度も往復したかは聞かなかった?

宝篋山へ向かって下る、ナルコユリかな、アマドコロかな、これはナルコユリでしょうか、ホウチャクソウは茎が枝分かれして直ぐに解るのだが!

 

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左:野鳥の森          右:ヤブデマリ(薮手毬) スイカズラ科

 次のピークは合体木が立つ、コナラと山桜で、大きな看板が置かれている、宝篋山を歩くと木々が多く切られるが、フジのツルや面白い木々の変形は意識的に残しているようです、でも、極楽寺コースが行くたびに異なる風景になって、最近ヤマツバキの本数が少ないようなきがする?

 野鳥の森、小鳥は少ないようです、大きく下って、大きく仮払いされた、長く緩い坂を登り続ける、最後は左に大きくカーブし、登り切るとヤブデマリが一本、花を付け美しい、高崎自然の森や筑波山の裏側に多く、花に一個が小さく面白い。山桜の森で、手前の大きな岩で昼食中の女性、尖浅間山山頂同様に富士山が見える岩だが、無理。奥のベンチは人気が無く空いており、ここでお昼。

 山桜とコブシが多いところで、ここも良く手入れされ、以前の森が林に変わり、明るくなり、ベンチが置かれ、人の手がはいっている。コブシの大きな木に向かう路もある、コブシは、高崎自然の森やその周辺に多く、つくば市で立派な木をよく見る、白い花を咲かせ、宝篋山では人気の高い木です、散ると山桜、ツツジと続きます。

 

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左:宝篋城跡                       右:ヤブタビラコ(藪田平子)ヤク科

 桜の森から広い登山道を登って行くと、宝篋城跡への看板がある、細い道を上がると、やや桜の森の方向に逆行するが、数bで逆に左へ登る、宝篋城跡の跡地で使われないベンチが置かれている、訪れる人は少なく、静寂の雰囲気です。ここを抜けると、再び登山道に合流、数人の年配者が「宝篋城跡?・・・」と?「静かです、ここを登るだけで・・・」と告げると、お元気よく立ち寄っている。

 

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左:宝篋山山頂から筑波山、右奥が加波山                右:ウマノアシガタ(馬の脚形)キンポウゲ科

 宝篋城跡から広い登山道に出ると、人だかり、新しいバイオトイレが完成し、これに列を作っている、ここのバイオトイレは、オガクズを使って排せつ物を微生物で発酵させる水を使わない環境にやさしいトイレとのことで、今までは小さなバイオトイレや仮設トイレで対応していましたが,今回増設したことで快適に登山を楽しめるようになりましたと宣伝されている。

宝篋山山頂へは100b、登山道を行くと新しい階段が作られ、従来の坂道の手前でアンテナ塔に登っている、帰りに利用する道として、古い坂道を選ぶ、小田城コースからの道と合流し、宝篋山山頂へ登る最大の傾斜になる、子供たちにとって想い出の道になる。

登り切ると、富士山展望のポイントの鳥居をくぐる、今日は富士山が見えない。その上が山頂で宝篋印塔が祭られている。

「この茨城県指定文化財「石造宝篋印塔」は、鎌倉時代中頃のもので、関東での真言律宗の布教の拠点であった極楽寺の裏山に位置しています。宝篋印塔は、もともと宝篋印陀羅尼経というお経を納めた塔で、後に墓塔・供養塔などに使われました。内部には、このお経を納めれば、天災を免れたり、あの世で苦しんでいる先祖を極楽に導く事ができたり、この世で苦しんでいる人々、貧しい人々を救う事ができるなど、八つの功徳がある と言われています。」とガイドブックに説明されている。

そして、登り切れば真正面に双耳の筑波山が美しい、右に加波山が見える。残念だが晴れ過ぎ、遠望は期待できない。

右奥に山口コースが林に向かっている、山口コースは小田城コースを下り最初に分岐で入ることもできるが、万博記念の森や富士山や筑波山の景観良好ポイントは山頂から山口コースに入らないと通過できずダメである。

ウマノアシガタが山頂の裏に群生、ロゼット(根生葉)はゲンノショウコとよく似ている。また花がよく似て葉が3出するキツネノボタン、ケキツネノボタンなどがある。とても綺麗で、山桜の森にも咲いていました。

 

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左:霞ケ浦方面             右:山頂の宝篋印塔

 山頂のベンチは満席、霞ケ浦が望める斜面に腰を下ろし休憩、こちらも土浦方面が見えるが春霞で霞ケ浦の奥は確認できません、でも良く晴れ素晴らしい広さです。

 山口コースは富士山が見えれば下って見たいが、極楽寺コースを下ることにする。

 

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左:下山返し                右:巨岩の脇を通過

 極楽寺コースに入るには再び、山桜の森へ進む、山桜の森でコブシを見に行くコースがある、時期ならその道に入るが、今日は極楽寺コースに入る、いきなり大きな岩場を下る道があり、岩の前を通過。

 

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左:岩場を横切って下る             右:鬼の嫌いな木

岩場と木々の間を下る、ヤブツバキが伐採された所だ、ツバキは少なくなったが、通過は良くなったのかも、切られた幹が残っている。

ここを下り終わると、だいぶ道は緩くなる。常願寺コースへ向かう純平歩道の分岐がある、この歩道を一度は歩いて欲しい道です!

 

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左:コゴメウツギ小米空木) バラ科      右:ヤマウルシ(山漆)ウルシ科

 コゴメウツギは多い、空木と名が付くが、ウツギなどのユキノシタ科の仲間と異なり、バラ科、でも枝や幹に空洞がある。筑波山の登山道にも沢山生え、群落を歩く感じです。

 名札の付くヤマウルシでウルシの仲間で、山地に多いのでヤマウルシ。ウルシとの見分け方は、葉を付ける中軸が、赤い色をしていること。これは葉が緑の頃から赤いので、容易に見分けがつくが、高くて赤いかどうか未確認。ウルシほどではないが、かぶれには注意が必要ですが、この木は登山道脇にあって手で触れるが、小さい頃は自分の息子もかぶれて一週間ほど苦労したが今ではかぶれないかも?でも確かめはしない(笑)。ツタウルシはもっとかぶれが凄い、小田城コースには有るがこのコースには無いようです。ここを通過する時、男の子と女の子の家族が通過で登ってくるが、「ヤマウルシがあるよ」・・女の子「触るとどうなるの?」・・無言「」だとお父さんが説明を始める、家族が大笑いだった!

 

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左:ハハコグサ(母子草)キク科    右:大岩群 ワニの口に似ている

 広く明るい場所、上の斜面が伐採され上も明るくなった、ここには小田城コースへ向かう純平歩道の分岐で三差路、美しい滝が有って水場に来たのかイノシシに出合った事がある、数b先を駆け下りた猛獣でした!

 ところが、ここは新しく道ができ、イノシシも来ないような改良ポイントになっている、太朗こぶしがむき出し、元気に生き延びるか心配です、この太郎こぶしはガイドには記されているが、注意して確認する人はまずいない!沢にコブシを下から見上げる広場、ベンチもある。

 

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滝が続き、長い根が土をはい、沢を横切る根もある

 綺麗な小滝が続く、上から葵の滝(ワサビノタキ)、こころの滝、五条の滝、慈悲ノ滝(ジヒノタキ)と全て近寄れる。

 写真の長い根、沢を渡る細い根は感心をもった人がいるかどうか・・・まずいないだろう。

 

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左:美しい滝      右:ジャケツイバラ

ここにもジャケツイバラがる、高い所に咲き、まず見上げる人はいない、おじいさん・おばあさんと二人の子供、教えてあげると黄色の可愛い花を確認し感動。慈悲ノ滝を過ぎると、五輪塔分岐5,6人のグループはそちらに進む、ジャケツイバラを確認の家族はパス、聴くとこの家族は登り下りも極楽寺コースだそうです。極楽寺コースからも五輪塔が見えて、近いので「あれ、五輪塔って近いね・・」と女の子がつぶやく。

地蔵菩薩立像を教えてあげると、古い像に感動のようです、人気の宝篋山、まだまだ、新発見が多くて面白いところですね!

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