奥深く地味な山雨飾山標高:1963b) 登山路のブナ林が綺麗

 

日程 2000923日(土) 曇り雨    

山, 自然, 屋外, 木 が含まれている画像

非常に高い精度で生成された説明
雨飾山
双耳峰犬・猫の耳のように並んで聳える二つの峰をもつやまのこと、
筑波山の女体山・男体山、鹿島槍ヶ岳の南峰・北峰、谷川岳のオキの耳・トマの耳が特に有名

関東から長野市へは国道18号線か上信越自動車道で向かい、長野から善光寺の南を走る国道406号線で裾花川を遡る、鬼無里村を経由し、白馬村にて、国道148号線(糸魚川街道)で小谷村に向かう。姫川橋で小谷温泉に上ってゆく。

雨飾山登山口には広い駐車場があり、休憩舎もありトイレも付き奇麗だという。

電車なら夜行列車で大糸線南小谷駅、バスで小谷温泉へ。

昨日は高妻山に登って来た、下山後戸隠キャンプ場17:30スタートし、戸隠中社を経て戸隠で右折し鬼無里村経由で白馬へのルートに入る、鬼無里村で長野からの国道406号線に入り白馬方面へ、途中奥裾花自然園への道を右に見て峠をひたすら下る、数台の車に合う程度の寂しい峠である。

国道406号線はJR白馬駅のすぐ近くで国道148号線に合流、19:00白馬町で夕食、糸魚川街道を北上し、八方尾根や栂池高原への道を左に見過ごし、小谷村に入る。

中心地を過ぎ長いトンネルの手前に「次の信号右、小谷温泉」の標識を見てトンネルに入る、抜けた所に信号があり右折、後は標識に従い小谷温泉へ、温泉を過ぎ村営雨飾荘を過ぎると大きな看板があり、右折して雨飾山登山口駐車場へ、広い駐車場がある。駐車場の上にきれいな建物、小谷温泉休憩舎がありトイレ・炊事場もある。

国道148号線からここまでは舗装され危険な箇所は全く無い。20:00駐車場に着き、21:00熟睡、山登りを経験すると何処でも良く眠れる!(笑)。

コース 

雨飾山登山口駐車場5:20−(1:20)→6:30荒菅(あらすげ)沢−(1:20)→7:50稜線−(0:25)→8:40雨飾山−(2:00)→10:30荒菅沢−(1:00)→11:30雨飾山登山口駐車場

頚城山塊の西の外れに位置し「いつかは登りたい、気になる山」。。深田久弥。私も白馬山には幾度と登が、この山には登っていない、気になる山である。谷川岳も双耳峰、標高も同じという、気になる山、に、益々なってくる。

そんな思い出、早朝4:00起き、簡単な朝食、まだ暗い、5:20明るくなったので歩き出す、トイレと休憩場の後ろを緩やかに下る、すぐに湿原、ミズバショウが大きな葉を伸ばしている、木道を行く、河原の橋を渡るといよいよ登山道

湿原の木道から離れ、いきなり急坂がはじまる、5:30、大きなブナ林が迎えてくれる、30分ほど頑張って登ると大きなブナの幹に「50.7.23(水)」と記され、ピカソ的絵が書かれている(このような記念を残してはいけない、ブナ林に傷を付けると消えて二度と回復はしない! 再度訪れた時きっと書いた本人は心を痛めることであろう。)。

そこを過ぎて数分で急坂は終わり、ブナが多くなってとても気分がいい所に着く、ブナ林の幹が奇麗に並び思わず感嘆の声。尚、雨飾山山頂の登ることなく、湿原を見てブナ林を経て荒菅沢迄行き引き返しても充分楽しめます。

ブナを見ながら緩やかに登って行く、ブナ林が終わると再び急坂、涸れ沢を渡り、少し平らになり、下り坂、すぐの荒菅沢に出る、沢の水量比較的は多い、上部を眺めると布団菱(ふとんびし)と呼ばれる岸壁がセリだし、雨飾山の美しさを飾っている、鋭い峰が見えている。注意しないと登り口が明確でない、沢に下った道とほぼ同じ位置の反対側に登り口がある、美景に見とれ沢を少しでも登ってしまうと迷う所だ、沢を登らない様に気を付けたい。

沢を渡ると、笹平まで急坂が続く、まず、樹林帯の中を登る、手と足をバランス良く使いゆっくり登る、まもなく岩場に出る、見晴が良く尾根上で一休みし岩場に取付く、この日は風が強く飛ばされそうになる、雨飾山の中腹は見えるが頂上は雲に隠されている、荒菅沢の手前で同行した大阪のおじさんと岩場でカッパを切る、大阪から来たご夫婦も登って来る、岩場の登りは結構キツイが難なく上り切ると峰に出るが、山頂では無い。

金山から登ってくる稜線に出て、緩く下ると笹平、一番低い所に雨飾温泉からの道が合流する、風が雨を含み吹き付ける、飛ばされそうだ、岩場を登る、何も見えない、やっとの思い出山頂に立つ、凄い風だ、立っていられない、これでは記念撮影をして直ぐに下山だ。

晴れていれば、山頂は、北には朝日駒ヶ岳・鬼ヶ面山・鋸岳・針山、東には焼山・火打山、南には高妻山・大渚(おおなぎ)山、西には北アルプス人気ナンバーワンの白馬岳から始る大きなアルプス連山が雄大に眺められる。

笹平らに戻ると少し風が止み、大勢の登山者が登って来る、笹の原で風が来ない箇所を見つけ休憩、他の3人は急いで下山してゆく、彼らが去ってしばらくすると、新潟県の駒ヶ岳が姿を現す、青梅黒姫山(黒姫山はどれですかと訪ねる登山者がいたが答えられない)が見えるというが確認は不可能。

時々霧が晴れ、戸隠連峰の主峰高妻山が見える、霧の晴れ間に見える山々は美しいが直ぐに霧に隠れてしまう。

この嵐の中を大勢が登って来る、30人の団体、若い青年15人や6人のグループ、数組のご夫婦、10:30荒菅沢に着く。

荒菅沢まで行って先に行くかどうか判断すると言うグループが沢に下って来る、道はだいぶ雨で滑り易くなってきた。

10:50 ブナ林で合った若い男女に合う、彼らは明日もこの変に滞在するという、中止し明日山頂を再度計画するのが正しい選択と思うが、先に進んだようだ、ブナ林迄は比較的楽な登りで危険も無い、ここから先が本格的な登りで危険も多い、普段の登りより長い行程が予想される(3割くらい多く時間がかかるのでは!!)、山頂に着いても今日は雨が止まないし天気予報。

ブナ林を過ぎ、湿原までの道は雨に濡れ滑り易い、油断して一回転してしまった、まだそんなに濡れていないが今ごろ山頂の人が下山する頃にはさらに道が濡れ、大変だろうと、安全を維持しての下山は時間が掛かるし、雨の日は暗くなるのも1,2時間は早くなる。

やっと湿原に到着、木道を離れ駐車場に緩やかに登って行く、右の薮に山ブドウがいっぱい、甘酸っぱい味が疲れの喉を潤す、嬉しい気分(笑)。

駐車場には2人の男性、雨で今日は中止しを決意、明日早く登る予定に変更したという、大正解た!!村営の雨飾荘には有料と無料の露天風呂があるという、その2人は風呂に向かったが、私は車で長野へ向かうため風呂には入れない(眠くなってしまうから!)。

駐車場を後にし、村営の雨飾荘を経て、小谷温泉へ、小谷村で国道148号線に戻っても雨はさらに強くなっていた、国道148号線を白馬村へ、「長野・美麻方面」の標識に従い、国道148号線から左折、かつては青具峠を越えたが、今はトンネルを2個抜けると青具交差点、そのまま長野へ向かう、小川村・中条村(中条村を通過すると有料のトンネルを利用しなくて済む)を経て、国道19号線へ、標識に従い長野へ向かうと長野市街をパスし、上越自動車道 長野IC又は長野自動車道 更埴ICへ向かうことができる。

雨飾高原キャンプ場  5月下旬から11月初旬 問合せ:0261-85-1045

 JR大糸線なかつち駅、国道148号線で白馬方面から中土トンネルを過ぎ、最初の信号(小谷温泉口)を右折、約17`、約20分でキャンプ場に着きます。水洗トイレ、炊事場、洗濯機、乾燥機、温泉シャワー、レンタルテントなどが用意されている。ホームページ 雨飾高原キャンプ場を参照。

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