ヤマツツジ・ミツバツツジ・レンゲツツジが咲く 
荒山(標高1572b)鍋割山(標高1333b) 

日程 2006527日 (土)曇り

2008517アカヤシオツツジ獅子ガ鼻のツツジの大群
                         

つくば市発2:50、国道294号で下館市へ、国道50号に入り、桐生市街に入って国道353号にて富士見村の畜産試験所交差点で300bほど渋川市方向に走ると、富士見温泉バス停(ふれあい館)に着く。5:20 門を入ってすぐ大きな駐車場、手前には第二駐車場もある。前回の6:15発のバスが有り今日も期待したがこの時期は運行していないそうです。今日はバスで大沼まで乗って、大洞バス停から荒山・鍋割山を縦走し獅子ヶ鼻見晴台を経て国立赤城青年の家へ下る予定でしたが、午後から雨の予報とあって、箕輪からピストンとに変更。


梅雨空の雲に覆われる赤城山 最南端の外輪山 鍋割山の勇姿
畜産試験所交差点から

コース

箕輪:姫百合駐車場6:10―(0:05)―>展望台分岐6:14―(0:01)―>水場(枯れている)6:15―(0:03)―>二分6:18―(0:02)―>T字路「姫百合駐車場0.8`・荒山高原0.4`」6:20―(0:10)―>岩場の坂:カタクリの自生地6:30―(0:10)―>荒山高原:十字路6:40―(0:15)―>箕輪分岐6:55―(0:15)―>大木の松7:10―(0:05)―>広い笹原斜面7:15
―(0:10)―>7:25
荒山山頂7:30―(0:25)―>箕輪分岐7:55―(0:10)―>荒山高原:十字路8:05―(0:10)―>尾根8:15―(0:05)―>岩のピーク8:20―(0:10)―>二分・大岩群8:30―(0:10)―>鞍部8:40―(0:05)―>8:45鍋割山山頂8:55―(0:10)―>二分・大岩群9:05―(0:05)―>岩のピーク9:10―(0:10)―>荒山高原:十字路9:20―(0:20)―>T字路9:40―(0:05)―>合流9:45―(0:10)―>9:55箕輪:姫百合駐車場

国道353号の畜産試験所交差点から赤城道路に入ると、レンゲツツジが咲き、大河原、桃畑を過ぎるとズミも満開で沿道を飾る、上毛三山(赤城・榛名・妙義山)の赤城山は規模が大きくその外輪の中腹に位置する箕輪に着く、大きな駐車場でトイレも有る。


ズミとレンゲツツジの競演

ここは鍋割相吉林道が別れ、赤城道路と林道の間に登山口が有る、広い登山道は丸太の階段で樹林帯を登る、新緑が美しく、ヤマツツジがポツポツ現れ綺麗、まもなく展望台分岐の十字路、荒山高原へは直進し、ゆるく下る、杉林で水場ですが枯れている、右に曲がり、下りの道が分かれ、平坦の道を行くと二分、ここは道標に従がって左の道を進む。丸太の階段を登るとT字路、杉林はここで終わって、左に向うが、右の登山道(下山時この道を選択)を少し入るとヤマツツジ大群を作り美しい所がある。


ヤマツツジが咲き誇る

美しい樹林帯の中にヤマツツジ、ミツバツツジが次々と現れ美しく林を飾る、特にここはミツバツツジが多い。大きな岩がゴロゴロの登り坂になって、カタクリの自生地に着くが既にカタクリは消えている。岩が少なくなると滑り易いが再び岩場登りになる、岩崩れを左に見て巻くように登って行くと後5分の標識を見て、さらに登り切るとツツジに囲まれた荒山高原に到着。

荒山高原は荒山と鍋割山のちょうど中間地点で二つの山の大きな鞍部になっている。荒山高原から荒山も鍋割山も約1時間であり、荒山1.7`・鍋割山1.5`地点。

先に荒山に向う、いきなりツツジに囲まれた登山道に入る、梅雨空で展望は無いが足元にはスミレ、周りは途切れないツツジの群落が続く、まだつぼみが多く見頃は来週になるだろう、満開になった光景も凄いだろうがつぼみの多い姿は新鮮で綺麗だ。左に遠望だが一瞬浅間山の中腹が雲海に現れた、晴れていたら大展望であろう。

箕輪から登って来たとは別の登山道に出合う、ツツジに囲まれた登山道が背の高い樹林帯に入る、木々の間に現れる満開のミツバツツジは実に豪華。


ミツバツツジ

再びツツジに囲まれ、なお続くツツジに心踊らせながら、ゆるやかに登ると大きな松が現れ、展望が開ける所、残念視界はゼロである、一番大きな松は根元から幾つかに幹が分かれ一見の価値がある、その松の下を通過すると、今度は白樺の林、林床は笹の原、右方向が大きく開ける、左の斜面にズミの木が多くなるがまだつぼみで開花は1,2週間後だろうか。


つぼみのズミ

とても気分の良い尾根道がしばらく続き、スミレも多く咲き、広い笹原の斜面になる、休憩に良い場所です。

ここから直ぐに傾斜が大きくなって、急登、荒れ地をよじ登り、巨岩の間を登ればアカヤシオツツジが現れるが数輪残っているだけ、そして林の中に白い花のムシカリが咲き綺麗だ。


神秘的なムシカリが霧の中に現れる

最後は岩場の登り、足元に注意し頭上のムシカリを見ながら登り切ると荒山山頂に到着。霧で視界ゼロ、石祠が祭られた山頂は樹林に囲まれるが、少し先に下ると展望の良い場所がある。

ツツジの登山道を下って荒山高原に戻ると、ご夫婦がどちらを先に登るか悩んでいる、さっき通過したころより霧が濃くなってきた。

今度は鍋割山に向う、登山道の雰囲気は荒山とは異なって広い登山道が鍋割山まで続いており。まず斜面の左を緩やかに登る、荒山方向の展望が良い所だ。


アマドコロ

登山道にアマドコロが密集、今日のルートではアマドコロはここにしか無かった、この辺りスズランも咲くというが荒山から小沼方向に下る登山道に見られるらしい。

荒山高原から10分程で稜線に出る、ここから鍋割山山頂迄、数個のピークを越えるが大きな上下は無くツツジに飾られる花の道になる、赤城山最南端のピークは広く開けた展望台であるから楽しみ、ただ途中で大きく下る所が有って山頂と間違わないように。


ちっと変わったスミレ

足元に色の濃いスミレが現れる、荒山高原と荒山間の登山道の方がスミレは多かったがこのようなスミレは見なかった。

鍋割山・荒山(赤城山)を照会するガイドブックに紹介される光景の鍋割山への尾根道は高原状に広く開け、笹原の中に点々とツツジが咲いている。

登山道は広く良く踏まれまるで林道のようである、左右にヤマツツジの大きな木が重そうなつぼみを多く付け綺麗に咲いている。高原状の登山道が続き、ピークを1,2と越えて行く、その二つ目のピークには大きな岩があり、ここから下り、登り返すと細い道が分かれるが巨岩の先で合流している。三個目のピークはこの合流点、こんどは小さな丸太の階段を大きく下るのでちょっと心配になるところ、鞍部に着くと今日のコースで一番美しいヤマツツジの場所になっている。


鍋割山手前の鞍部にヤマツツジ

登山道のツツジの間に左の斜面に出られる箇所を見つけて入ってみると、更にツツジの多さと大きな規模に感動する。


ヤマツツジの林は見事

ツツジに囲まれた鞍部から樹林帯をゆるやかに登れば鍋割山山頂あっけなく到着してしまう。霧で視界ゼロは残念、次回はツツジ満開の時に登りたいが、ツツジと展望を両方楽しむにはこの時期難しい。

山頂から南方向に急降下する登山道は鍋割高原からの道で、男性が登って来る、今日で鍋割山登山回数180回とのこと:鍋割高原のツツジは満開(箕輪と同じくらいの標高)でこの辺りは来週満開のツツジが楽しめるとのこと、毎週登っているが高原から登る人は少なく静かでノンビリ歩けるが急登とのこと、なんでも今日は直ぐ下の林道からよじ登ったそうです、展望も良く、晴れていれば富士山も見えるという。

箕輪に車を置いてきたため荒山高原に引返さなければならないと言うと、次回は「鍋割山から獅子ヶ鼻見晴台経由赤城青年の家に下ると良いですよ」と教えてくれる。さらに「雪の鍋割山は最高です」とのこと。きっとスッキリ晴れて富士山展望が素晴らしいのだろう。

再びツツジに飾られた登山道を荒山高原に引返す、帰路も三個のピークを越えることになる、荒山高原手前で二組目のご夫婦にお会いする。

荒山高原から下る、カタクリの自生地で20人程の団体に出会う。

T字路で、登って来た道と違う方へ、ヤマツツジが多く、5,6分で登った道に合流する。今度は別の20人程の団体に出会う、お手軽で楽しいコースは人気が高い。

昼過ぎから雨の予報だったが、駐車場直前で降ってきた、車に乗ると大降り。出会った二組の団体らは足元が滑り、大変であろう。

車で大沼へ、箕輪辺りのヤマツツジ・レンゲツツジは満開でしたが広い駐車場の有る新坂平辺りまで上がるとレンゲツツジは薄く色付いた程度、覚満淵(かんまんぶち)に寄ってレンゲツツジを確認、雨の中、無数のレンゲツツジはつぼが薄いレンゲツツジ色(美しいオレンジ色)になっており、1,2週間後には咲きそうだ。箕輪では綺麗に咲いているが大きく環境が違うことに驚く。

前回富士見町まで送ってくれた、おじいさんにお会いするために名月館 027-287-8127 赤城山大洞湖畔 富士見町)に立寄る、おじいさんは不在だったが、おばあさんと息子さんの奥さんが暖かく迎えてくれた。黒檜山のアカヤシオは気が付かない内にその季節が終わってしまったと言う、今年のアカヤシオツツジは花の数が少ない年だった。大沼は大粒の雨、赤城山を離れると曇り空、国道50号は雨は降っていない、環境の変化は大きい。

覚満淵

赤城山の大沼(おの)と小沼(この)の間に有って、赤城山ビジターセンターンの前に入口がある、入口から数10b。浅い沼の周囲に湿原があって、駒ケ岳側にはレンゲツツジの群落があります、例年6月上旬には咲くそうだが、今年は1,2週間遅くなりそうです。
 

HP:わたしの天気予報