赤城山の中心部からツツジの花を鑑賞して南下
小地蔵岳(標高1574b)長七郎山(標高1579b)荒山(標高1572b)鍋割山(標高1333b)

 

日程 2008517日 (土)晴れ


銚子の伽藍付近のアカヤシオツツジ
茶の木畑峠と銚子の伽藍の吊尾根に可憐な
アカヤシオツツジが見頃を迎えていた


獅子ガ鼻のヤマツツジの楽園
鍋割山から岩場の坂を下るとツツジの楽園
今年は5年ぶりの花の多さとのこと!

 

コース

 つくば市3:20=(国道294号)⇒下館4:10=(国道50号)⇒桐生=(国道353号)⇒6:05富士見温泉バス停6:15=(関越交通バス)⇒6:50赤城山ビジターセンター6:50―(0:00)→覚満淵入口6:50―(0:15)→覚満淵東・鳥居峠分岐7:05―(0:05)→鳥居峠7:10―(0:10)→篭山山頂7:20―(0:15)→小沼・長七郎山登山口7:35―()→小沼・長七郎山分岐「長七郎山0.9`」7:55―(0:10)→小地蔵岳分岐8:05―(0:05)→小地蔵岳山頂8:10―(0:05)→小地蔵岳分岐8:15―(0:10)→長七郎山山頂8:25―(0:05)→砂の広場8:30―(0:05)→オトギの森・小沼分岐(オトギの森へは2本の道)8:35―(0:15)→オトギの森広場8:50―(0:10)→9:00小沼・オトギの森・茶ノ木畑峠分岐の三差路(オトギの森と小沼を周遊)9:05―(0:05)→茶ノ木畑峠9:10―()→さねすり岩(つつじが峰通り)・銚子の伽藍分岐:横引き峰9:15―(0:20)→銚子の伽藍9:35―(0:10)→尾根道9:45―(0:10)→東屋(椅子は壊れている)9:55―(0:05)→R15出合10:00―(0:05)→軽井沢峠手前の登山道入口10:05―(0:05)→軽井沢峠分岐10:10―(0:20)→休憩舎10:30―(0:15)→ひさし岩10:45―(0:15)→11:00荒山山頂11:05―(0:25)→箕輪分岐11:30―(0:10)→荒山高原11:40―(0:10)→最初の小ピーク11:50―(0:15)→12:05鍋割山山頂12:15―(0:10)→丸太階段終点12:25―(0:20)→獅子ガ鼻ツツジの楽園(鍋割高原)12:45―(0:30)→鍋割山登山口13:15―(0:25)→赤芝分岐13:40―(0:05)→赤城青年の家入口13:45―(0:05)→赤城青年の家(裏側)13:50―(0:30)→国道35314:25―(0:30)→14:55富士見温泉バス停

 富士見温泉バス停から赤城山ビジターセンターまでバスがある、始発は6:158:10,11:10,14:05,16:15」で覚満淵に7:00には入れる、今日家を出るのが遅く、6:00過ぎて、富士見温泉バス停に着く、駐車場に車を停め靴を履く時間はある、バスもやって来る、運転手さん「今日はお客さんだけよ!・・・ツツジの頃になると混むけど!  」とのことである、カラマツの新緑は日々濃くなっている、ところが箕輪バス停を過ぎるとまだ新芽、新坂平バス停のレンゲツツジ(観光客を引きつける群落、白樺牧場)は蕾みすら膨らんでいない、レンゲツツジは6月中旬だろう。峠を越えると左眼下に朝霧が立ち込める大沼がみえてくる。


足元の木道下から2羽のカモが泳ぎ出し

  バスは大洞に立寄ってから終点のビジターセンターに着く、最後まで乗客は私のみ、まず覚満淵、朝霧に朝日が当り神秘的な湖、レングツツジの頃なら左に入るが、今日は右の木道に入る、木道の下から二羽のカモが泳ぎ出し、半周し鳥居峠への道標に従う、足元にヒメイチゲが現れ、5分ほどで、鳥居峠駐車場に到着、数台の車が停まっている、ここは覚満淵の展望は良いところ、左の篭山はアカヤシオツツジのピンクで飾られている、さっそく細い踏み跡に入り、アカヤシオツツジの鑑賞、ちょっと訪れが遅かったようです、でも覚満淵との一枚写真は美しい、人気のスポットで一人の男性が岩の上にカメラを置いている。

 鑑賞の道は岩を幾つも越え上に続いており、登り切ると笹に覆われた篭山山頂、展望は良くない、右側の稜線を下る、左の関東平野方向は雲が広がって雲海だけ、筑波山も見えない、前方には小地蔵岳が見え、大きな岩を上下し足場の悪い道無き道を下る。

 売店の左側を下るとケーブル跡の階段、右側の車ゲートを少し入って見ると道標が利平茶屋を示して、長七郎山には続いていない「利平茶屋への道は、売店の左側からケーブルカーの跡に残った長い石段を下る、約950段である、鳥居川が深い、利平茶屋から一ノ鳥居まで約6`の舗装道路は辛い、利平茶屋に車を置き、篭山から駒ケ岳&黒檜山をピストンすると面白い、ツツジの奇麗な登山道になる」、戻って大きな案内版の横に立つ、小沼(この、大沼は「おの」と呼ぶ)・長七郎山の道標に従う7:35

 ジグザグに登れば「関東ふれあいの道」で安定し、右に小沼を見ながらのんびり登って行く、ご夫婦に出会い、朝の挨拶、ここにもヒメイチゲが多く見られる、7:50 立派な木の階段を登ると小沼と長七郎山の分岐 7:55 に到着。

分岐は明るい広場になっている、小沼への道を見送り、左右樹林に囲まれ、木々の間から地蔵岳と小沼を見ながら、広い道をのんびりと長七郎山へ向かう、のんびり散策するにはとても良い道です、ツツジが多くなって小地蔵岳入口 8:05から小地蔵岳に寄って見る、入ると芝生が広がっている、左奥に登山道、笹に覆われた道が小地蔵岳山頂まで続き、山頂で行き止まり、展望は木々の間から地蔵岳は見えるだけ、山桜の大木が花を咲かせている。

  小地蔵岳入口8:15 に戻って、芝生を横切る、東側が切れ落ち展望が良い、ツツジ(コメツツジが多い、開花はまだまだ先)だらけの登山道を登って直ぐに長七郎山山頂に飛出る、8:25。地蔵岳から鈴ケ岳まで見え展望は素晴らしい。

  賽ノ河原のような、火山特有の砂礫地が広がる尾根道を右に小沼を見て下る、道標の所で右折(左に道がある)、荒れた急坂、また砂礫地の広場に出る、ちょっと下ると大きなT字路にオトギの森方向が2方向と小沼分岐になる、左の広い道はオトギの森を右下に見て進み、今日は下に向かう道を行く、大きく下り、平坦になると右は谷、時々ロープが張られている、展望の良い所でロープに寄って、眼下を見下ろすと、凄い谷が見え底にが見える。

  登山道は樹林の中をクネクネと続くが、良く手入れされている、谷の向く側にアカヤシオツツジに飾られた岩峰(後で通過する銚子の伽藍の方向である)が見える、地図にはオトギの森の手前から銚子の伽藍への道が帰されているが確認できない、先に進むと古い「銚子の伽藍」の標識を見ると、ブナに囲まれた明るい広場に出る、ここがオトギの森広場8:50 小沼から林道がここまで続いていたようです、銚子の伽藍へと水平の道をしばらく行くと、舗装道が壊れ枯れ沢のような道に変わる、右の沢に残雪を見る、ゆるやかに登ると、長七郎山を下った所で分かれた道が合流する三差路に着く。

 9:05背の低い笹に覆われた細い登山道に入り、茶ノ木畑峠へ向かう、5分ほどで茶ノ木畑峠に着く、左に道があるが、右折に尾根道に入る 9:10

 そのまま、ツツジの林を行くと、つつじが峰通りの分岐R16とほぼ並行して赤城神社へ下っている) 9:15 、ここは銚子の伽藍へと向かう、アカヤシオツツジの群落が始まる、ちょうど見頃です、地蔵岳の展望も良く、細い尾根道だが気持ちの良いところです、横引き峰と呼ばれるこの辺り、つつじが峰通りから登ると横に長い峰になるのだろう、道は良く踏まれている。

 9:30 尾根から離れ、林床にバイケイソウが広がる所に下る、続いて樹林の急降下、眼下に沢(粕川)、ここが銚子の伽藍である。

 9:35銚子の伽藍の谷底に到着、音だけが聞こえる滝のすぐ上を渡渉「水量は少なく渡渉には問題は無い」する、落ちたら命は無い!

 ここから急坂を登る、アカヤシオツツジが咲き10分で尾根に出る、地蔵岳や長七郎山が大きく見えている、さらに背の低い笹の吊尾根の急坂が続き、大きく蕾みを膨らましたシロヤシオツツジが有る、この道はあまり歩かれていないようです、さらに10分で東屋に着く 9:55 東屋は屋根がしっかりしているが、ベンチは壊れている。

 左下にR16が見え、笹の道を進むと、その車道に出る、R16のピークが千石峠だろう、5分ほど舗装道路歩きをすると、荒山に向かう登山道(軽井沢峠の手前で)があり、良く踏まれている、入るとすぐ、軽井沢峠からの「関東ふれあいの道」に合流する 10:10 。ここから荒山を巻くように水平の道(上下は2度ほど)が続く、一本のアカヤシオツツジが咲いていたが、ここはツツジが少ないようです、大きな崩れ地を経て、巻道に飽きた頃、休憩舎に着く 10:30

 ここから急坂、木の階段、ひさし岩 10:45 山頂まで標高差60b、続いてシャクナゲ(多くは無い)が咲き、さらに密になったツツジの尾根道を登ると、大きな岩場にアカヤシオツツジが咲いて荒山山頂に飛出る 11:00

 11:05 赤城山の山々を展望し、荒山高原に向かって下る、ここも大きな岩場でアカヤシオツツジが咲いて奇麗です、まもなく樹林を抜け、左側の展望が開け、右にはツツジやズミが多い稜線を下る、大きな松があって、とても気分の良い登山道ですが短い間でちょっと惜しい。

谷を挟んで左に見える山の中腹はアカヤシオツツジで奇麗に飾られる。傾斜が大きくなって広い尾根状になると、大きく蕾みを膨らませたツツジが次々と現れ、開花が望まれる。 樹林帯に入り、ツツジの林を下って行くと、箕輪分岐、さらに密度の高いツツジの間を下り切ると荒山高原に出ます、数日後に開花しそうなツツジで飾られている 11:40
荒山と鍋割山を登る人は箕輪バス停、車なら姫百合駐車場を利用する人が多い。


荒山高原から登って二つ目のピークから振り返る
レンゲツツジが咲くと美しい稜線になる

 荒山高原から左の展望を見ながら、登り、小さなピークを過ぎ、次のピ―クまでの間はレンゲツツジが多い広い稜線、大きなピークから少し下って、樹林帯に入り、ツツジの多さに驚きながら、さらにピークを越え、今度は大きく小さな丸太の階段を下って、登り返すと難なく鍋割山山頂に到着 12:05 ほとんどの登山者はここから荒山高原に引返す、思い切って赤城青年の家に下ったが、今日のハイライトになったツツジの大群落に出遭い満足です、ただ、岩場の急降下がまっていた。

 赤城山最南端の鍋割山は展望の良い山頂だが、雲の多い空には見える山々が無い、冨士山も大きく見えるそうです。眼下に赤城高原が広がる、12:15 丸太の急坂階段をくだる、長い長い! 階段を下り切ると、ツツジの多い林を緩やかに越えてゆく、12:25 いきなり目の前に岩場の急坂、ミツバツツジが見事に咲き、時々足を止めるが、手強い岩場の急降下は慎重です。


急降下の岩の道、美しい姿を見せるツツジ
これより標高を下げるとヤマツツジの分野になる

 時々榛名山の方向から雷の音が聞こえる、こんな岩場で雨になったらと、不安に思う、山頂を下り始めた時から鈴の音が聞こえ、先を行く人を確認していたが、やっとその女性の人に追いつくと「もー少し下るとツツジが咲き誇り奇麗ですよ!」と言う、聞くとこの下の登山口に車を停め、荒山を往復したのだそうだ、毎年登っており、この岩場も慣れているらしい。

 突然目の前に、咲き誇ったツツジの大群落、斜面がツツジ色に染まる、「今年の花は5年に一度の多さだ!」と彼女は説明してくれる。さらに中心部に下ると私達の周囲はツツジに囲まれる、ただただ驚きの光景です。すっかり雷のことを忘れ鑑賞、何時の間にか明るくなって雷の音は聞こえない。


ズミとツツジ

再び岩の急降下、今度はズミが満開、背の高い笹に囲まれた登山道を下る、T字路に出て、鍋割山への別の登山道が分岐、ここが鍋割山登山口。彼女の話だと、その別の道は。今下った以上に急坂であまり、登る人は少ないらしい、と言うが、二人の登山者が登って行く姿を見送る 13:10

大木のドウダンツツジを見て、石畳の道を下って杉林を下ると、5,6台停まった車道に飛出る、5,6台の空間、車の彼女とはここでお分れ、左に数b進み、三差路で右折し、ひたすら赤城青年の家へと下る、赤城国際カントリークラブを経て、赤芝分岐、まもなく右に登山道が現れ、この道に入ると直ぐに赤城青年の家の裏に着く 13:50、バス停は赤城青年の家の一番下にあるが、一日3本「富士見温泉行き9:07,13:07,17:37」であり、富士見温泉へ向かう、国道35314:25に出て、鍋割山が良く見える国道を歩き、菜の花とレンゲツツジが奇麗に咲いている、富士見温泉14:56着。 鍋割山登山口から国道353号は舗装道路歩きですが、赤城山の長い裾野歩き、緩い下り道です、民家の周囲に広がる風景はとても素敵で、交通量も少ない。

国道353号で桐生、後は朝きた道を引返す。

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